しいちゃん語りと、「押しつけはやめましょう」教訓話
2004年11月9日 タカラヅカ 千秋楽の日記は書きたくないので、おとなしく「み」さん=チェリさんの日記をたのしんでいる。
楽公演のことで今書けることと言ったら。
「しいちゃんのモミアゲ、チェックしました?」
「ああっ、してません!!」
「なんで〜、今日もまたしいちゃんのモミアゲ、耳の下まであったよ? 見なきゃ!」
とゆー会話を、kineさんとしたことぐらいかしら。
「しいちゃんひとり、またハズしてましたね……」
「ねえ。どーしてああハズすかな、あの人は」
フィナーレの白いスーツの男たち、もうすでに脚本を忘れ役を忘れ、「サヨナラショー・バージョン」になっていた。
ひとりずつの顔を、親しげにのぞきこむケロ、それに笑顔ややさしい表情で返す男たち。
ディアボロ@トウコですら、役をはなれて「トウコちゃん」になっていた。
なのに、しいちゃんときたら。
ひとりだけ、役のまんまで踊ってる……。
みんな素敵な笑顔なのに、ひとりだけいつも通りのこわい顔。
素の笑顔で踊ってもよかったのに。
真面目っつーか要領が悪いっつーか。
そこがいいんだけど。
泣くのを我慢して、顔がこわばっていたのだと、解釈しておこう。
コーザノストラのときもすでに、場の雰囲気からハズレていた気がするんだが、それもまあ、味だと思っておこう(笑)。
あ、でもでも、そのコーザノストラ。
上手から帽子を脱いだ姿で出てくるとき、いつもケロ&しいはなにかしら小芝居してるよね。
それが楽のときはさいこーに萌えでした。
てゆーか。
あっ、こいつらデキてるんだ。
と、素直に納得しました。
ケロに見せた、しいちゃんの大人の男の微笑に、絆を感じて。
なんだよしいちゃん、あんな顔もできるんじゃん! いつの間にか大人になっちゃって。ナニがあったの? やっぱりナニか? ケロ兄さんはいい男だよね。
あくまでも、「コーザノストラ」としての話なんで、べつに本人たちの関係の話じゃないすよ、念のため。役名がないのが悪い。
「あそこは良かったですね」
「ずーっと欠かさずチェックしてきて、最後にいいもの見せてもらいました」
わたしとkineさんの共通言語はしいちゃんなので、ふたりでよくしいちゃんの話をしている……。
いや、ケロやワタさんの話も、もちろんいろいろしているんだが。
だって、しいちゃんの話をできる人なんて、他にいないもんよ。
しいちゃんをわざわざ見ている人だって、周りにひとりもいないもんよ……kineさんだけさ。
だから必然的に、共通言語化するのだった。
あと、すずみん語りとかなー。他にできる人いないもんなー(笑)。
☆
さて、楽の夜は2時半だっけか3時までだっけか、Be-Puちゃんと一緒だったってのに。
翌日もまた、一緒にメシ食ってました。
『ハウルの動く城』の試写会に、一緒に行ったもんでな。
いや、つっこみどころの多い映画でしたよ(笑)。
そのときに、Be-Puちゃんは言うのさ。しみじみと。
「今、電車の中ではコレを読んでる」
彼女が取り出したのは、ハガレンの小説本だった。
なんであなたがハガレンなの?
「友だちがコレのすっごいファンでね。この間、うちに泊まりに来たときに、誕生日プレゼントだって言って、コミックスと小説の既刊本全部買ってきてくれたの」
…………誕生日って……あなたの誕生日、半年も前じゃん?
「その子、ハガレンがものすごく好きで、布教したかったらしいの。原作もアニメのDVDもみんな集めてるらしくて」
貸してくれたんじゃなくて、買ってくれたんだ……。
「わたしにもハマれって」
ハマれそうですか?
