絶望からの脱却。@ベルサイユのばら−全国ツアー編−
2005年10月4日 タカラヅカ もういいかげんにしろよ、星組全国ツアー『ベルサイユのばら』の話、その9。
わたしはこの全ツ版を観て、『ベルばら』に絶望しました。
来年の大劇版を観に行く勇気が持てませんでした。
そーいや『2001』のときも、「これ以上嫌いにならないために、観るのはやめよう」って思って、観劇予定減らしたんだった。
作品は大嫌い。
だけど。
すずみんとしいちゃんのおかげで、来年もまた観てみようかという気になった。
ラヴラヴバカップル全開のオスカルとアンドレ。
余裕なくとんがってるオスカルをアンドレがからかい、つまずいたオスカルをアンドレが支える。意識し合っている少年少女そのままに背を向けるオスカル。
そして、おいかけっこ。
この一連のバカップルシーンを、トウコアンドレと、特出オスカルがやるの?!
み、見てえ。
こころから、見てえよそんなの!!
トウコアンドレだよ? 絶対胡散臭いに決まってる。
なにやってもどこかエロくて胡散臭いトウコが、「はっはっは」てな笑いでアンドレをやって、オスカルからかうのかと思うと、ヨダレが出るわ。
しかも、どのオスカルももれなくでかいし。あっ、禁句を!
トウコアンドレの方がでかいことなんて、まったくないわけでしょ? キリオスカル、コムオスカルだってトウコより小さいわけじゃないし。
小さくてもオトコマエなアンドレが、でかいヲトメなオスカルといちゃつくのか……ノミの夫婦萌えー。
てことで、わたしを絶望から掬い上げてくれたのが、すずみんオスカルとしいアンドレでした。
このカップル、かわいくていいよ。ほんと。
となみちゃんアントワネットは、さすがの美しさ。姫役者だなあ。
気品というモノは持って生まれた才能だから、それを正しく開花させてくれる姿はうれしい。
かなしいかな、喋り方が植爺歌舞伎まんまで棒読みテイスト。植爺はこれをいいと思ってるんだろうな。つーか、これが「王様の喋り方」だと思ってるんだろう。
ルイ16世@みらんくんも、やっぱり歌舞伎棒読み喋りだったもの。「王様(女王様)」は下々のような喋り方はしちゃいかんのだわ。
フェルゼン@わたさんは、期待通りのアツさ(笑)。
フェルゼンでも歌舞伎でも、「お人形」にならないのがこの人の持ち味。
最後の牢獄シーンの盛り上げ方とか、ワタさんはほんと、「正しいトップスター」だよね。
どんな駄作も失敗作も、その熱演で力尽くでカタルシスまで持って行っちゃうもの。
彼のアツさに惑乱されて、わけわかんないうちに「なんかいいもん見たかも?」と、誤魔化されてしまう。
そんな彼についていく美少女となみも、可能性を感じさせてくれてうれしい。
これからがたのしみなふたりだ。
さて、星組名物のゆかりくんが美しすぎる問題について。
いつでもどこでも、無意味に美しい綺華れい。
今回ベルナールという役がついているけれど、出番は最後の数分だけなので、あとはずーっといろんなとこでアルバイト。
いろんなところにコスプレゆかり。なんせ幕開きからマッシュルームゆかり。不適に美しい小公子。てか、さすがにそのカオとアゴで小公子は無理だろキャスティング。
ゆかりくん探しでも、十分たのしいです。
ベルナールは、黒髪ゆかり。黒髪ですよ。ねえちょっと奥さん、漆黒ですよ。バカっぽいトリコロールのたすきかけてますけど、黒髪美形なんですよ奥さん!!
彼が出てくるなり、牢獄シーンにカトレアの花が飛び交ったんですが、目の錯覚ですか?
ぜひ彼には、黒い騎士コスプレしてほしーです。黒尽くめでマントと仮面ですよ。ハァハァ。
嫁のロザリー@コトコトがまた可憐でいいんですよ。うおー、萌える並びだなあ。
ロベスピエール@みらんで、その片腕時代のベルナール@ゆかり、とかも見たいなあ。溜息。
あっ。
いちばんいいのは、サン・ジュスト@ゆかりくん!!
