その花の語源はギリシャ神話。
2004年9月6日 猫 今日は朝からミニ法事。
明日が祖父の祥月命日だ。
他人になつかないウチの猫は、何故かお坊さんの草履が好き。今日もまた、彼の草履の上で丸くなっていた。
読経の最中に仏壇の上に飛び乗ったり、ろくなことをしないんだが、お坊さんは動ずることなくつとめを果たす。
大目に見てあげてください、祖父が愛した猫なのです。
亡くなる寸前まで、彼はいつも猫のことを気に掛けていました。大切な家族のひとりです。
「かまいませんよ、ウチにも猫が3匹いますし」
まだ若いお坊さんはそう言って笑ってくれる。
ウチの猫がなんとなくなついているのは、その臭いゆえだろうか。
「……にしても、太ってますね」
ころんと誘い受するウチの猫の喉元を撫でながら、お坊さんが言う。
飼い主は曖昧に笑う。
あの、ぜんぜん、太ってません。けっこう痩せている部類だと思います。……心の中でつぶやく。
ウチの子はたんに、顔がでかいんです。ふつーの猫の1.5倍、下手すると2倍くらいあるもので、痩せていてもデブにしか見えない罠。
お坊さんを見送ったあと、郵便物を受け取った。
かめたさんからだ。
封を切ると、中からあざやかな赤い花のポストカード。
9月29日、わたしの誕生花「チトニア」だそうだ。
花言葉は果報者、幸福。
浜名湖花博で買ってくれたって。
遊びに行った先で、わたしのこと思い出してくれたのね。誕生日おぼえていてくれたのね。
ありがとうありがとう。
そのことが、すでに幸福、果報者。
明日が祖父の祥月命日だ。
他人になつかないウチの猫は、何故かお坊さんの草履が好き。今日もまた、彼の草履の上で丸くなっていた。
読経の最中に仏壇の上に飛び乗ったり、ろくなことをしないんだが、お坊さんは動ずることなくつとめを果たす。
大目に見てあげてください、祖父が愛した猫なのです。
亡くなる寸前まで、彼はいつも猫のことを気に掛けていました。大切な家族のひとりです。
「かまいませんよ、ウチにも猫が3匹いますし」
まだ若いお坊さんはそう言って笑ってくれる。
ウチの猫がなんとなくなついているのは、その臭いゆえだろうか。
「……にしても、太ってますね」
ころんと誘い受するウチの猫の喉元を撫でながら、お坊さんが言う。
飼い主は曖昧に笑う。
あの、ぜんぜん、太ってません。けっこう痩せている部類だと思います。……心の中でつぶやく。
ウチの子はたんに、顔がでかいんです。ふつーの猫の1.5倍、下手すると2倍くらいあるもので、痩せていてもデブにしか見えない罠。
お坊さんを見送ったあと、郵便物を受け取った。
かめたさんからだ。
封を切ると、中からあざやかな赤い花のポストカード。
9月29日、わたしの誕生花「チトニア」だそうだ。
花言葉は果報者、幸福。
浜名湖花博で買ってくれたって。
遊びに行った先で、わたしのこと思い出してくれたのね。誕生日おぼえていてくれたのね。
ありがとうありがとう。
そのことが、すでに幸福、果報者。
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