わたしの堕天使が。@TCAスペシャル2004…の話になる予定。
2004年7月16日 タカラヅカ TCA感想の途中ですが。
いづるん、娘役転向って、なんじゃそりゃあ。
日記にAAは使わない主義だが、思い切り貼り付けたい気分。
ああ……、貴重な耽美役者が路線変更してしまうなんて。
いづるんは下級生時代から娘役転向を打診されていると、噂だけはさんざん耳にしていたさ。
みわっち、るいるい、いづるん。
同期のこの3人は、劇団から性転換を希望されていながら、それでも男役に固執しているのだと。芝居やショーで女役を振られながらも、それでもがんばって男役していると。
それが2年前だったか、るいるいがまさかの性転換。
……るいるいは新公学年だったから、まだわかる。
もう、残るふたりの性転換はないと安心していたよ。だって新公卒業したんだもん。
いいトシになってからの、性転換なんて。
耽美で毒と無垢さを持つ実力派の男役。
ふつーのヒトをやるとただ地味なだけだが、ソレ系の男を演じると匂い立つ色気があった。腐女子にはこたえられない持ち味のヒト。
腐女子のわたしは、とてもかなしい。
いづるんの最後の男役姿が、TCAだったんじゃん……。去年とちがって今年のTCAは、ぜんぜん役もらってなかったしよ……そりゃ、脇で踊っていても習性でいづるんさがして眺めてたけど、最後だと思って見てないもん! 先に言ってよ、うわあぁぁぁん!!
救いは、今年もTCAをナマで観ていたことか……。ビデオとかじゃあ、脇は映らないからなぁ。
もちろん、性転換しようがどーしよーが、いづるんのことはずっと好きだけどさっ。泣。
ドラマシティ公演終わったら、また男役に転向しなおさないかな。
☆
『TCAスペシャル2004「タカラヅカ90−100年への道−」』の感想その5。
よーやく第2部の話。
月組芝居の『心中・恋の大和路』はきれいに手堅く終わってました。
てか、きれーよー、さえちゃん、えみくらちゃん。短いわりにどーんと盛り上げることのできる、お得なシーンだ。
これも「時代物」、コスプレ系なのでイベントで上演するうえの「古さ」は関係ない。
愛ゆえに死にゆくふたりと、彼らを見守る者たちという、日本人が好きな「泣かせ」芝居。
ある意味この芝居のこのシーンは、「歌が命」だと思う。主役ふたりのデキより、歌い手のデキが重責というか。
雪組バウのときはハマコが歌い上げていたし(もちろん彼は号泣していた)、いつぞやのTCAのときはタータンだったんじゃないかな。つまり、それくらいのレベルの歌をナチュラルに求められる。
歌手はほっくん。
……めちゃうま。
帰りの電車で、デイジーちゃんと話していた。
「ほっくんとハマコのちがいってなんだろう?」
ほっくんは路線で、ハマコは路線外。それはみんなが知っている事実。
ふたりとも実力派。素顔はともかく、舞台姿はオヤジ系。
同じように実力があって、同じようにきらきら美形じゃないのに、ひとりはスター、ひとりは脇役。
デイジーちゃんの答えは、容赦なく端的でした。
「若さ」
…………いや、それはその通りなんだけどっ。
ハマコだって若いころがあったのよ。生まれたときからオヤジだったわけじゃないわ。
いちおー、新公主役だってやってるんだし。
「少なくとも、ほっくんの歌は、コブシ回ってません」
…………納得。
同じくらいうまい歌だとしても、ほっくんの歌は端正で、ハマコの歌はコテコテなんだわ……コブシ回りまくっちゃうんだわ……。
「緑野さんはほんと、ハマコさんファンですよね」
とまた、真顔で言われる始末さ……。
ほっくんの歌は過不足ない正しい歌声だった。ああなのにわたし、ハマコの人を選びまくる歌声を聴きたいとか思っちゃってるよ……わぁあん。
そして芝居のトリは花組『ベルサイユのばら』。
えー、わたしもデイジーちゃんも、おさ様ファンです。去年なんか、ふたりして寿美礼ちゃんのBJ先生に腰くだけてました。
そりゃあもう、素敵でしたもの、BJ先生……エロエロで。
しかし、今年は『ベルばら』?
てゆーか、フェルゼン??
なんでオスカルじゃないの?
見たかったのは、オサアサで、オスカルとアンドレよ!!
オスカル@おさとアンドレ@あさこで「今宵一夜」とかやってくれたら、それだけでTCAチケットの相場が跳ね上がったことでしょう。
フェルゼンか……たしかに、消去法でフェルゼンしかないけど(アンドレ役者ではないわな)、微妙なキャスティングやな……。
てゆーか寿美礼ちゃん、意外にコスプレ似合わないヒトだよね……?
