彼は「スタァ」。@それでも船は行く
2005年2月27日 タカラヅカ 某雑誌のインタビュー記事で、涼紫央さんはこう答えています。
「今年の私の抱負は『男役の色気』と『男役の余裕』の二つに決めているんです」
この話をチェリさんから聞いたとき、大ウケしました。
だって、抱負ですよ。目標じゃないんですよ。
たしかに「抱負」という言葉には「のぞむ」という意味もあるけど、「目標」や「希望」という言葉とニュアンスがちがいますよね。
「目標」だと、いまはまだ届いてないけれど、それを目指してがんばる、というニュアンスがあるけど、「抱負」っちゅーと、今現在持ち合わせているもののなかから、これと決めた、みたいな感じ。
さすがだ涼紫央!!
「男役の色気」も「余裕」も、あったりまえに持ち合わせているんだなっ。
たくさんある引き出しから、今年はあえてコレで行くんだなっ。
ブラボー。
そうでなくっちゃ。
たんなる言葉のアヤかもしれないが、わざわざこーゆー言い方をしてくれるすずみんが好きだ(笑)。
わたしがすずみんを好きな理由のひとつに、この臆面のなさがある。
いつも謙虚に「自信ないんです」とかゆーふりをしていた方が、楽じゃん? うまくできなくても、日頃から「自信ないです」「そんな、わたしなんか」と言っておけば格好もつく。
でも、いつも余裕ぶっこいていたら、いざなにか失敗したときに格好がつかないよねえ? だから「勉強なんてしてないよ」と口では言いながら家で猛勉強している子どもみたいに、予防線を張っておく方が、楽。
努力なんてかっこわるい。がつがつ上を目指すなんてあさましい。
そううそぶいて自分を守るのがあたりまえっぽい、この世の中で。
すずみんてば、いつもなんてまっしぐらに「スタァ」なの!
ナチュラルにスタァ。
輝く人。
飾らない関西弁と、自分がスタァである事実をへりくだりも隠しもしない人。
それだけのことをしてここにいるのだから、まっすぐに前を見ていていいんだよ。
自信を持っていいんだよ。
努力することは、上を目指すことは、かっこいいことなんだから。
という、すばらしさ。
すずみんイェイイェイ、抱負は色気と余裕かイェイイェイ。いいぞいいぞ、ついていくぞ。
とゆーことで、ずっとたのしみにしていました、涼紫央主演バウホール公演『それでも船は行く』初日観劇。
なにがすごいかって、あーた。
芝居なのに、ウインクがばちばちとんでくることですよっ!!
すずみん万歳! それでこそ涼紫央だ!
場の内容関係なしに、ウインクとばしまくりだ涼紫央。いいなあ。好きだなあ(笑)。
すずみんってば、余裕でした。
単独初主演? え? どのへんが?
多少台詞を噛んでいた以外、ほんとに余裕だよー。お金払って観るだけの仕事をしてくれてるよー。
ふつーこういう下級生バウの初日って、出演者がいっぱいいっぱいで、舞台も客席も緊張感で一発触発状態になるもんなんだけど。
すずみんは余裕で物語をすすめていく。
それこそ、ウインクとばしまくるくらいに。
さすが「今年の目標は『色気』と『余裕』」と宣言する男だ!
有言実行。かっこいー(笑)。
えー、脚本と演出に関しては言いたいことアリ過ぎなので今は触れずにおくが、まず言えることは主人公、性格悪すぎ!!
いいところがまったくない男なんだ、主人公のジョニーってヤツ。
傲慢でいい加減で自己中心的で嘘つきで、他人を騙してへらへら笑っているよーなひどい奴。個人的に、女の子を怒鳴ったり罵ったりする男は嫌いなんだが、そればっかやりまくってくれる。いいところは、どこにもナシ。
……脚本だけでいうとな。
脚本では、観客がジョニーを好きになる要因はナニもない。
彼が「好人物である」というエピソードも台詞も、なにもない。
あるのはただ、常識的に見てどれほど彼がひどい人格破綻者であり社会生活不適応者であるか、ということのみだ。
救いは、このひっでー役をやっているのが、すずみんだということ。
ジュニーの言動はどれもこれもひどいもので、いつも怒鳴ってばかりなんだけど、そこに「かわいげ」がなければならない。
ほんとうは彼が「いい人」で、「わざと悪ぶって」「あえてひどい言い方をしている」んだということを、演じなければならないんだよ。
脚本以外の仕事をしなければならないの。
ただ台詞を言って、決められた演技をしているだけではダメなの。この脚本のままじゃ、ジョニーはただの卑劣漢だよ。
すずみんは、すずみんらしい細やかさで、きちんと演技しているのだわ。
最悪な脚本なのに、ジョニーを卑劣漢にしない。
かわいい大人の男にしている。
ええ、あちこちで客席にウインクとばすくらい、余裕綽々でチャーミングに演じているよ。
あーもー、救われた。
この役をやっているのがすずみんでよかった。他の余裕のない下級生が、いっぱいいっぱいでただ台詞を書いてあるまんまに叫ばれたりしたら、きつかったろーなー。
笑顔きらきらで演じてこそのジョニー。
一点の曇りもない「スタァ」な笑顔と存在感があってこそ、この下劣な男は「チャーミング」になるんだよ。
豊かな表情、過剰なまでの表現力、手加減ナシな姿がいい。
脚本に書かれている性格が最悪だということを除けば、ジョニーはセレブでハンサムで、口もたつうえにケンカも強いという完璧な男。いろんな意味で瞠目してしまう派手なスーツを着こなしたすずみんの「二枚目」ぶりを堪能できてたのしい。
だってさー、すずみんが御曹司役だよ? それだけでもう「キターーッ!」って感じじゃない?
