彼は、ジーンズにハイヒールの男。@DAYTIME HUSTLER
2005年11月14日 タカラヅカ 初見のときは、いちばん後ろのいちばん端っこ。
2回目のときは、最前列センター。
この両極端な座席で、いちばん感想に変化があったことは。
かしちゃんの、脚の長さ。
雪バウ公演『DAYTIME HUSTLER』の話。
いやあ、最初に観たときね。
オープニング、コーラスする若者たちの中にいつの間にかかしちゃんが混ざっていて、パッとライトが当たって登場するその瞬間。
ジーパンはやめてええぇぇえっ!!
と、叫んだもの、心の中で。
もうね、はらはらしてね。
ローライズのジーパンなんて、なんでそんな、脚の短さが強調される服を着るのかと。
イケてない教師の役だからか? かっこわるい設定なのか? でもでも、タカラヅカなんだから夢が見たいのよ、短足設定なんか嫌よ嫌、早く衣装替えて〜〜っ。
人は善いけど外見には構っていない鈍くさい教師、ローリー@かしげが、イケメンホストに変身するところを、心からたのしみました。
コスプレ当然のホストクラブ!
よかった、私服のナチュラル系じゃなくて!!
「いちばん似合う服」と称して、黒タキで現れたときは、心から拍手喝采しました。
そうよっ、かしちゃんはこーゆーのが似合うのよーっ。
王子様なんだからぁあ!!
今まで、かしちゃんの脚の長さなんて気にしたことなかっただけに、びっくりしました。
そうか、そんなところに弱点のある人だったのね、かっしー……。
ことさらにコスプレしてなくても、スーツだと気にならないの。ただ、ジーパンはダメ。勘弁。
しかもジーパンなのに、ありえないハイヒール履いてるし。オシャレでジーパン穿いてる設定じゃないよね……だったらあんな靴履かないよね……しくしく。
そんなふーに、ローリーせんせが似合わないジーパン姿でうろうろするたび、はらはらし通しだった、1回目の観劇。バウホールのてっぺんからの視界。
ところが2回目。
最前列センターで観たときは、脚の長さもジーパンも、まったく気にならなかった。
真下から見上げているわけだし、そもそも足首見えないし。
そうか……見下ろす視界だと、脚が短く見えちゃうわけだ。
かしちゃんのせいじゃない。せいじゃ……ない……よ、ね?
でもやっぱり、ジーンズ姿はちょっとつらかったよ、かしちゃん(苦笑)。
それはともかく、よかったねかしちゃん。
バウ主演3作目にして、はじめてまともな作品!
『ささら笹舟』も『アメパイ』も観に行ったけど、どっちもひどかったからなー、作品(笑)。
冴えない教師が、イケメンホストに変身! そのホスト業で殺人事件に巻き込まれる! てのは、2時間ドラマでありそーな、ありがち満載でじつにいいですよ。
うっかり壮くんトニーのことを先に語ってしまったので(真っ先に語りたいことが壮トニーって?!)、負けじとローリー@かっしーを語りましょう。
正直、つっこみたいことだらけです、ローリーせんせ(笑)。
元不良で詩人で熱血教師で、実はイケメンで、という設定のものすごさ。
とりあえず、いちばんわたし的につっみこたいのは「元不良」ですわね。
なんつーか、不良に見えないんですよ。
あの人畜無害の顔を見ていると、「おとーさんだってな、若いころはなかなかワルだったんだぞ」と息子の前で虚勢を張っているヘタレさんのように聞こえてしまいます。
ホストクラブに紹介してくれた、生徒のジョニー@らぎくんが言う通り、「女性にとって、男はワルの方が人気」だから、経歴に無理から付け加えてみました☆な感じがするのね。
元不良設定だけは、苦笑しちゃうからない方がいいなあ、わたし的に。
「彼女が初恋だったの?」
「俺は14のころから、バーの女たちと遊んでたんだ」
と続く会話も、すごくすごーく、くすぐったいというか、「武勇伝のつもりかお前。んな嘘つく方が恥ずかしいってばよ!」な感じがしてね……なんか赤面ものでした、ローリー青年。
えーと。
かしちゃんの「新しい魅力」発掘のためなのかしら、小池せんせ。こんなどーでもいい設定をわざわざ作っているのは。
「ほんとはワルな貴城けい」?
今までの「王子様」「貴公子」以外のセクスィな男の魅力を示そうとした?