オスカルがたじろぐほどの美青年。……わー……。もちろんロベスピエール@みらんで。
みらんくんは、アルバイトの方が断然いいです。ルイ16世はことさら阿呆に描かれてますしね、植爺版だと。
みらゆかの並びはそれだけで、なんかしあわせですもん、星担的に。
新作シーンの「仮面舞踏会」、わたしは好きですよ。
この地味すぎるしょぼい作品の中で、場面に意味があって派手な唯一のシーンだもん。
とくに、みんなが仮面を取るところが好き。
なんか、とんでもない面子がそろってますよ。
小公子たちの下級生ぞろりのあとの、くみちょを含めた上級生ぞろりぶりが、なんか笑えるのだわ。大仰で。
それにしても、星組って女役の層が厚いよね、と思うのは、モモカさんが令嬢ポジだってこと。
他組だったらあの人、迷わず失神&悶絶夫人ポジですよ。
なのに星組には適役女役がいくらでもいるもんだから(今回は男役も混じってるし)、モモカさんが「令嬢」をやってたりするんですよ。
令嬢……令嬢かー。いいなあ。
モブの男の子たちのなかに、ひとり気になる子がいたんだけど、名前がわからなかった。
その子が誰なのかわかったのは観終わったあと、kineさんと話しているときだ。
kineさんの買ったプログラムを見せてもらっても、誰かわからない。
たぶん下級生……だけど、「ご当地ジェンヌ」として紹介された中にはいない。
消去法でいくと「一輝慎」なんだけど、プログラムの写真見ても「チガウ」としか思えない。
「だってさあ、輪郭がチガウもん。もっとすっきりしてたよ」
写真の一輝慎くんは、丸い。ふっくらとした頬をしている。
「あ、一輝慎くん、この写真よりずっとすっきりしてますよ。若い子はすぐカオ変わるし、プログラムの写真古いままだし」
「口がでかいの。カエル系っていうか」
「一輝慎くん、口開くとでかいよ」
「あ、じゃソレだ」
そう思って次の公演、ちゃんと見てみれば、たしかにわたしが気になった若者は一輝慎くんでした。
決め手はでかい口。……口でかい人好きなんよ……。
最初に見たとき、芝居で好みのカオだなあ、と思って、ショーでなんとなく見ていたらウインクされた。……オペラ越しに(笑)。
わたし、やる気ある子好きだからさ……つたないなりにも、必死になってキザってアピールしている姿にヨワイの。
あのウインクにはヤラレたわ……。
と、気になる下級生もひとり増えたことだし、全ツを観に行った甲斐もあるというものだ〜。
ショーの話はまた後日。(……て、いつだろう)
わたしはこの全ツ版を観て、『ベルばら』に絶望しました。
来年の大劇版を観に行く勇気が持てませんでした。
そーいや『2001』のときも、「これ以上嫌いにならないために、観るのはやめよう」って思って、観劇予定減らしたんだった。
作品は大嫌い。
だけど。
すずみんとしいちゃんのおかげで、来年もまた観てみようかという気になった。
ラヴラヴバカップル全開のオスカルとアンドレ。
余裕なくとんがってるオスカルをアンドレがからかい、つまずいたオスカルをアンドレが支える。意識し合っている少年少女そのままに背を向けるオスカル。
そして、おいかけっこ。
この一連のバカップルシーンを、トウコアンドレと、特出オスカルがやるの?!
み、見てえ。
こころから、見てえよそんなの!!
トウコアンドレだよ? 絶対胡散臭いに決まってる。
なにやってもどこかエロくて胡散臭いトウコが、「はっはっは」てな笑いでアンドレをやって、オスカルからかうのかと思うと、ヨダレが出るわ。
しかも、どのオスカルももれなくでかいし。あっ、禁句を!
