瞳で愛を語れ。@I got music
2005年9月16日 タカラヅカ 今日は、長田くん@オサの話。
オサコン『I got music』第1部の主人公。
とあるオーケストラのパーカッショニスト。「たくさんの人に愛される曲を作りたい」という夢を持つ、「リズム感に少々難アリ」なドジで気弱な青年。
同じ楽団のピアニスト@彩音ちゃんに片想い。彼女にラヴソングを捧げたいのに、曲を作ることもできない。なにしろ彼女とは、まともに口をきいたこともないという、ヘタレぶり。
そんな長田くんが演奏中の事故で「音冥界」とやらに迷い込んでしまった。
閻魔大王ならぬ、音楽の医者たちが音楽家の資質を診察・判断するらしい。
リーダー格の医者@まっつ、ふたりの医者@みわっち・そのか、そして医療スタッフらしいその他出演者たちが、なんやかんやと世話を焼き、長田くんはリハビリを受けることに。
ピアニストへの恋心を自覚、語ってみたり、自信をつけさせるために指揮をやらせてみたり、「リズム感が悪い」そうなので、ドラムやタップに挑戦したり。
そーして長田くんは、コンプレックスを克服する。
この単純な、それこそ「少年ジャンプ」の読み切りラブコメ24P(短っ。31Pでさえないのか)みたいな浅い物語の中で、長田くんが、どれほど素敵な表情を見せるか。
初日に見たときは、最初のオケでティンパニーを叩いているところから、かわいさ爆発だったのよ。得意そうっていうか、やんちゃそうっていうか。
初日以外は、真面目な顔して叩いてたけど、それもまたかわいいし。
ティンパニーのあとにシンバルを叩くんだが、ここではいつもものすごーくきらきらした顔してるし。
最初から、鷲掴みなのよ。
かわいい。この男の子、かわいいぞっ。
彼の一挙手一投足に、笑いが起きる。
舞台のいちばん上、いわばすみっこなのに。そこが、舞台の中心なの。
表面的にはふつーに演奏しているだけなのに、2000人弱の人々の目線がたったひとりに集中し、そのわずかな表情の変化に反応する。
すごい密度だ。
そしてソレを、あったりまえに受け入れるオサちゃん。ああ、やっぱこの人すげー。
その「注視」が前提にあってこその、事故。
シンバルを叩いたあと、長田くんはセットから落下、救急車で運ばれてしまう。
悲鳴と暗転、一拍おいての「ピーポーピーポー」には、場内爆笑だったもんなあ。
暗闇の中、ちょっとビミョーな音符やら五線譜やらが現れ、これからはじまる物語がこのビミョーな路線であることを特徴付ける。
胡散臭い医者たちにいいようにされる長田くんは、なさけなさ爆発。
ヘタレ男。
あのクールビューティ貴公子・春野寿美礼が、ヘタレ男よ?!
ちょっとやりすぎ?てなかわいこぶった表情&仕草&声に、ノックアウト。
かわいい……この男、バカでかわいい……ハァハァ。
長田くん、は、もちろん「役」でしかない。
嘘の人格、今このステージのみの存在。
実際、「寿美礼サマそれは若作りしすぎでは?」てなかわいこちゃんぶり。
なのに。
なのに。
嘘がない。
なんつーんですか、ハートフルなんですよ。今までオサ様がてきとーにやってきた二枚目たちよりずっと!(すいませんすいません、オサ様ムラ有る人なんで、ときどきファン視界にすら「あー、今日は流してんなー」なんて感じられる日が……ゲフンゲフン)
嘘くさい役なのに、嘘がない。
長田くんとして、「活き」ている。
そんな感じがもう、ファンとしては堪りません。
「かわいい」役だとか、「若い」とか、そーゆーのはほんとのとこ、二の次なのよ。
オサ様が舞台で「活き」ている、それがいちばん素敵なの。魅力的なの。
それらがコンボ技となって、「長田くんかわいー! 寿美礼ちゃん素敵ー!」という感想になるのね。
片想いのピアニストへの気持ちを歌う長田くん。
このへんはまだ、なにも思わない。ふつーに「かわいいわねー」「いい声ねー」てなもん。
しかし。
長田くんは、さらにさらに変化するのだ。
いろんな「リハビリ」のなかで、かわいい面をいろいろ披露してくれるわけだが。
かわいいのはデフォルトとゆーことで置いておいて、スネアドラムのシーン。
スティックを持ち、ドラムに向かう瞬間の張りつめた表情。
そのときが、破壊的にカッコイイんですが。
端正。
端正だよね。
ぴりっと整っているの。無駄なモノなんかなにひとつなくて。
美しい、というより、正しいの。あるがままに。
真剣そのものにドラムを叩きだし、スティックを魔法のようにあざやかに操る。
その手の動きの美しさに、魅了される。
かっこいい……かっこいーよー、オサ様……あたし、あの手の動きだけでも惚れそう。
真剣勝負に叩いているくせに、ときおり「すごいっしょ?」と言いたげに顔を客席に向けるのが、ツボ。
かわいいっ。そんなにそんなにかっこいいのに、かわいいよあーた!!
