日付無視して書いてるんで、今さらだが。

 この1月16日、ヅカファン界が震撼した。
 全組に渡る組替え発表だ。

 その是非についても、劇団についても、ここで言及する気はない。仲間うちではいろいろ話しているけど、それはここで書くようなことでもないさ。

 ただ今回のことで、ごく個人的にわかったことがあるんだ。

 わたしの贔屓組がどこかということ。

 ええ。
 ヘコみましたのよ、ウチの組から3人もいなくなることに。

 ……ウチの組? ウチの組って?

 2002-12-26の日記に書いてある。「昨日の人事異動により、わたしとCANちゃんは星組を応援することに決定。」と。
 ケロちゃんの異動に伴い、わたしの贔屓組は星組になった。ワタルくんファンのCANちゃんが星組ファンになるのと同じく。
 「ウチの組」とはすなわち星組のことだった。
 ウチの組のトップスターと言えばワタさんのことだったし、スケジュールもローテーションも星組中心に回っていた。

 なのに。
 今のわたしは、星組を中心に考えていない。

 何故? いつから?

 
 えーと。

 最近とみに痛いまっつファンとして認知されているわたしだけど、ちょーっと待った。わたし、まっつのことは昔から好きだったよ? この過去日記あさってみても、ずっと好きだって書いてあるよ?
 2004-05-29の『NAKED CITY』ですでに「まっつファン」と書いているし、2004-01-20の『天使の季節』新公でもそう書いてる。2003-06-17『野風の笛』新公でも、まっつについて語っている。
 もともと好きだったんだってば。それはたしか。

 でも、そのころと今は、確実にチガウ。

「まっつファンになったの最近だから、昔のことはよく知らないの」
 とゆーのが、正直なとこだ。

 最近って?

 
 ターニングポイントは、『マラケシュ・紅の墓標』だ。

 しかも、博多が決め手。
 『マラケシュ』の美しく哀しい世界に魅せられて、憑かれたよーに大阪と博多を往復した。
 あそこから、すべてが変わったのだと思う。

 自分しか愛せないリュドヴィークの満ち足りた哀しい微笑みに魅了され、それと同時にクリフォードの儚げな可憐さに夢中になった。

 『マラケシュ』がなければ、わたしはあんなにも花組公演に通わなかった。
 繰り返し観ることによって組子の顔をおぼえ、名前をおぼえた。愛着を持つようになった。

 つまりは、オギーだ。

 もともとわたしのツボにハマるオギーワールド、その画面、音楽、テーマ、ストーリー、ふつーに「オギー新作」ってだけでも十分吸引力がある。
 そのうえ、あて書きのオギーが、その生徒のイメージに合うものを書いた。オギーの世界観の中で生徒たちは、残酷なまでに持ち味をさらけ出すことになった。

 もともと好きだった人たちの、さらに「わたし好み(=オギー的)」な部分を、目の当たりにしたわけだ。

 だからこそ、これまで以上に寿美礼ちゃんにハマったし、あすかちゃん他もさらに大好きになった。
 そして。

 まっつにハマった。

 
 いくらオギーでも、中心にいるのが好きな人でなくてはここまで傾倒しなかった。現にわたし、『バビロン』はぜんぜんダメだもん。主な出演者に苦手な人が多くて、どーしてもたのしめなかった。
 もともと好き、のうえにオギーが来ると、破壊力絶大なんだ。

 
 そして今。
 いつも全組観るし、人よりも作品でリピートを決めるので、贔屓組を意識して決める必要はとくにないまま過ごしていた。
 それに、全組に好きな人いるしさー。どの組もたのしく観てるしさー。
 贔屓組なんて、関係なかったよ。

 ……この発表までは。

 ウチの組から、3人もいなくなるの?!
 てゆーか専科ってナニ、専科って!!

 他のどこより、問題にしているのは「ウチの組」。

 そうか。
 ウチの組なんだ……。

 
 そしてもちろん、組云々よりも。

 まっつの隣からそのかがいなくなることが、かなしい。
 よりよってわたし、組替え発表の2時間ほど前に、某金融関係のIDとパスワード、「mattsu」と「sonoka」にして登録してるし。コンビへの愛を込めて。……しくしくしく。

 

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