恋愛驀進主義。@花舞う長安/ドルチェ・ヴィータ!
2004年10月16日 タカラヅカ 陳玄礼@ケロはまたしても、どんどん台詞を増やしている。
『王家に捧ぐ歌』のときと同じ。あのときは、公演が進むにつれ台本にない台詞、「アイーダ!」を連発していたね。
今回の『花舞う長安』でもそう。
「陛下!」のひとこと、大増量中。
マイクを切られているのをいいことに、生声で「陛下」って何回言ってるよ、あんた……。
相変わらず、愛がクソ熱い男だ。
ケロちゃんのすばらしさのひとつは、「愛を表現するのを惜しまない」ことだと思う。
ショーのとき、組んでいる娘役さんに対するまなざしとか見ていてもわかるよな。
よくもそこまでっ!ってくらい、とろとろにやさしい瞳で相手を見つめている。
恋にめろめろ、君にめろめろ、というのを表現して、男ぶりを下げる男と、上げる男がいるよね。
恋なんかに女なんかに腰砕けになってみっともなーい、と思わせる男と、そこまで愛してるんだかっこいい、と思わせる男。
両者を分けるのは包容力かしら。
男としての度量かしら。
なんにせよ、恋人を見つめるケロちゃんの「愛にあふれた」瞳にきゅーんとなるのだ。ああ、あの瞳で見つめられたい! と。
冷酷な役をやると、とことん冷酷な眼になる人なのにねえ。ふだんはとにかくやさしいよなあ。
そんな「愛チカラ」にあふれきった彼は今、全身全霊を上げてワタさんLOVEを貫いています。
うわー……濃い……。
陳玄礼はどこまでも、「陛下、陛下」と小うるさく騒いでいます。顔は冷酷な武将なんだが、いちいち熱い。博多のときとは別人になってないか、おい。
行きすぎた愛情が、台詞にない「陛下」という相手への呼びかけの言葉になって、ほとばしっているようです。
……恥ずかしい……。
愛を隠さないのは君の美点だが、野郎相手にそこまで惚れてるのは、しかも盛大に空回っているのは、ちと恥ずかしいよ(笑)。
好きだけどな、そーゆーとこ(笑)。
博多座『ドルチェ・ヴィータ!』でも、ホモの恋を演じていた航海士@ケロとセレブ男S@ワタル(プログラムを買ったので役名がわかった)ですが。
大劇でも健在です。
シーンが博多とは変更になっているので、ふたりの接点が一瞬しかないんだけど、その一瞬で毎回確実に、航海士はセレブ男SにFall in LOVEしとります。
初日からずっと、わたしが見る限り1回もハズすことなく、パーフェクトに。つまり、ここは「公式に」こーゆー解釈なんでしょう。演出家オギーだから、ホモに理解ありそうだし。「男が一目惚れするほどの、いい男」ってことで、タカラヅカ的にもOKなんでしょう。
銀橋を渡ってきた美男美女、セレブ男Sとセレブ女S@檀ちゃんを、下手花道で迎える航海士たち。
セレブ男Sは、航海士の前で帽子を取る。
はじめて間近でセレブ男Sの顔を見た航海士は、その男前さに放心、誰の声も届かずただぼーっとセレブ男Sだけを見つめ続ける……。
本筋には関係ないところで、何故男同士の一目惚れを丁寧に演じているのか。
愉快でなりません。
正妻の檀ちゃんにかなうはずもないが、どうかがんばってこの恋を貫いて欲しいですわ、ケロちゃん。
ワタさんLOVEぶりが熱くて濃いので、ケロトウぶりはちとひかえめだなあ、この公演。役に引きずられるのかな。芝居でトウコはケロの恋敵(断言)だもんなあ。
『王家』や『巖流』のときほどの、目を覆いたくなるようなトウコLOVEぶりは見えないものの、ショーではちゃんとケロトウなシーンもあるので、それもたのしい。愛が見える男だから、ケロ。愛を隠さない男だから、ケロ。
愛が見たい。
一途さや熱血が「かっこわるい」とされるこの現代で。
とことん一途で、とことん熱血な、見栄も保身もなくただ素直にあるがままの愛を、見せて欲しい。
それは救いだから。
それは祈りだから。
愛のある姿は、わたしを救うから。わたしを癒すから。
そして。
陳玄礼は「陛下!」を連発し、航海士は恋をし、フィナーレの男は盟友と踊るのさ。
