ここは、タカラヅカ。美しい人たちがいるところ。@ゴールデン・ステップス
2005年6月13日 タカラヅカ なんかもー今さら感漂う『ゴールデン・ステップス』の話。えーと、5回目?
間に宙バウ観に行っちゃって、ソレに萌えたもんで、『GS』の感想がますます薄れてしまった。
もともと記憶力乏しいからさ……。
2部の感想は簡単に。
幕が上がるなり大階段でおどろいた。
そうか、フィナーレ特集なんだ。
タカラヅカといえばフィナーレ。大階段。
その「タカラヅカ」の目玉シーンを、「タカラヅカ」であるがゆえの美しさで飾る、その力に感動した。
わたしが今まで自発的にチェックした振付家って謝珠栄と川崎悦子だけで、羽山せんせーは興味なかった。もともとダンスより歌や芝居の方が好きなもんでな。
謝せんせーは『二人だけの戦場』を観たときに、「なにごとなの、この舞台は」と思って、生まれてはじめて振付家の名前をチェックした。
『二戦』は、わたしの初正塚作品だった。
川崎せんせーは、『凍てついた明日』、わたしの初オギー作品。
まず芝居ありき。芝居がなければ、振付家に興味はなかった。
だから正直、30周年記念だとか、羽山紀代美だとか言われても「はあ? 誰ソレ」だった。振付の名前確認することなんかないし、雑誌もプログラムも買ってないし、予備知識ナシで舞台をたのしむ人間なんで、演出家の名前しかわかんないんだよ。
今回わくわく観に行ったのだって、キャスト目当てだもん。どんなシーンが再演されるのか、まったく知りもせずに。よくわかんないけど、TCAより豪華そうだ、って、その程度の認識。
第1部もたしかにおもしろかったけど、堪能したけど、それはあくまでも「豪華なTCA」のノリでたのしんだだけだった、わたしは。
振付家云々とまでは、意識が向いてなかった。
意味がわかったのは、2部になってから。
大階段フィナーレを連発で見せられてから、だ。
そうか。
こーゆーものを創ってきた人だったんだ、羽山紀代美って!!
タカラヅカの、もっともタカラヅカらしいモノ。
もっとも特色的で、だからこそ美しいモノ。
美しくなくては、ならないモノ。
美しかった。
それはもう、涙が出るほど美しかった。
プログラムを見ると、『ベルサイユのばら』だとか、『国境のない地図』だとか、『ベルサイユのばら2001』だとか、タカラヅカ史上に燦然と輝く駄作の名前ばかりがずらずら連なっている!!
そうか、あの超絶ムカつき精神破壊大駄作たちの、フィナーレか!
本編を観てあまりの気持ち悪さに七転八倒し、でも出演者のがんばりに泣く泣く最後まで席に坐り続け、「15分間のフィナーレを観るためだけに絶え続けるわ!!」とファンたちの魂の灯台だった、あのフィナーレを創った人だったのか!!
そりゃすげえや。
褒め称えてしかるべき人だ!
純粋に感動したよ。
大階段に並ぶ黒燕尾の男役たち。
彼らを従える、トップスター。
男役トップスターと娘役トップスターの、デュエットダンス。
ああ、タカラヅカってすごい。
コム×キム(女)は、何故にこのカップリング? 身長?
同じ組で、ついこの間も見たよーな組み合わせで、新鮮味に欠けるとゆーか、キムくんは男の方がいいです。
もうひとつのデュエットダンスは、ワタさん×まーちゃん。
こちらはもー、美しいのなんのって。
まーちゃんかろやか、ワタさん男前。
なんかいいもん見たー。
噂のチャイナ・ドールは、わたし的に水×トウコってなんかそそるものがなくて、手に汗握って眺めたぐらいしか記憶にないし。それより越リュウだし。
あー……そーいや水くんの歌は、ものすごかった。
ワタルくんより下手って……ちょっと感動(笑)。
『バロック千一夜』は、ただひたすらなつかしかった。「ジェンジェラ・ルンイエンジェ」の声に、トド様がいないのがちとさみしい。当時から、トド様のためにあるよーな男臭い掛け声(歌なのか?)だったよなあ。
ここでもゆーひさんが、かっしーと同等の扱いでびっくり。うれしい。
ワイルドなゆーひくんも好き。ぽっ。
このあとでよーやくトド様登場なんだが。
夜の部はびっくりした。歌、カマシまくり。
ええー?
わたし、あそこまで歌失敗してるトドロキ、はじめて見たよ。そりゃ若いころは大してうまくなかったけど、それでもそこそこ歌ってたし。トシくってからは、歌はそつなくこなす人、つーイメージだったんだが。
昼の部はちゃんと歌ってたんで、夜だけなにをどうまちがえたのか。
販売DVDに残るのはどうか、トドロキに関してだけは昼の部にしてやってくれえ。
そのトド様に絡む、かなみ&となみのナマ腹。
思わず注目!!
