最後が近づいている。

 祭りのクライマックス。

 わたしは大阪で日常を生きながら、こなしながら、とまどっている。
 なにかするべきことがあるはずなんだが、見つからない。

 なにかをさがしていたはずなのに、そのなにかを見失って、途方に暮れている。

 それはことばのような気もするし、ものであるような気もする。

 焦燥感だけが、つのっていく。

 コノママジャイケナイ。

 呪文のように、そればかりが胸にある。

 わたしはなにをさがしているんだろう?
 なにをしたいんだろう?

 日常の仕事はしているんですが。
 やるべきことは、やっているんですが。

 そうじゃなくて、なにか。
 なにか、わたしは見落としている。
 だからこんなに落ち着かない。

 まちがってる。
 きっとわたし、なにかまちがってるんだ。
 そんな気がする。

 
 ただ、いえることは。

 まちがっていても、なにを見落としていても。
 わたしはきっと、幸福な人間だ。

 なんか今、世界中に感謝しているんですが。
 なにもかも愛しくてしょうがない。

 うれしくて、いとしくて、しあわせで、意味もなく泣けてくる。

 
 うーむ。
 こーゆー精神状態がすでに、まちがっている気もする。

 でもわたし、しあわせだよ。
 みんな、ありがとう。
 出会えてうれしい。
 すっごくうれしい。

 汐美真帆というひとも。

 彼ゆえに出会ったすべてのもの、すべての感情も。

 いとしくて、うれしくて、仕方がない。

 
 ま、そーゆーことで。

    

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