「……前にも、『NARUTO』を強引に置いていったなあ……」
ああ、おぼえてるよー。
まだコミックスが出る前で、「絶対おもしろいから読んで!」って、少年ジャンプのページをコピーして、製本したお手製本を置いていったんだっけ。
ただでさえ印刷の悪い週刊マンガ雑誌をコピーして製本したものだから、印刷めちゃ悪で、見せてもらったわたしも、目が滑って読めなかったっけ。
「『ハガレン』でも『NARUTO』でもいいから、わたしに話を振らないでよ……わかる人、ハマってる人と話してくれよ……」
遠い目をしてBe-Puちゃんは言う。
家だと読む気にならないから、わざわざ電車で読むためにハガレン小説本を持ち歩いているのだという。
いやその、そこまで読むのが苦痛なら、読まなくていいと思うんだけど。Be-Puちゃん、真面目だから。
萌えるのはその人の自由だけど、他人に押しつけちゃダメだよねえ。
とくに、腐女子でもなんでもない人にしちゃ、ダメだよ。
「なんかいろいろ、萌えを話してくれるんだけど、なに言ってんのか、どこがいいのか、さっぱりわからないのよ。マンガはふつうにおもしろいんだけど……おもしろいってだけだし、小説版まで読むほどでもないし」
Be-Puちゃん自身はオタクでも腐女子でもないんだが、マンガ好き・本好きなのが災いして、周りにオタクが多い。かく言うわたしもそのひとりだ(笑)。
気の毒にな、Be-Puちゃん。拒絶反応がないから腐女子話も笑って聞けるとはいえ、べつに興味ないのになー。オタクってすぐに「布教!」とか言って押しつけるからイカンよなー。
「他人事」と、なまあたたかく笑って聞いていたわたし。
「『花舞う長安』だってさ、緑野さんが玄宗総受だとか、安禄山攻だとか、変なことばっか言うから、わけわかんなくなるし」
はうっ?!
わ、わたしも迷惑オタクですかっ?!
人を呪わば穴ふたつ。わーん、ごめんよBe-Puちゃん!!
でもこれからも、萌え話聞いてね! 懲りないさ……(笑)。
楽公演のことで今書けることと言ったら。
「しいちゃんのモミアゲ、チェックしました?」
「ああっ、してません!!」
「なんで〜、今日もまたしいちゃんのモミアゲ、耳の下まであったよ? 見なきゃ!」
とゆー会話を、kineさんとしたことぐらいかしら。
「しいちゃんひとり、またハズしてましたね……」
「ねえ。どーしてああハズすかな、あの人は」
フィナーレの白いスーツの男たち、もうすでに脚本を忘れ役を忘れ、「サヨナラショー・バージョン」になっていた。
ひとりずつの顔を、親しげにのぞきこむケロ、それに笑顔ややさしい表情で返す男たち。
ディアボロ@トウコですら、役をはなれて「トウコちゃん」になっていた。
なのに、しいちゃんときたら。
ひとりだけ、役のまんまで踊ってる……。
みんな素敵な笑顔なのに、ひとりだけいつも通りのこわい顔。
素の笑顔で踊ってもよかったのに。
真面目っつーか要領が悪いっつーか。
そこがいいんだけど。
泣くのを我慢して、顔がこわばっていたのだと、解釈しておこう。
コーザノストラのときもすでに、場の雰囲気からハズレていた気がするんだが、それもまあ、味だと思っておこう(笑)。
あ、でもでも、そのコーザノストラ。
上手から帽子を脱いだ姿で出てくるとき、いつもケロ&しいはなにかしら小芝居してるよね。
それが楽のときはさいこーに萌えでした。
てゆーか。
あっ、こいつらデキてるんだ。
と、素直に納得しました。
ケロに見せた、しいちゃんの大人の男の微笑に、絆を感じて。
なんだよしいちゃん、あんな顔もできるんじゃん! いつの間にか大人になっちゃって。ナニがあったの? やっぱりナニか? ケロ兄さんはいい男だよね。
あくまでも、「コーザノストラ」としての話なんで、べつに本人たちの関係の話じゃないすよ、念のため。役名がないのが悪い。