あとはなんといっても、コム姫(女)ですか。
まあ女装はアリだろうと思ってたけど、やっぱアリか。
しかし、絡む相手がすごかった。
月組ですか!!
月男たちとコム姫って、接点なくて意外で、じつにデリシャスでした。
コムちゃんてば地毛のまんまだし。
すごい自信だよなー。男役化粧のまま、カツラもなしに「美女」になれる自信がなきゃ、できないことですわな。
昼の部はほんとーに男役の髪型にも近かったんで、倒錯しまくってましたが、夜の部は「これじゃイカン!」と思ったのか、後ろ髪を外ハネにして、女度を上げてました。
そしてその美女っぷりで、月男たちに絡む。
…………すんません、ゆーひさん見てたんで、他の男たちと絡んでるとこはあまり見てません。あさこ×コムはふたりだけになってくれるんで、ちゃんと見られたけど、きりやんとほっくんは見られなかった……惜しいことを。
だってさー、他の男と踊ってるコム姫を見つめるゆーひくんの目つきとか、すごい素敵でさー(笑)。どーせコム姫と絡んでないとこはDVDにも映してもらえないだろうから、見ておかなければ、と。
ゆうひくん、嫉妬とか独占欲とかの、マイナスの表情の方が似合う人だよね?(笑)
とまあ。
大階段群舞+デュエットダンスという、タカラヅカ芸を堪能できる2部は、ものすげー迫力でした。
1部がただのショーなら、2部は「集大成」って感じ。ほえー、と口開けてるうちに終わった。
そうそう、昼の部が終わったあとに、チェリさんが、
「トド様、ふつーの挨拶もできたんですね!」
と、とてもかわいらしい感想を言っていたので、トドファン歴17年のわたしはつい、かわいくない感想を言ってしまいましたよ。
「ああアレ、台本通りに喋っただけですよ、きっと」
トドロキの舞台挨拶は昔から一貫して変なんだが、今回は至極マトモだった。行事関係の挨拶はいつもおもしろくもなんともないふつーさでまとめる人なんで、あんなもんだろうとは思っていたけど。
それにしても今回は、台本アリだろーなと思った。
夜の部を見て納得。
トップ3人のMCと同じ、台本まんまの挨拶だったことが判明。一言一句同じ台詞喋りやがんの(笑)。
とにかく、とても素敵な公演だった。
タカラヅカを好き。
それを再確認したよ。
間に宙バウ観に行っちゃって、ソレに萌えたもんで、『GS』の感想がますます薄れてしまった。
もともと記憶力乏しいからさ……。
2部の感想は簡単に。
幕が上がるなり大階段でおどろいた。
そうか、フィナーレ特集なんだ。
タカラヅカといえばフィナーレ。大階段。
その「タカラヅカ」の目玉シーンを、「タカラヅカ」であるがゆえの美しさで飾る、その力に感動した。
わたしが今まで自発的にチェックした振付家って謝珠栄と川崎悦子だけで、羽山せんせーは興味なかった。もともとダンスより歌や芝居の方が好きなもんでな。
謝せんせーは『二人だけの戦場』を観たときに、「なにごとなの、この舞台は」と思って、生まれてはじめて振付家の名前をチェックした。
『二戦』は、わたしの初正塚作品だった。
川崎せんせーは、『凍てついた明日』、わたしの初オギー作品。
まず芝居ありき。芝居がなければ、振付家に興味はなかった。
だから正直、30周年記念だとか、羽山紀代美だとか言われても「はあ? 誰ソレ」だった。振付の名前確認することなんかないし、雑誌もプログラムも買ってないし、予備知識ナシで舞台をたのしむ人間なんで、演出家の名前しかわかんないんだよ。
今回わくわく観に行ったのだって、キャスト目当てだもん。どんなシーンが再演されるのか、まったく知りもせずに。よくわかんないけど、TCAより豪華そうだ、って、その程度の認識。
第1部もたしかにおもしろかったけど、堪能したけど、それはあくまでも「豪華なTCA」のノリでたのしんだだけだった、わたしは。
振付家云々とまでは、意識が向いてなかった。
意味がわかったのは、2部になってから。
大階段フィナーレを連発で見せられてから、だ。
そうか。
こーゆーものを創ってきた人だったんだ、羽山紀代美って!!
タカラヅカの、もっともタカラヅカらしいモノ。
もっとも特色的で、だからこそ美しいモノ。
美しくなくては、ならないモノ。
美しかった。
それはもう、涙が出るほど美しかった。
プログラムを見ると、『ベルサイユのばら』だとか、『国境のない地図』だとか、『ベルサイユのばら2001』だとか、タカラヅカ史上に燦然と輝く駄作の名前ばかりがずらずら連なっている!!
