おかえりなさい、トウコちゃん。@花舞う長安
2004年10月8日 タカラヅカ ゆうひバウ友会全滅にヘコみつつ。
そのゆーひバウのちらしを見てまた、複雑な気持ちになる。
…………これはいったい…………どーしたことだ、ゆうひくん。
まちがったのはお化粧なのか、なんなのか。
もともと写真写りの悪さには定評がある彼だが、それにしても、ものすげえや。
せ、せくすぃー……なのかしら……コレ……。
世間の人が「タカラヅカってこうでしょ(冷笑)」って思うタカラヅカ男役まんまのよーな姿。
キムタクが真似してポーズつけていそーな。
まあ、いいのかな、これで……。
☆
河村隆一が来ていたときに、たまたまわたしも客席にいました。大騒ぎだもんよ、客席。ショーがはじまるの、遅れるくらいにさ。(わたしはその人見てないんだけど)
まあそれはともかく。
星組公演『花舞う長安』。
作品について語る気はまったくないので、出演者の話をしませう。
なんといっても、1年ぶりに星組全員出演。うれしいねえ、たのしいねえ。
トップスターと2番手スターが男役同士ではじめて並んだ、という、記念すべき作品なわけだ。1年経ってはじめてかよヲイヲイ、というツッコミ付きで祝いましょう、ハレルヤ。
わたし的には、タニちゃんは星組の組子、という印象なので、この舞台に出演していないことが不思議なんだが、月組でバウに出るから仕方ないのか……あれ? バウは宙組で出るんだっけ? 来年のバウと同じで、ひとつの組で同じ作品を3番手4番手とつづけて主演して公演するんじゃなかったっけ?
てゆーかタニちゃんって、ナニ組だっけ? 新専科?
以前は宙組で、水くんとW2番手だったけど、そのあと異動したんだっけか。だって外部の出版物には軒並み「宙組2番手・水夏希」って載ってて、タニちゃんいないし。
てゆーのはもちろん皮肉だけどな。
劇団はタニちゃんをどうしたいんだ。最近の扱いはひどいよな。
そのタニちゃんが博多座で演じていた安禄山を、大劇でトウコちゃんが演じるわけだ。
博多座で観ているときに、正直わたしは、トウコちゃんが恋しかった。
『ドルチェ・ヴィータ!』を観ているときには、べつになんとも思わなかった。そこにある世界にずっぽりはまっていたから。
だけど『花舞う長安』の間中、トウコちゃんが恋しかったよ。
とゆーのもだ。
『花舞う長安』はどこを切っても納得の駄作ぶりで、出演者が支えるしかない作品だったからだ。
トウコちゃん、カムバック!
この駄作を支えるには、君が必要だ!
トウコの実力を、心から乞うた。
歌ってくれ、芝居してくれ、そのくどい黒い持ち味で、この風通しのよすぎるベニヤ板でできたよーな世界を、塗りつぶしてくれ。
懇願。
タニ安禄山は、そりゃスタイルはいいんだが、喋るとアウトだったんだわ……。作品のうすっぺらさを加速させる大根ぶり。
タニちゃんはなにをやってもタニちゃん。かわいいアイドルのタニちゃん。一生懸命大物ぶって悪ぶってるけど、やっぱりかわいいタニちゃん。
タニちゃんは最近よーやく、サバティエ系の役はできるようになったの。『白昼の稲妻』ではサバティエ、『1914/愛』ではモディリアーニと、名前はチガウけど同じ役をしていたよーに、アイドル・タニちゃんの他に、アレ系の不良青年だけは、できるようになったの。
でもまだ、他の役はできないの。安禄山みたいないやらしい悪役はできないのよ……仕方ないの、まだお勉強中の子だから。サバティエができるまで10年かかったから、あと10年あればきっと、安禄山もできるようになると思う。それを期待して待ちましょう。
だけど、タニちゃんのタニちゃんらしい持ち味は、他の人が10年かけたって手に入れられないモノだから、あと10年待つまでもなく、今のままのタニちゃんでわたしはいいんだけどな。
彼にできない役を、やらせなければ。
つーことで、子どもがママに甘え損なって逆ギレしていたような博多座安禄山にいたたまれなさを感じていたわたしは、大劇版の安禄山を心待ちにしていた。
トウコが安禄山系を得意なのは、はじめからわかっていたし。ビジュアルも演技も歌も、立ち回りも。
わかってたから……実際に観てみて感じたのは、ただひたすらな安心感だった。
予定調和というか、あるべき姿というか。
ぴたりとハマって……なんの発見もなかった。
えーと……それは、どうなんだろう。
わくわくもしないし、どきどきもしない。思った通りのトウコ。
それはひょっとして、期待はずれ、とか、言う、んだろう、か。
う、うーむ。
博多座版に比べれば、そりゃ技術力でキャラをきちんと作り上げているんだけど……こんなもんなのかなぁ?