そーゆー意図があったのかもしれないけど、わたしにはただただもー、くすぐったくて恥ずかしくて、いちいち身悶えてしまった。
あー、恥ずかしい。
たぶん、「いちいち台詞で宣伝する」から、恥ずかしいんだと思う。
本人が言うとかっこわるいので、台詞ではなく流れでわからせるとか、あるいは他の人物に言わせるべきだったんだ。
ワルに見えない「いい人」キャラが「昔は俺もワルでさー、女泣かせたんだよなァ」とか言い出しても、なまぬるい笑いが返るだけでしょ? なにソレ、かっこいいつもり? みたいな。
「移転推進派」のおばさま方(ただいるだけだった、あの人たちね)に、
「あのローレンスって教師、今はあんなふーにやぼったい格好でおとなしいふりしてるけど、昔は不良だったのよ」
「知ってる。女関係も派手で……泣かされた子も多かったのよね」
「だって、かっこよかったし……」
「ちょっと投げやりな感じが素敵だったわよね」
とか勢いよく語らせたあとで、はっとして、
「そんな素性の教師は問題よね」
「そうよ、今はあんなにもっさりしちゃってるし。じゃなくて、理事会に逆らう不穏分子だもの、排除すべきだわ」
とかゆーふーに、あわてて非難する会話に持っていく、とか。
彼の昔を知る女性たちが、ついつい彼を誉めそうになって、それを撤回して非難する、てのがポイント。
これなら、今がどんなに「安全パイ」でも、昔は「危険な男」だったと印象づけられるかなっと。
そーいや基本設定でひとつ疑問があるんだけど、ホストに変身する前のローリーは「冴えない教師」でいいのよね?
生徒に人気はあるようだけど、べつに彼に恋している女生徒もいないようだし、ほんとにただの「いい先生」「みんなのアニキ」として慕われているのよね?
「道を歩くだけで誰もが見とれる美青年」とか、「視線を合わせると腰砕けになっちゃう女性続出のセクスィガイ」とかゆー、「ジゴロの素質アリまくりな男」という設定じゃないよね?
だからこそ、ハスラーに「変身」するギャップをたのしむのよね?
かっしーは「基本設定」の判断が難しい人なんだよなあ。
なにしろ素が美形でしょ? 「設定」が読みにくいのよ。『アメパイ』のとき、イケてない男の役だっての、マジで知らずに見ていたからなあ。
そして、素がいい人キャラでしょ? 安全パイというか、「私たち、いいお友だちでいましょうね」キャラだったりするから。
ますます混乱するのね。「基本設定」が読めなくて。
美形なのに、ソレを生かし切れていない人だから。
今回も、ジーパン姿で度肝を抜いてくれたからなぁ。
せっかく美形なのに、自分に合う服をわかっていないダサい男→さえない教師、という設定だと受け取っていいんだよね?
2回目のときは、最前列センター。
この両極端な座席で、いちばん感想に変化があったことは。
かしちゃんの、脚の長さ。
雪バウ公演『DAYTIME HUSTLER』の話。
いやあ、最初に観たときね。
オープニング、コーラスする若者たちの中にいつの間にかかしちゃんが混ざっていて、パッとライトが当たって登場するその瞬間。
ジーパンはやめてええぇぇえっ!!
と、叫んだもの、心の中で。
もうね、はらはらしてね。
ローライズのジーパンなんて、なんでそんな、脚の短さが強調される服を着るのかと。
イケてない教師の役だからか? かっこわるい設定なのか? でもでも、タカラヅカなんだから夢が見たいのよ、短足設定なんか嫌よ嫌、早く衣装替えて〜〜っ。
人は善いけど外見には構っていない鈍くさい教師、ローリー@かしげが、イケメンホストに変身するところを、心からたのしみました。
コスプレ当然のホストクラブ!
よかった、私服のナチュラル系じゃなくて!!
「いちばん似合う服」と称して、黒タキで現れたときは、心から拍手喝采しました。
そうよっ、かしちゃんはこーゆーのが似合うのよーっ。
王子様なんだからぁあ!!
今まで、かしちゃんの脚の長さなんて気にしたことなかっただけに、びっくりしました。
そうか、そんなところに弱点のある人だったのね、かっしー……。
ことさらにコスプレしてなくても、スーツだと気にならないの。ただ、ジーパンはダメ。勘弁。
しかもジーパンなのに、ありえないハイヒール履いてるし。オシャレでジーパン穿いてる設定じゃないよね……だったらあんな靴履かないよね……しくしく。
そんなふーに、ローリーせんせが似合わないジーパン姿でうろうろするたび、はらはらし通しだった、1回目の観劇。バウホールのてっぺんからの視界。
ところが2回目。
最前列センターで観たときは、脚の長さもジーパンも、まったく気にならなかった。
真下から見上げているわけだし、そもそも足首見えないし。
そうか……見下ろす視界だと、脚が短く見えちゃうわけだ。
かしちゃんのせいじゃない。せいじゃ……ない……よ、ね?
でもやっぱり、ジーンズ姿はちょっとつらかったよ、かしちゃん(苦笑)。
それはともかく、よかったねかしちゃん。
バウ主演3作目にして、はじめてまともな作品!
