かなめはソリオでお買い物。@『霧のミラノ』新人公演。
2005年7月15日 タカラヅカ 振り返るとソコに、まちかめぐる。
新人公演のおたのしみ、本役さんたちが客席に。
この間の星組公演のときは、わたしの席の後ろがトウコちゃんで、
「緊張してるってか。キンチョーの夏、日本の夏。ぎゃはは」
とゆー、オヤジギャグを耳にし、目眩がしたりもした、たのしい客席。トウコちゃんあなた、その美しい姿で何故にそんなにおやぢなの……(笑)。
ななめ後ろの席のコム姫をうっとり眺めたあと、「あんまり後ろを見ては失礼だから、あと一度だけ、ちょっとだけ振り返ろう」と思ってこっそり振り返った、開演前。
わたしの目は、まちかさんをしっかりロックオンしてました。
あー、まちかだー。隣はまーちゃんだー、かわいー。
そこではっと我に返る。
ちょっと待てっ、水くんどこよ水くん! ナマ水見なきゃだめでしょわたし!
……意識して探しましたよ、水しぇん。
探さなくても目に入るまちかとのちがいは、いったいナニ?
なにはともあれ、新人公演『霧のミラノ』。
大型新人凰稀かなめ、満を持しての新公主役!
最近の新公、そしてバウ。
成長著しい若く美しい男役。
ついに彼が真ん中に立つ日が来た。
わくわくしながら、幕が開くのを待った。
…………あ、あれ?
正直ちょっと、とまどった。
過去1年の新公『スサノオ』『青い鳥を捜して』と、かなめくんは十分及第点を出していた。学年や実年齢を考えたら拍手モノの結果だったと思う。
なによりすばらしいと思うのは、彼の「オリジナリティ」だった。
本役のコピーではなく、自分なりの「役」を作ろうとする意志が見えること。
たとえ技術が本役に劣っていようと、世界でたったひとりの「自分」で挑戦するさまを見るのがたのしかった。
ところが、どーしたこったい。
コムちゃんの、まんまコピーかよ。
見事にコピーしていた。
それはすごい。
台詞回しや、ちょっとした声や笑い声なんかも、そのまんま。
浮かべる表情まで同じ。
そーか、ひとというのは、他人のことをここまで真似られるんだなー……と、感心してしまった。
でもさあ、かなめくん。
君とコムちゃん、別人だから。
持ち味自体チガウから。
コピーしても、技術が足りてない分、見事にただの劣化コピーになってたよ……がっくり。
ロレンツォって役はそもそも、低温な人に向いたキャラじゃない。
それでもコムちゃんはそのスター性でなんとかモノにしているけれど、それはコムちゃんだからだ。
もともとロレンツォ役に向いていないコムちゃんの芸風を、そのままコピーしても、意味ないから!
いやー、いっぱいいっぱいだったねええ。
あんなにいっぱいいっぱいなかなめくん、新鮮だわねえ。いや、普段の彼がどんな子かは知らないけど、それほどあくせく空回ってるイメージないもんだからさ。
今回の空回りと自爆っぷりは、意外だった。
それでも物語が進むに連れて、コムちゃんコピーではあるけれど、その奥にかなめくん自身の「若さ」が透けてくる。
ロレンツォは年齢設定無視の「若い」役だから。
お花畑で「好きだーーっ!!(絶叫)」だから。
コム姫より、さむくなかった。
ラヴシーンが(笑)。
しかし、さむい、こそばゆいことが「味」な作品だから、ソレがないと物足りない気もする(笑)。
いろんな意味で「あちゃー」な新公初主役ぶりだったけど。
その美しさで、すべてゆるせる(笑)。
これだけ立ってるだけで美しくて、あちこち課題だらけ、最後の挨拶マジに泣いちゃって喋れません、みたいな子、応援し甲斐あるだろ。
この子の成長を見守りたい。と、素直に思った。
美しさだけでなく、いじらしさも感じるのだわ。
そしてなにより、将来性を。
なんでもあったりまえにできちゃう子より、はらはらする分、絶対目が離せないって!(笑)
かなめくんのダメっぷりを、見事に支え、作品の質を上げまくっていたのが、フランチェスカ@かおりちゃん。
マジ、うまい。
可憐でいて強さも必要、下手すりゃ女がいちばん嫌うタイプのブリッコ女フランチェスカを、かわいらしくも華やかに演じていた。
ほっとするわ、この子の存在。リアルに息づいてる女の子。華奢すぎない(笑)のも、たしかな存在感としてアリだと思う。
さて、ある意味主役よりも注目していた、カールハインツ@オヅキ。
緒月遠麻、ただいま美形修行中。
がんばれオヅキ。ファイトだオヅキ。GO!GO!オヅキ。
オヅキったら、オヅキったら、かっしーと同じ髪型でした! きゃー!!