駄作なのもしどころがない役なのも仕方ないこととして、もう少し、なんとかならないもんなのかしら。
わたしはトウコちゃんに過大な夢を見ているのかしら。
わたしがトウコに期待しているモノ。
それはやはりいやらしさだわ。
楊貴妃を襲うところ、もっともっとねちこくいやらしくしてほしいなあ……見ているこっちがどきどきするくらい。
今日観たときは、団体の学生さんたちから嬌声があがっていたから、ちゃんとやんらしくやってるのかしら。
ええ、なんかあまりにもヅカの客席にそぐわない学生さんたちの一団が百名単位でいたんですが(顔ピアス率高い、髪の色日本人離れ率高い……アート系専門学生っぽい?)、安禄山が楊貴妃を押し倒したときに、声があがってましたよ。
やらしかったのかな、ちゃんと。
ソレが物足りないわたしって?
もっともっと、エロが欲しい。うがー。
ぎとぎとに濃いトウコが見たい。
小さくても男前のトウコが見たい。
熱すぎてくどすぎて、「楊貴妃を愛してるんじゃなくて、実は玄宗を愛してるんだろう」ってくらい、行きすぎた安禄山が見たい。
おとなしくまとまった、「減点ポイントがないから及第点」のトウコなんか、トウコぢゃないっ。
プラスアルファを加点する熱さが、トウコだと思っている。期待している。
おかえりなさい、トウコちゃん。
ワタルくんの隣にトウコちゃんがいることがうれしい。暑苦しさにおいて、似たものを持つトップと2番手がそろうのがうれしい。
似ているくせに、太陽と月の持ち味のある、ふたりが並ぶのがうれしい。
安禄山の進化を期待し、見守りたい。
そのゆーひバウのちらしを見てまた、複雑な気持ちになる。
…………これはいったい…………どーしたことだ、ゆうひくん。
まちがったのはお化粧なのか、なんなのか。
もともと写真写りの悪さには定評がある彼だが、それにしても、ものすげえや。
せ、せくすぃー……なのかしら……コレ……。
世間の人が「タカラヅカってこうでしょ(冷笑)」って思うタカラヅカ男役まんまのよーな姿。
キムタクが真似してポーズつけていそーな。
まあ、いいのかな、これで……。
☆
河村隆一が来ていたときに、たまたまわたしも客席にいました。大騒ぎだもんよ、客席。ショーがはじまるの、遅れるくらいにさ。(わたしはその人見てないんだけど)
まあそれはともかく。
星組公演『花舞う長安』。
作品について語る気はまったくないので、出演者の話をしませう。
なんといっても、1年ぶりに星組全員出演。うれしいねえ、たのしいねえ。
トップスターと2番手スターが男役同士ではじめて並んだ、という、記念すべき作品なわけだ。1年経ってはじめてかよヲイヲイ、というツッコミ付きで祝いましょう、ハレルヤ。
わたし的には、タニちゃんは星組の組子、という印象なので、この舞台に出演していないことが不思議なんだが、月組でバウに出るから仕方ないのか……あれ? バウは宙組で出るんだっけ? 来年のバウと同じで、ひとつの組で同じ作品を3番手4番手とつづけて主演して公演するんじゃなかったっけ?
てゆーかタニちゃんって、ナニ組だっけ? 新専科?
以前は宙組で、水くんとW2番手だったけど、そのあと異動したんだっけか。だって外部の出版物には軒並み「宙組2番手・水夏希」って載ってて、タニちゃんいないし。
てゆーのはもちろん皮肉だけどな。
劇団はタニちゃんをどうしたいんだ。最近の扱いはひどいよな。
そのタニちゃんが博多座で演じていた安禄山を、大劇でトウコちゃんが演じるわけだ。
博多座で観ているときに、正直わたしは、トウコちゃんが恋しかった。
『ドルチェ・ヴィータ!』を観ているときには、べつになんとも思わなかった。そこにある世界にずっぽりはまっていたから。
だけど『花舞う長安』の間中、トウコちゃんが恋しかったよ。
とゆーのもだ。
『花舞う長安』はどこを切っても納得の駄作ぶりで、出演者が支えるしかない作品だったからだ。
トウコちゃん、カムバック!