トウコちゃんとキャラや芸風のかぶる人なんで、トウコちゃんがやって似合わなかったものは、寿美礼ちゃんもやめておいた方が無難というか。
あの衣装とカツラにはきびしいものがあるんじゃないかとか。
いろいろ杞憂してしまった。
でも、結局のところ。
ファンですから。盲目です。
似合っているのかいないのか、わたしにはさっぱりわかりません。
ただもー寿美礼ちゃんなんで、なにやってもヨシ! みたいな(笑)。
『ベルばら』はタカラヅカが誇る大駄作の代表作だし、そのなかでもフェルゼン編は最下層に位置するキチガイ作品だけど、それはもう考えない。この作品はふつうの作品ではなく、すでに「ネタ」と化している「別物」なのだから。
「ネタ」だから、なにを何度やってもいいのだ。
「なんの説明をしなくても、みんながわかる」ヅカファンの共通認識作品という意味で、意義のある作品なのだから。
てなわけで、開き直ってたのしみましょう。
ああ……この歌が好き。
ベルばらの曲はどれも前時代的で大仰。これでもかっとドラマティック。
だからこそ。
寿美礼ちゃんの声が映える……うっとり。
寿美礼ちゃんのフェルゼンも心配されていただろうけど、世間的に演目の無謀さを責められていたのは、むしろ相方の方だったと思う。
アントワネット@ふーちゃん……。
だからやめようよ、劇団。こーゆー生徒の持ち味をまったく考えない配役は。
観客が見たいもの、ではなく、劇団がやらせたいものをやるんだよね。客より自己満足が大切なんだよね……。
オサカルとアサドレが見たかったなー。
寿美礼ちゃんの脚にすがりつくあさちゃんが見たかったなー。
寿美礼ちゃんに「私を抱け」の台詞を言って欲しかったなー(笑)。
くそー、年に一度のお祭りぐらい、オサアサ見せてくれたっていいじゃん(笑)。
とまあ、芝居に関してはこんなふうに思って見ていました。
イベントで一部分だけ上演する、という観点において成功していたのは、なんといっても宙組『虞美人』でしょう。
ついで月組『心中・恋の大和路』と花組『ベルばら』かな。
あくまでも、「イベント」としてね。
しかし、どーせイベントなら、組の垣根を越えて「夢の顔合わせ」にしてくれた方が愉快だったけどね。トップと娘役トップのシャッフルとかさ。
項羽@ワタルに虞姫@花ちゃんとか、フェルゼン@おさにアントワネット@檀ちゃんとか。
もしくは、トップ男役に対し、ヒロインは全員2番手男役とか。
なにかひねりが欲しかったわ。
いづるん、娘役転向って、なんじゃそりゃあ。
日記にAAは使わない主義だが、思い切り貼り付けたい気分。
ああ……、貴重な耽美役者が路線変更してしまうなんて。
いづるんは下級生時代から娘役転向を打診されていると、噂だけはさんざん耳にしていたさ。
みわっち、るいるい、いづるん。
同期のこの3人は、劇団から性転換を希望されていながら、それでも男役に固執しているのだと。芝居やショーで女役を振られながらも、それでもがんばって男役していると。
それが2年前だったか、るいるいがまさかの性転換。
……るいるいは新公学年だったから、まだわかる。
もう、残るふたりの性転換はないと安心していたよ。だって新公卒業したんだもん。
いいトシになってからの、性転換なんて。
耽美で毒と無垢さを持つ実力派の男役。
ふつーのヒトをやるとただ地味なだけだが、ソレ系の男を演じると匂い立つ色気があった。腐女子にはこたえられない持ち味のヒト。
腐女子のわたしは、とてもかなしい。
いづるんの最後の男役姿が、TCAだったんじゃん……。去年とちがって今年のTCAは、ぜんぜん役もらってなかったしよ……そりゃ、脇で踊っていても習性でいづるんさがして眺めてたけど、最後だと思って見てないもん! 先に言ってよ、うわあぁぁぁん!!
