月組ビューポイントのひとつ、フジコちゃん。

 今回の『エリザベート』でおどろいた配役のひとつが、

「フジコちゃんが、黒天使じゃないっ!」

 でしたもの。

 ダンサー・フジコ。鋭角なアゴを持つフジコ。悪役顔のフジコ。
 絶対黒天使だと思ったのに!!
 男たちの間で、誰よりも男らしく、がしがし踊ってくれると思ったのに!!

 女官だなんて! つまんな〜〜いっ。

 「ダンサー=黒天使」が配役的にふつーの感覚なので、いろんな人から「えっ、フジコ女官なの?」と驚きの声を聞く。
 ええ、女官なんですよ、びっくりでしょー?

 そしてわたしは、もちろんフジコちゃんウォッチング。
 あのしがない女官ダンスをしているフジコちゃんを鑑賞。ああ、あの刺さりそうなアゴ、好みだわ……。うっとり。

 なにしろ初日なんで、誰がどこになにで出ているかなんて、まったくわかってません。

 だもんで、おどろいたさ。

 マダム・ヴォルフのコレクション。

 フジコちゃん、ここにいますか!!

 
 フジコちゃんのカオを好きだが、いつもあまりうまく探せないでいるチェリさん、女官のフジコちゃんはわからなくても、娼婦のフジコちゃんは何故か見つけている。
 コレクションのひとりだった、とだけ言えば、

「ひょっとして、タチアナですか」

 と、返してくる。なんだ、わかってんじゃん。
 そうです、ダイナマイトなタチアナです(笑)。

 すごいよー。
 エロいよー。てか、こわいよー。
 マダム・ヴォルフ@えりりんの下に、あんな娼婦たちがいるのかと思うと、こわいですねえ。普段どんな会話してんだ……ぶるぶる。

 美しすぎるマデレーネ@あいちゃんに鼻血吹きつつ(だって下手1列目にいたんだもん、バスタブが目の前だもん、立ち上がられたときゃあ、お尻やら太腿やらを下からのぞき込むことになって、エロ爆弾炸裂!)、あとはひたすらフジコちゃん見てました。
 あー・うー、マダム・ヴォルフのことはあまり聞かないでください……タチアナ見てたら、見てるヒマなかったんだよ……みんな必ずマダム・ヴォルフのこと聞くけどさー。

 タチアナさんてば、エロいのよーっ。
 椅子に坐って、脚の間の床に男を坐らせて、いちゃくらしてんのよーっ。男のカオが下腹部にくるんですよ?! いいんですかソレ?!
 タチアナさんのすばらしさはなんといっても、顔だけ見てたらなことですよね。
 あのオトコマエな顔で、尖ったアゴで、エロい衣装着て男をはべらし、たらしこんでるのよ。
 わーん、すてき〜〜っ。

 ハァハァ。

 2部のスペインの美女も素敵でしたよ、強そうで。

 
 ところで、「タチアナ」って役には、なにかあるんすか?

 デイジーちゃんとそのお友だち(共に月エリザ未見)に、「フジコちゃんはマダム・ヴォルフのコレクションのひとり」と言ったら、

「タチアナですか?」

 と返された。
 たしかにタチアナだけど……どうして?

「そりゃタチアナでしょうよ。ねえ?」

 てな会話に続いてしまったが、なにかあるの? 「ダイナマイト」だから?? 歌詞だけでなく、そーゆー意味での振付や役どころがあったのか、ひょっとして?


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