断ち切られた未来に。@天の鼓
2005年1月2日 タカラヅカ BSの『スサノオ』、見逃しました……。
とゆーのも、わたしにとって本日のテレビの目玉は明智光秀@渡部篤郎だったんだもんよ!!(笑) 新春時代劇の『国盗り物語』録画しなきゃ!! ……しか、考えてなかった……げふっ。
司馬遼太郎の『国盗り物語』は大好きでした。高校生のときだっけかな、読んだの。てゆーかわたし、司馬遼は高校とき読んだ(すげーハマって読みあさった)だけで、それ以来一度も読み返してないんだがな……。
後半の信長パートは、信長主役といいつつ、光秀が主役だった記憶があるんだが……さて、ドラマはどんなもんぢゃろ(まだ見てない)。
正月2日間は、家族行動で明け暮れました。
元旦早々、18きっぷで琵琶湖一周してきましたよ……。寒かった……凍るかと思った……。
鉄道マニアの父が、どーしても電車乗りたいって言うんだもんよ。JRだけでは飽きたらず、近江鉄道に乗りたいとか言うんだもんよ。
「電車に乗る」ために、わざわざ滋賀県の多賀大社へ。
手段と目的の逆転。手段のために目的を決めるのだ。
琵琶湖一周しただけでは飽きたらず、そのうえさらに京都の伏見稲荷大社へ。
大阪−滋賀−京都と、たった1日で、移動距離はすごいっすよ。
それにしても、夜の伏見稲荷はすばらしい!!
テーマパークのアトラクション感覚で、たのしんできました。
美しいのなんのって。
闇と光、闇と聖のコントラストが感動的。
異世界体験できるよ。絶対おすすめ!! 京都観光することがあれば、晴明神社とか行ってないで(偏った人間関係がバレる発言・笑)、伏見稲荷に行くべきだ。
ただ、うっかりハイヒールを履いていたので、ひどい目に遭いましたが……。
伏見稲荷に行くときは、歩きやすい靴で行きましょう。スニーカーとかハイキングシューズとか。なにしろ山だから。
そして今日は、母方一族の新年会。
…………疲れた。
☆
と、ふつーの日記のふりしたあとで、タカラヅカ欲望語りをこんなところでしておこう。
抱腹絶倒の迷作『天の鼓』千秋楽を観たあと、わたしはkineさんとランチしながらくっちゃべってました。
そのときに、『天の鼓』の妄想配役話になったのだわ。
きっかけは、主人公とヒロインに愛が見えないということから。
『天の鼓』をお笑い路線から救うには、とにかく主人公とヒロインがラヴラヴになればいいんじゃないか?
時代考証や設定のアレさとか言葉遣いのアレさとか、視点の乱れやクライマックスのアレさ具合とか、それはもうどうしようもないことだからこの際見なかったふりをするとして。
とりあえず、主人公とヒロインがラヴラヴなら! ふたりが愛し合っていることが、観客にわかれば! ……それならなんとなく、煙にまけるんじゃないか、タカラヅカ的に?
「脚本に書き込まれていなくても、どんなに薄っぺらでも、放っておいてもラヴラヴに見える人たちが、虹人と照葉をやればいいんじゃないすかね?」
「……たとえば、ワタ×檀とか?」
…………星組トップコンビ、湖月わたる氏と、檀れい嬢。
このふたりが、虹人と照葉なら。
「ラヴい」
「放っておいてもラヴラヴ!!」
出会った瞬間から、ラヴラヴ!
理屈も理由もいらない。だってラヴラヴ。
「一目惚れされて当然ですよ、檀ちゃんなら!」
「ワタさんならヘタレて泣いても、ぜんぜんOK!」
「どーして恋に落ちたかカケラも説明されてなかった『長安』でも愛し合っていることが一目瞭然だったふたりですよ」
「ワタさんなら無駄に強くて立ち回りで大暴れしても説得力!」
ふたりしてこの思いつきに大ウケ。
さらに妄想配役はすすむ。
「んじゃ帝は……トウコさん?」
「2番手だし当然トウコちゃん。安禄山につづいて黒い役。てゆーか」
「安禄山よりハマる……」
傲慢冷酷鬼畜皇帝。
キレて叫ぶわ歌うわ高笑いするわ。
「うわ……トウコさんで見たい。鼓を前に力を失っていくところ」
アイデンティティの崩壊から、魂の再生へ。
トウコが演じたらえらいことになるぞ。
なんせトウコちゃんの持ち味はくどい・熱い・エロいだからな(笑)。
「んじゃ、3番手の樹役は……」
鼓の名家の跡取りでありながら、才能で親友・虹人に劣り、婚約者までその虹人に寝取られるあわれな善人、努力の人、薄幸の貴公子・樹は。
なにしろ妄想配役。
そしてここにいるのは、しい担ですから!
「しいちゃんで見たい……」
「いや、ハマりますよ、しいちゃん!」
「だよねえっ?!」
だってほら、樹は虹人より年上だし! 兄貴分なんだし! 小僧っ子にできる役じゃないし!