タカラヅカを代表する美形のかっしーですら微妙な、30年前の少女マンガみたいな髪型に、あのオヅキも果敢に挑戦してましたー!
すごいわオヅキ、チャレンジャーだわ。
それにオヅキもまた、必死にかしげのコピーをしているの!
表情とかね、かっしーのカールハインツまんまなのー。
いかにも「美形様」って感じに微笑んだりするのー!!
すごーい、かしげがやるからこそ「仕方ねーか、ほんとに美形だもんな」ってゆー表情なのに、それをそのままオヅキがやるのよー。
もー、どーしよーかと思った〜〜。
うん、はじめのうちだけね。
かっしーのコピーだったのは、最初のウチだけ。どんどんかしげを離れ、「オヅキ」になっていった。
よ、よかった。最初はもー、どーなることかと(笑)。
オヅキはよくも悪くも「薄くはならない」人なので、骨太なカールハインツになっていた。
美形揃い、線の細いかわいこちゃん揃いのオーストリー軍のなか、ひとり男らしい系軍人で、異彩を放っていていいんじゃないかと。
笑いも取ってたけど、それを含めて「武骨な人」「スマートに軍人できない人」なのはアリだと思う。
そしてなにより、ロレンツォに本役よりも温度がある分、カールハインツとの「男の友情」シーンに説得力があった。
そーなんだよ、男ふたりに温度とくどさがないと、つまんないんだよ、このシーン。
主演の3人が華やかで、納得のいく「真ん中」ぶりだった。
これからも、彼らの芝居を見てみたいよ。
それにしても、観客に配布される「新公プログラム」。
裏はいつもどーってことない広告が載っているだけなんだが。
今回は、ソリオの広告でした。
ソリオ。
はじめてだよな、新公に広告打つの。
フルカラーで婉然と微笑みかける凰稀かなめ!!
キャッチコピーは「かなめはソリオでお買い物」だ!
すげえ。
表紙もかなめくん、裏もかなめくん。
なんかすごい豪華。
得した気分。
このプログラム、大事にしよう!(笑)
新人公演のおたのしみ、本役さんたちが客席に。
この間の星組公演のときは、わたしの席の後ろがトウコちゃんで、
「緊張してるってか。キンチョーの夏、日本の夏。ぎゃはは」
とゆー、オヤジギャグを耳にし、目眩がしたりもした、たのしい客席。トウコちゃんあなた、その美しい姿で何故にそんなにおやぢなの……(笑)。
ななめ後ろの席のコム姫をうっとり眺めたあと、「あんまり後ろを見ては失礼だから、あと一度だけ、ちょっとだけ振り返ろう」と思ってこっそり振り返った、開演前。
わたしの目は、まちかさんをしっかりロックオンしてました。
あー、まちかだー。隣はまーちゃんだー、かわいー。
そこではっと我に返る。
ちょっと待てっ、水くんどこよ水くん! ナマ水見なきゃだめでしょわたし!
……意識して探しましたよ、水しぇん。
探さなくても目に入るまちかとのちがいは、いったいナニ?
なにはともあれ、新人公演『霧のミラノ』。
大型新人凰稀かなめ、満を持しての新公主役!
最近の新公、そしてバウ。
成長著しい若く美しい男役。
ついに彼が真ん中に立つ日が来た。
わくわくしながら、幕が開くのを待った。
…………あ、あれ?
正直ちょっと、とまどった。
過去1年の新公『スサノオ』『青い鳥を捜して』と、かなめくんは十分及第点を出していた。学年や実年齢を考えたら拍手モノの結果だったと思う。
なによりすばらしいと思うのは、彼の「オリジナリティ」だった。
本役のコピーではなく、自分なりの「役」を作ろうとする意志が見えること。
たとえ技術が本役に劣っていようと、世界でたったひとりの「自分」で挑戦するさまを見るのがたのしかった。
ところが、どーしたこったい。
コムちゃんの、まんまコピーかよ。
見事にコピーしていた。
それはすごい。
台詞回しや、ちょっとした声や笑い声なんかも、そのまんま。
浮かべる表情まで同じ。
そーか、ひとというのは、他人のことをここまで真似られるんだなー……と、感心してしまった。
でもさあ、かなめくん。
君とコムちゃん、別人だから。
持ち味自体チガウから。
コピーしても、技術が足りてない分、見事にただの劣化コピーになってたよ……がっくり。
ロレンツォって役はそもそも、低温な人に向いたキャラじゃない。
それでもコムちゃんはそのスター性でなんとかモノにしているけれど、それはコムちゃんだからだ。
もともとロレンツォ役に向いていないコムちゃんの芸風を、そのままコピーしても、意味ないから!