トウコアンドレの方がでかいことなんて、まったくないわけでしょ? キリオスカル、コムオスカルだってトウコより小さいわけじゃないし。
小さくてもオトコマエなアンドレが、でかいヲトメなオスカルといちゃつくのか……ノミの夫婦萌えー。
てことで、わたしを絶望から掬い上げてくれたのが、すずみんオスカルとしいアンドレでした。
このカップル、かわいくていいよ。ほんと。
となみちゃんアントワネットは、さすがの美しさ。姫役者だなあ。
気品というモノは持って生まれた才能だから、それを正しく開花させてくれる姿はうれしい。
かなしいかな、喋り方が植爺歌舞伎まんまで棒読みテイスト。植爺はこれをいいと思ってるんだろうな。つーか、これが「王様の喋り方」だと思ってるんだろう。
ルイ16世@みらんくんも、やっぱり歌舞伎棒読み喋りだったもの。「王様(女王様)」は下々のような喋り方はしちゃいかんのだわ。
フェルゼン@わたさんは、期待通りのアツさ(笑)。
フェルゼンでも歌舞伎でも、「お人形」にならないのがこの人の持ち味。
最後の牢獄シーンの盛り上げ方とか、ワタさんはほんと、「正しいトップスター」だよね。
どんな駄作も失敗作も、その熱演で力尽くでカタルシスまで持って行っちゃうもの。
彼のアツさに惑乱されて、わけわかんないうちに「なんかいいもん見たかも?」と、誤魔化されてしまう。
そんな彼についていく美少女となみも、可能性を感じさせてくれてうれしい。
これからがたのしみなふたりだ。
さて、星組名物のゆかりくんが美しすぎる問題について。
いつでもどこでも、無意味に美しい綺華れい。
今回ベルナールという役がついているけれど、出番は最後の数分だけなので、あとはずーっといろんなとこでアルバイト。
いろんなところにコスプレゆかり。なんせ幕開きからマッシュルームゆかり。不適に美しい小公子。てか、さすがにそのカオとアゴで小公子は無理だろキャスティング。
ゆかりくん探しでも、十分たのしいです。
ベルナールは、黒髪ゆかり。黒髪ですよ。ねえちょっと奥さん、漆黒ですよ。バカっぽいトリコロールのたすきかけてますけど、黒髪美形なんですよ奥さん!!
彼が出てくるなり、牢獄シーンにカトレアの花が飛び交ったんですが、目の錯覚ですか?
ぜひ彼には、黒い騎士コスプレしてほしーです。黒尽くめでマントと仮面ですよ。ハァハァ。
嫁のロザリー@コトコトがまた可憐でいいんですよ。うおー、萌える並びだなあ。
ロベスピエール@みらんで、その片腕時代のベルナール@ゆかり、とかも見たいなあ。溜息。
あっ。
いちばんいいのは、サン・ジュスト@ゆかりくん!!
オスカルがたじろぐほどの美青年。……わー……。もちろんロベスピエール@みらんで。
みらんくんは、アルバイトの方が断然いいです。ルイ16世はことさら阿呆に描かれてますしね、植爺版だと。
みらゆかの並びはそれだけで、なんかしあわせですもん、星担的に。
新作シーンの「仮面舞踏会」、わたしは好きですよ。
この地味すぎるしょぼい作品の中で、場面に意味があって派手な唯一のシーンだもん。
とくに、みんなが仮面を取るところが好き。
なんか、とんでもない面子がそろってますよ。
小公子たちの下級生ぞろりのあとの、くみちょを含めた上級生ぞろりぶりが、なんか笑えるのだわ。大仰で。
それにしても、星組って女役の層が厚いよね、と思うのは、モモカさんが令嬢ポジだってこと。
他組だったらあの人、迷わず失神&悶絶夫人ポジですよ。
なのに星組には適役女役がいくらでもいるもんだから(今回は男役も混じってるし)、モモカさんが「令嬢」をやってたりするんですよ。
令嬢……令嬢かー。いいなあ。
モブの男の子たちのなかに、ひとり気になる子がいたんだけど、名前がわからなかった。
その子が誰なのかわかったのは観終わったあと、kineさんと話しているときだ。
kineさんの買ったプログラムを見せてもらっても、誰かわからない。
たぶん下級生……だけど、「ご当地ジェンヌ」として紹介された中にはいない。
消去法でいくと「一輝慎」なんだけど、プログラムの写真見ても「チガウ」としか思えない。
「だってさあ、輪郭がチガウもん。もっとすっきりしてたよ」
写真の一輝慎くんは、丸い。ふっくらとした頬をしている。
「あ、一輝慎くん、この写真よりずっとすっきりしてますよ。若い子はすぐカオ変わるし、プログラムの写真古いままだし」
「口がでかいの。カエル系っていうか」
「一輝慎くん、口開くとでかいよ」
「あ、じゃソレだ」
そう思って次の公演、ちゃんと見てみれば、たしかにわたしが気になった若者は一輝慎くんでした。
決め手はでかい口。……口でかい人好きなんよ……。
最初に見たとき、芝居で好みのカオだなあ、と思って、ショーでなんとなく見ていたらウインクされた。……オペラ越しに(笑)。
わたし、やる気ある子好きだからさ……つたないなりにも、必死になってキザってアピールしている姿にヨワイの。
あのウインクにはヤラレたわ……。
と、気になる下級生もひとり増えたことだし、全ツを観に行った甲斐もあるというものだ〜。
ショーの話はまた後日。(……て、いつだろう)
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