宙組バウホール公演、『Le Petit Jardin−幸せの庭−』真面目な感想を書くつもりだったんだけど。

 この物語について、ショックなことがあったので、先にそちらを書く。

 実は今日は31日で、星新公に行っていたりしたのだけど。

 新公を観たあと、デイジーちゃん、kineさん、nanakoさんという、前回の花新公のときと同じメンバーで食事をしていたのね。

 んで、『Le Petit Jardin』の話になって。
 わたしはごくあったりまえに、いつものように、ほんとにふつーの気持ちで、言ったのよ。

「いい作品だったよね、ホモ萌えもあったし」

 なのに、反応がおかしいの。

「ホモ萌え? あの作品のどこに?」
「ありえないでしょ?」

 なんつー返事しかないの。

 へ?
 なんでなんで?
 わたし、ふつーに萌えて観てたんですが?
 みんなうっかりさんだなあ、あんなにわかりやすい萌えに気づかないなんて。
 んじゃ、教えてあげるわ。きっとみんなも、「ああ、たしかにアレはホモよねっ」と同意してくれるにちがいないわ。

「まず、あひちゃんは受よね?」

 あ、あれ? 基本的な確認事項だったのに、なんで同意が返らないんだ?

「でもって、ミシェル・シャンティとデキてたのよね?」

 あ、あれ? 基本的な確認事項なのに以下同文。

「『Le Petit Jardin』って早い話が、“未亡人奮戦記”よね? 未亡人、つーかミシェルの愛人だったアランが、亡き夫の意志を継いでその店を守っていた。がそこへ、正妻の娘セシルが現れてなにもかもめちゃくちゃにしようとする。セシルは愛人にかまけて家庭を顧みなかった父のせいで心を閉ざしていて云々、とゆー」

 同意が返るはず、と、意気揚々と語ったのに。

 何故なの? どーしてみんな、テーブルに突っ伏してピクピクしてるの?!

「屍累々ですよ」
 と、kineさんだっけかに冷静に言われてしまう。

 しかばね……って、そんな。

 なんで倒れるのよ? ものすげー理にかなった話をしたはずだったのに?!

「あの美しい話を観て、そんなヨゴレたことを考えてたんですか!」
「思いませんよ、ふつー」

 喧々囂々。
 盛大に却下される。

 えええっ?! 誰もが納得するホモ話だと思ってたのに?!

 ここに同志かねすき嬢がいたら、きっと同意してくれたはずだわ……そうよね、かねすきさん。
 わたしだけじゃないよね?

 おどろきました。
 いや、マジで。

 みんな、アレ観てミシェル×アランとか思わないんだー。
 アランはことあるごとに、ミシェルへの愛を語ってたじゃん。妻を失ってボロボロのときに、ミシェルに救われて、そのまま恋に落ちちゃったんでしょ?
 セシルだって、ミシェルの娘だからって、最初から特別視してんじゃん。死んだ妻と同じ名前、なんて理由より説得力あると思うけどなー。

 知らなかった……気づかずに観ていたにしろ、説明さえすれば「たしかにそうね!」ってみんな同意してくれると、本気で思い込んでたよ……。遠い目。

 
 さて、ミシェル役は誰がいいかなー、専科のオジサマよね。
 ヒロさんかソルーナさんあたりだといいなあ。
 宙組内でなら、なんといってもまりえった。
 うっとり。

 
 いや、もちろん、真面目に観てるし、感動してるのよ、ホモ以外でも。
 わたしにはいろんなチャンネルがあるから、ホモ萌えチャンネル以外では、ふつーに男女モノとして、ヘテロ作品として、たのしんでますから。

 真面目な感想を先に書くはずだったんだが。
 あまりにびっくりしたんで、ホモ話が先になってしまった……。


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