愛が熱い。
『王家に捧ぐ歌』のときと同じ。あのときは、公演が進むにつれ台本にない台詞、「アイーダ!」を連発していたね。
今回の『花舞う長安』でもそう。
「陛下!」のひとこと、大増量中。
マイクを切られているのをいいことに、生声で「陛下」って何回言ってるよ、あんた……。
相変わらず、愛がクソ熱い男だ。
ケロちゃんのすばらしさのひとつは、「愛を表現するのを惜しまない」ことだと思う。
ショーのとき、組んでいる娘役さんに対するまなざしとか見ていてもわかるよな。
よくもそこまでっ!ってくらい、とろとろにやさしい瞳で相手を見つめている。
恋にめろめろ、君にめろめろ、というのを表現して、男ぶりを下げる男と、上げる男がいるよね。
恋なんかに女なんかに腰砕けになってみっともなーい、と思わせる男と、そこまで愛してるんだかっこいい、と思わせる男。
両者を分けるのは包容力かしら。
男としての度量かしら。
なんにせよ、恋人を見つめるケロちゃんの「愛にあふれた」瞳にきゅーんとなるのだ。ああ、あの瞳で見つめられたい! と。
冷酷な役をやると、とことん冷酷な眼になる人なのにねえ。ふだんはとにかくやさしいよなあ。
そんな「愛チカラ」にあふれきった彼は今、全身全霊を上げてワタさんLOVEを貫いています。
うわー……濃い……。
陳玄礼はどこまでも、「陛下、陛下」と小うるさく騒いでいます。顔は冷酷な武将なんだが、いちいち熱い。博多のときとは別人になってないか、おい。
行きすぎた愛情が、台詞にない「陛下」という相手への呼びかけの言葉になって、ほとばしっているようです。
……恥ずかしい……。
愛を隠さないのは君の美点だが、野郎相手にそこまで惚れてるのは、しかも盛大に空回っているのは、ちと恥ずかしいよ(笑)。
好きだけどな、そーゆーとこ(笑)。
博多座『ドルチェ・ヴィータ!』でも、ホモの恋を演じていた航海士@ケロとセレブ男S@ワタル(プログラムを買ったので役名がわかった)ですが。
大劇でも健在です。
シーンが博多とは変更になっているので、ふたりの接点が一瞬しかないんだけど、その一瞬で毎回確実に、航海士はセレブ男SにFall in LOVEしとります。
初日からずっと、わたしが見る限り1回もハズすことなく、パーフェクトに。つまり、ここは「公式に」こーゆー解釈なんでしょう。演出家オギーだから、ホモに理解ありそうだし。「男が一目惚れするほどの、いい男」ってことで、タカラヅカ的にもOKなんでしょう。
銀橋を渡ってきた美男美女、セレブ男Sとセレブ女S@檀ちゃんを、下手花道で迎える航海士たち。
セレブ男Sは、航海士の前で帽子を取る。
はじめて間近でセレブ男Sの顔を見た航海士は、その男前さに放心、誰の声も届かずただぼーっとセレブ男Sだけを見つめ続ける……。
本筋には関係ないところで、何故男同士の一目惚れを丁寧に演じているのか。
愉快でなりません。
正妻の檀ちゃんにかなうはずもないが、どうかがんばってこの恋を貫いて欲しいですわ、ケロちゃん。
ワタさんLOVEぶりが熱くて濃いので、ケロトウぶりはちとひかえめだなあ、この公演。役に引きずられるのかな。芝居でトウコはケロの恋敵(断言)だもんなあ。
『王家』や『巖流』のときほどの、目を覆いたくなるようなトウコLOVEぶりは見えないものの、ショーではちゃんとケロトウなシーンもあるので、それもたのしい。愛が見える男だから、ケロ。愛を隠さない男だから、ケロ。
愛が見たい。
一途さや熱血が「かっこわるい」とされるこの現代で。
とことん一途で、とことん熱血な、見栄も保身もなくただ素直にあるがままの愛を、見せて欲しい。
それは救いだから。
それは祈りだから。
愛のある姿は、わたしを救うから。わたしを癒すから。
そして。
陳玄礼は「陛下!」を連発し、航海士は恋をし、フィナーレの男は盟友と踊るのさ。
愛が熱い。
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