大漁旗の似合う漢。@宝塚舞踊会
2004年10月29日 タカラヅカ 書きましょうとも、ワタル兄貴の漢らしい赤フンドシの話を!!
『宝塚舞踊会』、わたしはフィナーレでめためたになり、終了するなりたまたま後ろの席にいた、今日はじめて会って挨拶をしただけの、つまりは「初対面の方」の前で号泣したりしてたんですが(すみません。彼女がこの日記を読んでないことを祈る)。
でも友人たちに会って最初の話題は、「ワタさんの赤フン」ですよ。
どんなに泣こうが、とりあえず語るのは、ワタさんの漢らしさについてですよ。
てゆーかさ。
「み」さん、kineさん、「緑野さんの日記のネタは赤フンにちがいない」って、なんで口をそろえて言うのよ??
もちろん、そのつもりだけどさ。
ネタをありがとう、ワタルくん。君こそ漢の中の漢。
『宝塚舞踊会』。
どんな催しなのかは、噂で聞くばかり。
「眠い」
「長い」
「最悪」
「苦痛」
……悪い噂しか聞かなかったさ。
贔屓の出る数分を見るためだけに安くない金額を払い、残りの数時間を眠気と戦う。
誰に聞いても、そんな感じだった。
だからわたしも、覚悟して行ったよ。そーゆーもんなんだって。所詮、ストイックに発表会のノリで、興行として成り立つほどのサービス精神はないんだろうって。
そう思ってたからさー。
プログラムがもらえないことに、まず愕然。
ええっ?! プログラム有料なの?!
新公のときみたいな、出演者の名前だけ書かれた紙が入口で配られるんだと思ってた。
釈然としないまま、プログラム購入。通常公演とちがい、プログラムがないとなにもわからないんだもの。
このプログラムがすごい。
B5版、厚さ6mm、114p。もちろんつるっつるの上質紙。
凶器になりそうな厚さと硬さ、重さ。
114pもあるっちゅーに、広告のないpは、9pだけだった……。
114分の9。
すごい。
もしも12pの冊子だったら、表紙裏表紙あわせて1pしか、広告のない本文だけのページはないっちゅーこったな。
そして114pのうち、63pは広告だった。
残りの50pほどは、広告混じりの本文pだった。
そりゃまあ、ふつー芝居やなんかのプログラムは広告だらけだよ。そのくせものすげー高いさ。それはわかってるけど、これはいくらなんでもはしたないんじゃないか?と思ったわ(笑)。
てゆーか、厚さ6mmもあるなら背表紙をつけろ。同人誌かよ……。
広告が多すぎてめちゃくちゃ読みにくいプログラムを片手に、いざ舞踊会初体験。
わたしには「日舞」なんてものはさーっぱりわかりません。
わたしの目的はただひとつ、ケロゆーひを見ること!
どんなに長くて眠くて苦痛でも、ケロとゆうひくんが同じ舞台に立つ、その数分のためなら、なにも惜しくない。
苦行を覚悟して行ってみたら。
たのしかったんですけど。
ええっ、舞踊会ってこんなんなん?
おもしろいじゃんよー。
たしかに、専科のおねーさま方の「真面目に日舞」なシーンはつらい。
わたしには善し悪しも、そこでなにが行われているのかもわからないんだ。
しかし、それだけじゃないっつーか、それはほんの一部でしかないというか。
ほとんどは、ふつーに日本物ショーだった。
人数少ない、下級生メインの日本物ショー。
下級生ファンにはたのしいだろコレ。
大劇のあの広大な舞台に、下級生がたった数人で立つのよ? 見せ場もらっちゃうのよ?
日舞は日舞でも、衣装きらきら、セットもそれなり、の、ちゃんとした日本物ショーよ? 生演奏よ?
えええ、おもしろいじゃん。下級生チェックするなら今だ〜、あの子かわいー、あの子は誰? あの子愉快。目移りするわ。
勉強になるだろうなあ。日舞だけでなく、「舞台に立つ」という勉強。数人であの空間に立ち、自分の色を出す、存在感を出す勉強。
わたしはオペラグラスがなくてもこまらない程度の席だったんで、とても愉快に過ごせました。
わたしがオペラグラス使ったのは、ユズ長の男役@ちょびヒゲ付きを見るときだけだ(笑)。
日舞といっても、ほんといろいろだよな。なんせ着ぐるみまで出てくるし。
雷様@鈴鹿照さん。ほんとに着ぐるみ……乳首までついてるよ……。
小柄で等身がマンガチックな方なので、似合うのなんのって。ユーモラスで、愛らしい。
萬ケイ兄貴はしぶく、チャルおじさまはなんとも味をしたたらせ。
おねーさま方は美しく、そしてやっぱり松本悠里姐さん……すげえや。この人ほんと、フェアリーだ……わたしが子どものころからまったく年取ってない。
ああ、そして。
ワタル兄貴!!
