そして続く、彼の道。@マラケシュ・紅の墓標
2005年4月19日 タカラヅカ 花組公演『マラケシュ・紅の墓標』は、初日に観に行きました。ダンピングされたチケットで、2階A席で機嫌良く観ましたよ。
そしてさらに、SS席で観ましたとも。こちらはもちろん定価ですわ。かなしみの5列目センター、ひとつ後ろの席は7500円、なのにわたしは1万円……わたしのチケット運って、なんかこー、いつもギリギリ感漂ってるよなあ、当たるだけマシか、友会……。
千秋楽当たったかと思ったら2階の端席だし、今日(じつは23日だ)届いた『ゴールデン・ステップス』も端の端(友会席ちゃうやん、こんな端っこ!)だし、ほんとにわたしのくじ運って……っ!!
いや、去年までカケラも当たらなかったから、まだマシなんだけども……それにしてもなんかこー、ギリギリ感が……。
なにはともあれ、初日に観ているわりに『マラケシュ』の感想書いてなかったのだわ。
他に書くことが多すぎて。
てゆーか、『睡れる月』に萌えまくって、『お笑いの果てに』にウケまくって、『マラケシュ』の感想に辿り着かなかったんだわ……! 砂漠で迷うクリフォードのように!(笑)
わたしがぼーっとしているうちに、kineさんが作品語りをいっぱいしてくれているので、それでなんか満足しちゃっている節も大いにあるんだが(kineさんのブログは http://diarynote.jp/d/42631/ です、よろしく!)。
初日の段階で、わたしとkineさんとでいちばん意見が違ったのは、リュドヴィークの最期。
最果ての地マラケシュに集う者たちの物語。
恋人の犯した罪を自らかぶり、華のパリからここまで堕ちてきた男、リュドヴィーク@オサ。
過去の傷を引きずって生きる彼は、同じ傷を持つ女オリガ@ふーちゃんに惹かれる。
互いの姿に、失った日々を見たふたりは惹かれ合い、共にパリへ行くことを決意する。
しかし。
失ったはずの過去は歪んで現在につながり、パリに焦がれていた小悪党レオン@樹里ちゃんの渇望と破滅をBGMに、リュドヴィークはパリに行くことができない自分を知る。
オリガに別れを告げ、彼女を未来へと導く力を持つ彼女の夫クリフォード@ゆみこにデザート・ローズを託し。
リュドヴィークは、ひとり去っていく。
えー、ひとから聞いたところ、プログラムにはいろいろ補足説明がしてあるそーで。
わし、そんなもん買ってないからなにも知らんよ。
舞台の上だけがすべて、補足説明なんぞ認める気はない(笑)。
だからプログラムにリュドがどーなったか書いてあっても、関係ない。
それに初日は、誰もそんな知識ナシで観、感想を語り合っていた。
その、最初の感想にて。
kineさんはリュドは死んだと思った、と言い、わたしは生きていると思ったと言った。
舞台から判断すると、ラストシーンでリュドの生死は描かれていない。
レオンは死したのち、ベドウィンの列に加わって去っていくが、リュドヴィークはそうじゃない。
たしかにひとり客席に背を向けて去っていくが、それが死者の列に加わることなのかどうかまでは、描かれていない。
彼の魂の放浪を象徴する姿にも見える。
わたしは、彼は生きていると思った。
何故か。
その方が、救いがないからだ。
死んで解放されるなんて、レオンのよーに解き放たれた顔をするなんて、好みぢゃないわ。
生きて、汚れ続けろ。
その方がより残酷で、好みだ。
初日を観てすぐ、取り急ぎ書いた感想では、あて書きの話をした。クリフォードという「正しい」キャラクタに、ゆみこをあてたオギーの手腕に感心した。
そして、主役であるリュドヴィーク@オサ。
なんて容赦のないあて書き。
結局のところリュドは、鏡に向かってひとりでぶつぶつつぶやいているだけの男だ。誰も愛していないし、誰の愛も受け付けない。
究極のナルシストで、だからこそ孤独な男だ。
彼の魂の乾きは、誰にも癒せないだろう。
鏡に映った自分には、触れることが出来ないのだから。
誰も愛せない、誰も救えない。
だけど愛を求め、癒しを求め、自分と他人を傷つけながら、なおも生き続ける。
死んじゃダメだよ、リュドヴィーク。
生きて、苦しみ続けろ。
その方が、絶対好み。萌え。
続編希望、と思ったくらいだ、初日を観て。
リュド主役でなくていい、誰かまた別の、マラケシュに堕ちてきた人の物語で。そこに、魂をさすらわせたままのリュドがちらりと出てくれればいいなと。
ああまだ彼は、こんなに絶望したままなんだ、かなしいままなんだ、と思わせてくれるだけでいい。
作品のまとまり的には、kineさんが感じた通り、きれーに死んでいることにした方が、落ち着くんだけどねー。
わたしはほら、萌えを主食に生きているヲタクですから!
オサ様演じるリュドヴィークが、生きて、苦しみ続けてる、なんて考えるだけで萌えですよっ。
自暴自棄に自堕落に、アレな生活なんかしてくれると、さらに萌え萌えですよ。
ムッシュ・コルベット@はっちさんには、絶対手をつけられているだろーし、他の男たちとも怪しいもんですなっ。
わたし的にはレオンより、イズメル@みわっちとどうこう、てな気持ちなんですが。
今回みわっち、かっこいーよねー。男らしいよねー。いいおにーちゃんぶりだよねー(笑)。妹の一花ちゃん、かわいーよーねー。
イズメル × リュドヴィーク で!!
