彼はハイテンション。@宝塚歌劇チャリティーコンサート・その1。
2005年1月17日 タカラヅカ 阪神大震災のことで、記憶はいろいろあるものの、忘れられないもののひとつ。
関西芸能界、壊滅。
という見出しの記事があった。
某スポーツ新聞だ。半面以上使っての、大きな記事だった。
宝塚大劇場半壊、吉本喜劇も大打撃、復興の目途立たず。関西芸能界は、文字通りの壊滅と言える。
そーゆー内容だった。
かなしかったよ。
わたしがヅカファンだからというだけじゃなくて。
ただ、かなしかった。
宝塚歌劇復興第一弾の『国境のない地図』を観に行った。
なにがおどろいたって、花の道の周囲の風景だ。
花の道の両脇は、古き良き時代の木造家屋が並んでいた。行楽地によくある、おみやげ屋さんだ。
それらが、なくなっていた。
あるものは倒壊したまま無惨な姿をさらしており、あるものは更地になっていた。
花の道もあちこち崩れたり、隆起や陥没があった。
それでも、桜が咲いていた。
さて、あの日から10年。
今日は『宝塚歌劇チャリティーコンサート』だ。
新専科スターと花と雪以外のトップコンビ+2番手勢揃いのコンサート、予定時間はたった1時間。
うわー、見るからに微妙(笑)。
きっとひとり1曲持ち歌披露するだけで終わるぞー。どんな構成にするんだろ。
入口でペンライトとプログラムをもらう。
ペンライト、太っ。サイリュームなので折って発光させるんだけど、コレを折るのはけっこう大変かもしれない……。
kineさんとふたり、座席についてプログラムを開き、ふたりそろって首を傾げた。
八犬士のテーマ・・・・・・・・水夏希
八犬士? って、『里見八犬伝』かよ。
チャリティーコンサートで何故、『八犬伝』……っ!
他の出演者はみんなそろってバラード系、「愛」や「希望」系の歌でまとめてきている。
そんななかで、水くんひとり『八犬伝』……。
……なあ、ハズしてないか、水夏希?
どうやら曲目は本人の選択らしい。お茶会で言っていたそーだ。
……なあ、ハズしてないか、水夏希?
でもまあ、他の出演者の歌も、つっこみどころはいろいろありそうだ。
ガイチは『宇宙戦艦ヤマト』だし。
あさこは、さだまさしだし。
『国境のない地図』はワタルやさえこ(+たかこ)で歌うというし。
何故かトウコは『心の翼』だし。
プログラムに『見上げてごらん夜の星を』の歌詞が載っているところを見ると、最後はわたしたちも歌わされそうだし。
てゆーか、最初の曲が、タニだし。
1曲目がタニ?!
いいのかソレ。
そんなコンサートってアリなのか?
まあタニちゃんの曲目は『Life』で、この間までバウホールで歌っていた持ち歌だからきっと他の歌よりは歌い込んであってレベル的にも大丈夫かもしれないし、曲自体はいいんだから、しっとり歌ってくれればいいか。
とか。
プログラムを見ただけで、話が弾む。
幕が上がれば、大階段。
ミラーボール・セットオン。
中央に立つのは、さえこ・たかこ・ワタル。
う・わー。
豪華だ。
素直に眼福。
曲は『見上げてごらん夜の星を』。
しっとりと歌い上げたところで、司会者のまやさんタキちゃん登場、観客全員で起立して黙祷を捧げたりと、おごそかなムード。
その次の瞬間に。
幕が開き、タニちゃん登場!!
あ、あの。
えーっと。
誰か教えてください、大和悠河は、どこへ行くんでしょう??
