お布団ぽんぽん事件。@『長崎しぐれ坂』千秋楽
2005年6月29日 タカラヅカ トドは、ホモネタOKな人だと思う。
昔、まだわたしが若くキヨラカだったころ(笑)、『宝塚グラフ』の座談会記事を読んで、目からウロコが落ちた。
ある公演で、トドは主人公の親友役だった。舞台上で長い年月が流れる物語だ。座談会で、「トドの役は、結婚したの?」てなことを聞かれ、トドは「生涯独身」と答える。そしてその理由をこう答えるのだ。「親友のことを、愛しすぎていたから」。
親友のために、彼の愛した女を捜し出し、会わせてやる。「そのときの自分の役の気持ちを思うと、泣けてくる」と言う。愛した男のために、恋敵のはずの女を捜し出すけなげさに、泣けると。
この記事を読んだときに、わたしは目からウロコをぼろぼろ落とした。
トドロキ、ホモだと理解したうえで演じてたんだ! あたしも、この男ホモくせぇ、と思って見てたけど、マジだったんだ!
友情が行き過ぎて、ホモになる。……そーゆーの、トドロキ的にアリなんだ!
と、理解して見てみれば、たしかにトド様はホモネタ好きそーな人でした。アドリブでそれ系よくやるし。
まあ、トドに限らずジェンヌさんはそっち系のネタ好きそーな人多いけど(笑)。
やっぱ「腐女子」ってのは女のDNAに刻み込まれている因子なのかもしれん。
そんな素敵ジェンヌ、漢トドロキが『長崎しぐれ坂』千秋楽でかっとばしたアドリブは、「にーさん、それはちょっと……」と腐女子を困惑させるほどのモノでした。
ただでさえ、野郎ホモ話にしか見えない伊佐次と卯之助。愛の小舟でスモークの中で昇天するふたり。
李花と伊佐次のベッドシーンに乱入する卯之助、というシーン。
初日は李花と伊佐次がけっこうきわどい感じだったのに、2度目に観たときからすでに、卯之助登場が早くなっていた。「ええっ、このままヤっちゃうんですか」というエロいムードが高まる以前に、卯之助が茶々入れに登場するよーになっていた。つまんねー。エロはエロでちゃんと見せろー。卯之助がギャグでひっくり返すのは、そのあとでいいっつの。
李花とヤらせたくなくて、卯之助が早々に出てくるよーになったのかな。てゆーか卯之、デバガメ日常? と戦慄したりもするこのシーンで。
のぞかれた李花が悲鳴を上げて消え、ベッドに残ったのは伊佐次ひとり。
いつもなら、照れ隠しだかすねてんだかとゆー風情でベッドに坐り直す伊佐兄。
千秋楽では、わざわざ掛け布団をめくって、ベッドに横になった。
アゴの下まで布団をかぶり、このまま寝ちゃう気かしら、と思ったら。
ベッドの向かって右側に横になった伊佐次、人ひとり分の余裕を確保した上で掛け布団をまくり、卯之助に向かって、ぽんぽん。
なんてことするんですか兄貴!
同衾のお誘いしますか!!
掛け布団まくって、ぽんぽん。
ここまで直接的で、簡単で、日常でもふつーにありそーなお誘いを、舞台の上で、しかも野郎同士で見ることになるとは、夢にも思いませんでした。
えーと。
観客は、笑ってました。
大爆笑してました。
一緒になって笑っていた卯之助@ワタさんも、次の瞬間には招かれるままに、ベッドに入ってました。
入るんかいっ!
お断りするかと思ったのに。
新床の妻のよーに、はにかみながら。でかい図体で、布団まくって兄貴の隣に横になりました。
「これで俺たち、明日から関係変わったりしないかな」
とかなんとか、つぶやきながら。
えーとソレ、BLの定番台詞ですか?
初えっちにのぞむ友人からスタートした恋人同士の?
あー、観客は、笑ってました。
大爆笑してました。
布団に仲良く並んで寝た伊佐次と卯之助は、すぐにふたりともベッドから転がり出てぎゃーぎゃー叫んでました。
「お前、でかくなり過ぎ」
とかなんとか、伊佐次が叫んでいたっけか。
でかく……って、どこが? すみません、すみません。
観客は、大ウケでした。
大爆笑。
笑いが過ぎて、次の台詞までに間ができるほどに。
次の台詞が、笑いで聞こえないほどに。
なんで観客の反応をいちいち書くか。
スカステニュースでも放映されなかった、ということで、「お布団ぽんぽん」事件の全容を知らないというハイディさんに解説した際、彼女が真顔でたずねたからです。
「ソレ客、引いてませんでした?」
ハイディさんの顔にはシャレになんねえよと書いてありました。
あー、たしかに。
出来事を耳で聞いただけじゃ、ひびるわな。
実際にあの場にいても、びびったけど。
それでも劇場内は大爆笑でしたよ。
大丈夫。
みんなホモネタ大好きだから!(ちょっとチガウ)
幕間に、ワタさんファンのkineさんが、
「あいつら、シャレにならん。まあ、わかってないでやってるんだろうけど」
と言っていた。
それを聞いて、思ったのよ。
絶対、確信犯だって。
わかってやってるよー。トドはホモネタOKだし。ワタさんも好きだよね。『ドルチェ・ヴィータ!』博多&ムラを見てたら、すげー好きなのがわかるし(笑)。
『長崎しぐれ坂』っちゅー、どーしよーもない作品を、正しく盛り上げた結果じゃなかろうかと。
自分からベッドに誘う漢トドロキ。
いやあ、いいもん見ました(笑)。
昔、まだわたしが若くキヨラカだったころ(笑)、『宝塚グラフ』の座談会記事を読んで、目からウロコが落ちた。
ある公演で、トドは主人公の親友役だった。舞台上で長い年月が流れる物語だ。座談会で、「トドの役は、結婚したの?」てなことを聞かれ、トドは「生涯独身」と答える。そしてその理由をこう答えるのだ。「親友のことを、愛しすぎていたから」。
親友のために、彼の愛した女を捜し出し、会わせてやる。「そのときの自分の役の気持ちを思うと、泣けてくる」と言う。愛した男のために、恋敵のはずの女を捜し出すけなげさに、泣けると。
この記事を読んだときに、わたしは目からウロコをぼろぼろ落とした。
トドロキ、ホモだと理解したうえで演じてたんだ! あたしも、この男ホモくせぇ、と思って見てたけど、マジだったんだ!
