歌え、心のままに。@宝塚歌劇チャリティーコンサート・その2。
2005年1月18日 タカラヅカ 『宝塚歌劇チャリティーコンサート』。
ニュースになっているかと思いきや、今日の新聞にはろくに載ってませんでした。
某藪氏がタカラヅカ記事の連載してるってのに、写真もナシかい、スポニチ。
ちなみにこのコンサートの収益金は約1000万円だそーだ。
さて。
美しげな曲名の並ぶプログラムですでに、奇異の目を引いていた八犬士のテーマ・・・・水夏希。
せめて曲名だけでももっときらきらしていたなら、よかったのかも。
直球も直球、八犬士。
公演を一度観たっきりのわたしには、それがどんな歌だったか思い出せません。
それまでのステージとは曲調ががらりと変わり、勇ましげな前奏が響く。
現れたのは、水夏希様だ!
なんかドスのきいた歌声だぞ!
里見がどうの珠がどうのと歌ってますぞ。
伝説がどうのと歌ってますぞ。
背景の電飾も、これでもかと派手に瞬く。
コンサート全編通していちばん派手だったのが、この歌のときだ。
えーっとコレって……ひょっとして戦いの歌なんぢゃあ……?
てゆーか、ヒーローソングだよね?
チャリコンでヒーローソングを歌ってはいけない、とはべつに思わない。
コンサートの意図をくんで集まったお客のために、お客が「よろこぶ」歌を歌うのは、正しいと思うから。
お客は期待しているよ、スターが「持ち歌」を歌うことを。なつかしい思い出の歌を歌ってくれることを。
チャリコンだからって、お客をないがしろにしていいわけじゃないから。ファンサービスは正しい姿勢。
ただ。
他の人がみんな、持ち歌の中からチャリコンっぽいものを選んでいるのに、そーゆーことに無頓着に「主演作の主題歌」をチョイスした水兄貴の漢ぶりに、ウケただけだ(笑)。
他にいくらでもあるだろーになあ、チャリコンっぽい歌。
なにも考えなかったんだろーなぁ。
最近の彼の持ち歌っていうアレだしな。
アオセトナ様の、『欲しいモノを言ってごらん』。
いっそのこと水しぇんがエロエロにフェロモンかっとばしながら、「欲〜しいモノを言ってごらん♪」って客席練り歩いたら、ものすごいことになるだろーに。
おばさまがた、みんな財布開けてエロセトナ様にお布施しちゃうよ。
彼が1階席を歩くだけで、100万くらいは軽く集まりそうな気がする。
ベルトとか襟口とかに、札を突っ込むのね……お札でできたレイとかを首にかけちゃったりするんだわ……ハァハァ。
お布施をしてくれた人に造花の薔薇でも手渡したりしたら、完璧ね。エロセトナ様へのお布施だけで数100万はいくねっ。
と。
妄想してしまうくらい、水しぇんはふつーに大真面目に、ヒーローソング歌ってました。
宙組に戻ってきた水くんは、確実に色気が落ちている……。
おそるべし宙組の薄味健康パワー。
続く樹里ちゃんは、音響さんやりすぎですか?って感じの大音響、ガイチは朗々と『宇宙戦艦ヤマト』……布施明だっけの歌。
新専科のふたりは銀橋アリ。
わたしは日本語以外さっぱりわからんので、全編英語の樹里ちゃんの歌はあまり響かないんだけど、ガイチのストレートな「愛ッ!」の歌は大変響きました(笑)。
なにしろ同世代、フルコーラス歌えるんだもん(笑)。kineさんも映画の内容まで語っていたし。みんな『ヤマト』知ってるよなあ。
でもいちばんすばらしかったのは、かなみちゃんの歌。
泣けました。
素直に。
『千の風になって』という歌。
はじめて聴く歌だったけど、かなみちゃんの慈愛に満ちた涼やかな歌声が、耳に馴染み、心に落ちる。
癒しの歌声だった。
今、膝を折って泣いている人の肩をやさしく包むような歌。
生きることへの、肯定の歌。