うおー、デカタンな雰囲気に鼻血もんですわー。
まともな作品語りはまたいずれ。
そしてさらに、SS席で観ましたとも。こちらはもちろん定価ですわ。かなしみの5列目センター、ひとつ後ろの席は7500円、なのにわたしは1万円……わたしのチケット運って、なんかこー、いつもギリギリ感漂ってるよなあ、当たるだけマシか、友会……。
千秋楽当たったかと思ったら2階の端席だし、今日(じつは23日だ)届いた『ゴールデン・ステップス』も端の端(友会席ちゃうやん、こんな端っこ!)だし、ほんとにわたしのくじ運って……っ!!
いや、去年までカケラも当たらなかったから、まだマシなんだけども……それにしてもなんかこー、ギリギリ感が……。
なにはともあれ、初日に観ているわりに『マラケシュ』の感想書いてなかったのだわ。
他に書くことが多すぎて。
てゆーか、『睡れる月』に萌えまくって、『お笑いの果てに』にウケまくって、『マラケシュ』の感想に辿り着かなかったんだわ……! 砂漠で迷うクリフォードのように!(笑)
わたしがぼーっとしているうちに、kineさんが作品語りをいっぱいしてくれているので、それでなんか満足しちゃっている節も大いにあるんだが(kineさんのブログは http://diarynote.jp/d/42631/ です、よろしく!)。
初日の段階で、わたしとkineさんとでいちばん意見が違ったのは、リュドヴィークの最期。
最果ての地マラケシュに集う者たちの物語。
恋人の犯した罪を自らかぶり、華のパリからここまで堕ちてきた男、リュドヴィーク@オサ。
過去の傷を引きずって生きる彼は、同じ傷を持つ女オリガ@ふーちゃんに惹かれる。
互いの姿に、失った日々を見たふたりは惹かれ合い、共にパリへ行くことを決意する。
しかし。
失ったはずの過去は歪んで現在につながり、パリに焦がれていた小悪党レオン@樹里ちゃんの渇望と破滅をBGMに、リュドヴィークはパリに行くことができない自分を知る。
オリガに別れを告げ、彼女を未来へと導く力を持つ彼女の夫クリフォード@ゆみこにデザート・ローズを託し。
リュドヴィークは、ひとり去っていく。
えー、ひとから聞いたところ、プログラムにはいろいろ補足説明がしてあるそーで。
わし、そんなもん買ってないからなにも知らんよ。
舞台の上だけがすべて、補足説明なんぞ認める気はない(笑)。
だからプログラムにリュドがどーなったか書いてあっても、関係ない。
それに初日は、誰もそんな知識ナシで観、感想を語り合っていた。
その、最初の感想にて。
kineさんはリュドは死んだと思った、と言い、わたしは生きていると思ったと言った。
舞台から判断すると、ラストシーンでリュドの生死は描かれていない。
レオンは死したのち、ベドウィンの列に加わって去っていくが、リュドヴィークはそうじゃない。
たしかにひとり客席に背を向けて去っていくが、それが死者の列に加わることなのかどうかまでは、描かれていない。
彼の魂の放浪を象徴する姿にも見える。
わたしは、彼は生きていると思った。
何故か。
その方が、救いがないからだ。
死んで解放されるなんて、レオンのよーに解き放たれた顔をするなんて、好みぢゃないわ。
生きて、汚れ続けろ。
その方がより残酷で、好みだ。
初日を観てすぐ、取り急ぎ書いた感想では、あて書きの話をした。クリフォードという「正しい」キャラクタに、ゆみこをあてたオギーの手腕に感心した。
そして、主役であるリュドヴィーク@オサ。
なんて容赦のないあて書き。
結局のところリュドは、鏡に向かってひとりでぶつぶつつぶやいているだけの男だ。誰も愛していないし、誰の愛も受け付けない。
究極のナルシストで、だからこそ孤独な男だ。
彼の魂の乾きは、誰にも癒せないだろう。
鏡に映った自分には、触れることが出来ないのだから。
誰も愛せない、誰も救えない。
だけど愛を求め、癒しを求め、自分と他人を傷つけながら、なおも生き続ける。
死んじゃダメだよ、リュドヴィーク。
生きて、苦しみ続けろ。
その方が、絶対好み。萌え。
続編希望、と思ったくらいだ、初日を観て。
リュド主役でなくていい、誰かまた別の、マラケシュに堕ちてきた人の物語で。そこに、魂をさすらわせたままのリュドがちらりと出てくれればいいなと。
ああまだ彼は、こんなに絶望したままなんだ、かなしいままなんだ、と思わせてくれるだけでいい。
作品のまとまり的には、kineさんが感じた通り、きれーに死んでいることにした方が、落ち着くんだけどねー。
わたしはほら、萌えを主食に生きているヲタクですから!
オサ様演じるリュドヴィークが、生きて、苦しみ続けてる、なんて考えるだけで萌えですよっ。
自暴自棄に自堕落に、アレな生活なんかしてくれると、さらに萌え萌えですよ。
ムッシュ・コルベット@はっちさんには、絶対手をつけられているだろーし、他の男たちとも怪しいもんですなっ。
わたし的にはレオンより、イズメル@みわっちとどうこう、てな気持ちなんですが。
今回みわっち、かっこいーよねー。男らしいよねー。いいおにーちゃんぶりだよねー(笑)。妹の一花ちゃん、かわいーよーねー。
イズメル × リュドヴィーク で!!
うおー、デカタンな雰囲気に鼻血もんですわー。
まともな作品語りはまたいずれ。
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