夜汽車に乗ってはるばると、行ってきました星組博多座公演『花舞う長安−玄宗と楊貴妃−』『ロマンチカ宝塚’04−ドルチェ・ヴィータ!−』
 車中2泊日帰りで、大阪−博多間の往復交通費が、なんと7430円(笑)。博多座のチケット代より安いぞ(笑)。
 「博多座行ってきます」も日記に書いておくもんだ、偶然同じ日に観劇だっちゅー友だちが連絡をくれたよ。お喋りできてうれしかった。

 さて。肝心の博多座公演。
 いろいろいろいろ思ったことはあるし、言いたいこともあるが。
 いちばん声を限りに叫びたいのは。

 ワタ×ケロ萌え〜〜っっ!!

 な、何故あの演目でワタケロ? 緑野、目とアタマ腐りすぎ?
 ……と、みなさんお思いになるかもしれません。

 そりゃわたしも、あの芝居でこじつけようとは思いません。玄宗@ワタルと楊貴妃@檀ちゃんのエンドレスいちゃいちゃを観て、ワタケロ萌えするほど夢見がちではありません。芝居で萌えたのは、宰相@みきこちゃん×玄宗@ワタルです(えっ?)。

 芝居じゃなくて、ショーの方よ。

 みんなが待ってたオギー新作ショー『ドルチェ・ヴィータ!』。
 いつものごとくプログラム買ってないんで場の名前はわからないが、みんなで船に乗ってわいわいやっている陽気なシーンで。

 舞台の奥の方、前方で踊る人たちの陰になるカタチで、ワタルさんとケロさんが、ずいぶんラヴいことをやっていたんですが、アレはいったいなんなんですか?

 ワタルくんは船のお客で、どえりゃーかっこいいにーちゃん。ケロちゃんは制服姿も端正な船員さん。
 その二枚目の客が、船員と向かい合うカタチで話しておりました。そこで、なにを話しているのか、客はおもむろに船員の髪を撫でるのですよ。ラヴシーンのときのように、腕をまわして、後ろアタマから襟足あたりを。このまま腕に力を入れれば、胸に抱き寄せることになるよね?な仕草ですよ。

 なにやってんですか、アレは??

 男ふたりが見つめ合って髪を撫でるってのは、どんな理由があってすることですか?!


 そして、その直後にワタルくんはそこをあとにし、残されたケロちゃんが照れたようなとまどったような顔で、彼に撫でられた髪を自分で呆然と撫でているのは、いったいどういう物語があるんですか?!

 プレイボーイホモに突然口説かれ、ときめいてしまったノンケのはずの男、にしか見えませんがな!!

 ありがとう博多座、ありがとう『ドルチェ・ヴィータ!』!!
 あのシーンだけでわたし、しばらく生きていけます! ワタケロ万歳(笑)。
 船員役のケロちゃんは素敵なヘタレ男で、ただでさえ受度が相当高くなっているっちゅーに、そこへ野郎度MAXのワタルくんですよ。ワタルとケロだとボーイズラヴというよりさぶって感じですが(禁句)、わたし的にはぜんぜんOK、なんでもこーい!
 いいもん見せてもらいました。『長すぎた春』以来、ワタルとケロのスキンシップがあるとそれだけでうれしいわたし(笑)。

 しかしあのシーンは毎回ああなの? オギーが演出したの? それともアドリブ? なんにせよ、禁断の恋のはじまりって感じで、大変おいしゅうこざいました。
 わたしにとってのドルチェは、あのシーンだったわ……ふふふ。あのふたりのその後の物語を帰りの夜行列車で妄想しながら、幸福な帰路につきました。

 
 せっかくひさしぶりにケロちゃんの話をしたので、このままケロちゃんLOVEを叫んでおきます。
 『ドルチェ・ヴィータ!』のケロ。

 か…(間)…っこ、いい〜〜っっ!!(絶叫)

 ひさしぶりに、全開なケロ兄さんを見ました。
 なにが全開かってそりゃあーた、フェロモンですよ、フェロモン!! あの色気だだ流しが、正しいケロちゃんですよー! 善人もまぬけもヘタレも演じられる人ですが、黒い色気にかけても抜群な人ですから!
 前半部分のギャング役ですか、あそこのケロ兄さんを見れただけでも、片道10時間(!)かけて行った甲斐がありました。檀ちゃんとからむときが、エロいのなんのって……。18禁の男めー!(笑)
 背中を向けるジャンプが何気にかっこよくて息をのみました。

 今回、ケロの手の長さをものすげー意識したなあ。
 もともと体格のわりに手が長くてでかい人だとは思っていたけど、なんかものすげー長いぞ(笑)。踊っているとカラダが大きく見えるぞ(笑)。腕で切り取る周囲の空気が、ものすげー大きいぞ。
 …………うっとり。

 
 そして今回、ケロの腕だけでなく、他の人にもいろいろパーツ萌えをした。

 まずなんといっても、タニちゃんのお尻
 ロケットのときタニちゃんてば潔い半ケツ衣装ですがな! お尻見えてますがな!
 このお尻がまた、ぷりぷりきゅっきゅっでねえ。うっわー、触ってみてえ、と思いました……(注・わたしはそっちの気はありません)。
 大変目においしいお尻でございました。うまうま。

 それから、うめちゃんの胸
 前にも書いたことあるけど、わたしはうめちゃんのおっぱいのカタチが好きなの(注・わたしはそっちの気はありません)。
 本物か嘘乳かは知らないよ。生は見たことないからな(笑)。
 ただ、舞台に立つうえで、衣装越しに見える彼女の胸のラインを、とても美しいと思っている。
 理想的な「女性」というものの美しさ。
 長い手足とふくらんだ胸、細いウエスト。あれ以上巨乳でもいやらしいし、ぺたんこでも興ざめ。女の目で見て気持ちのいい、端正なライン。
 ロン毛のワタさんと踊る遭難少女うめは、わたしの目をたのしませてくれた。ああ、なんて美しいラインなの……。

 あとは、タイトルロール檀ちゃんの美しさすべて
 目が離せない。
 美しい、ということは才能だ。
 檀ちゃんの美しさは聖女のそれとはちがい、闇や毒を含んだ美しさなのね。
 『BMB』もそうだったけど、クリエイターを刺激する存在だと思う。タイトルロールとして「象徴」として使いたくなる存在。
 彼女は美しい悪夢だ。甘美な麻薬だ。見ているとぞくぞくする。禁忌だと知りながらも堕ちていきたくなる(注・わたしはそっちの気はありません)。

 なんにせよ、こんなにも彼女たちの「美」にくらくらできたのは、オギーのショーが美しかったせい。その話はまた欄を改めてゆっくりと。

 すばらしかったわ、博多座公演、ショーの2本立て。
 メインはもちろん『ドルチェ・ヴィータ!』で、その前に中国モノの前座ショーがあったから、2本立てだと思ったんだけど、所詮前座でしかないものを1本と数えちゃいけなかったかしら?

          

 

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