救いは、今年もTCAをナマで観ていたことか……。ビデオとかじゃあ、脇は映らないからなぁ。
もちろん、性転換しようがどーしよーが、いづるんのことはずっと好きだけどさっ。泣。
ドラマシティ公演終わったら、また男役に転向しなおさないかな。
☆
『TCAスペシャル2004「タカラヅカ90−100年への道−」』の感想その5。
よーやく第2部の話。
月組芝居の『心中・恋の大和路』はきれいに手堅く終わってました。
てか、きれーよー、さえちゃん、えみくらちゃん。短いわりにどーんと盛り上げることのできる、お得なシーンだ。
これも「時代物」、コスプレ系なのでイベントで上演するうえの「古さ」は関係ない。
愛ゆえに死にゆくふたりと、彼らを見守る者たちという、日本人が好きな「泣かせ」芝居。
ある意味この芝居のこのシーンは、「歌が命」だと思う。主役ふたりのデキより、歌い手のデキが重責というか。
雪組バウのときはハマコが歌い上げていたし(もちろん彼は号泣していた)、いつぞやのTCAのときはタータンだったんじゃないかな。つまり、それくらいのレベルの歌をナチュラルに求められる。
歌手はほっくん。
……めちゃうま。
帰りの電車で、デイジーちゃんと話していた。
「ほっくんとハマコのちがいってなんだろう?」
ほっくんは路線で、ハマコは路線外。それはみんなが知っている事実。
ふたりとも実力派。素顔はともかく、舞台姿はオヤジ系。
同じように実力があって、同じようにきらきら美形じゃないのに、ひとりはスター、ひとりは脇役。
デイジーちゃんの答えは、容赦なく端的でした。
「若さ」
…………いや、それはその通りなんだけどっ。
ハマコだって若いころがあったのよ。生まれたときからオヤジだったわけじゃないわ。
いちおー、新公主役だってやってるんだし。
「少なくとも、ほっくんの歌は、コブシ回ってません」
…………納得。
同じくらいうまい歌だとしても、ほっくんの歌は端正で、ハマコの歌はコテコテなんだわ……コブシ回りまくっちゃうんだわ……。
「緑野さんはほんと、ハマコさんファンですよね」
とまた、真顔で言われる始末さ……。
ほっくんの歌は過不足ない正しい歌声だった。ああなのにわたし、ハマコの人を選びまくる歌声を聴きたいとか思っちゃってるよ……わぁあん。
そして芝居のトリは花組『ベルサイユのばら』。
えー、わたしもデイジーちゃんも、おさ様ファンです。去年なんか、ふたりして寿美礼ちゃんのBJ先生に腰くだけてました。
そりゃあもう、素敵でしたもの、BJ先生……エロエロで。
しかし、今年は『ベルばら』?
てゆーか、フェルゼン??
なんでオスカルじゃないの?
見たかったのは、オサアサで、オスカルとアンドレよ!!
オスカル@おさとアンドレ@あさこで「今宵一夜」とかやってくれたら、それだけでTCAチケットの相場が跳ね上がったことでしょう。
フェルゼンか……たしかに、消去法でフェルゼンしかないけど(アンドレ役者ではないわな)、微妙なキャスティングやな……。
てゆーか寿美礼ちゃん、意外にコスプレ似合わないヒトだよね……?
トウコちゃんとキャラや芸風のかぶる人なんで、トウコちゃんがやって似合わなかったものは、寿美礼ちゃんもやめておいた方が無難というか。
あの衣装とカツラにはきびしいものがあるんじゃないかとか。
いろいろ杞憂してしまった。
でも、結局のところ。
ファンですから。盲目です。
似合っているのかいないのか、わたしにはさっぱりわかりません。
ただもー寿美礼ちゃんなんで、なにやってもヨシ! みたいな(笑)。
『ベルばら』はタカラヅカが誇る大駄作の代表作だし、そのなかでもフェルゼン編は最下層に位置するキチガイ作品だけど、それはもう考えない。この作品はふつうの作品ではなく、すでに「ネタ」と化している「別物」なのだから。
「ネタ」だから、なにを何度やってもいいのだ。
「なんの説明をしなくても、みんながわかる」ヅカファンの共通認識作品という意味で、意義のある作品なのだから。
てなわけで、開き直ってたのしみましょう。
ああ……この歌が好き。
ベルばらの曲はどれも前時代的で大仰。これでもかっとドラマティック。
だからこそ。
寿美礼ちゃんの声が映える……うっとり。
寿美礼ちゃんのフェルゼンも心配されていただろうけど、世間的に演目の無謀さを責められていたのは、むしろ相方の方だったと思う。
アントワネット@ふーちゃん……。
だからやめようよ、劇団。こーゆー生徒の持ち味をまったく考えない配役は。
観客が見たいもの、ではなく、劇団がやらせたいものをやるんだよね。客より自己満足が大切なんだよね……。
オサカルとアサドレが見たかったなー。
寿美礼ちゃんの脚にすがりつくあさちゃんが見たかったなー。
寿美礼ちゃんに「私を抱け」の台詞を言って欲しかったなー(笑)。
くそー、年に一度のお祭りぐらい、オサアサ見せてくれたっていいじゃん(笑)。
とまあ、芝居に関してはこんなふうに思って見ていました。
イベントで一部分だけ上演する、という観点において成功していたのは、なんといっても宙組『虞美人』でしょう。
ついで月組『心中・恋の大和路』と花組『ベルばら』かな。
あくまでも、「イベント」としてね。
しかし、どーせイベントなら、組の垣根を越えて「夢の顔合わせ」にしてくれた方が愉快だったけどね。トップと娘役トップのシャッフルとかさ。
項羽@ワタルに虞姫@花ちゃんとか、フェルゼン@おさにアントワネット@檀ちゃんとか。
もしくは、トップ男役に対し、ヒロインは全員2番手男役とか。
なにかひねりが欲しかったわ。
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