前日欄からの続き。
レークはずっと、思い込んでいる。レディ・ダイスに恋しているって。
でもそれは、ただのあこがれなんだよ。ほんとうの恋じゃないの。
夢一途にダンスばっかしていたレークは気づいていない。
なにも持たない靴磨きの若者に惜しみない賞賛をくれ、夢を叶える道を示してくれた、はじめての理解者……オーキッドを愛していることに。
レディ・ダイスとオーキッドを助けた、ということでレークはステージに立つことができるよーになる。
そしたらあっという間に大スターさ。上昇気流に乗った若者の輝きはまぶしいさね。
そして、手の届かないはずの大スター、レディ・ダイスがレークのもとに。
共演するうちに、ふたりの間に愛が芽生えたのさ。
つってもレーク、ソレ、錯覚だから。
あこがれのスターが自分を好きだと言ってくれる、ソレに舞い上がっただけだから。
君がほんとうに愛している人は別だから。
レークをステージスターにしたのは、プロデューサーのオーキッド。
彼はたしかにレークを気に入っていたけれど、レディ・ダイスを取られることは計算に入ってない。そもそも、最初にレークを見つけたのだって、姿のよい若者がダイスにのぼせあがっているのを見て、微笑ましく思ったからでしょ。自分の好きな女にあこがれてる取るに足らない男の子に、声をかけた。気まぐれで。
それがすべてのはじまり。
彼の気まぐれが次々に絡み合い、転がりだし、この結果に行きついた。
嫉妬に駆られたオーキッドは、レークを殴り、二度とダンスができないようにしてしまう。
人を雇って殴らせた、でもいいし、自分ひとりででもいい。舞台にいた黒尽くめの男たちはオーキッドの影よね。
数で囲んでボコったにしろ、最初の一発はオーキッド自身で。オーキッドは逃げも隠れもせず、真正面から私怨を爆発させている。
はい、ここでふたつめのポイント。
レークは、ギャングを殴ってオーキッドを助けたような男。暴力のプロと戦って勝つよーな、ケンカ上等な凄腕にーちゃんだ。一方オーキッドはケンカなんかろくにできそうもない、華奢な小男。
たとえオーキッドが人を雇って数で襲ったとしても、黙ってやられるよーなレークじゃない。いちばん弱いことがわかっているオーキッドを押さえてしまえばいいんだから。
どれだけ殴られても、殴り返せないってなんで?
ダンサー生命を断たれるほどボコボコにされても、オーキッドを殴れないなんて、そんなバカな。
ふつー抵抗するだろ。正当防衛じゃん。
自分よりも、自分の夢よりも、オーキッドが大切ってことだろ?
「もう踊れない」
と泣くレークは、身体的なことだけを言ってないだろう。
彼のダンスを認め、満面の笑顔で手を差しのべてくれた人……オーキッドに拒絶されたからだろ?
殴り返すことができなかった。
そして、この喪失感。
レークははじめて気づく。
ほんとうに欲しかったモノが、なんなのか。……誰なのかを。
その後、シバ降臨でいろいろあって、結局のところレークはダイスと別れることになる。
ダイスは凛々しくどこかへ旅立っていくようだ。男のようなソフト帽とトレンチコート。きっと彼女は彼女の道を進むんだね。胸を張って。
そんな彼女を見送って、レークはかなしく……しかし最後にははればれとした顔をする。吹っ切った表情を見せる。
彼女には彼女の生きる道。そして彼には彼の生きる道。
レークが真に愛しているのは、幻の美女なんかじゃない。
嫉妬で暴力をふるったりする弱い部分も持ち合わせている、お調子者でそのくせ情熱的な、あの小柄なプロデューサーだ。
さあ、どうする?
オーキッドのせいでレークは一時、ダンスの道をあきらめかけたんだぞ?
報復? それとも恩を着せておく?
レークの愛は歪むのか、それとも癒しの地平へ羽ばたくのか。
レディ・ダイスの去った劇場で、オーキッドはどう出るのか。
今、ふたりの物語がはじまる……。
……って。
そーゆー物語でしょう、『ソウル・オブ・シバ!』って。
アドベンチャーで選択肢によって展開が変わってもおもしろいよね。
オーキッドを許すか、そうでないか。
ホストをやっているときのレークなら、クールにオーキッドを責める選択もアリだよな。
鬼畜バージョンではそのことを盾にとって、思い切りオーキッドのことをいたぶったりしてね。
ねーっとりと言葉責めしたり、わざと屈辱的なことを言わせたりさせたり。
オーキッドの方が年も立場も上だから、いたぶり甲斐があるわなー。
夢を語るときのきらきら青年レークなら、あっさり許してしまって、ラヴラヴ甘やかしバージョンもアリでしょう。
寛大なレークにオーキッドの心も溶かされ、年下のぼうやだと思って安心していたら、いつの間にか……みたいな。
一途な年下わんこ(巨大)と、プライドの高いお姫様年上受という、定番カップリングでGO!
ねえ、どんなもんですか?
こーゆーの、アリでしょう?
ワタトウだよ。ニーズのあるカップリングでしょう?
わたしと同じ意見の人、いるよね、世界には!!
