とりあえず公開早々に見てきました、『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』。見に行った日付はすでに忘れた(笑)。
 監督アルフォンソ・キュアロン、出演ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソン。

 アズカバンを脱獄したシリウス・ブラック@ゲイリー・オールドマンがハリー@ダニエル・ラドクリフの命を狙ってる! てなことで、てんやわいや。

 
 えーとわたし、前に書いたかどうかわかんないけど、『ハリー・ポッター』シリーズはべつに好きじゃないです。キライというわけじゃなく、「好きじゃない」というのがいちばん近い感覚。もしくは、「どーでもいー」かな(笑)。
 原作は3巻まで読んだけど、2巻までは首をひねってたし。いや、たしかにおもしろいよ。おもしろいけどコレ、ほんとにみんな、そこまでおもしろいと思ってるの? マスコミが騒いでなくても、ほんとにおもしろいと思ってる?? とな。

 『ハリー・ポッター』には、『ビッグ・ファット・ウェディング』と同じニオイを感じて、「これが売れる世の中って、わたしには生きにくい……」と遠い目をしてしまうよーな感じだし(笑)。

 まあわたしの周囲もみんな、声をそろえて言うけどな、「おもしろいのは3巻から」って。

 ほんとに、3巻はおもしろかった(笑)。

 はじめて理屈抜きでおもしろいと思えた、唯一の話が「アズカバンの囚人」だった。
 だからはじめて、映画版もたのしみにしていた。過去の2本は見ている最中ちょっくら気が遠くなっていた時間もあったんだが(笑)、今度はきっとそんなことなく見られるにちがいない、と。

 えーと。

 やっぱり、何分かは気を失っていたようです。
 たぶんわたし、ハリポタと感性合わないんだろうなあ……。
 理由はわかってるけどな(笑)。『ビッグ・ファット・ウェディング』がダメなのと同じ理由さ……。

 ま、とりあえず原作は置いておいて、映画単体としてたのしみました。

 シリーズものとして見た場合、前2作との違和感が全面にあって、不思議な感じがした。
 主人公たちが成長しすぎているのも、びっくりだ。子どもというより、大人の顔になってるんだよなあ。いやあ、よそさまの子は成長早いよねえ。
 作品の雰囲気もえらくチガウし(つーかコレ、ホラーだったんですか??)、ホグワーツの印象も記憶にあるものとチガウよーな。
 あちこち首をひねりながら。

 前2作とは切り離して考えれば、コレはコレでアリだなと思った。

 起承転結さっぱりと、めりはりつけて、盛り上げてまとめる。
 ダークな味付けと、サスペンス。
 エンタメとしての本筋重視で、切れる部分、省略できる部分はばっさり削除。
 画面の美しさはとても映画らしくて堪能。

 そう。
 原作を先に読んでいると、いろいろ不思議な省略の仕方をしているようだけど。
 原作読んだのが大昔で、熱意もないもんだから記憶も大してないわたしですら「え? あれ? そんな話だっけ? え、これでいいの?」とびびるくらいには、いろいろ省略されまくってたからなー(笑)。
 前後のことを考えず、この映画単体として考えるのがたぶん、いちばんいいんだろうという結論に落ち着いたわけよ。
 

 だから、罪なくたのしく見たよ。
 女の子ががんばる話は、大好き。ハーマイオニーかわいー。
 ハリーはやっぱり好きじゃなーい(笑)。
 ロン出番少なー。
 親世代の話が見たかったなー。でもま、いっかー。
 シリウス、貧相(笑)。それもまたよし(笑)。

 それにしても。

 エンドロール、長すぎないか?
 思わず時計見ちゃったけど、7分は確実にあったぞ?
 意地になって最後まで見たけど……つらかったわ……。

 
 たぶん、次も見るでしょう。キャラに愛着あるから。作品には苦手意識がなきにしもあらず、なんだけど(笑)。

           

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