この駄作を支えるには、君が必要だ!
トウコの実力を、心から乞うた。
歌ってくれ、芝居してくれ、そのくどい黒い持ち味で、この風通しのよすぎるベニヤ板でできたよーな世界を、塗りつぶしてくれ。
懇願。
タニ安禄山は、そりゃスタイルはいいんだが、喋るとアウトだったんだわ……。作品のうすっぺらさを加速させる大根ぶり。
タニちゃんはなにをやってもタニちゃん。かわいいアイドルのタニちゃん。一生懸命大物ぶって悪ぶってるけど、やっぱりかわいいタニちゃん。
タニちゃんは最近よーやく、サバティエ系の役はできるようになったの。『白昼の稲妻』ではサバティエ、『1914/愛』ではモディリアーニと、名前はチガウけど同じ役をしていたよーに、アイドル・タニちゃんの他に、アレ系の不良青年だけは、できるようになったの。
でもまだ、他の役はできないの。安禄山みたいないやらしい悪役はできないのよ……仕方ないの、まだお勉強中の子だから。サバティエができるまで10年かかったから、あと10年あればきっと、安禄山もできるようになると思う。それを期待して待ちましょう。
だけど、タニちゃんのタニちゃんらしい持ち味は、他の人が10年かけたって手に入れられないモノだから、あと10年待つまでもなく、今のままのタニちゃんでわたしはいいんだけどな。
彼にできない役を、やらせなければ。
つーことで、子どもがママに甘え損なって逆ギレしていたような博多座安禄山にいたたまれなさを感じていたわたしは、大劇版の安禄山を心待ちにしていた。
トウコが安禄山系を得意なのは、はじめからわかっていたし。ビジュアルも演技も歌も、立ち回りも。
わかってたから……実際に観てみて感じたのは、ただひたすらな安心感だった。
予定調和というか、あるべき姿というか。
ぴたりとハマって……なんの発見もなかった。
えーと……それは、どうなんだろう。
わくわくもしないし、どきどきもしない。思った通りのトウコ。
それはひょっとして、期待はずれ、とか、言う、んだろう、か。
う、うーむ。
博多座版に比べれば、そりゃ技術力でキャラをきちんと作り上げているんだけど……こんなもんなのかなぁ?
駄作なのもしどころがない役なのも仕方ないこととして、もう少し、なんとかならないもんなのかしら。
わたしはトウコちゃんに過大な夢を見ているのかしら。
わたしがトウコに期待しているモノ。
それはやはりいやらしさだわ。
楊貴妃を襲うところ、もっともっとねちこくいやらしくしてほしいなあ……見ているこっちがどきどきするくらい。
今日観たときは、団体の学生さんたちから嬌声があがっていたから、ちゃんとやんらしくやってるのかしら。
ええ、なんかあまりにもヅカの客席にそぐわない学生さんたちの一団が百名単位でいたんですが(顔ピアス率高い、髪の色日本人離れ率高い……アート系専門学生っぽい?)、安禄山が楊貴妃を押し倒したときに、声があがってましたよ。
やらしかったのかな、ちゃんと。
ソレが物足りないわたしって?
もっともっと、エロが欲しい。うがー。
ぎとぎとに濃いトウコが見たい。
小さくても男前のトウコが見たい。
熱すぎてくどすぎて、「楊貴妃を愛してるんじゃなくて、実は玄宗を愛してるんだろう」ってくらい、行きすぎた安禄山が見たい。
おとなしくまとまった、「減点ポイントがないから及第点」のトウコなんか、トウコぢゃないっ。
プラスアルファを加点する熱さが、トウコだと思っている。期待している。
おかえりなさい、トウコちゃん。
ワタルくんの隣にトウコちゃんがいることがうれしい。暑苦しさにおいて、似たものを持つトップと2番手がそろうのがうれしい。
似ているくせに、太陽と月の持ち味のある、ふたりが並ぶのがうれしい。
安禄山の進化を期待し、見守りたい。
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