ケロちゃんトークショー行ってきました。
 日帰りの車中2泊っすよ。えーらいこっちゃ。

 他の人のブログを読もうと思ってまず自分のブログに来たわけですが(仲間たちのブログはここからしか行けない……個別にブクマしろよわたし)、あれ?
 カウンターが2000以上回っているよーな? 1日で2000はないだろ、いくらなんでも。
 ケロトークショーに行くって宣言したせいかな。
 んじゃ早く書かなきゃまずい?
 つーことで、あわててキー打ってます。
 詳しいことはサトリ記者がUPしてくれそーなんで、わたしはわたし視点で。

 
 ケロちゃんトークショー、場所は銀座三越。
 トークショーは1時と3時の2回。どちらも45分ほどの予定。
 着席80名、立ち見20名の合計100名、それを2回行うわけだから、参加できるのは200人。

 さて、これが問題。

 200人っちゅー数字は、どうなのよ?

 徹夜&早朝から並んだ人たちのほとんどは、2回目3時の回を希望した。1時の回は人気がなく、どいつもこいつも3時希望。

 当然だ。
 「もう芸能活動はしない。このトークショー出演が最後」と宣言している人のファンなら、そのほんとうに最後の回を希望するだろう。

 手に入れられる整理券は、ひとり1枚。
 並んだ人が1枚だけ得られる。

 わたしを含め、ファンの多くは「2回とも見たい!」と切望していただろう。
 極寒の1月に徹夜してまで並んだ人たちの大半は、「整理券をもらったあと最後尾に並び直して、トークショーを2回とも見る」ことが目的だったと思う。
 しかしコレはかなわなかった。
 整理券配布予定時刻よりはるかに早く、並んでいる人数が定員を超えてしまったため。

 1回だけなら、そりゃ3時の分だ。
 最後の最後の姿を、この目に焼き付けるために。

 わたしが銀座にたどりついたのは、6時を少し回ったところだった。
 すでに100人以上が並んでいた。

 わたしは夜行バスで東京駅に着いたその足で銀座までやってきたわけだけど、わたしの周辺に並んでいるひとたちは主に始発組だった。
 並ぶ場所は地下。
 地上に並んでいる人たちは徹夜か、始発前に来た人たちだ。

 おもしろいのは、わたしが並んだすぐあとから、ぴたりと客足が衰えたこと。
 始発組がわたわたと並んだあとは、ぽつぽつとしか増えなかった。

 人の動きは波があって、たてつづけにやってきたり、止まったりする。
 ひとの心ってのは、わかりやすい動きをするモノだ。

 徹夜する。
 始発組に勝ちたいから、電車が動き出す前に動く。
 朝一番に行きたいから、始発に乗る。
 この3つのウェーブが落ち着いたあとは、時間区切りかな。「7時に並んだら間に合うかな?」「8時に待ち合わせしましょう」など。

 そして、ファンなら誰もが見たいと思っているだろう「汐美真帆最後の仕事」である3時の回を見ることができたのは、始発組までだった。

 6時着のわたしが着席定員のぎりぎりだったわけだから。
 つまり、「本気でトークショーを見たいと思っている」人のみが、3時の回を手に入れられたわけだな。
 ケロへの熱意をカラダで示した人だけが、最後のトークショー会場にいた。

 もちろん、どんなに熱意があっても事情があって並べなかった人、遅れた人がいただろうとは思う。
 でもそーゆーことは抜きにして、「本気だっ(鼻息)」と思っている人たちがトークショーを見ることができたのは、よかったと思う。

 とはいえ。
 それほど熱意なくても「ほどほどの時間に行けば見られるよねえ?」と思っていた人までも参加できるよーな定員にしてくれれば、なおよかったと思うよ。
 ひとの心もスタンスもそれぞれで、ひとりずつペースがあるわけだから、どんな温度や距離であっても、ケロちゃんを好きな人がみんな過不足なく見送れたら、もっともっとよかったのにね。

 なんにせよ微妙な数だ、定員100名×2回。
 なんにせよ、客席の濃さは筋金入りだぞ3時の部。徹夜&始発組だけで構成された客席だからな(笑)。

 
 そして「本気だっ(鼻息)」の人たちは、入れなかった1時の回も、会場の外に群がって音だけ聴いてました。

 祈りのように。

 
 トークショー会場の外は、『宝塚歌劇 魅惑の世界展』の展示通路なわけだから、そこに群れているのは決してほめられたことじゃない。一般客の迷惑になっていることはわかっている。

 それでも誰もそこから動かなかったし、係員も追い払いはしなかった。
 息を詰め、漏れてくる音に聴き入っていた。

 まあわたしの目にした範囲では、ひとりだけ迷惑なカンチガイおばさんがいたけど。
 それ以外の人たちの姿は、礼拝堂で祈りを捧げているかのようだったよ。
 愛する人との別れを惜しむ、儀式に参列する人たちだった。

 
 ドリーさんたちとも話していたんだけど、ケロちゃんは謎の人まっしぐらだった。
 ジェンヌを辞めてなお、性別不明。
 この人が女子トイレに入ってきたら、悲鳴を上げていいのかスルーしていいのか、躊躇するだろーなあ。
 職種不明。
 一般人でないことはわかる。服装もものごしも。だからといって、なんなのかは判断つかない。
 年齢不明。
 若いのか、もっと年配なのか。昔からそうだったけど、今もまた謎。いくつだと言われても「そうなんだ」と納得するし、「ええっ?!」とおどろくだろう。
 国籍不明。
 ……日本語で話しかけていいのかどうか、躊躇するぞこりゃ。肌白すぎるし、鼻高すぎだし。でも目元はどっから見ても日本人だし。

 辞めてからした大きなことは、「タンスの解体」だとか言うし。
 えーと……タンスを普通ゴミとして捨てられるくらいまで解体する、てのは……そのー、ふつーにできることではありませんぜ。めちゃくちゃ大仕事だと思う。
 てか、女の子のすることじゃない。
 いくらお兄さんとの共同作業だといってもなあ。

 わたしの脳裏には、「てやーっ!!」とタンスをばきぼぎぶっ壊していくケロたんの姿が……。

 い、いいけどな、べつに。

 あとはナルシスト発言のひとつひとつがツボったので、「タンスぶっ壊し女」であるだけに、さらに愉快だった。

 汐美さんの理想の男性は「汐美真帆さんみたいな人」だそうですよ。
 汐美さんのことは、「あんなにかっこいい男役は他にいなかったね」てなふーにおぼえていて欲しいそうですよ。
 美しいだっけか、素敵だっけか。とにかくすばらしい形容詞がついてましたよ。

 そのうえ。
 汐美さんを花にたとえると薔薇だそうですよ。

 薔薇か……大きく出たなー。
 薔薇のような人ってのは、路線スター的個性のある人のことではないかと、わたしは思うんだが。
 てゆーか純粋に薔薇はチガウやろ。
 わたし的にはカラーとか百合とかの球根系の花か、もしくは椿だの梅だのの「木に咲く日本の花(桜はのぞく)」だと思ったよ。あ、花の色は全部白ね。

 タンスぶっ壊しといて、薔薇かぁ。いいなあ、その性格(笑)。

 トークショーはおだやかになごやかに、すすむのだった。

         

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