なにがすばらしいってあーた、ヨットに自分の名前をつける男だよ?
マストに「Johnny」って名前の入ったヨットでデートされた日にゃあ、腰砕けるね。
もー、かわいいったら。
主役の役割が半端でなく重いのは、今年のバウの特徴なのかな。
主役は出ずっぱりで喋りっぱなし。
そしてジョニーは性格もやっていることも最悪なので、役者を嫌いだった場合、見ていてつらいかも。
女の子に向かってひどい言葉を投げつけて、傷つけて笑っている姿とかを見て、役者を嫌いだった場合は悪い方へしか受け取れないかもな……それだけが心配。なにしろ脚本がひどいから。
すずみんを好きなら、見ても損はない。彼のきらきら笑顔を見ているだけでたのしいぞ。
ただ、嫌いだったら絶対見ないこと。作品は駄作だから、心おきなくスルーしてヨシ! わざわざ見て「あの主人公ムカつくー!」とか思わなくていいから。
ああ……わたし的にいちばんのツボは、パリのシーンでのデュエットダンス!!
すずみんの表情がいちいちツボだー(笑)。
と。
すずみんGO! GO! だけで文字数使い切っちゃったわ。
他の感想はまた翌日にでも。
「今年の私の抱負は『男役の色気』と『男役の余裕』の二つに決めているんです」
この話をチェリさんから聞いたとき、大ウケしました。
だって、抱負ですよ。目標じゃないんですよ。
たしかに「抱負」という言葉には「のぞむ」という意味もあるけど、「目標」や「希望」という言葉とニュアンスがちがいますよね。
「目標」だと、いまはまだ届いてないけれど、それを目指してがんばる、というニュアンスがあるけど、「抱負」っちゅーと、今現在持ち合わせているもののなかから、これと決めた、みたいな感じ。
さすがだ涼紫央!!
「男役の色気」も「余裕」も、あったりまえに持ち合わせているんだなっ。
たくさんある引き出しから、今年はあえてコレで行くんだなっ。
ブラボー。
そうでなくっちゃ。
たんなる言葉のアヤかもしれないが、わざわざこーゆー言い方をしてくれるすずみんが好きだ(笑)。
わたしがすずみんを好きな理由のひとつに、この臆面のなさがある。
いつも謙虚に「自信ないんです」とかゆーふりをしていた方が、楽じゃん? うまくできなくても、日頃から「自信ないです」「そんな、わたしなんか」と言っておけば格好もつく。
でも、いつも余裕ぶっこいていたら、いざなにか失敗したときに格好がつかないよねえ? だから「勉強なんてしてないよ」と口では言いながら家で猛勉強している子どもみたいに、予防線を張っておく方が、楽。
努力なんてかっこわるい。がつがつ上を目指すなんてあさましい。
そううそぶいて自分を守るのがあたりまえっぽい、この世の中で。
すずみんてば、いつもなんてまっしぐらに「スタァ」なの!
ナチュラルにスタァ。
輝く人。
飾らない関西弁と、自分がスタァである事実をへりくだりも隠しもしない人。
それだけのことをしてここにいるのだから、まっすぐに前を見ていていいんだよ。
自信を持っていいんだよ。
努力することは、上を目指すことは、かっこいいことなんだから。
という、すばらしさ。
すずみんイェイイェイ、抱負は色気と余裕かイェイイェイ。いいぞいいぞ、ついていくぞ。
とゆーことで、ずっとたのしみにしていました、涼紫央主演バウホール公演『それでも船は行く』初日観劇。
なにがすごいかって、あーた。
芝居なのに、ウインクがばちばちとんでくることですよっ!!