ストーリーや背景はまったくわからないものの。
船と一緒に櫂を持って登場、オトコマエな海の男だ!!
ああ、ワタル兄貴!
なんてかっこいいの、素敵なの!
月代が青々しいだけじゃないぞ、顎の下もが青い、ぴかぴかの野郎ぶりだ!
出てくるだけで舞台の雰囲気が変わる。「スター」の登場に空気が変わる。
潔く開いた脚、割れた裾からすねが見える。あら、ちらりと見える赤い色はまさかフンドシ?!
と言ってる間に、ねじり鉢巻き。その仕草の男らしいこと。
すげえなあ。
だが、これだけでは終わらなかった。
なんとワタル兄貴はこのうえ、尻絡げして、大盤振る舞い!!
尻絡げですよ、着物の裾をまくりあげて、帯に挟んじゃうのよ。
超ミニスカ、太股見せちゃいます状態!!
しかも前側は裾が全開、赤フン全開!!
フンガー!! なんですかソレっ?!
赤フン? 腰巻きじゃなくて、わざわざフンドシ?!
ええ、たしかにフンドシでしたとも。フンドシの前垂れでしたわよ。
本物じゃないにしろ、そう見えるものをわざわざ身につけておりましたとも。
いいのか。わたしはよく知らないけど、ワタルくんだってたぶんきっと、ひょっとしたら女の子なんでしょう?
風聞に過ぎないから、ほんとのとこはわかんないけど。たぶん女性なんじゃないですか? 昔極楽鳥とかやってたから、あのころは女の子かなとも思ってたけど、最近はとみにわかんなくなってるんだけど……ひょっとしたら、今もまだ女性だったりするかもしれないのに。
フンドシしめてていいの?!
じゃなくて。
赤いフンドシが、そんなに似合ってていいのっ?!
オトコマエだ、ワタル兄貴!!
も、「一生ついていきます!」なオトコマエさだ。
わたしはツボにジャストミートして、笑いを抑えるのに苦労した。
とにかく潔い見せっぷりでねえ。後ろは腰が隠れるだけの長さまでまくってあるのよ。そんな姿で踊って、しゃがんだりするわけだからさ。
しゃがんだ内股に、釘付けですよ!!
ビバ前方席!! ビバ客席の低さ!! わたしに兄貴のフンドシの奥をのぞかせるための席なのね!!
堪能しました。合掌して言いましょう、「ごちそうさま」。
大変愉快な、興味深いモノを見せていただきました。
続く(笑)。
『宝塚舞踊会』、わたしはフィナーレでめためたになり、終了するなりたまたま後ろの席にいた、今日はじめて会って挨拶をしただけの、つまりは「初対面の方」の前で号泣したりしてたんですが(すみません。彼女がこの日記を読んでないことを祈る)。
でも友人たちに会って最初の話題は、「ワタさんの赤フン」ですよ。
どんなに泣こうが、とりあえず語るのは、ワタさんの漢らしさについてですよ。
てゆーかさ。
「み」さん、kineさん、「緑野さんの日記のネタは赤フンにちがいない」って、なんで口をそろえて言うのよ??
もちろん、そのつもりだけどさ。
ネタをありがとう、ワタルくん。君こそ漢の中の漢。
『宝塚舞踊会』。
どんな催しなのかは、噂で聞くばかり。
「眠い」
「長い」
「最悪」
「苦痛」
……悪い噂しか聞かなかったさ。
贔屓の出る数分を見るためだけに安くない金額を払い、残りの数時間を眠気と戦う。
誰に聞いても、そんな感じだった。
だからわたしも、覚悟して行ったよ。そーゆーもんなんだって。所詮、ストイックに発表会のノリで、興行として成り立つほどのサービス精神はないんだろうって。
そう思ってたからさー。
プログラムがもらえないことに、まず愕然。
ええっ?! プログラム有料なの?!
新公のときみたいな、出演者の名前だけ書かれた紙が入口で配られるんだと思ってた。
釈然としないまま、プログラム購入。通常公演とちがい、プログラムがないとなにもわからないんだもの。
このプログラムがすごい。
B5版、厚さ6mm、114p。もちろんつるっつるの上質紙。
凶器になりそうな厚さと硬さ、重さ。
114pもあるっちゅーに、広告のないpは、9pだけだった……。
114分の9。
すごい。
もしも12pの冊子だったら、表紙裏表紙あわせて1pしか、広告のない本文だけのページはないっちゅーこったな。
そして114pのうち、63pは広告だった。
残りの50pほどは、広告混じりの本文pだった。
そりゃまあ、ふつー芝居やなんかのプログラムは広告だらけだよ。そのくせものすげー高いさ。それはわかってるけど、これはいくらなんでもはしたないんじゃないか?と思ったわ(笑)。
てゆーか、厚さ6mmもあるなら背表紙をつけろ。同人誌かよ……。
広告が多すぎてめちゃくちゃ読みにくいプログラムを片手に、いざ舞踊会初体験。
わたしには「日舞」なんてものはさーっぱりわかりません。
わたしの目的はただひとつ、ケロゆーひを見ること!