タニちゃんは、アクセル全開でした。
幕が開くなり、そこには「イッちゃってるポーズ」のタニちゃん。
ノリノリっす。
腰振ってます。
タメまくって歌ってます。
しっとり、なんてもんじゃございません。
「ここはオレ様のライヴ会場、素敵なオレ様を見て失神するなよお嬢ちゃんたち!!」なノリのタニ様ですよ。
あの、さっきまでわたしたち、黙祷したりなんだりで、とってもおごそかだったんですが。
幕が開くなりトップテンションのアナタは、なんなんですかっ!(笑)
『ステラマリス』のキャラまんまというか、どっかまちがったままのタニちゃんがそこに。
「オレ様はセクスィ〜〜スタァ」
と、キメまくるタニちゃんがそこに。
わたしはツボを直撃され、笑いをこらえるあまり、呼吸困難に。
隣を見れば、デイジーちゃんも同じように必死に声を殺して笑っている。
教えてください、タニちゃんはどこへ行こうとしているのですか?
彼の固定スキルは「アイドル」だったよね?
なのに最近、ちがうスキルを目指しているよーなんですが。
「色気のある大人の男」だけが許されるポーズを取りまくってますが……どどどどうしよう。
見てはいけないものを見ているよーな気がする……。
ほんとにもー、かわいすぎだぞ、大和悠河!!
カケラも似合ってないのに、場の空気も一切無視して腰振って歌う姿に、胸が熱くなりました。
てゆーか、このコンサート全部が、このノリだったらどうしよう……?
きりやんも水くんも、かなみちゃんやお花様まで、みんながみんな「ノッてるかいっ?! イェ〜〜イ!(ウインク、ばちこ〜ん!)」なノリだったら、どうしようっ?!!
おびえましたとも。
まったく、罪が重いぞ、タニ。
次に登場したきりやんは、ふつーに情感たっぷりにしっとりと歌い上げてくれました。
なんだよ、ふつーに歌っていいんじゃん!!
アレはタニだけか。タニが独自にやっていることなのか。
ああもおっ、タニったら!(笑) かわいいぞタニ!!
西城秀樹のよーなパフォーマンスのおかげで、タニちゃんの歌が下手だったのかどうかまで、わたしの五感はとても感知できませんでした。
手堅いきりやんの次は、いよいよ水夏希の登場です!
続く!
関西芸能界、壊滅。
という見出しの記事があった。
某スポーツ新聞だ。半面以上使っての、大きな記事だった。
宝塚大劇場半壊、吉本喜劇も大打撃、復興の目途立たず。関西芸能界は、文字通りの壊滅と言える。
そーゆー内容だった。
かなしかったよ。
わたしがヅカファンだからというだけじゃなくて。
ただ、かなしかった。
宝塚歌劇復興第一弾の『国境のない地図』を観に行った。
なにがおどろいたって、花の道の周囲の風景だ。
花の道の両脇は、古き良き時代の木造家屋が並んでいた。行楽地によくある、おみやげ屋さんだ。
それらが、なくなっていた。
あるものは倒壊したまま無惨な姿をさらしており、あるものは更地になっていた。
花の道もあちこち崩れたり、隆起や陥没があった。
それでも、桜が咲いていた。
さて、あの日から10年。
今日は『宝塚歌劇チャリティーコンサート』だ。
新専科スターと花と雪以外のトップコンビ+2番手勢揃いのコンサート、予定時間はたった1時間。
うわー、見るからに微妙(笑)。
きっとひとり1曲持ち歌披露するだけで終わるぞー。どんな構成にするんだろ。
入口でペンライトとプログラムをもらう。
ペンライト、太っ。サイリュームなので折って発光させるんだけど、コレを折るのはけっこう大変かもしれない……。
kineさんとふたり、座席についてプログラムを開き、ふたりそろって首を傾げた。
八犬士のテーマ・・・・・・・・水夏希
八犬士? って、『里見八犬伝』かよ。
チャリティーコンサートで何故、『八犬伝』……っ!
他の出演者はみんなそろってバラード系、「愛」や「希望」系の歌でまとめてきている。
そんななかで、水くんひとり『八犬伝』……。
……なあ、ハズしてないか、水夏希?
