子どもの裸はいやらしくないよね。@キューティーハニー
2004年6月15日 映画
それにしても、なつかしタイトルがどんどんリメイクされちゃうね。
というのも、今最前線で活躍するクリエイターたちが、わたしと同世代だってことなんだよねえ。
だから同時代意識を共有できちゃうんだねえ。
たぶん今がいちばんいい時代なんだと思う。
人生の充実期ってやつ。
あと10年もすれば、ひとつ下の世代のクリエイターたちが活躍する時代になって、わたしがぜんぜん知らない文化を「なつかしいでしょう?」と発表されたりするんだわ。
時代はそうやって流れていくんだわ。
今が人生の夏。
青春ではなく、激しく熱い夏なの。
ガキではなく、大人として、社会の中にいる者として。
……わたし自身はちっとも充実してないが、世の中的に30代はもっとも充実した年代でしょう。
年々精神年齢は低くなってきてることだし、寿命は延びていることだし。
人生の夏を、たのしむべし。
とまあ、能書き垂れつつ、『キューティーハニー』。監督・庵野秀明、出演・佐藤江梨子、市川実日子。
こーゆー映画は、絶対映画館で見なきゃ魅力半減。わかっているからいそいそと映画館へ。
さて、この21世紀によみがえった実写版『キューティーハニー』。実写とアニメの融合、「ハニメーション」とやらで元気な画面。
いちいちアニメのお約束や名シーンを再現してくれるたのしみに満ち、実写ゆえのはったりとバカバカしさもすばらしく。
それでもアニメと完璧にちがっていることがひとつあった。
いくらチガウったって、これがちがったらまったく別物でしょうってくらいの、相違点。
ハニーに、のーみそがなかった。
如月ハニー@佐藤江梨子は美人でおっぱいばいんばいんだが、のーみそは3歳児並。今日もまた、からっぽののーみそを入れたナイスなバディでOL業。あまりの低脳さゆえに周囲にひんしゅくをかっても、ぜんぜん平気。てゆーか、それすら理解できていない、のーみそないから。
何故ハニーはそこまでバカですか。
理由はひとつ、本物のハニーはすでに死んでいて、今ここにいるハニーは天才如月博士によって作られた“愛の戦士・キューティーハニー”だったからだ!!
如月博士の研究を狙って、謎の秘密結社パンサークローの魔の手が……さあ大変!!
いやあ、ここまで別人だとはおどろきました。
昔見たアニメのハニーは、聡明でやさしく理性的で、常識をわきまえた女の子だったんだがなー。
かっこいい女の子だったんだがなー。
まさか、3歳児並とはな……おそれいった。
3歳児だから、人前で裸になっても平気なの。恥じらったりしないのー。
いや、それが悪いと言ってるワケじゃない。
びっくりしただけ。
ハニーを白痴にすることでストーリーを成立させているので、それはそれでヨシ。
ハニーに年相応の知性があると、物語が暗くなってしまうんだと思う。年頃の女の子が人間以外の姿になって悪と戦うわけだから。人(怪人)を殺すわけだから。リアルにやると、ヒロインのダークサイドも描かなくてはならなくなる。
それじゃ、『CASSHERN』みたいになっちゃうから、ハニーにのーみそがないのも計算として正しいと思う。
たのしく見ました。
潔いバカっパワーを堪能。
ハニーよりも、パンサークローの四天王たちにウケました。
しょっぱなから片桐はいりだもんよ!
いいなあ、片桐はいり。
怪人のごついコスチュームが似合い過ぎ。
そして、もっともすばらしかったのが、なんつってもミッチー王子!!
四天王のひとり、ただひとりの男性キャラ。
美形悪役とはかくあるべき。
突然歌い踊る姿にクラクラ。
ミッチー王子を見るためだけでも、この映画の価値があったわ……!!