いやー、いっぱいいっぱいだったねええ。
あんなにいっぱいいっぱいなかなめくん、新鮮だわねえ。いや、普段の彼がどんな子かは知らないけど、それほどあくせく空回ってるイメージないもんだからさ。
今回の空回りと自爆っぷりは、意外だった。
それでも物語が進むに連れて、コムちゃんコピーではあるけれど、その奥にかなめくん自身の「若さ」が透けてくる。
ロレンツォは年齢設定無視の「若い」役だから。
お花畑で「好きだーーっ!!(絶叫)」だから。
コム姫より、さむくなかった。
ラヴシーンが(笑)。
しかし、さむい、こそばゆいことが「味」な作品だから、ソレがないと物足りない気もする(笑)。
いろんな意味で「あちゃー」な新公初主役ぶりだったけど。
その美しさで、すべてゆるせる(笑)。
これだけ立ってるだけで美しくて、あちこち課題だらけ、最後の挨拶マジに泣いちゃって喋れません、みたいな子、応援し甲斐あるだろ。
この子の成長を見守りたい。と、素直に思った。
美しさだけでなく、いじらしさも感じるのだわ。
そしてなにより、将来性を。
なんでもあったりまえにできちゃう子より、はらはらする分、絶対目が離せないって!(笑)
かなめくんのダメっぷりを、見事に支え、作品の質を上げまくっていたのが、フランチェスカ@かおりちゃん。
マジ、うまい。
可憐でいて強さも必要、下手すりゃ女がいちばん嫌うタイプのブリッコ女フランチェスカを、かわいらしくも華やかに演じていた。
ほっとするわ、この子の存在。リアルに息づいてる女の子。華奢すぎない(笑)のも、たしかな存在感としてアリだと思う。
さて、ある意味主役よりも注目していた、カールハインツ@オヅキ。
緒月遠麻、ただいま美形修行中。
がんばれオヅキ。ファイトだオヅキ。GO!GO!オヅキ。
オヅキったら、オヅキったら、かっしーと同じ髪型でした! きゃー!!
タカラヅカを代表する美形のかっしーですら微妙な、30年前の少女マンガみたいな髪型に、あのオヅキも果敢に挑戦してましたー!
すごいわオヅキ、チャレンジャーだわ。
それにオヅキもまた、必死にかしげのコピーをしているの!
表情とかね、かっしーのカールハインツまんまなのー。
いかにも「美形様」って感じに微笑んだりするのー!!
すごーい、かしげがやるからこそ「仕方ねーか、ほんとに美形だもんな」ってゆー表情なのに、それをそのままオヅキがやるのよー。
もー、どーしよーかと思った〜〜。
うん、はじめのうちだけね。
かっしーのコピーだったのは、最初のウチだけ。どんどんかしげを離れ、「オヅキ」になっていった。
よ、よかった。最初はもー、どーなることかと(笑)。
オヅキはよくも悪くも「薄くはならない」人なので、骨太なカールハインツになっていた。
美形揃い、線の細いかわいこちゃん揃いのオーストリー軍のなか、ひとり男らしい系軍人で、異彩を放っていていいんじゃないかと。
笑いも取ってたけど、それを含めて「武骨な人」「スマートに軍人できない人」なのはアリだと思う。
そしてなにより、ロレンツォに本役よりも温度がある分、カールハインツとの「男の友情」シーンに説得力があった。
そーなんだよ、男ふたりに温度とくどさがないと、つまんないんだよ、このシーン。
主演の3人が華やかで、納得のいく「真ん中」ぶりだった。
これからも、彼らの芝居を見てみたいよ。
それにしても、観客に配布される「新公プログラム」。
裏はいつもどーってことない広告が載っているだけなんだが。
今回は、ソリオの広告でした。
ソリオ。
はじめてだよな、新公に広告打つの。
フルカラーで婉然と微笑みかける凰稀かなめ!!
キャッチコピーは「かなめはソリオでお買い物」だ!
すげえ。
表紙もかなめくん、裏もかなめくん。
なんかすごい豪華。
得した気分。
このプログラム、大事にしよう!(笑)
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