サトリちゃんから、メールが来た。

「エリザBOXの雪新公のお稽古映像見ました?!
 すごいですよ。ケロしいですよ!

 サトリちゃんといえば、わたしの唯一の公式ケロしい仲間。(って、非公式があるんですかっ?)

 ケロ×しいで萌えられる貴重なお嬢さん。

 しかし、なにをゆってるんだ?
 雪新公って言えば大抵いつもケロトウぢゃん。ケロしいなんて、聞いたことないわ……と、仕事抱え込んで忙しい最中、しまい込んだまま一度も再生していない『Elizabeth Special Box』の、特典映像DVDを引っ張り出す。

 他を見ている時間も気持ちの余裕もないので、とっとと雪新公をチョイス。

 雪組新人公演『エリザベート』1996年。
 主演トート役のトウコちゃんは大劇時で研5、東宝時で研6。このときすでに、男役として完成している。すげえや。
 だもんでトウコちゃんは、基本的にあまり変わっていない。そりゃまあ、さすがに若いけど。

 にしても、いろんな人たちが映ってるなあ。

 おおっ、はっちゃんだ、かわいー、つか、変わってねえ。
 ゆみこちゃんかわいー、すっしい濃いわ、みやたん変わってねぇ、ちー坊でかいけど薄い、ねったんこのときは路線ぢゃなかったんだよな、てな感想を全部吹っ飛ばす、ハマコの迫力。

 こ、こわ……っ。
 ハマコさん、こわいです。
 ゾフィー役になりきってますがな……化粧濃いし、唇赤いし、目ェ吊り上がってるし。

 そしてわたしは、こんなときでもまちかめぐるを見つけてしまうし。
 まちか、東宝時で組配属されたばっかの研2ぢゃん……そんな最下級生なのに、まちかはまちか、どこにいてもわかるよ……。

 
 てなふーに、平和に眺めていたわたしの目に。

 突然、迫力の「MAHO SHIOMI」の文字がっ。

 カメラ前を赤いものが横切ったのですよ。
 突然大映しになる、あざやかな朱色に白抜きの「MAHO SHIOMI」の文字。

 はい〜〜っ?!

 Tシャツのバックプリントでした。
 どこぞの人が、恥ずかしげもなく「MAHO SHIOMI」とゆー名前のプリントされた、ケロ会の会服を着ていたんだわ。
 いや、ジェンヌさんはよくそーゆーことするのは聞いてるけど。
 なにも、カメラの入ってる日に、いそいそ「ケロファンの服」を着なくてもいいじゃないか。どうせ着るなら、主役のトウコちゃんの服を着ろよ?

 誰だよ、「MAHO SHIOMI CLUB」なんつー恥ずかしい看板ぶら下げてるジェンヌは。

 と、思ったら。

 ええ、それがしいちゃんでした。

 なるほど……たしかに、ケロしいやわ……。

 ただのお稽古映像なので、インタビューがあるわけでなく、なんのフォローもないまま終わる。

 「ケロさんLOVE」とゆー意味の朱色のシャツを着て、きらきら笑顔のしいちゃんに、腰が砕けました……。

 しいちゃん……すてき……。

 東宝ではしいちゃんがジュラ@本役ケロをやっていた関係だとは思うけど。
 わかっていても、破壊力のある映像だったわ……。

 
 もひとり、ケロ会のシャツを着ている娘役さんがいたけど、こちらは誰かわからず。

 ケロはフランツ・ヨーゼフ役。
 このときケロちゃんまだ、22歳だったんだよね。若いよねえぇ。

 あ、つーことはしいちゃんも22だ。若い若い。つーかしいちゃんの方がさらに若く見えるよな(笑)。

 
 若いといえば、かしげも若かった。
 若いウチからデコは広かったが、まだ「デコ」の範囲内。
 時の流れは残酷ね……「デコ」から「ハゲ」になったのね……。

 や、かしちゃんのことはあのおデコごと大好きですとも!

 
 なんにせよ、ケロLOVEなしいちゃんには笑わせてもらった。

 しい→ケロかぁ、いいなあ。

 
 そして、エリザ特典DVDが発売されてずいぶん経つのに、誰もこのことで盛り上がってないなんて。

 世の中の人は、「ケロしい」になんの興味も萌えもないんやね……。
 検索もこないしな……ふふ……ふ……。

 こんなことで盛り上がっているのは、しい担のサトリちゃんとkineさん、そしてわたしぐらいのものなのかしら。

 kineさんちにお泊まり中のサトリちゃんと、「うきゃ〜うきゃ〜」なメールががんがん飛び交う(笑)。

 そんな夜。@しいちゃんお茶会イブ。


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