震災に限らず、大切な人を亡くしたことのない人なんて、いないと思う。
その大切な人が、千の風……空気になり自然になり、この地球になり、今わたしを見守ってくれているんだと思うと、それだけで、救われる。
感謝する。
ひとの心は、すばらしいものだと思う。
えーと。
わたしは単純な人間なので、この歌を聴いて、思いました。
わたしも死んだら、千の風になる。
絶対なる。
そしてみんなのこと、見守るから。
みんなって誰だ、とにかくみんな。
わたし人間大好きだから。猫とか犬とか、動物もおおむね好きだから。虫とか魚とか嫌いだけど、死んだあとならきっとわたしでも寛大になって、好きになれると思うから、地球全部を見守る風になる。
わたしがいないあとでも、みんながふつーに豊かにしあわせに、タカラヅカを観られる平和な世界であればいいと思うから。
死んだら、千の風になる。
と。
とても単純に、思いましたよ。
生きている今は、煩悩まみれだけどな(笑)。
10年前のあの日についてのMCのあと、トップスター3人で歌う『風になりたい』。
……歌のうまい人に一度歌って欲しい歌No.1かもしれんわ、この歌……。
なにしろ耳に残っているのは、マリコ@タカラヅカきってのジャイアン、の歌声だもん……もしくはワタル@星組の伝統を受け継ぐジャイアン、の歌声だもん……。
あと、わが友キティちゃんが歌う、「マリコの真似」で、わざと音をはずして歌う歌声……。
思い出と共に聴く。
桜の咲いていた花の道。震災の生々しい爪痕。
黒燕尾の男役たちの美しさ。
そう、「美しい」ことは偉大だ。
その美しさで、世界を救ってくれ。
少なくとも今このとき、チャリコンを開くことができるのは、彼らの美しさを愛でる人たちがいるから。
美しさは、救いだから。
癒しだから。
ただ「美しい」だけより、そこに「愛」が加わると、最強だよね。
どこの誰とも知らない美しい人が歌っているより、大好きな美しい人が歌っている方が、より感動する。
だから檀ちゃん、ワタルくんが『王家に捧ぐ歌』をひっさげて登場してくれたときは、うれしかったよ。
感動したよ。
スターが「持ち歌」を披露してくれるのは、こんなにうれしい。
なつかしくて、愛しくて。
そこに「過去」があるから、「思い出」があるから。
過ぎた時間、帰らない時間。
かえらないひと。
なにもかもひっくるめて、愛しいから。
だからほんとのとこ、どんな曲でもいいんだけどね。
愛の歌でも希望の歌でも、ヒーローソングでも(笑)。
それを歌う人に、それを聴く人たちに、愛という共通意識があるから。
意義のある催しだったと思う。
チャリティーコンサート。
ニュースになっているかと思いきや、今日の新聞にはろくに載ってませんでした。
某藪氏がタカラヅカ記事の連載してるってのに、写真もナシかい、スポニチ。
ちなみにこのコンサートの収益金は約1000万円だそーだ。
さて。
美しげな曲名の並ぶプログラムですでに、奇異の目を引いていた八犬士のテーマ・・・・水夏希。
せめて曲名だけでももっときらきらしていたなら、よかったのかも。
直球も直球、八犬士。
公演を一度観たっきりのわたしには、それがどんな歌だったか思い出せません。
それまでのステージとは曲調ががらりと変わり、勇ましげな前奏が響く。
現れたのは、水夏希様だ!
なんかドスのきいた歌声だぞ!
里見がどうの珠がどうのと歌ってますぞ。
伝説がどうのと歌ってますぞ。
背景の電飾も、これでもかと派手に瞬く。
コンサート全編通していちばん派手だったのが、この歌のときだ。
えーっとコレって……ひょっとして戦いの歌なんぢゃあ……?
てゆーか、ヒーローソングだよね?
