腐女子は語る。@月組エリザベート
2004年9月8日 タカラヅカ さて、今回の『エリザベート』の配役は、いろんな意味で劇団がファンを裏切っている、と思う。
発表見るなり爆笑するよーな配役って、どうよ?
そりゃ地震は起こるし台風も来るでしょうよ。あさこがシシィをやるんだから。
ヅカファンの受けた衝撃が天候を動かし、天変地異を起こしたって不思議じゃないわ(この地震で数センチ陸が動いたんだって?)。
あさこは客寄せパンダなの、とか、そこまでしないと動員できない組ってどうなのよ、とか、娘役の立場はどうなのよ、とか、『エリザベート』という作品のクオリティと名前と歴史をなんだと思っているのよ、とか、言いたいことはいろいろあるし、それは先日の発表を見て空に向かってぶっとんだ全国100万人のヅカファンの心はひとつだろうから、語るまでもないこととして。
「萌えや受や攻を専売特許としている緑野」(もずえさん談)が語るべきなのはひとつ。
劇団スタッフには、腐女子はおらんのか!!
ということですわ。
今回のあさこシシィを知り、わたしは某AAのように、がっくりと大地に膝をつきましたよ。
わかってない……っ、わかってないわ劇団!!(血涙)
たしかに、女性のサガとして、美青年を女装させると「きゃ♪」てなよろこび方をします。
これは腐女子属性のみならず、女子の遺伝子に多かれ少なかれ組み込まれているのでしょう。「美しいものが好き」の発展系ですよ。「女装した美青年」というのは。
でもな、心して聞けよおやぢたち。
誰でもいいわけではないんだ。
「攻男を女装させるなーっ、キモいだけじゃ〜〜!!」
と、拳を握って断言したら、本日のデート相手のチェリさんにたしなめられました。
「なんでもかんでも受攻で考えちゃだめですよ」と。彼女はとてもノーマルな人です(笑)。
いやその。
わたしは腐女子なのでこの世のすべてを「受」と「攻」に分類して眺める習性があります。
しかしそれは、ふつーの「女性」のなかにも、無意識にあるものだと思っていますのよ。
つまり、コムちゃんは女装してもOK、ワタルはNG。
男のワタルに、女の子のコムちゃんはカップル役でOK。
って、コレ、みんなふつーに思うでしょ?
コムちゃんは小柄だし華奢だしかわいい妖精タイプだから、ヒロインやっても感情移入して見られる。
反対に、ワタルくんは男役をヒロインにしても「どーんと来い!」な包容力で受け止めて違和感ないよねー、男らしいよねー。と、素直に思える。
これって、無意識レベルにあるのよ、「受」と「攻」が。
コムは受キャラ、ワタルは攻キャラ。
妄想系とかやほひとかじゃなく、女の本能で区別している。感じている。
個人差はあるし、趣味のちがいはあるから、「コムがヒロインなんて、男臭くて気持ち悪いわ!」と思う人だっているだろうけど、まあ一般的な感覚として。
フェアリー系と野郎系の区別をつけるのは、女の本能だと思うのよ。
だから女性のための「タカラヅカ」では、男役が美しい女性に扮し、男役と恋をするシチュエーションが多く演じられてきた。
女の子は、好きだからだ。そーゆーのが。
いつもソレばっかじゃヤだけど、たまにやってくれるとうれしいのだ。どきどきするのだ。
男役ふたりがからむのは、ファンサービスなわけだ。
劇団も、わかってやってきたわけだ。
しかし。
誰でもいいわけではないんだ。
美青年なら誰でもいいわけじゃないの。色男ならなんでもいいわけじゃないの。
すべての男には、属性があるのよ。「受」と「攻」という!
女装させていいのは、受。
これは基本。
男と恋に落ちていいのは、受。
これは基本。
攻はダメ。
絶対にダメ。
現実の男を女装させても気持ち悪いのと同じ。トリックスター的に使うとか、あるいはギャグで使うならよくても、マジで可憐な美少女なんぞをやらせてはダメ。最悪。
そんでもって。
あさこは押しも押されぬ攻キャラだろう!!
攻キャラを女装させてもギャグにしかなんないって!
オカマにしかなんないって!
もちろん、あさちゃんがこれから女らしい仕草や立ち居振る舞い、着こなしや声を完璧にマスターして、絶世の美女になるかもしれないことは、今は置いておく。
素顔のあさちゃんがかわいー女の子だとか、じつはとっても女らしいのよん、とかも、別の話。
役者としての持ち味の話をしているわけだから。
観客が望んでいるのは、攻としてのあさこだ。つまり、男らしくかっこいいあさこだ。バリバリの色男のあさこだ。
「人気の美形男役をヒロインにすれば、女たちはよろこぶはずだ」
って、安直に考えただろう、歌劇団。
耽美の「た」の字も理解しない、センスのないおやぢ頭で考えただろう?