薄幸の貴公子@しいちゃん萌え。
ヘタレるしいちゃん。這いつくばって泣くしいちゃん。罪と裏切りに手を染めても「いい人」だと観客の同情を得られるしいちゃん……。
うっとり。
萌えだわ……樹@しいちゃんって。
と、わたしがトリップしているところに。
kineさんがにやりと笑って言うの。
「博雅は、ケロさんで見たいでしょ?」
帝の家臣、源博雅。ヘタレ男だが、帝のことを愛し、命懸けの諫言をする男。
帝がトウコなら……トウコならば。
見たいっ。博雅@ケロっ!!
わたしの萌えの具現。「姫と下僕」!!
貴人とその家臣。
冷血皇帝とその忠臣。
トウコのそばに片時も離れず侍るケロ。
トウコに命令されるケロ。
トウコの機嫌ひとつに右往左往するケロ。
トウコに、愛ゆえに逆らうケロ!!
見たい〜〜っ、わたしに帝@トウコ、博雅@ケロを見せろ〜〜っっ。
理性を失うほどに、萌えた。
想像だけで、萌えた。
「星組版『天の鼓』、すごい見たいですよね」
「見たいよー見たいよー。すげーハマるよー」
ありえないけど。
ほんとうに、もう、実現できないけれど。
ケロを語るとき、すべて「過去形」でしか語れないのだと気づいたのが、2004年9月2日以降。
「こんな役が見たかった」「この役が見たかった」……なにもかも、過去形。
未来を失うんだ。
もう永久に。
夢見ることさえ、失うんだ。
それでもわたし、くじけず萌えつづけるけど。
負けないけど。
現実なんかに。
つーことで。
『天の鼓』星組版が見たいっす! 心から、見てみたいっす!!
無邪気な天才青年、恋をして、その恋ゆえにフタをしていた心の淵をのぞき、悲劇へと向かうワタさんが見たいっす。
父に捨てられた孤独な美女、同じ孤独を持つ男を愛する姫君檀ちゃんが見たいっす。
冷酷傲慢専制君主、磨き上げられた硝子のよーな魂の持ち主、激しくて繊細な帝トウコちゃんが見たいっす。
嫉妬と愛と裏切りと良心と、善良であるがゆえ、ヘタレて泣くしいちゃんが見たいっす。
ああ、そして。
帝への敬愛一途、ほんとうの強さを秘めたヘタレ男、忠臣ケロが見たいっす!!
妄想配役で萌えられるんだから、『天の鼓』はけっこー名作なのかもしれない、という事実にうろたえつつ(笑)。
とゆーのも、わたしにとって本日のテレビの目玉は明智光秀@渡部篤郎だったんだもんよ!!(笑) 新春時代劇の『国盗り物語』録画しなきゃ!! ……しか、考えてなかった……げふっ。
司馬遼太郎の『国盗り物語』は大好きでした。高校生のときだっけかな、読んだの。てゆーかわたし、司馬遼は高校とき読んだ(すげーハマって読みあさった)だけで、それ以来一度も読み返してないんだがな……。
後半の信長パートは、信長主役といいつつ、光秀が主役だった記憶があるんだが……さて、ドラマはどんなもんぢゃろ(まだ見てない)。
正月2日間は、家族行動で明け暮れました。
元旦早々、18きっぷで琵琶湖一周してきましたよ……。寒かった……凍るかと思った……。
鉄道マニアの父が、どーしても電車乗りたいって言うんだもんよ。JRだけでは飽きたらず、近江鉄道に乗りたいとか言うんだもんよ。
「電車に乗る」ために、わざわざ滋賀県の多賀大社へ。
手段と目的の逆転。手段のために目的を決めるのだ。
琵琶湖一周しただけでは飽きたらず、そのうえさらに京都の伏見稲荷大社へ。
大阪−滋賀−京都と、たった1日で、移動距離はすごいっすよ。
それにしても、夜の伏見稲荷はすばらしい!!
テーマパークのアトラクション感覚で、たのしんできました。
美しいのなんのって。
闇と光、闇と聖のコントラストが感動的。
異世界体験できるよ。絶対おすすめ!! 京都観光することがあれば、晴明神社とか行ってないで(偏った人間関係がバレる発言・笑)、伏見稲荷に行くべきだ。
ただ、うっかりハイヒールを履いていたので、ひどい目に遭いましたが……。
伏見稲荷に行くときは、歩きやすい靴で行きましょう。スニーカーとかハイキングシューズとか。なにしろ山だから。
そして今日は、母方一族の新年会。
…………疲れた。
☆
と、ふつーの日記のふりしたあとで、タカラヅカ欲望語りをこんなところでしておこう。
抱腹絶倒の迷作『天の鼓』千秋楽を観たあと、わたしはkineさんとランチしながらくっちゃべってました。
そのときに、『天の鼓』の妄想配役話になったのだわ。
きっかけは、主人公とヒロインに愛が見えないということから。
『天の鼓』をお笑い路線から救うには、とにかく主人公とヒロインがラヴラヴになればいいんじゃないか?