『ささら笹舟』も『アメパイ』も観に行ったけど、どっちもひどかったからなー、作品(笑)。
冴えない教師が、イケメンホストに変身! そのホスト業で殺人事件に巻き込まれる! てのは、2時間ドラマでありそーな、ありがち満載でじつにいいですよ。
うっかり壮くんトニーのことを先に語ってしまったので(真っ先に語りたいことが壮トニーって?!)、負けじとローリー@かっしーを語りましょう。
正直、つっこみたいことだらけです、ローリーせんせ(笑)。
元不良で詩人で熱血教師で、実はイケメンで、という設定のものすごさ。
とりあえず、いちばんわたし的につっみこたいのは「元不良」ですわね。
なんつーか、不良に見えないんですよ。
あの人畜無害の顔を見ていると、「おとーさんだってな、若いころはなかなかワルだったんだぞ」と息子の前で虚勢を張っているヘタレさんのように聞こえてしまいます。
ホストクラブに紹介してくれた、生徒のジョニー@らぎくんが言う通り、「女性にとって、男はワルの方が人気」だから、経歴に無理から付け加えてみました☆な感じがするのね。
元不良設定だけは、苦笑しちゃうからない方がいいなあ、わたし的に。
「彼女が初恋だったの?」
「俺は14のころから、バーの女たちと遊んでたんだ」
と続く会話も、すごくすごーく、くすぐったいというか、「武勇伝のつもりかお前。んな嘘つく方が恥ずかしいってばよ!」な感じがしてね……なんか赤面ものでした、ローリー青年。
えーと。
かしちゃんの「新しい魅力」発掘のためなのかしら、小池せんせ。こんなどーでもいい設定をわざわざ作っているのは。
「ほんとはワルな貴城けい」?
今までの「王子様」「貴公子」以外のセクスィな男の魅力を示そうとした?
そーゆー意図があったのかもしれないけど、わたしにはただただもー、くすぐったくて恥ずかしくて、いちいち身悶えてしまった。
あー、恥ずかしい。
たぶん、「いちいち台詞で宣伝する」から、恥ずかしいんだと思う。
本人が言うとかっこわるいので、台詞ではなく流れでわからせるとか、あるいは他の人物に言わせるべきだったんだ。
ワルに見えない「いい人」キャラが「昔は俺もワルでさー、女泣かせたんだよなァ」とか言い出しても、なまぬるい笑いが返るだけでしょ? なにソレ、かっこいいつもり? みたいな。
「移転推進派」のおばさま方(ただいるだけだった、あの人たちね)に、
「あのローレンスって教師、今はあんなふーにやぼったい格好でおとなしいふりしてるけど、昔は不良だったのよ」
「知ってる。女関係も派手で……泣かされた子も多かったのよね」
「だって、かっこよかったし……」
「ちょっと投げやりな感じが素敵だったわよね」
とか勢いよく語らせたあとで、はっとして、
「そんな素性の教師は問題よね」
「そうよ、今はあんなにもっさりしちゃってるし。じゃなくて、理事会に逆らう不穏分子だもの、排除すべきだわ」
とかゆーふーに、あわてて非難する会話に持っていく、とか。
彼の昔を知る女性たちが、ついつい彼を誉めそうになって、それを撤回して非難する、てのがポイント。
これなら、今がどんなに「安全パイ」でも、昔は「危険な男」だったと印象づけられるかなっと。
そーいや基本設定でひとつ疑問があるんだけど、ホストに変身する前のローリーは「冴えない教師」でいいのよね?
生徒に人気はあるようだけど、べつに彼に恋している女生徒もいないようだし、ほんとにただの「いい先生」「みんなのアニキ」として慕われているのよね?
「道を歩くだけで誰もが見とれる美青年」とか、「視線を合わせると腰砕けになっちゃう女性続出のセクスィガイ」とかゆー、「ジゴロの素質アリまくりな男」という設定じゃないよね?
だからこそ、ハスラーに「変身」するギャップをたのしむのよね?
かっしーは「基本設定」の判断が難しい人なんだよなあ。
なにしろ素が美形でしょ? 「設定」が読みにくいのよ。『アメパイ』のとき、イケてない男の役だっての、マジで知らずに見ていたからなあ。
そして、素がいい人キャラでしょ? 安全パイというか、「私たち、いいお友だちでいましょうね」キャラだったりするから。
ますます混乱するのね。「基本設定」が読めなくて。
美形なのに、ソレを生かし切れていない人だから。
今回も、ジーパン姿で度肝を抜いてくれたからなぁ。
せっかく美形なのに、自分に合う服をわかっていないダサい男→さえない教師、という設定だと受け取っていいんだよね?
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