最近、記憶の衰えが激しい。
 わたしは『スサノオ』をいったい何回観たのだろうか。ムラで観た回数のことはいい。過去だからな。てゆーか、はじめから数えてなかったし。
 では、東宝では? わたし、東宝で何回観たんだっけ??
 ……いかん。思い出せない。半券探して数えでもしないと、わからない。べつに、そんなにたくさん観たわけじゃないのに。たぶん、4回か5回か6回でしかないのに。なんでおぼえてないんだろう??
 前もってチケットをゲットしていて、わくわくとその日を待って観に行った、わけじゃないからだわ。全部サバキだとか当日券で、その日の朝思い立って観に行ったとかそんなだったからだわ。だって友会全滅したから、前もっては1枚も手に入らなかったんだもんよ。

 スサノオの色気ががんがん上がっていくのが、観ていてたのしくてねぇ。スサノオ@コムちゃん、回を重ねるごとに色っぽくおなりです。フェロモンが唐草模様に発せられています。
 主役の色気が上がると、作品全体の色気が上がるんだよね。
 いやあもー、艶っぽいのなんのって。『スサノオ』という作品自体がフェロモン放出ですがな。うひゃー。

 そう。
 なんかわたし、またひとつ目からウロコが落ちまして。
 ふつー目に張り付いているウロコというのは、それが張り付いている状態が「平常」なわけだから、落ちなくてもいいっていうか、むしろ落ちない方が人生まっとーだとわかってはいるのですが。

 あのーー……。

 アオセトナ様@水しぇん受、って、ダメっすか……? おそるおそる。

 今までわたし、アオ様にはひとりのヲトメとしてめろめろだったので、ホモ萌え・腐女子萌えいっさいナシだったのよ!! やほひ範囲外、聖域! アオ様LOVE!! 喜び組のひとりになって、きゃーきゃー言いたい、とっても気持ちいいことだのとろけてしまうことをしていただきたい、と恋するヲトメ全開でしか見られなかったのに。

 東宝Ver.を観ているうちに、目からウロコが落ちました。
 

 スサノオ×アオセトナ。

 
 ええええっっ、コム×水??!
 なにいってんのよあたし、それはありえないだろ、つか逆だろっ?!
 と、セルフツッコミ入れまくりながら。

 スサちゃん、アオ様ヤっちゃっていいっす、つかどうぞ、ヤっちゃってください、はぁと。な気持ちに。

 スサノオにしろアオセトナにしろ、東宝にきてボルテージ上がってるわけよ。アオ様がスサノオに迫るシーンのやんらしさが増していることはおまけでしかない。ええ、おまけよ。なんでアオ様そこでスサちゃんの頬撫でるの、顎に手を掛けようとするの、髪を撫でるの、そしてスサちゃん、魂抜かれたような顔でされるがままになっているの、とか目にたのしいツッコミどころはあるけどさ、それはあくまでもおまけよ、ええ(笑)。

 ふたりの対決が、すっげー温度上がってるのよ。
 わたしの萌えセンサーがびびびっと反応しました。
 ふたりの対決シーンに。

 スサノオとアオセトナの間に、はじめてエロスを感じた。

 これまでは、どんなにこのふたりが見た目にうるわしく、カップリングとして最高の素材だとしても、とくに萌えなかったのよ。単体では大好きだったけど。
 ふたりの心のベクトルに、接点を見いださなかったから。

 しかし。
 ついに、ウロコは落ちた。
 ふふふ。
 ふ、ふ、ふふふ……。

  
 アオ様はカマっぽく……失礼、中性的にふるまってはいるが、その実ばりばり女好きな男らしい人だと思うのよね。中性的にふるまっているのはファッションだと思う。ゲイってことにしておいた方がオレってアーティストっぽい、とか、カンチガイしてる青いにーちゃんみたいに。天才はすべてにおいて非凡でなきゃ、とか。
 まあ、喜びの森の教祖として、女性にきゃーきゃー言われるためにも、男くさい男であるより、少女マンガかタカラヅカななよっちい男である方がいいと判断したのでしょう。それと、ナルシス入ってる分、美しく装い、振る舞うのが好きなんでしょうな。
 とまあ、一見カマ……じゃねえ、そっちもイケそーなおにーちゃんに見えるけど。
 きれいな男の子を征服して転がすのはオスの部分を刺激されるからたのしくて好きだけど、べつにバイだってわけじゃないんです、みたいな。つか、百歩譲って攻ならしてもいいけど(相手選びまくるぞ。女の趣味は広いが、男の趣味は相当狭いぞっと)受なんて言語道断、ずえったいありえないっっ、な、実はものすげー箱入り令嬢のやうなガードの固さを誇るお方なのです、アオ様は(笑)。

 だからこそ、スサノオに盛大に転がして欲しいなっと。

 誘い受とか襲い受とかもなしよ。ファッションでそれらしい態度を取ってもソレ、嘘だから。ポーズだけだから。
 いざ本気でこられたら、アオ様絶対抵抗するから。本気だから。ひょっとしたらヴァージンかもしれないし(笑)。あ、セカンド・ヴァージンの方が萌えだな(笑)。

 ……ちょっとわたし、夢見てます? 夢街道爆走してます?
 いいのよ。どーせわたしはロンリー・ランナー、誰もいない道をひとりで走り続けるのよ。

 あの対決の折、そのままふたりだけでもつれこんでほしいなあ。スサノオにはとことん男らしく、力の神らしく突き進んで欲しい。
 ほんとうに、憎しみを溶かすことはできないのか。愛の介入はありえないのか。アオセトナがスサノオを赦し、愛する未来はないのか。
 政治色全開テーマ絶叫話より、BL的すれちがいだの模索だのの方が萌えるわ。

 喜びの森に入ってから決着がついてしまうまで、本編では一瞬だから、ここはほれ、サイドストーリーっちゅーことで「じつはスサノオVSアオセトナは何日・何ヶ月もかかったのよ。ふたりは、どこかふたりっきりで過ごしていたらしい」ということで!!

 アオセトナは結局、最後までスサノオを拒みつづけるんだけどね。そこは本編通りに。
 だけどスサノオは、アオセトナのこと、べつに嫌ってないしね。憎しみしかない彼を「哀れ」だと思っているからね。そこは本編通りに。
 わたしはもともと攻キャラ好きで攻視点が好きなので、スサノオでやほひ書くなら、スサちゃん視点で堪能したいっすなあ。不器用攻にクールビューティ受ですよ! 定番ですよ!

 アシナヅチ攻のスサノオ受よりはまだ、ニーズあるよね、世間的に??(まだ言うか)

 もーいいかげん『スサノオ』で真面目な感想(いや、わたしにしてはね……)ばっか書いてきたから、そろそろいちばんわたしらしい話でいくかな、と。
 つーことで、あと何回か、腐女子語りいきまーす(笑)。

     

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