何故唐突に、昨日の欄の日記で、『心中・恋の大和路』の話をしているか。

 こたえはひとつ、行ってきましたのよ、『TCAスペシャル2004「タカラヅカ90−100年への道−」』へ。

 予備知識を好まないので、どんなプログラムなのか、誰がなにに出るのかはまったく知らないまま観ました。

 まさかまた、『心中・恋の大和路』を見せられるとは思わなかったよ。

 てゆーかコレ何年か前のTCAでやってたよねえ?
 まったく同じシーンを。
 たしか、いっちゃんと花ちゃんで。
 わたしが観た回は誰のミスなのか、銀橋でいっちゃんと花ちゃんが真面目にお芝居しているっちゅーに、楽屋の音がそのまま聞こえちゃって、場内爆笑だったなあ。たしかマリコの声だったと思うんだけど……「あー、喉乾いたー」とか、そんな素の会話がまんま聞こえたんだわ……。
 あれって何年前かなあ。
 お花様……まだトップ娘役なんだよなあ……。いっちゃん、タカネくん、トド、ずんちゃん、タカコ……歴代の夫たち……しみじみ。

 『ベルばら』や『風共』までいくと、「もう仕方ない」と思うけど、『心中・恋』を繰り返しこんなふうに使うのはなんとも安直な気がする。
 てゆーかバウ作品なんだから、観た人少ないだろうに。いくら再演していても、『ベルばら』とはケタがチガウだろう。
 自己満足のニオイがぷんぷんするなあ。

 いや、『心中・恋』は名作だと思うし(そりゃ古い作品だから、現代の感覚で観ると気が遠くなるシーンも多々あるが・笑)、今回もきれいに盛り上げてくれましたよ。
 ただこんなに簡単に、同じイベントで同じコトをやる劇団の姿勢が疑問なの。

 まあ、それはさておき、今回の『心中・恋』のハイライト・シーン。
 演じるのは月組、忠兵衛@さえちゃん、梅川@くらりん。ハマコが演じていた与平役はほっくん、これまたすばらしい歌声を披露。
 そして。

 ああそして、八右衛門@ゆうひ!!

 ケロがやっていたあの江戸の色男、親友を愛しすぎている男前・八右衛門がゆーひくんですがな!!

 ああああ青天のゆうひ……。

 語るゆうひの姿に、Myダーリンの姿が重なって見えます……だもんでもう、感慨深いのなんのって。
 あのころわたしは、八右衛門役のケロがかっこよく見えてうろたえたもんだが、ゆーひくんはいついかなるときもかっこいいので、違和感なし。
 てゆーか、なんか貫禄あるし、どうしたんだゆうひ……。

 やっぱさあ、同じ役をやるっちゅーんでさあ、ふたりだけで練習とかしたんじゃないかとか、夢見ちゃうよねえ。
 ゆーひくんは日本物(江戸モノだぜい)苦手だろうし、キャリアも不足してるし、ケロにーさんは得意だし経験豊富だし。
 ここはやはり、ぷらいべえとれっすんだよねええ。

 いやはや。

 ケロがいないTCAで、ケロの影を追っておりましたよ、わたしゃ(涙)。

 
 ま、ともかく。
 去年に引き続き、今年もデイジーちゃんと一緒だったんだが、幕間にしろ終演後にしろ、ふたりとも感想がいちいち同じで笑える。

 今年のTCAに対して、言いたいことはいろいろあるにしろ。

 終演後にわたしたちがふたりして吠えていたことは。

「ねえねえ、七帆ひかるくん、みょーにかっこよくなかった?」

「かっこよかったですよーっ」
「きれいだったよね? びっくりした」
「あたしも七帆くんばっか見てましたっ。緑野さんなら絶対、同じだと思った!!」

 わたしとデイジーちゃん、男の好み一緒だから(笑)。
 わたしがいいと思う男のことは、大抵デイジーちゃんもいいと思って見ているのよ。

 帰りの電車では、えんえん七帆くんの美しさについて語る(笑)。

 ビデオにはきっとろくに映ってないんだろうなあ。真ん中しか映らないもんなあ。残念ナリ。
 きれいだったんだよ、ほんと。
 一般的にどうかはわかりませんが、わたしとデイジーちゃんの目には、きらきらの美形に映ったのよ。
 趣味が同じ友だちがいるっていいわあ……。
 あ、ちなみに、わたしとデイジーちゃんはもちろん、七帆くんの素顔も好みです(笑)。

 
 さて、TCA全体の感想は、明日の欄へ。

     

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