レークはずっと、思い込んでいる。レディ・ダイスに恋しているって。
でもそれは、ただのあこがれなんだよ。ほんとうの恋じゃないの。
夢一途にダンスばっかしていたレークは気づいていない。
なにも持たない靴磨きの若者に惜しみない賞賛をくれ、夢を叶える道を示してくれた、はじめての理解者……オーキッドを愛していることに。
レディ・ダイスとオーキッドを助けた、ということでレークはステージに立つことができるよーになる。
そしたらあっという間に大スターさ。上昇気流に乗った若者の輝きはまぶしいさね。
そして、手の届かないはずの大スター、レディ・ダイスがレークのもとに。
共演するうちに、ふたりの間に愛が芽生えたのさ。
つってもレーク、ソレ、錯覚だから。
あこがれのスターが自分を好きだと言ってくれる、ソレに舞い上がっただけだから。
君がほんとうに愛している人は別だから。
レークをステージスターにしたのは、プロデューサーのオーキッド。
彼はたしかにレークを気に入っていたけれど、レディ・ダイスを取られることは計算に入ってない。そもそも、最初にレークを見つけたのだって、姿のよい若者がダイスにのぼせあがっているのを見て、微笑ましく思ったからでしょ。自分の好きな女にあこがれてる取るに足らない男の子に、声をかけた。気まぐれで。
それがすべてのはじまり。
彼の気まぐれが次々に絡み合い、転がりだし、この結果に行きついた。
嫉妬に駆られたオーキッドは、レークを殴り、二度とダンスができないようにしてしまう。
人を雇って殴らせた、でもいいし、自分ひとりででもいい。舞台にいた黒尽くめの男たちはオーキッドの影よね。
数で囲んでボコったにしろ、最初の一発はオーキッド自身で。オーキッドは逃げも隠れもせず、真正面から私怨を爆発させている。
はい、ここでふたつめのポイント。
レークは、ギャングを殴ってオーキッドを助けたような男。暴力のプロと戦って勝つよーな、ケンカ上等な凄腕にーちゃんだ。一方オーキッドはケンカなんかろくにできそうもない、華奢な小男。
たとえオーキッドが人を雇って数で襲ったとしても、黙ってやられるよーなレークじゃない。いちばん弱いことがわかっているオーキッドを押さえてしまえばいいんだから。
どれだけ殴られても、殴り返せないってなんで?
ダンサー生命を断たれるほどボコボコにされても、オーキッドを殴れないなんて、そんなバカな。
ふつー抵抗するだろ。正当防衛じゃん。
自分よりも、自分の夢よりも、オーキッドが大切ってことだろ?
「もう踊れない」
と泣くレークは、身体的なことだけを言ってないだろう。
彼のダンスを認め、満面の笑顔で手を差しのべてくれた人……オーキッドに拒絶されたからだろ?
殴り返すことができなかった。
そして、この喪失感。
レークははじめて気づく。
ほんとうに欲しかったモノが、なんなのか。……誰なのかを。
その後、シバ降臨でいろいろあって、結局のところレークはダイスと別れることになる。
ダイスは凛々しくどこかへ旅立っていくようだ。男のようなソフト帽とトレンチコート。きっと彼女は彼女の道を進むんだね。胸を張って。
そんな彼女を見送って、レークはかなしく……しかし最後にははればれとした顔をする。吹っ切った表情を見せる。
彼女には彼女の生きる道。そして彼には彼の生きる道。
レークが真に愛しているのは、幻の美女なんかじゃない。
嫉妬で暴力をふるったりする弱い部分も持ち合わせている、お調子者でそのくせ情熱的な、あの小柄なプロデューサーだ。
さあ、どうする?
オーキッドのせいでレークは一時、ダンスの道をあきらめかけたんだぞ?
報復? それとも恩を着せておく?
レークの愛は歪むのか、それとも癒しの地平へ羽ばたくのか。
レディ・ダイスの去った劇場で、オーキッドはどう出るのか。
今、ふたりの物語がはじまる……。
……って。
そーゆー物語でしょう、『ソウル・オブ・シバ!』って。
アドベンチャーで選択肢によって展開が変わってもおもしろいよね。
オーキッドを許すか、そうでないか。
ホストをやっているときのレークなら、クールにオーキッドを責める選択もアリだよな。
鬼畜バージョンではそのことを盾にとって、思い切りオーキッドのことをいたぶったりしてね。
ねーっとりと言葉責めしたり、わざと屈辱的なことを言わせたりさせたり。
オーキッドの方が年も立場も上だから、いたぶり甲斐があるわなー。
夢を語るときのきらきら青年レークなら、あっさり許してしまって、ラヴラヴ甘やかしバージョンもアリでしょう。
寛大なレークにオーキッドの心も溶かされ、年下のぼうやだと思って安心していたら、いつの間にか……みたいな。
一途な年下わんこ(巨大)と、プライドの高いお姫様年上受という、定番カップリングでGO!
ねえ、どんなもんですか?
こーゆーの、アリでしょう?
ワタトウだよ。ニーズのあるカップリングでしょう?
わたしと同じ意見の人、いるよね、世界には!!
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