踊るサテュロス。@愛・地球博…ってゆーかモリゾーってゆーか。
2005年4月22日 家族 最近、気づいたこと。
わたしがいちばん好きじゃない色って、緑色だわ……。
わたしが「緑野こあら」という名で生きるよーになって数年。
カウンタが1日1回しか回らない、そんな日記をWEBで書きはじめた。
誰も私を知らない。リンクも張らないし、誰にも挨拶しない。友だちにも家族にも、誰にも知らせず、ひとりでひっそりと文章を書く。
わたししかやってこないサイトだから、カウンタは1日1回しか回らない。自分でリロードして、2回、3回と回して、「よし」と満足。
そんな、ささやかな日記。
……だったのが。
ありがたいことに読んでくれる人が増え、メールをいただくことも増えた。
んで、「緑野こあら」としてメールを書くようになり、最後に名前を添えることになる。手紙の最後には名前を書く。とーぜんのこと。
最初のメールの返事には、ふつーに「緑野こあら」と書く。オールひらがなであることも多い(ひらがな好き)。
でも、慣れてくるうちに、名前をてきとーにもじって書くよーになる。
その昔、友人のオレンジと毎日文通しているときは、自分の名前をネタにどこまでギャグをとばせるかで競ったことがあったなー(やめなさい)。
今いちばん多い我が署名は、「こあら・ぐりーん」。
深い意味はない。「緑野こあら」をガイジン風に書いてみました、なだけ。
そしてあるときふと、思った。
ぐりーん、って、グリーン? 緑?
あれ、わたし、緑っていちばん、馴染みの薄い色だわ。
てゆーか、緑って、好きじゃない色だ……。
がーん。
「なんでソレを、ハンドルにしてるんだよ」
と、弟につっこまれました。しみじみあきれた口調で。
長すぎる前振りで恐縮ですが、『愛・地球博』に行ってきました。
家族で。
35年前の千里万博にふつーでない思い入れのある緑野家、なにがなんでも家族で行かなきゃ! とゆー父の号令で、えっちらおっちら行ってきましたよ。
大変でしたよ、家族行動は。
なんつっても、父と母には日本語通じないから!
言ってることとやってることチガウし、道理は通じないし、現代の常識は通じないし。35年前と同じ生き方でないと認めないし。
そのときの目に映るモノと気分で、言っていることがコロコロ変わる年寄りふたりに振り回され、わたしと弟はへとへとでした。
「千里万博では、月の石を見るために3時間並ぶのがあたりまえだったんだ!!」
と言い張る父は、ネット予約も当日整理券も、空いているだろう他のパビリオンも、まったく認めない。
テーマ館に入るために1時間半、マンモスを見るために1時間半、てなふーに、並ぶのがあたりまえなんだもん……。
できるだけ並ばずにすむように、いろいろ予定を考えてきたわたしの苦労は無意味だった。
つーことで、冷凍マンモスの生首のために1時間半並ぶ覚悟の両親を列に残し、わたしと弟はふたりで買い物に行きました。
なぜなら。
マスコット・キャラのモリゾーとキッコロ、めちゃかわいいよね?
わたしも弟も、こいつらのうさんくささ全開のかわいさにめろめろ(笑)。
会場に行ったら、絶対なにかオリジナルグッズを買うって決めてたの。
「うわっ、これかわいー」
「かわいーぞ!」
と、ふたりでグッズの山を前にして大ウケ。
つーかグッズの種類と量、半端ぢゃない……宝の山だー。うっとり。
中でもいちばん受けたのが、モリゾーのテンガロンハット。
このブログに写真をアップする機能があったら、ぜひ載せたいところだ(笑)。
あのうさんくさいモリゾーの顔というか姿というか、が、そのまま帽子になってるのよ。
アタマにぬいぐるみ乗っけてます状態。うおー、バカくせえ。最高。
モリゾーかぶって、思わず姉弟で記念撮影したわ。
「かわいいよなあ、モリゾー。色もいいし」
と、しみじみする弟、身長180超えの30男。
そこではじめて、「色」の話になった。
「モリゾーの色って、ぼくのいちばん好きな色だ」
「あ。モリゾーの色って、わたしのいちばん好きじゃない色だ」
「なんでっ、いい色じゃないか!」
「好きじゃないのよー、緑はぁ。とくにビリジアンはいや〜」
ビリジアン。
小学生の使う12色絵の具に、必ず入っていた謎の色。「みどり」ではなく、「ビリジアン」。
「いいじゃないか、ビリジアン!」
「いやー、いやー、いやー」
わたしと弟は、いろんなもので好みが合うんですが、食べ物と「色」だけは合いそうにない(笑)。
そこで、冒頭の話に。
弟にハンドルネームは秘密にしているが、「緑」という字を使っていることを明かす。
「そんなに嫌な色なら、なんでソレをハンドルにしてるんだよ」
ごもっとも。
なんででしょー? マジでわからん。
てゆーか、ほんとになにも考えてなかったよ、緑野こあら。
字面が気に入ってつけただけ。
「緑」があの「ビリジアン」だと想像が達してなかったよ。
だって所詮、ヴァーチャル・ネームだし。
ひとりだけの秘密の日記、誰も知らない名前。
まさかその名でメールを書いたり、実際にオフで呼ばれたり名乗ったりすることがあるなんて、思ってなかったんだもん!