友情が行き過ぎて、ホモになる。……そーゆーの、トドロキ的にアリなんだ!
と、理解して見てみれば、たしかにトド様はホモネタ好きそーな人でした。アドリブでそれ系よくやるし。
まあ、トドに限らずジェンヌさんはそっち系のネタ好きそーな人多いけど(笑)。
やっぱ「腐女子」ってのは女のDNAに刻み込まれている因子なのかもしれん。
そんな素敵ジェンヌ、漢トドロキが『長崎しぐれ坂』千秋楽でかっとばしたアドリブは、「にーさん、それはちょっと……」と腐女子を困惑させるほどのモノでした。
ただでさえ、野郎ホモ話にしか見えない伊佐次と卯之助。愛の小舟でスモークの中で昇天するふたり。
李花と伊佐次のベッドシーンに乱入する卯之助、というシーン。
初日は李花と伊佐次がけっこうきわどい感じだったのに、2度目に観たときからすでに、卯之助登場が早くなっていた。「ええっ、このままヤっちゃうんですか」というエロいムードが高まる以前に、卯之助が茶々入れに登場するよーになっていた。つまんねー。エロはエロでちゃんと見せろー。卯之助がギャグでひっくり返すのは、そのあとでいいっつの。
李花とヤらせたくなくて、卯之助が早々に出てくるよーになったのかな。てゆーか卯之、デバガメ日常? と戦慄したりもするこのシーンで。
のぞかれた李花が悲鳴を上げて消え、ベッドに残ったのは伊佐次ひとり。
いつもなら、照れ隠しだかすねてんだかとゆー風情でベッドに坐り直す伊佐兄。
千秋楽では、わざわざ掛け布団をめくって、ベッドに横になった。
アゴの下まで布団をかぶり、このまま寝ちゃう気かしら、と思ったら。
ベッドの向かって右側に横になった伊佐次、人ひとり分の余裕を確保した上で掛け布団をまくり、卯之助に向かって、ぽんぽん。
なんてことするんですか兄貴!
同衾のお誘いしますか!!
掛け布団まくって、ぽんぽん。
ここまで直接的で、簡単で、日常でもふつーにありそーなお誘いを、舞台の上で、しかも野郎同士で見ることになるとは、夢にも思いませんでした。
えーと。
観客は、笑ってました。
大爆笑してました。
一緒になって笑っていた卯之助@ワタさんも、次の瞬間には招かれるままに、ベッドに入ってました。
入るんかいっ!
お断りするかと思ったのに。
新床の妻のよーに、はにかみながら。でかい図体で、布団まくって兄貴の隣に横になりました。
「これで俺たち、明日から関係変わったりしないかな」
とかなんとか、つぶやきながら。
えーとソレ、BLの定番台詞ですか?
初えっちにのぞむ友人からスタートした恋人同士の?
あー、観客は、笑ってました。
大爆笑してました。
布団に仲良く並んで寝た伊佐次と卯之助は、すぐにふたりともベッドから転がり出てぎゃーぎゃー叫んでました。
「お前、でかくなり過ぎ」
とかなんとか、伊佐次が叫んでいたっけか。
でかく……って、どこが? すみません、すみません。
観客は、大ウケでした。
大爆笑。
笑いが過ぎて、次の台詞までに間ができるほどに。
次の台詞が、笑いで聞こえないほどに。
なんで観客の反応をいちいち書くか。
スカステニュースでも放映されなかった、ということで、「お布団ぽんぽん」事件の全容を知らないというハイディさんに解説した際、彼女が真顔でたずねたからです。
「ソレ客、引いてませんでした?」
ハイディさんの顔にはシャレになんねえよと書いてありました。
あー、たしかに。
出来事を耳で聞いただけじゃ、ひびるわな。
実際にあの場にいても、びびったけど。
それでも劇場内は大爆笑でしたよ。
大丈夫。
みんなホモネタ大好きだから!(ちょっとチガウ)
幕間に、ワタさんファンのkineさんが、
「あいつら、シャレにならん。まあ、わかってないでやってるんだろうけど」
と言っていた。
それを聞いて、思ったのよ。
絶対、確信犯だって。
わかってやってるよー。トドはホモネタOKだし。ワタさんも好きだよね。『ドルチェ・ヴィータ!』博多&ムラを見てたら、すげー好きなのがわかるし(笑)。
『長崎しぐれ坂』っちゅー、どーしよーもない作品を、正しく盛り上げた結果じゃなかろうかと。
自分からベッドに誘う漢トドロキ。
いやあ、いいもん見ました(笑)。
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