そうか、あの超絶ムカつき精神破壊大駄作たちの、フィナーレか!
本編を観てあまりの気持ち悪さに七転八倒し、でも出演者のがんばりに泣く泣く最後まで席に坐り続け、「15分間のフィナーレを観るためだけに絶え続けるわ!!」とファンたちの魂の灯台だった、あのフィナーレを創った人だったのか!!
そりゃすげえや。
褒め称えてしかるべき人だ!
純粋に感動したよ。
大階段に並ぶ黒燕尾の男役たち。
彼らを従える、トップスター。
男役トップスターと娘役トップスターの、デュエットダンス。
ああ、タカラヅカってすごい。
コム×キム(女)は、何故にこのカップリング? 身長?
同じ組で、ついこの間も見たよーな組み合わせで、新鮮味に欠けるとゆーか、キムくんは男の方がいいです。
もうひとつのデュエットダンスは、ワタさん×まーちゃん。
こちらはもー、美しいのなんのって。
まーちゃんかろやか、ワタさん男前。
なんかいいもん見たー。
噂のチャイナ・ドールは、わたし的に水×トウコってなんかそそるものがなくて、手に汗握って眺めたぐらいしか記憶にないし。それより越リュウだし。
あー……そーいや水くんの歌は、ものすごかった。
ワタルくんより下手って……ちょっと感動(笑)。
『バロック千一夜』は、ただひたすらなつかしかった。「ジェンジェラ・ルンイエンジェ」の声に、トド様がいないのがちとさみしい。当時から、トド様のためにあるよーな男臭い掛け声(歌なのか?)だったよなあ。
ここでもゆーひさんが、かっしーと同等の扱いでびっくり。うれしい。
ワイルドなゆーひくんも好き。ぽっ。
このあとでよーやくトド様登場なんだが。
夜の部はびっくりした。歌、カマシまくり。
ええー?
わたし、あそこまで歌失敗してるトドロキ、はじめて見たよ。そりゃ若いころは大してうまくなかったけど、それでもそこそこ歌ってたし。トシくってからは、歌はそつなくこなす人、つーイメージだったんだが。
昼の部はちゃんと歌ってたんで、夜だけなにをどうまちがえたのか。
販売DVDに残るのはどうか、トドロキに関してだけは昼の部にしてやってくれえ。
そのトド様に絡む、かなみ&となみのナマ腹。
思わず注目!!
あとはなんといっても、コム姫(女)ですか。
まあ女装はアリだろうと思ってたけど、やっぱアリか。
しかし、絡む相手がすごかった。
月組ですか!!
月男たちとコム姫って、接点なくて意外で、じつにデリシャスでした。
コムちゃんてば地毛のまんまだし。
すごい自信だよなー。男役化粧のまま、カツラもなしに「美女」になれる自信がなきゃ、できないことですわな。
昼の部はほんとーに男役の髪型にも近かったんで、倒錯しまくってましたが、夜の部は「これじゃイカン!」と思ったのか、後ろ髪を外ハネにして、女度を上げてました。
そしてその美女っぷりで、月男たちに絡む。
…………すんません、ゆーひさん見てたんで、他の男たちと絡んでるとこはあまり見てません。あさこ×コムはふたりだけになってくれるんで、ちゃんと見られたけど、きりやんとほっくんは見られなかった……惜しいことを。
だってさー、他の男と踊ってるコム姫を見つめるゆーひくんの目つきとか、すごい素敵でさー(笑)。どーせコム姫と絡んでないとこはDVDにも映してもらえないだろうから、見ておかなければ、と。
ゆうひくん、嫉妬とか独占欲とかの、マイナスの表情の方が似合う人だよね?(笑)
とまあ。
大階段群舞+デュエットダンスという、タカラヅカ芸を堪能できる2部は、ものすげー迫力でした。
1部がただのショーなら、2部は「集大成」って感じ。ほえー、と口開けてるうちに終わった。
そうそう、昼の部が終わったあとに、チェリさんが、
「トド様、ふつーの挨拶もできたんですね!」
と、とてもかわいらしい感想を言っていたので、トドファン歴17年のわたしはつい、かわいくない感想を言ってしまいましたよ。
「ああアレ、台本通りに喋っただけですよ、きっと」
トドロキの舞台挨拶は昔から一貫して変なんだが、今回は至極マトモだった。行事関係の挨拶はいつもおもしろくもなんともないふつーさでまとめる人なんで、あんなもんだろうとは思っていたけど。
それにしても今回は、台本アリだろーなと思った。
夜の部を見て納得。
トップ3人のMCと同じ、台本まんまの挨拶だったことが判明。一言一句同じ台詞喋りやがんの(笑)。
とにかく、とても素敵な公演だった。
タカラヅカを好き。
それを再確認したよ。
コメント