「あそこは良かったですね」
「ずーっと欠かさずチェックしてきて、最後にいいもの見せてもらいました」
わたしとkineさんの共通言語はしいちゃんなので、ふたりでよくしいちゃんの話をしている……。
いや、ケロやワタさんの話も、もちろんいろいろしているんだが。
だって、しいちゃんの話をできる人なんて、他にいないもんよ。
しいちゃんをわざわざ見ている人だって、周りにひとりもいないもんよ……kineさんだけさ。
だから必然的に、共通言語化するのだった。
あと、すずみん語りとかなー。他にできる人いないもんなー(笑)。
☆
さて、楽の夜は2時半だっけか3時までだっけか、Be-Puちゃんと一緒だったってのに。
翌日もまた、一緒にメシ食ってました。
『ハウルの動く城』の試写会に、一緒に行ったもんでな。
いや、つっこみどころの多い映画でしたよ(笑)。
そのときに、Be-Puちゃんは言うのさ。しみじみと。
「今、電車の中ではコレを読んでる」
彼女が取り出したのは、ハガレンの小説本だった。
なんであなたがハガレンなの?
「友だちがコレのすっごいファンでね。この間、うちに泊まりに来たときに、誕生日プレゼントだって言って、コミックスと小説の既刊本全部買ってきてくれたの」
…………誕生日って……あなたの誕生日、半年も前じゃん?
「その子、ハガレンがものすごく好きで、布教したかったらしいの。原作もアニメのDVDもみんな集めてるらしくて」
貸してくれたんじゃなくて、買ってくれたんだ……。
「わたしにもハマれって」
ハマれそうですか?
「……前にも、『NARUTO』を強引に置いていったなあ……」
ああ、おぼえてるよー。
まだコミックスが出る前で、「絶対おもしろいから読んで!」って、少年ジャンプのページをコピーして、製本したお手製本を置いていったんだっけ。
ただでさえ印刷の悪い週刊マンガ雑誌をコピーして製本したものだから、印刷めちゃ悪で、見せてもらったわたしも、目が滑って読めなかったっけ。
「『ハガレン』でも『NARUTO』でもいいから、わたしに話を振らないでよ……わかる人、ハマってる人と話してくれよ……」
遠い目をしてBe-Puちゃんは言う。
家だと読む気にならないから、わざわざ電車で読むためにハガレン小説本を持ち歩いているのだという。
いやその、そこまで読むのが苦痛なら、読まなくていいと思うんだけど。Be-Puちゃん、真面目だから。
萌えるのはその人の自由だけど、他人に押しつけちゃダメだよねえ。
とくに、腐女子でもなんでもない人にしちゃ、ダメだよ。
「なんかいろいろ、萌えを話してくれるんだけど、なに言ってんのか、どこがいいのか、さっぱりわからないのよ。マンガはふつうにおもしろいんだけど……おもしろいってだけだし、小説版まで読むほどでもないし」
Be-Puちゃん自身はオタクでも腐女子でもないんだが、マンガ好き・本好きなのが災いして、周りにオタクが多い。かく言うわたしもそのひとりだ(笑)。
気の毒にな、Be-Puちゃん。拒絶反応がないから腐女子話も笑って聞けるとはいえ、べつに興味ないのになー。オタクってすぐに「布教!」とか言って押しつけるからイカンよなー。
「他人事」と、なまあたたかく笑って聞いていたわたし。
「『花舞う長安』だってさ、緑野さんが玄宗総受だとか、安禄山攻だとか、変なことばっか言うから、わけわかんなくなるし」
はうっ?!
わ、わたしも迷惑オタクですかっ?!
人を呪わば穴ふたつ。わーん、ごめんよBe-Puちゃん!!
でもこれからも、萌え話聞いてね! 懲りないさ……(笑)。
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