なにしろハニーが白痴なので、恋愛とか色っぽい話にはなりようがない。
かわりになっちゃん警部@市川実日子と、謎の男・青児@村上淳がいい感じでかわいい。
恋愛も好きだけど、女同士の友情も大好きなので、なっちゃんとハニーのラヴラヴっぷりは見ていてたのしかった。
白痴ハニーは白痴ゆえにかわいい。白痴ゆえに物語が成立している。
それをちゃーんとたのしんだ。
続編があったら見に行くぞー(笑)。
この物語はこの物語で成功だと思う。
思うけど。
やっぱり、ちょっと残念だ。
ハニーが白痴であることが。
……白痴って使っちゃいけない言葉だっけ? 無神経な使い方をしてしまっているのだろうか。
えーと、物語の計算としてあえて、成人女性を3歳児並の精神年齢に描いていることを客観的事実のみの意味で、白痴と書きました。侮蔑の意味はないです。障害を持つ人を指しているつもりもないです。
ハニーが外見年齢に相応しい精神的発達を遂げていないために、原作が持つ「淫靡さ」がなくなっているのね。
それがわたし的には残念だった。
『キューティーハニー』といえば「おねえさま」なんだもん。
女同士で、「おねえさま」と呼び合う世界なんだよー。コメディ部分は多分にあっても、「エッチ」だけではない「淫靡さ」にどきどきしたもんだよ……。
この映画の世界観はアリだと思うし、評価もしている。
原作とはべつもん上等、そうでなくては作る意味ナシと思っている。
だからほんと、ただのつぶやきさ。
のーみそのあるハニーが見たかった……。
というのも、今最前線で活躍するクリエイターたちが、わたしと同世代だってことなんだよねえ。
だから同時代意識を共有できちゃうんだねえ。
たぶん今がいちばんいい時代なんだと思う。
人生の充実期ってやつ。
あと10年もすれば、ひとつ下の世代のクリエイターたちが活躍する時代になって、わたしがぜんぜん知らない文化を「なつかしいでしょう?」と発表されたりするんだわ。
時代はそうやって流れていくんだわ。
今が人生の夏。
青春ではなく、激しく熱い夏なの。
ガキではなく、大人として、社会の中にいる者として。
……わたし自身はちっとも充実してないが、世の中的に30代はもっとも充実した年代でしょう。
年々精神年齢は低くなってきてることだし、寿命は延びていることだし。
人生の夏を、たのしむべし。
とまあ、能書き垂れつつ、『キューティーハニー』。監督・庵野秀明、出演・佐藤江梨子、市川実日子。
こーゆー映画は、絶対映画館で見なきゃ魅力半減。わかっているからいそいそと映画館へ。
さて、この21世紀によみがえった実写版『キューティーハニー』。実写とアニメの融合、「ハニメーション」とやらで元気な画面。
いちいちアニメのお約束や名シーンを再現してくれるたのしみに満ち、実写ゆえのはったりとバカバカしさもすばらしく。
それでもアニメと完璧にちがっていることがひとつあった。
いくらチガウったって、これがちがったらまったく別物でしょうってくらいの、相違点。
ハニーに、のーみそがなかった。
如月ハニー@佐藤江梨子は美人でおっぱいばいんばいんだが、のーみそは3歳児並。今日もまた、からっぽののーみそを入れたナイスなバディでOL業。あまりの低脳さゆえに周囲にひんしゅくをかっても、ぜんぜん平気。てゆーか、それすら理解できていない、のーみそないから。
何故ハニーはそこまでバカですか。
理由はひとつ、本物のハニーはすでに死んでいて、今ここにいるハニーは天才如月博士によって作られた“愛の戦士・キューティーハニー”だったからだ!!
如月博士の研究を狙って、謎の秘密結社パンサークローの魔の手が……さあ大変!!
いやあ、ここまで別人だとはおどろきました。
昔見たアニメのハニーは、聡明でやさしく理性的で、常識をわきまえた女の子だったんだがなー。
かっこいい女の子だったんだがなー。
まさか、3歳児並とはな……おそれいった。
3歳児だから、人前で裸になっても平気なの。恥じらったりしないのー。
いや、それが悪いと言ってるワケじゃない。
びっくりしただけ。
ハニーを白痴にすることでストーリーを成立させているので、それはそれでヨシ。
ハニーに年相応の知性があると、物語が暗くなってしまうんだと思う。年頃の女の子が人間以外の姿になって悪と戦うわけだから。人(怪人)を殺すわけだから。リアルにやると、ヒロインのダークサイドも描かなくてはならなくなる。
それじゃ、『CASSHERN』みたいになっちゃうから、ハニーにのーみそがないのも計算として正しいと思う。
たのしく見ました。
潔いバカっパワーを堪能。
ハニーよりも、パンサークローの四天王たちにウケました。
しょっぱなから片桐はいりだもんよ!
いいなあ、片桐はいり。
怪人のごついコスチュームが似合い過ぎ。
そして、もっともすばらしかったのが、なんつってもミッチー王子!!
四天王のひとり、ただひとりの男性キャラ。
美形悪役とはかくあるべき。
突然歌い踊る姿にクラクラ。
ミッチー王子を見るためだけでも、この映画の価値があったわ……!!
なにしろハニーが白痴なので、恋愛とか色っぽい話にはなりようがない。
かわりになっちゃん警部@市川実日子と、謎の男・青児@村上淳がいい感じでかわいい。
恋愛も好きだけど、女同士の友情も大好きなので、なっちゃんとハニーのラヴラヴっぷりは見ていてたのしかった。
白痴ハニーは白痴ゆえにかわいい。白痴ゆえに物語が成立している。
それをちゃーんとたのしんだ。
続編があったら見に行くぞー(笑)。
この物語はこの物語で成功だと思う。
思うけど。
やっぱり、ちょっと残念だ。
ハニーが白痴であることが。
……白痴って使っちゃいけない言葉だっけ? 無神経な使い方をしてしまっているのだろうか。
えーと、物語の計算としてあえて、成人女性を3歳児並の精神年齢に描いていることを客観的事実のみの意味で、白痴と書きました。侮蔑の意味はないです。障害を持つ人を指しているつもりもないです。
ハニーが外見年齢に相応しい精神的発達を遂げていないために、原作が持つ「淫靡さ」がなくなっているのね。
それがわたし的には残念だった。
『キューティーハニー』といえば「おねえさま」なんだもん。
女同士で、「おねえさま」と呼び合う世界なんだよー。コメディ部分は多分にあっても、「エッチ」だけではない「淫靡さ」にどきどきしたもんだよ……。
この映画の世界観はアリだと思うし、評価もしている。
原作とはべつもん上等、そうでなくては作る意味ナシと思っている。
だからほんと、ただのつぶやきさ。
のーみそのあるハニーが見たかった……。
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