どうやら曲目は本人の選択らしい。お茶会で言っていたそーだ。
……なあ、ハズしてないか、水夏希?
でもまあ、他の出演者の歌も、つっこみどころはいろいろありそうだ。
ガイチは『宇宙戦艦ヤマト』だし。
あさこは、さだまさしだし。
『国境のない地図』はワタルやさえこ(+たかこ)で歌うというし。
何故かトウコは『心の翼』だし。
プログラムに『見上げてごらん夜の星を』の歌詞が載っているところを見ると、最後はわたしたちも歌わされそうだし。
てゆーか、最初の曲が、タニだし。
1曲目がタニ?!
いいのかソレ。
そんなコンサートってアリなのか?
まあタニちゃんの曲目は『Life』で、この間までバウホールで歌っていた持ち歌だからきっと他の歌よりは歌い込んであってレベル的にも大丈夫かもしれないし、曲自体はいいんだから、しっとり歌ってくれればいいか。
とか。
プログラムを見ただけで、話が弾む。
幕が上がれば、大階段。
ミラーボール・セットオン。
中央に立つのは、さえこ・たかこ・ワタル。
う・わー。
豪華だ。
素直に眼福。
曲は『見上げてごらん夜の星を』。
しっとりと歌い上げたところで、司会者のまやさんタキちゃん登場、観客全員で起立して黙祷を捧げたりと、おごそかなムード。
その次の瞬間に。
幕が開き、タニちゃん登場!!
あ、あの。
えーっと。
誰か教えてください、大和悠河は、どこへ行くんでしょう??
タニちゃんは、アクセル全開でした。
幕が開くなり、そこには「イッちゃってるポーズ」のタニちゃん。
ノリノリっす。
腰振ってます。
タメまくって歌ってます。
しっとり、なんてもんじゃございません。
「ここはオレ様のライヴ会場、素敵なオレ様を見て失神するなよお嬢ちゃんたち!!」なノリのタニ様ですよ。
あの、さっきまでわたしたち、黙祷したりなんだりで、とってもおごそかだったんですが。
幕が開くなりトップテンションのアナタは、なんなんですかっ!(笑)
『ステラマリス』のキャラまんまというか、どっかまちがったままのタニちゃんがそこに。
「オレ様はセクスィ〜〜スタァ」
と、キメまくるタニちゃんがそこに。
わたしはツボを直撃され、笑いをこらえるあまり、呼吸困難に。
隣を見れば、デイジーちゃんも同じように必死に声を殺して笑っている。
教えてください、タニちゃんはどこへ行こうとしているのですか?
彼の固定スキルは「アイドル」だったよね?
なのに最近、ちがうスキルを目指しているよーなんですが。
「色気のある大人の男」だけが許されるポーズを取りまくってますが……どどどどうしよう。
見てはいけないものを見ているよーな気がする……。
ほんとにもー、かわいすぎだぞ、大和悠河!!
カケラも似合ってないのに、場の空気も一切無視して腰振って歌う姿に、胸が熱くなりました。
てゆーか、このコンサート全部が、このノリだったらどうしよう……?
きりやんも水くんも、かなみちゃんやお花様まで、みんながみんな「ノッてるかいっ?! イェ〜〜イ!(ウインク、ばちこ〜ん!)」なノリだったら、どうしようっ?!!
おびえましたとも。
まったく、罪が重いぞ、タニ。
次に登場したきりやんは、ふつーに情感たっぷりにしっとりと歌い上げてくれました。
なんだよ、ふつーに歌っていいんじゃん!!
アレはタニだけか。タニが独自にやっていることなのか。
ああもおっ、タニったら!(笑) かわいいぞタニ!!
西城秀樹のよーなパフォーマンスのおかげで、タニちゃんの歌が下手だったのかどうかまで、わたしの五感はとても感知できませんでした。
手堅いきりやんの次は、いよいよ水夏希の登場です!
続く!
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