痴れ者め。腐女子道はそんなに甘くないのだ。
立ち役をさせるべきなのは、攻。
これは基本。
女装した男役だろうと、まんま男役だろうと、その腕の中で転がしていいのは、攻。
これは基本。
観客があさこに求めているのは、コレなんだってば。
あさこなら、男役を抱いても愛しても**しても、かまわないんだってば。
そして。
さえちゃんこそが、受属性の人。
男らしいあさこが、妖美したたるさえこを抱くのはいいんだ。
それが耽美ってもんだ。
女の子が見て「きゃあ♪」な世界だ。
なのに。
どうして逆なの? それじゃギャグじゃない。
男装した女がよたよたと、女装した男を抱きしめていても、ロマンティックじゃないでしょう?
どうしてそれがわからないの、おやぢたち。
そしてこのうえ、ゆうひまでもが女装あさことからんできたら、どうすればいいですか。
観客が望んでいるのは、あさこ×ゆうひです。男のあさこと美女ゆうひがからむなら萌えですが、逆はギャグです。勘弁してください。
おやぢたちからすれば、所詮みんなただの女の子で、かっこつけていようといまいと同じなんでしょうけど。
チガウの。属性があるの。
そして女の子は、その属性に沿った役割を求めているの。
わたしは腐女子だから、わかりやすく「受」だの「攻」だの叫んでいるけど、腐女子でない人たちだって、無意識に区別しているのよ。求めているのよ。
本気でさえちゃんを売り出したいなら、人気を出させたいなら、正しく彼女を「受」として売りなさいよ。
色男の攻に添わせるのよ。その昔、音子ちゃんとのカップリングで人気が出たように。
『飛鳥夕映え』なんて柄にない攻男役をやらせてる場合じゃないわよ。
あさこを正しく集客力として使いたいなら、「攻」として売りなさいよ。
フェロモン大放出で女や受青年をはべらせて、色悪路線極めさせなさいよ。
エリザベートなんて娘役の集大成みたいな役やらせてる場合じゃないわよ。
劇団スタッフには、腐女子はおらんのか!!
腐女子のアンテナをふるわせるものは、一般女性のハートもしびれさせるんだってば。
ああ、がっくり。
とまあ、さんざん語っているわりに、わたし個人としては、あさこは受キャラだと思ってるけどなっ。漢くさい男受好きなの。オヤジ受とか。女装は×だが、受は好きだぞ、あさこ。
発表見るなり爆笑するよーな配役って、どうよ?
そりゃ地震は起こるし台風も来るでしょうよ。あさこがシシィをやるんだから。
ヅカファンの受けた衝撃が天候を動かし、天変地異を起こしたって不思議じゃないわ(この地震で数センチ陸が動いたんだって?)。
あさこは客寄せパンダなの、とか、そこまでしないと動員できない組ってどうなのよ、とか、娘役の立場はどうなのよ、とか、『エリザベート』という作品のクオリティと名前と歴史をなんだと思っているのよ、とか、言いたいことはいろいろあるし、それは先日の発表を見て空に向かってぶっとんだ全国100万人のヅカファンの心はひとつだろうから、語るまでもないこととして。
「萌えや受や攻を専売特許としている緑野」(もずえさん談)が語るべきなのはひとつ。
劇団スタッフには、腐女子はおらんのか!!
ということですわ。
今回のあさこシシィを知り、わたしは某AAのように、がっくりと大地に膝をつきましたよ。
わかってない……っ、わかってないわ劇団!!(血涙)
たしかに、女性のサガとして、美青年を女装させると「きゃ♪」てなよろこび方をします。
これは腐女子属性のみならず、女子の遺伝子に多かれ少なかれ組み込まれているのでしょう。「美しいものが好き」の発展系ですよ。「女装した美青年」というのは。
でもな、心して聞けよおやぢたち。
誰でもいいわけではないんだ。
「攻男を女装させるなーっ、キモいだけじゃ〜〜!!」
と、拳を握って断言したら、本日のデート相手のチェリさんにたしなめられました。
「なんでもかんでも受攻で考えちゃだめですよ」と。彼女はとてもノーマルな人です(笑)。
いやその。
わたしは腐女子なのでこの世のすべてを「受」と「攻」に分類して眺める習性があります。
しかしそれは、ふつーの「女性」のなかにも、無意識にあるものだと思っていますのよ。
つまり、コムちゃんは女装してもOK、ワタルはNG。
男のワタルに、女の子のコムちゃんはカップル役でOK。
って、コレ、みんなふつーに思うでしょ?