……まあ、ふつーにありそうな名前にしたことだけが、救いかな。
とんでもない音のつながりだったら、オフで呼ばれたら火ィ吹くもんなー(笑)。
好きな色じゃない、緑。
でもわたしはカエルが好きで、モリゾーが好き。
わがままばかり言う両親の意見最優先だったから、ろくに回ることが出来なかったよ、地球博。
そしてあれほど「家族で万博」にこだわっていた両親。
わたしと弟が忙しくて、両親の予定の空いている日に休みを取れない、と知るやいなや、夫婦ふたりだけで、2度目の万博旅行の日程を決めてしまいやがりました。
4人で行くことに意義が! と吠えてたのは誰よ?! それで、わたしも弟も必死でやりくりしたんじゃん。エスコートしようと努力したんじゃん! ひとの作ったプランなんか、まったく顧みてくれなかったくせにー。「文句は言わない。若い者にまかせる」って言って、結局は自分たちの思い通りにしか動かなかったくせに。
「文句ばかり言われるから、次は年寄りだけで行く」って。それなら最初から……あー、もーいいよ。好きにしてくれ。
わたしも弟も、このオチに苦笑。
あれだけわたしたちを振り回しておいて、まあ。
いいよいいよ、好きにしてくれー。肩の荷が下りたよ。
ねえねえ、星担のみなさん、地球博、行きませんか?
わたしは、イタリア館の「踊るサテュロス」が見たかったのよ!! なのにうちの両親は、わたしの行きたいところになんか、行かせてくれなかったのよー。自分たちの意見しか認めないから!
そして、緑のモリゾーのグッズを、ちゃんと買いたい……。
わたしがいちばん好きじゃない色って、緑色だわ……。
わたしが「緑野こあら」という名で生きるよーになって数年。
カウンタが1日1回しか回らない、そんな日記をWEBで書きはじめた。
誰も私を知らない。リンクも張らないし、誰にも挨拶しない。友だちにも家族にも、誰にも知らせず、ひとりでひっそりと文章を書く。
わたししかやってこないサイトだから、カウンタは1日1回しか回らない。自分でリロードして、2回、3回と回して、「よし」と満足。
そんな、ささやかな日記。
……だったのが。
ありがたいことに読んでくれる人が増え、メールをいただくことも増えた。
んで、「緑野こあら」としてメールを書くようになり、最後に名前を添えることになる。手紙の最後には名前を書く。とーぜんのこと。
最初のメールの返事には、ふつーに「緑野こあら」と書く。オールひらがなであることも多い(ひらがな好き)。
でも、慣れてくるうちに、名前をてきとーにもじって書くよーになる。
その昔、友人のオレンジと毎日文通しているときは、自分の名前をネタにどこまでギャグをとばせるかで競ったことがあったなー(やめなさい)。
今いちばん多い我が署名は、「こあら・ぐりーん」。
深い意味はない。「緑野こあら」をガイジン風に書いてみました、なだけ。
そしてあるときふと、思った。
ぐりーん、って、グリーン? 緑?
あれ、わたし、緑っていちばん、馴染みの薄い色だわ。
てゆーか、緑って、好きじゃない色だ……。
がーん。
「なんでソレを、ハンドルにしてるんだよ」
と、弟につっこまれました。しみじみあきれた口調で。
長すぎる前振りで恐縮ですが、『愛・地球博』に行ってきました。
家族で。
35年前の千里万博にふつーでない思い入れのある緑野家、なにがなんでも家族で行かなきゃ! とゆー父の号令で、えっちらおっちら行ってきましたよ。
大変でしたよ、家族行動は。
なんつっても、父と母には日本語通じないから!