時代考証や設定のアレさとか言葉遣いのアレさとか、視点の乱れやクライマックスのアレさ具合とか、それはもうどうしようもないことだからこの際見なかったふりをするとして。
とりあえず、主人公とヒロインがラヴラヴなら! ふたりが愛し合っていることが、観客にわかれば! ……それならなんとなく、煙にまけるんじゃないか、タカラヅカ的に?
「脚本に書き込まれていなくても、どんなに薄っぺらでも、放っておいてもラヴラヴに見える人たちが、虹人と照葉をやればいいんじゃないすかね?」
「……たとえば、ワタ×檀とか?」
…………星組トップコンビ、湖月わたる氏と、檀れい嬢。
このふたりが、虹人と照葉なら。
「ラヴい」
「放っておいてもラヴラヴ!!」
出会った瞬間から、ラヴラヴ!
理屈も理由もいらない。だってラヴラヴ。
「一目惚れされて当然ですよ、檀ちゃんなら!」
「ワタさんならヘタレて泣いても、ぜんぜんOK!」
「どーして恋に落ちたかカケラも説明されてなかった『長安』でも愛し合っていることが一目瞭然だったふたりですよ」
「ワタさんなら無駄に強くて立ち回りで大暴れしても説得力!」
ふたりしてこの思いつきに大ウケ。
さらに妄想配役はすすむ。
「んじゃ帝は……トウコさん?」
「2番手だし当然トウコちゃん。安禄山につづいて黒い役。てゆーか」
「安禄山よりハマる……」
傲慢冷酷鬼畜皇帝。
キレて叫ぶわ歌うわ高笑いするわ。
「うわ……トウコさんで見たい。鼓を前に力を失っていくところ」
アイデンティティの崩壊から、魂の再生へ。
トウコが演じたらえらいことになるぞ。
なんせトウコちゃんの持ち味はくどい・熱い・エロいだからな(笑)。
「んじゃ、3番手の樹役は……」
鼓の名家の跡取りでありながら、才能で親友・虹人に劣り、婚約者までその虹人に寝取られるあわれな善人、努力の人、薄幸の貴公子・樹は。
なにしろ妄想配役。
そしてここにいるのは、しい担ですから!
「しいちゃんで見たい……」
「いや、ハマりますよ、しいちゃん!」
「だよねえっ?!」
だってほら、樹は虹人より年上だし! 兄貴分なんだし! 小僧っ子にできる役じゃないし!
薄幸の貴公子@しいちゃん萌え。
ヘタレるしいちゃん。這いつくばって泣くしいちゃん。罪と裏切りに手を染めても「いい人」だと観客の同情を得られるしいちゃん……。
うっとり。
萌えだわ……樹@しいちゃんって。
と、わたしがトリップしているところに。
kineさんがにやりと笑って言うの。
「博雅は、ケロさんで見たいでしょ?」
帝の家臣、源博雅。ヘタレ男だが、帝のことを愛し、命懸けの諫言をする男。
帝がトウコなら……トウコならば。
見たいっ。博雅@ケロっ!!
わたしの萌えの具現。「姫と下僕」!!
貴人とその家臣。
冷血皇帝とその忠臣。
トウコのそばに片時も離れず侍るケロ。
トウコに命令されるケロ。
トウコの機嫌ひとつに右往左往するケロ。
トウコに、愛ゆえに逆らうケロ!!
見たい〜〜っ、わたしに帝@トウコ、博雅@ケロを見せろ〜〜っっ。
理性を失うほどに、萌えた。
想像だけで、萌えた。
「星組版『天の鼓』、すごい見たいですよね」
「見たいよー見たいよー。すげーハマるよー」
ありえないけど。
ほんとうに、もう、実現できないけれど。
ケロを語るとき、すべて「過去形」でしか語れないのだと気づいたのが、2004年9月2日以降。
「こんな役が見たかった」「この役が見たかった」……なにもかも、過去形。
未来を失うんだ。
もう永久に。
夢見ることさえ、失うんだ。
それでもわたし、くじけず萌えつづけるけど。
負けないけど。
現実なんかに。
つーことで。
『天の鼓』星組版が見たいっす! 心から、見てみたいっす!!
無邪気な天才青年、恋をして、その恋ゆえにフタをしていた心の淵をのぞき、悲劇へと向かうワタさんが見たいっす。
父に捨てられた孤独な美女、同じ孤独を持つ男を愛する姫君檀ちゃんが見たいっす。
冷酷傲慢専制君主、磨き上げられた硝子のよーな魂の持ち主、激しくて繊細な帝トウコちゃんが見たいっす。
嫉妬と愛と裏切りと良心と、善良であるがゆえ、ヘタレて泣くしいちゃんが見たいっす。
ああ、そして。
帝への敬愛一途、ほんとうの強さを秘めたヘタレ男、忠臣ケロが見たいっす!!
妄想配役で萌えられるんだから、『天の鼓』はけっこー名作なのかもしれない、という事実にうろたえつつ(笑)。
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