コムちゃんは小柄だし華奢だしかわいい妖精タイプだから、ヒロインやっても感情移入して見られる。
反対に、ワタルくんは男役をヒロインにしても「どーんと来い!」な包容力で受け止めて違和感ないよねー、男らしいよねー。と、素直に思える。
これって、無意識レベルにあるのよ、「受」と「攻」が。
コムは受キャラ、ワタルは攻キャラ。
妄想系とかやほひとかじゃなく、女の本能で区別している。感じている。
個人差はあるし、趣味のちがいはあるから、「コムがヒロインなんて、男臭くて気持ち悪いわ!」と思う人だっているだろうけど、まあ一般的な感覚として。
フェアリー系と野郎系の区別をつけるのは、女の本能だと思うのよ。
だから女性のための「タカラヅカ」では、男役が美しい女性に扮し、男役と恋をするシチュエーションが多く演じられてきた。
女の子は、好きだからだ。そーゆーのが。
いつもソレばっかじゃヤだけど、たまにやってくれるとうれしいのだ。どきどきするのだ。
男役ふたりがからむのは、ファンサービスなわけだ。
劇団も、わかってやってきたわけだ。
しかし。
誰でもいいわけではないんだ。
美青年なら誰でもいいわけじゃないの。色男ならなんでもいいわけじゃないの。
すべての男には、属性があるのよ。「受」と「攻」という!
女装させていいのは、受。
これは基本。
男と恋に落ちていいのは、受。
これは基本。
攻はダメ。
絶対にダメ。
現実の男を女装させても気持ち悪いのと同じ。トリックスター的に使うとか、あるいはギャグで使うならよくても、マジで可憐な美少女なんぞをやらせてはダメ。最悪。
そんでもって。
あさこは押しも押されぬ攻キャラだろう!!
攻キャラを女装させてもギャグにしかなんないって!
オカマにしかなんないって!
もちろん、あさちゃんがこれから女らしい仕草や立ち居振る舞い、着こなしや声を完璧にマスターして、絶世の美女になるかもしれないことは、今は置いておく。
素顔のあさちゃんがかわいー女の子だとか、じつはとっても女らしいのよん、とかも、別の話。
役者としての持ち味の話をしているわけだから。
観客が望んでいるのは、攻としてのあさこだ。つまり、男らしくかっこいいあさこだ。バリバリの色男のあさこだ。
「人気の美形男役をヒロインにすれば、女たちはよろこぶはずだ」
って、安直に考えただろう、歌劇団。
耽美の「た」の字も理解しない、センスのないおやぢ頭で考えただろう?
痴れ者め。腐女子道はそんなに甘くないのだ。
立ち役をさせるべきなのは、攻。
これは基本。
女装した男役だろうと、まんま男役だろうと、その腕の中で転がしていいのは、攻。
これは基本。
観客があさこに求めているのは、コレなんだってば。
あさこなら、男役を抱いても愛しても**しても、かまわないんだってば。
そして。
さえちゃんこそが、受属性の人。
男らしいあさこが、妖美したたるさえこを抱くのはいいんだ。
それが耽美ってもんだ。
女の子が見て「きゃあ♪」な世界だ。
なのに。
どうして逆なの? それじゃギャグじゃない。
男装した女がよたよたと、女装した男を抱きしめていても、ロマンティックじゃないでしょう?
どうしてそれがわからないの、おやぢたち。
そしてこのうえ、ゆうひまでもが女装あさことからんできたら、どうすればいいですか。
観客が望んでいるのは、あさこ×ゆうひです。男のあさこと美女ゆうひがからむなら萌えですが、逆はギャグです。勘弁してください。
おやぢたちからすれば、所詮みんなただの女の子で、かっこつけていようといまいと同じなんでしょうけど。
チガウの。属性があるの。
そして女の子は、その属性に沿った役割を求めているの。
わたしは腐女子だから、わかりやすく「受」だの「攻」だの叫んでいるけど、腐女子でない人たちだって、無意識に区別しているのよ。求めているのよ。
本気でさえちゃんを売り出したいなら、人気を出させたいなら、正しく彼女を「受」として売りなさいよ。
色男の攻に添わせるのよ。その昔、音子ちゃんとのカップリングで人気が出たように。
『飛鳥夕映え』なんて柄にない攻男役をやらせてる場合じゃないわよ。
あさこを正しく集客力として使いたいなら、「攻」として売りなさいよ。
フェロモン大放出で女や受青年をはべらせて、色悪路線極めさせなさいよ。
エリザベートなんて娘役の集大成みたいな役やらせてる場合じゃないわよ。
劇団スタッフには、腐女子はおらんのか!!
腐女子のアンテナをふるわせるものは、一般女性のハートもしびれさせるんだってば。
ああ、がっくり。
とまあ、さんざん語っているわりに、わたし個人としては、あさこは受キャラだと思ってるけどなっ。漢くさい男受好きなの。オヤジ受とか。女装は×だが、受は好きだぞ、あさこ。
コメント