ああ……今わたし、人生で最大級にオサ様好きかもしれない……(笑)。←笑うのか。
かわいい長田くんが、かっこいい長田くんになったあと、物語は最初のシーンに戻る。
オーケストラで、長田くんがシンバルを叩くところまで、時間が戻るの。
彼はかわいく元気に仕事をし、休憩になる。
楽団員たちはそれぞれ舞台を降りていくんだけど。
ピアニストちゃんだけは、休憩時間も練習を続ける。長田くんの話にあった通りに。
他の楽団員たちと同じよーに出て行こうとした長田くんは、足を止める。ピアニストちゃんを振り返る。
ヘタレで、自信がなくて、自分から話しかけることもできない電車男的ポジだった、長田くん。
その長田くんが、自分からピアニストちゃんのもとへ行く。
なにも言わず譜面台の楽譜を取り上げる。
手を止め、思わず長田くんを見るピアニストちゃん。
長田くんは黙って楽譜を返し、ピアニストちゃんを見つめる。
見つめ合う、ふたり。
このときの長田くんが。
めーっさ、いい男っ!!
愛が見えるの。
最初の方で、ピアニストちゃんへの想いを歌っているときは、べつにいつものオサちゃんなのよ。相手ナシで勝手に盛り上がるのは、春野寿美礼的にアリでしょう。
でもでも、「相手を愛している」春野寿美礼は、レアですよ!
ラヴいオサ様が、くすぐったくて幸福で、とてもとても素敵です……うっとり。
ヘタレかわいこちゃんからはじまって、男前で終わる。
長田くんというキャラは、すばらしい造形です。イケコすげー。腐っても鯛だったんだ!(失礼千万)
オサコン『I got music』第1部の主人公。
とあるオーケストラのパーカッショニスト。「たくさんの人に愛される曲を作りたい」という夢を持つ、「リズム感に少々難アリ」なドジで気弱な青年。
同じ楽団のピアニスト@彩音ちゃんに片想い。彼女にラヴソングを捧げたいのに、曲を作ることもできない。なにしろ彼女とは、まともに口をきいたこともないという、ヘタレぶり。
そんな長田くんが演奏中の事故で「音冥界」とやらに迷い込んでしまった。
閻魔大王ならぬ、音楽の医者たちが音楽家の資質を診察・判断するらしい。
リーダー格の医者@まっつ、ふたりの医者@みわっち・そのか、そして医療スタッフらしいその他出演者たちが、なんやかんやと世話を焼き、長田くんはリハビリを受けることに。
ピアニストへの恋心を自覚、語ってみたり、自信をつけさせるために指揮をやらせてみたり、「リズム感が悪い」そうなので、ドラムやタップに挑戦したり。
そーして長田くんは、コンプレックスを克服する。
この単純な、それこそ「少年ジャンプ」の読み切りラブコメ24P(短っ。31Pでさえないのか)みたいな浅い物語の中で、長田くんが、どれほど素敵な表情を見せるか。
初日に見たときは、最初のオケでティンパニーを叩いているところから、かわいさ爆発だったのよ。得意そうっていうか、やんちゃそうっていうか。
初日以外は、真面目な顔して叩いてたけど、それもまたかわいいし。
ティンパニーのあとにシンバルを叩くんだが、ここではいつもものすごーくきらきらした顔してるし。
最初から、鷲掴みなのよ。
かわいい。この男の子、かわいいぞっ。
彼の一挙手一投足に、笑いが起きる。
舞台のいちばん上、いわばすみっこなのに。そこが、舞台の中心なの。
表面的にはふつーに演奏しているだけなのに、2000人弱の人々の目線がたったひとりに集中し、そのわずかな表情の変化に反応する。
すごい密度だ。
そしてソレを、あったりまえに受け入れるオサちゃん。ああ、やっぱこの人すげー。
その「注視」が前提にあってこその、事故。
シンバルを叩いたあと、長田くんはセットから落下、救急車で運ばれてしまう。
悲鳴と暗転、一拍おいての「ピーポーピーポー」には、場内爆笑だったもんなあ。
暗闇の中、ちょっとビミョーな音符やら五線譜やらが現れ、これからはじまる物語がこのビミョーな路線であることを特徴付ける。
胡散臭い医者たちにいいようにされる長田くんは、なさけなさ爆発。
ヘタレ男。
あのクールビューティ貴公子・春野寿美礼が、ヘタレ男よ?!