チャリコンでヒーローソングを歌ってはいけない、とはべつに思わない。
コンサートの意図をくんで集まったお客のために、お客が「よろこぶ」歌を歌うのは、正しいと思うから。
お客は期待しているよ、スターが「持ち歌」を歌うことを。なつかしい思い出の歌を歌ってくれることを。
チャリコンだからって、お客をないがしろにしていいわけじゃないから。ファンサービスは正しい姿勢。
ただ。
他の人がみんな、持ち歌の中からチャリコンっぽいものを選んでいるのに、そーゆーことに無頓着に「主演作の主題歌」をチョイスした水兄貴の漢ぶりに、ウケただけだ(笑)。
他にいくらでもあるだろーになあ、チャリコンっぽい歌。
なにも考えなかったんだろーなぁ。
最近の彼の持ち歌っていうアレだしな。
アオセトナ様の、『欲しいモノを言ってごらん』。
いっそのこと水しぇんがエロエロにフェロモンかっとばしながら、「欲〜しいモノを言ってごらん♪」って客席練り歩いたら、ものすごいことになるだろーに。
おばさまがた、みんな財布開けてエロセトナ様にお布施しちゃうよ。
彼が1階席を歩くだけで、100万くらいは軽く集まりそうな気がする。
ベルトとか襟口とかに、札を突っ込むのね……お札でできたレイとかを首にかけちゃったりするんだわ……ハァハァ。
お布施をしてくれた人に造花の薔薇でも手渡したりしたら、完璧ね。エロセトナ様へのお布施だけで数100万はいくねっ。
と。
妄想してしまうくらい、水しぇんはふつーに大真面目に、ヒーローソング歌ってました。
宙組に戻ってきた水くんは、確実に色気が落ちている……。
おそるべし宙組の薄味健康パワー。
続く樹里ちゃんは、音響さんやりすぎですか?って感じの大音響、ガイチは朗々と『宇宙戦艦ヤマト』……布施明だっけの歌。
新専科のふたりは銀橋アリ。
わたしは日本語以外さっぱりわからんので、全編英語の樹里ちゃんの歌はあまり響かないんだけど、ガイチのストレートな「愛ッ!」の歌は大変響きました(笑)。
なにしろ同世代、フルコーラス歌えるんだもん(笑)。kineさんも映画の内容まで語っていたし。みんな『ヤマト』知ってるよなあ。
でもいちばんすばらしかったのは、かなみちゃんの歌。
泣けました。
素直に。
『千の風になって』という歌。
はじめて聴く歌だったけど、かなみちゃんの慈愛に満ちた涼やかな歌声が、耳に馴染み、心に落ちる。
癒しの歌声だった。
今、膝を折って泣いている人の肩をやさしく包むような歌。
生きることへの、肯定の歌。
震災に限らず、大切な人を亡くしたことのない人なんて、いないと思う。
その大切な人が、千の風……空気になり自然になり、この地球になり、今わたしを見守ってくれているんだと思うと、それだけで、救われる。
感謝する。
ひとの心は、すばらしいものだと思う。
えーと。
わたしは単純な人間なので、この歌を聴いて、思いました。
わたしも死んだら、千の風になる。
絶対なる。
そしてみんなのこと、見守るから。
みんなって誰だ、とにかくみんな。
わたし人間大好きだから。猫とか犬とか、動物もおおむね好きだから。虫とか魚とか嫌いだけど、死んだあとならきっとわたしでも寛大になって、好きになれると思うから、地球全部を見守る風になる。
わたしがいないあとでも、みんながふつーに豊かにしあわせに、タカラヅカを観られる平和な世界であればいいと思うから。
死んだら、千の風になる。
と。
とても単純に、思いましたよ。
生きている今は、煩悩まみれだけどな(笑)。
10年前のあの日についてのMCのあと、トップスター3人で歌う『風になりたい』。
……歌のうまい人に一度歌って欲しい歌No.1かもしれんわ、この歌……。
なにしろ耳に残っているのは、マリコ@タカラヅカきってのジャイアン、の歌声だもん……もしくはワタル@星組の伝統を受け継ぐジャイアン、の歌声だもん……。
あと、わが友キティちゃんが歌う、「マリコの真似」で、わざと音をはずして歌う歌声……。
思い出と共に聴く。
桜の咲いていた花の道。震災の生々しい爪痕。
黒燕尾の男役たちの美しさ。
そう、「美しい」ことは偉大だ。
その美しさで、世界を救ってくれ。
少なくとも今このとき、チャリコンを開くことができるのは、彼らの美しさを愛でる人たちがいるから。
美しさは、救いだから。
癒しだから。
ただ「美しい」だけより、そこに「愛」が加わると、最強だよね。
どこの誰とも知らない美しい人が歌っているより、大好きな美しい人が歌っている方が、より感動する。
だから檀ちゃん、ワタルくんが『王家に捧ぐ歌』をひっさげて登場してくれたときは、うれしかったよ。
感動したよ。
スターが「持ち歌」を披露してくれるのは、こんなにうれしい。
なつかしくて、愛しくて。
そこに「過去」があるから、「思い出」があるから。
過ぎた時間、帰らない時間。
かえらないひと。
なにもかもひっくるめて、愛しいから。
だからほんとのとこ、どんな曲でもいいんだけどね。
愛の歌でも希望の歌でも、ヒーローソングでも(笑)。
それを歌う人に、それを聴く人たちに、愛という共通意識があるから。
意義のある催しだったと思う。
チャリティーコンサート。
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