どんなに長くて眠くて苦痛でも、ケロとゆうひくんが同じ舞台に立つ、その数分のためなら、なにも惜しくない。
苦行を覚悟して行ってみたら。
たのしかったんですけど。
ええっ、舞踊会ってこんなんなん?
おもしろいじゃんよー。
たしかに、専科のおねーさま方の「真面目に日舞」なシーンはつらい。
わたしには善し悪しも、そこでなにが行われているのかもわからないんだ。
しかし、それだけじゃないっつーか、それはほんの一部でしかないというか。
ほとんどは、ふつーに日本物ショーだった。
人数少ない、下級生メインの日本物ショー。
下級生ファンにはたのしいだろコレ。
大劇のあの広大な舞台に、下級生がたった数人で立つのよ? 見せ場もらっちゃうのよ?
日舞は日舞でも、衣装きらきら、セットもそれなり、の、ちゃんとした日本物ショーよ? 生演奏よ?
えええ、おもしろいじゃん。下級生チェックするなら今だ〜、あの子かわいー、あの子は誰? あの子愉快。目移りするわ。
勉強になるだろうなあ。日舞だけでなく、「舞台に立つ」という勉強。数人であの空間に立ち、自分の色を出す、存在感を出す勉強。
わたしはオペラグラスがなくてもこまらない程度の席だったんで、とても愉快に過ごせました。
わたしがオペラグラス使ったのは、ユズ長の男役@ちょびヒゲ付きを見るときだけだ(笑)。
日舞といっても、ほんといろいろだよな。なんせ着ぐるみまで出てくるし。
雷様@鈴鹿照さん。ほんとに着ぐるみ……乳首までついてるよ……。
小柄で等身がマンガチックな方なので、似合うのなんのって。ユーモラスで、愛らしい。
萬ケイ兄貴はしぶく、チャルおじさまはなんとも味をしたたらせ。
おねーさま方は美しく、そしてやっぱり松本悠里姐さん……すげえや。この人ほんと、フェアリーだ……わたしが子どものころからまったく年取ってない。
ああ、そして。
ワタル兄貴!!
ストーリーや背景はまったくわからないものの。
船と一緒に櫂を持って登場、オトコマエな海の男だ!!
ああ、ワタル兄貴!
なんてかっこいいの、素敵なの!
月代が青々しいだけじゃないぞ、顎の下もが青い、ぴかぴかの野郎ぶりだ!
出てくるだけで舞台の雰囲気が変わる。「スター」の登場に空気が変わる。
潔く開いた脚、割れた裾からすねが見える。あら、ちらりと見える赤い色はまさかフンドシ?!
と言ってる間に、ねじり鉢巻き。その仕草の男らしいこと。
すげえなあ。
だが、これだけでは終わらなかった。
なんとワタル兄貴はこのうえ、尻絡げして、大盤振る舞い!!
尻絡げですよ、着物の裾をまくりあげて、帯に挟んじゃうのよ。
超ミニスカ、太股見せちゃいます状態!!
しかも前側は裾が全開、赤フン全開!!
フンガー!! なんですかソレっ?!
赤フン? 腰巻きじゃなくて、わざわざフンドシ?!
ええ、たしかにフンドシでしたとも。フンドシの前垂れでしたわよ。
本物じゃないにしろ、そう見えるものをわざわざ身につけておりましたとも。
いいのか。わたしはよく知らないけど、ワタルくんだってたぶんきっと、ひょっとしたら女の子なんでしょう?
風聞に過ぎないから、ほんとのとこはわかんないけど。たぶん女性なんじゃないですか? 昔極楽鳥とかやってたから、あのころは女の子かなとも思ってたけど、最近はとみにわかんなくなってるんだけど……ひょっとしたら、今もまだ女性だったりするかもしれないのに。
フンドシしめてていいの?!
じゃなくて。
赤いフンドシが、そんなに似合ってていいのっ?!
オトコマエだ、ワタル兄貴!!
も、「一生ついていきます!」なオトコマエさだ。
わたしはツボにジャストミートして、笑いを抑えるのに苦労した。
とにかく潔い見せっぷりでねえ。後ろは腰が隠れるだけの長さまでまくってあるのよ。そんな姿で踊って、しゃがんだりするわけだからさ。
しゃがんだ内股に、釘付けですよ!!
ビバ前方席!! ビバ客席の低さ!! わたしに兄貴のフンドシの奥をのぞかせるための席なのね!!
堪能しました。合掌して言いましょう、「ごちそうさま」。
大変愉快な、興味深いモノを見せていただきました。
続く(笑)。
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