続きなんで、ひとつ前から読んでくださいな。

 究極のチラリズム。
 布の隙間から見える内股と股間。


 ワタル兄貴のすばらしいチラリズムに悩殺された、『宝塚舞踊会』

 あー、言っておきますが、オペラグラスは使ってません。
 股間を覗こうかと、ちらりとは思いましたが、人として、それはどうよ?!と、理性が止めたので、していません。
 肉眼で見る、あの暗い股間がまた、卑猥でよかったです。
 着物っていいなあ。エロスだよなあ。ハァハァ。

 えっ。
 十分ヘンタイですか?
 そんなことないですよ、アナタだってきっと同じところを見ていますって!!
 ねえ?!

 
 にしても、ほんっとーにワタル兄貴はかっこよかった。
 男の中の男。
 あんなかっこいー男見ちゃったら、しばらくは帰って来られなくなるねっ(笑)。

 
 ワタル兄貴は、わたしにとって救いであり、癒しでした。
 彼がいなかったら、もっともっと、わたしはめためたなだけだったと思う。

 けろゆーひを見る、が目的だったわけだけど。

 実際に見たら、やっぱどこか、頭の回路がショートしたみたいだ。

 泣けるんだもんよ。
 ふたりがふたりでいる、ことに。

 彼らの出番はふたつめで、「えっ、もう?!」という感じ。
 こっちの心の準備も間に合わないまま現れて、舞われちゃって。
 日舞のデキなんか知らないけどさ。
 ふたりで扇使って触れあわれたりなんかしたらさ。
 ヨコシマ心より先に、せつなさがこみあげてきてさ。

 それでも、そこはまだ、よかったんだよ。

 問題はフィナーレさ。

 素顔化粧のまま袴姿って、ナニよソレ?!

 わたしさ、ほんの半年前、その姿見に行ったんですけど。『春の全国交通安全運動』、袴姿で花を配るかの人に、ヲトメハートで会いに行ったんですけど。

 卒業の日と同じ姿で、ゆうひくんと見つめ合われたりしたらさ。
 ショートするよ、回線のひとつやふたつ。
 ゆーひくんは相変わらずあんま表情ないんだけど、ケロちゃんはにこにこ笑っててさ。
 「清く正しく美しく」の歌声が美しくてさ。

 あんまり美しいもんだから、涙が止まらなかった。

 
 痛くてせつなくてくるしくて、しあわせであまくて感謝していて、でもやっぱりかなしくて泣いているのにさ。

 そこに、青天のままのワタルくんが出てくるわけさ。

 それまで順番に出てきていた人たちみんな、素顔化粧に緑の袴姿なのに。
 ワタルくんは、さっきの白塗り色男のまま登場。

 …………笑って、しまった。
 ツボに入って。
 あの白い着流しの下は、赤いフンドシなのよ。
 ふふふ。
 かっこいー、オトコマエ〜、いなせだねぇ。

 ワタルくんの男らしさが、かっこよさが、ツボ。
 何故か笑える。

 泣きながら、笑った。

 ああほんとうに、救いだよ、ワタル兄貴。ありがとうありがとう。
 どんなに泣いてもヘコんでも、力強く「この世」に引きずり戻してくれる、そのオトコマエさ。
 力強さ。
 正しい存在感。
 そして、赤フン(笑)。

 ありがとうありがとう。

 ってことで、やっぱいちばんに語るべきは、ワタル兄貴の赤フンだよねっ?(笑)。

 
 緑野は、今日も幸福でした。
 きっと明日も明後日も幸福だ。
 わたしには好きな人がいる。わたしには、好きなモノがある。
 だからしあわせ。

 どれだけ泣いてもしあわせ。

     

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