ちょっとやりすぎ?てなかわいこぶった表情&仕草&声に、ノックアウト。
かわいい……この男、バカでかわいい……ハァハァ。
長田くん、は、もちろん「役」でしかない。
嘘の人格、今このステージのみの存在。
実際、「寿美礼サマそれは若作りしすぎでは?」てなかわいこちゃんぶり。
なのに。
なのに。
嘘がない。
なんつーんですか、ハートフルなんですよ。今までオサ様がてきとーにやってきた二枚目たちよりずっと!(すいませんすいません、オサ様ムラ有る人なんで、ときどきファン視界にすら「あー、今日は流してんなー」なんて感じられる日が……ゲフンゲフン)
嘘くさい役なのに、嘘がない。
長田くんとして、「活き」ている。
そんな感じがもう、ファンとしては堪りません。
「かわいい」役だとか、「若い」とか、そーゆーのはほんとのとこ、二の次なのよ。
オサ様が舞台で「活き」ている、それがいちばん素敵なの。魅力的なの。
それらがコンボ技となって、「長田くんかわいー! 寿美礼ちゃん素敵ー!」という感想になるのね。
片想いのピアニストへの気持ちを歌う長田くん。
このへんはまだ、なにも思わない。ふつーに「かわいいわねー」「いい声ねー」てなもん。
しかし。
長田くんは、さらにさらに変化するのだ。
いろんな「リハビリ」のなかで、かわいい面をいろいろ披露してくれるわけだが。
かわいいのはデフォルトとゆーことで置いておいて、スネアドラムのシーン。
スティックを持ち、ドラムに向かう瞬間の張りつめた表情。
そのときが、破壊的にカッコイイんですが。
端正。
端正だよね。
ぴりっと整っているの。無駄なモノなんかなにひとつなくて。
美しい、というより、正しいの。あるがままに。
真剣そのものにドラムを叩きだし、スティックを魔法のようにあざやかに操る。
その手の動きの美しさに、魅了される。
かっこいい……かっこいーよー、オサ様……あたし、あの手の動きだけでも惚れそう。
真剣勝負に叩いているくせに、ときおり「すごいっしょ?」と言いたげに顔を客席に向けるのが、ツボ。
かわいいっ。そんなにそんなにかっこいいのに、かわいいよあーた!!
ああ……今わたし、人生で最大級にオサ様好きかもしれない……(笑)。←笑うのか。
かわいい長田くんが、かっこいい長田くんになったあと、物語は最初のシーンに戻る。
オーケストラで、長田くんがシンバルを叩くところまで、時間が戻るの。
彼はかわいく元気に仕事をし、休憩になる。
楽団員たちはそれぞれ舞台を降りていくんだけど。
ピアニストちゃんだけは、休憩時間も練習を続ける。長田くんの話にあった通りに。
他の楽団員たちと同じよーに出て行こうとした長田くんは、足を止める。ピアニストちゃんを振り返る。
ヘタレで、自信がなくて、自分から話しかけることもできない電車男的ポジだった、長田くん。
その長田くんが、自分からピアニストちゃんのもとへ行く。
なにも言わず譜面台の楽譜を取り上げる。
手を止め、思わず長田くんを見るピアニストちゃん。
長田くんは黙って楽譜を返し、ピアニストちゃんを見つめる。
見つめ合う、ふたり。
このときの長田くんが。
めーっさ、いい男っ!!
愛が見えるの。
最初の方で、ピアニストちゃんへの想いを歌っているときは、べつにいつものオサちゃんなのよ。相手ナシで勝手に盛り上がるのは、春野寿美礼的にアリでしょう。
でもでも、「相手を愛している」春野寿美礼は、レアですよ!
ラヴいオサ様が、くすぐったくて幸福で、とてもとても素敵です……うっとり。
ヘタレかわいこちゃんからはじまって、男前で終わる。
長田くんというキャラは、すばらしい造形です。イケコすげー。腐っても鯛だったんだ!(失礼千万)
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