言ってることとやってることチガウし、道理は通じないし、現代の常識は通じないし。35年前と同じ生き方でないと認めないし。
そのときの目に映るモノと気分で、言っていることがコロコロ変わる年寄りふたりに振り回され、わたしと弟はへとへとでした。
「千里万博では、月の石を見るために3時間並ぶのがあたりまえだったんだ!!」
と言い張る父は、ネット予約も当日整理券も、空いているだろう他のパビリオンも、まったく認めない。
テーマ館に入るために1時間半、マンモスを見るために1時間半、てなふーに、並ぶのがあたりまえなんだもん……。
できるだけ並ばずにすむように、いろいろ予定を考えてきたわたしの苦労は無意味だった。
つーことで、冷凍マンモスの生首のために1時間半並ぶ覚悟の両親を列に残し、わたしと弟はふたりで買い物に行きました。
なぜなら。
マスコット・キャラのモリゾーとキッコロ、めちゃかわいいよね?
わたしも弟も、こいつらのうさんくささ全開のかわいさにめろめろ(笑)。
会場に行ったら、絶対なにかオリジナルグッズを買うって決めてたの。
「うわっ、これかわいー」
「かわいーぞ!」
と、ふたりでグッズの山を前にして大ウケ。
つーかグッズの種類と量、半端ぢゃない……宝の山だー。うっとり。
中でもいちばん受けたのが、モリゾーのテンガロンハット。
このブログに写真をアップする機能があったら、ぜひ載せたいところだ(笑)。
あのうさんくさいモリゾーの顔というか姿というか、が、そのまま帽子になってるのよ。
アタマにぬいぐるみ乗っけてます状態。うおー、バカくせえ。最高。
モリゾーかぶって、思わず姉弟で記念撮影したわ。
「かわいいよなあ、モリゾー。色もいいし」
と、しみじみする弟、身長180超えの30男。
そこではじめて、「色」の話になった。
「モリゾーの色って、ぼくのいちばん好きな色だ」
「あ。モリゾーの色って、わたしのいちばん好きじゃない色だ」
「なんでっ、いい色じゃないか!」
「好きじゃないのよー、緑はぁ。とくにビリジアンはいや〜」
ビリジアン。
小学生の使う12色絵の具に、必ず入っていた謎の色。「みどり」ではなく、「ビリジアン」。
「いいじゃないか、ビリジアン!」
「いやー、いやー、いやー」
わたしと弟は、いろんなもので好みが合うんですが、食べ物と「色」だけは合いそうにない(笑)。
そこで、冒頭の話に。
弟にハンドルネームは秘密にしているが、「緑」という字を使っていることを明かす。
「そんなに嫌な色なら、なんでソレをハンドルにしてるんだよ」
ごもっとも。
なんででしょー? マジでわからん。
てゆーか、ほんとになにも考えてなかったよ、緑野こあら。
字面が気に入ってつけただけ。
「緑」があの「ビリジアン」だと想像が達してなかったよ。
だって所詮、ヴァーチャル・ネームだし。
ひとりだけの秘密の日記、誰も知らない名前。
まさかその名でメールを書いたり、実際にオフで呼ばれたり名乗ったりすることがあるなんて、思ってなかったんだもん!
……まあ、ふつーにありそうな名前にしたことだけが、救いかな。
とんでもない音のつながりだったら、オフで呼ばれたら火ィ吹くもんなー(笑)。
好きな色じゃない、緑。
でもわたしはカエルが好きで、モリゾーが好き。
わがままばかり言う両親の意見最優先だったから、ろくに回ることが出来なかったよ、地球博。
そしてあれほど「家族で万博」にこだわっていた両親。
わたしと弟が忙しくて、両親の予定の空いている日に休みを取れない、と知るやいなや、夫婦ふたりだけで、2度目の万博旅行の日程を決めてしまいやがりました。
4人で行くことに意義が! と吠えてたのは誰よ?! それで、わたしも弟も必死でやりくりしたんじゃん。エスコートしようと努力したんじゃん! ひとの作ったプランなんか、まったく顧みてくれなかったくせにー。「文句は言わない。若い者にまかせる」って言って、結局は自分たちの思い通りにしか動かなかったくせに。
「文句ばかり言われるから、次は年寄りだけで行く」って。それなら最初から……あー、もーいいよ。好きにしてくれ。
わたしも弟も、このオチに苦笑。
あれだけわたしたちを振り回しておいて、まあ。
いいよいいよ、好きにしてくれー。肩の荷が下りたよ。
ねえねえ、星担のみなさん、地球博、行きませんか?
わたしは、イタリア館の「踊るサテュロス」が見たかったのよ!! なのにうちの両親は、わたしの行きたいところになんか、行かせてくれなかったのよー。自分たちの意見しか認めないから!
そして、緑のモリゾーのグッズを、ちゃんと買いたい……。
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