すずみん万歳! それでこそ涼紫央だ!
場の内容関係なしに、ウインクとばしまくりだ涼紫央。いいなあ。好きだなあ(笑)。
すずみんってば、余裕でした。
単独初主演? え? どのへんが?
多少台詞を噛んでいた以外、ほんとに余裕だよー。お金払って観るだけの仕事をしてくれてるよー。
ふつーこういう下級生バウの初日って、出演者がいっぱいいっぱいで、舞台も客席も緊張感で一発触発状態になるもんなんだけど。
すずみんは余裕で物語をすすめていく。
それこそ、ウインクとばしまくるくらいに。
さすが「今年の目標は『色気』と『余裕』」と宣言する男だ!
有言実行。かっこいー(笑)。
えー、脚本と演出に関しては言いたいことアリ過ぎなので今は触れずにおくが、まず言えることは主人公、性格悪すぎ!!
いいところがまったくない男なんだ、主人公のジョニーってヤツ。
傲慢でいい加減で自己中心的で嘘つきで、他人を騙してへらへら笑っているよーなひどい奴。個人的に、女の子を怒鳴ったり罵ったりする男は嫌いなんだが、そればっかやりまくってくれる。いいところは、どこにもナシ。
……脚本だけでいうとな。
脚本では、観客がジョニーを好きになる要因はナニもない。
彼が「好人物である」というエピソードも台詞も、なにもない。
あるのはただ、常識的に見てどれほど彼がひどい人格破綻者であり社会生活不適応者であるか、ということのみだ。
救いは、このひっでー役をやっているのが、すずみんだということ。
ジュニーの言動はどれもこれもひどいもので、いつも怒鳴ってばかりなんだけど、そこに「かわいげ」がなければならない。
ほんとうは彼が「いい人」で、「わざと悪ぶって」「あえてひどい言い方をしている」んだということを、演じなければならないんだよ。
脚本以外の仕事をしなければならないの。
ただ台詞を言って、決められた演技をしているだけではダメなの。この脚本のままじゃ、ジョニーはただの卑劣漢だよ。
すずみんは、すずみんらしい細やかさで、きちんと演技しているのだわ。
最悪な脚本なのに、ジョニーを卑劣漢にしない。
かわいい大人の男にしている。
ええ、あちこちで客席にウインクとばすくらい、余裕綽々でチャーミングに演じているよ。
あーもー、救われた。
この役をやっているのがすずみんでよかった。他の余裕のない下級生が、いっぱいいっぱいでただ台詞を書いてあるまんまに叫ばれたりしたら、きつかったろーなー。
笑顔きらきらで演じてこそのジョニー。
一点の曇りもない「スタァ」な笑顔と存在感があってこそ、この下劣な男は「チャーミング」になるんだよ。
豊かな表情、過剰なまでの表現力、手加減ナシな姿がいい。
脚本に書かれている性格が最悪だということを除けば、ジョニーはセレブでハンサムで、口もたつうえにケンカも強いという完璧な男。いろんな意味で瞠目してしまう派手なスーツを着こなしたすずみんの「二枚目」ぶりを堪能できてたのしい。
だってさー、すずみんが御曹司役だよ? それだけでもう「キターーッ!」って感じじゃない?
なにがすばらしいってあーた、ヨットに自分の名前をつける男だよ?
マストに「Johnny」って名前の入ったヨットでデートされた日にゃあ、腰砕けるね。
もー、かわいいったら。
主役の役割が半端でなく重いのは、今年のバウの特徴なのかな。
主役は出ずっぱりで喋りっぱなし。
そしてジョニーは性格もやっていることも最悪なので、役者を嫌いだった場合、見ていてつらいかも。
女の子に向かってひどい言葉を投げつけて、傷つけて笑っている姿とかを見て、役者を嫌いだった場合は悪い方へしか受け取れないかもな……それだけが心配。なにしろ脚本がひどいから。
すずみんを好きなら、見ても損はない。彼のきらきら笑顔を見ているだけでたのしいぞ。
ただ、嫌いだったら絶対見ないこと。作品は駄作だから、心おきなくスルーしてヨシ! わざわざ見て「あの主人公ムカつくー!」とか思わなくていいから。
ああ……わたし的にいちばんのツボは、パリのシーンでのデュエットダンス!!
すずみんの表情がいちいちツボだー(笑)。
と。
すずみんGO! GO! だけで文字数使い切っちゃったわ。
他の感想はまた翌日にでも。
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