かなしくも美しい愛の物語。@ファントム
2004年5月14日 タカラヅカ 初日好きなもんで、行って来ました、宙組公演『ファントム』。ちょっとリッチにB席です。……いや、安売りチケット買っただけだから、べつに懐が豊かってわけじゃないんだが、立ち見が基本の初日に椅子に坐っていると、なんかリッチな錯覚(笑)。
演目は『ファントム』、あの有名な『オペラ座の怪人』だ。劇団四季の『オペラ座…』とは別物、それでも原作は同じ。
四の五の言う前に、本能のみに従い、叫びます。
樹里×たか、萌え〜〜〜〜っっ!!!
この公演中、もっとも盛り上がったシーンは、ヒロイン・クリスティーヌ@お花様がどうこうとか、ヒロインと主役ファントム@たかちゃんの甘いラヴシーンとかでは、ございませんでした。
いちばんの感動シーンは、銀橋での、ファントム@たかことキャリエール@樹里の抱擁でした。
……拍手、鳴りやまねえ。
てゆーかコレ、ファントムとキャリエールのラヴストーリーだよね? ね?
とにかく最初から、キャリエールはファントムを愛しまくってます。彼がファントムに対し負い目があるからとか、じつは親子だとか、そんな事情をただの言い訳にしてしまうくらい、彼の言動には愛があふれています。
ファントムのキャリエールへの態度もまた、「愛されていることを知った上で冷たくする傲慢な美少年受」めいています。
いやあ、抱腹絶倒。
キャリエールはファントムを愛しているけれど、それを告げることができない。彼に嫌われるのがこわくて、言い出せない。傍観者の立場で見守るだけ。
そしてファントムは、愛に飢えている。誰からも愛されることなどないと、カラダ中トゲだらけになって、他人を傷つけて生きている。そうすることで自分を守るのが精一杯。
そーやって、何年すれちがってきたの、アンタたち。
年齢設定は知らないが、ファントムはまだかなり若いよねえ? 体格がいいから(笑)けっこうまっとーにトシを重ねている大人の男かと思って見てたんだけど、……若いよね? まだ少年の殻を残したままの青年に見えた。20代前半? ほんとに、ハタチをわずかに過ぎたばかり?て感じに思えたよ。彼の純粋さや無理して突っ張っている感じが。
そーすっと、20年ほど、すれちがってきたのね、ファントムとキャリエール。
愛していることを、素直に告げていれば、よかったのに。
別の人生があったはずなのに。
なにが萌えかってあーた、ふたりの互いへの「呼び方」よ。
ファントムはキャリエールのことを「お前」と呼ぶ。父親といってもいいほどトシの離れた壮年の男を、「お前」呼ばわりで、命令形で話すのよ。
キャリエールはファントムのことを「君」と呼ぶ。息子といってもいいほどトシの離れた青年を、「君」と呼んで、仕えている。
ところが。
愛を告げ、両想いになるなり呼び方が変わるのよ!
ファントムは、キャリエールのことを「あなた」と呼ぶ。
キャリエールは、ファントムのことを「お前」と呼ぶ。
そして、抱擁だよ。
ファントムが甘えるようにすがるように、倒れるように、キャリエールの胸に身をあずけ、キャリエールがそれを抱きしめる。
抱きしめるのは、キャリエール。
ファントムは自分から彼の胸に身を寄せても、抱きつきはしないのな。それが、愛され方を知らない少年のようで、せつないのよ……大男なんだけど……キャリエールよりでかいんだけど(笑)、はかなげなのよ、けなげのよ。
で、両想いになったうえで、言うのよ。
ファントムの願いは、キャリエールの手で葬られることだと。
そそそそれ、究極の愛の言葉だよね?
うろたえ。
彼は罪人で、醜くて、歪んでいて、ついでに母の面影を求めた女(ヒロインね)には拒絶され、もうこの世では居場所がない。滅びることが運命ならば、愛する者の手で、てか。
愛の成就は一瞬。
そののちファントムは、悲劇的な結末を迎える。……彼の願い通り。
いやあ……おもしろかったわー。
他の言いたいことが全部ふっとぶくらい、キャリエール×ファントムに萌えた(笑)。お前ら愉快すぎー。
ファントム@たかちゃんは、抜群の美しさ。タカラヅカ1のヴィジュアル系トップスター(笑)の名に恥じない耽美ぶり。彼の場合、顔立ち云々でなく、姿が美しいんだよねえ。演出が多少(?)強引でも力技でもとんでもなくても、ついでに歌が褒め称えられるほどうまくなくても、滑舌が多少アレでも、とりあえず彼が美しいので不問。美貌は七難隠す。
そしてキャリエール@樹里ちゃんときたら。……そのモミアゲはなんですか。出てきた瞬間から髪型のイケてなさに目眩がしたが、仕方ないのか、中年役だから。ああでもたのむよ樹里ちゃん、そのモミアゲやめようよ。つけモミアゲ……フィナーレではふつうだったから、まちがいなくつけモミアゲ、ウイッグ(っていうのか?)だよね、ソレやめよーよー。男ぶりを下げてるよー。
わたしはもともと樹里ちゃんとたかこのカップリングが好きなんですが(『Crossroad』は聖域!)、親子役でラヴシーンカマシてくれるとは、さすがに思ってなかったよ。
しばらくこの萌えだけで生きていけそうです。
銀橋でのラヴシーンを見るためだけに、劇場へ行きます。
樹里×たかがあまりにすごすぎたので、ヒロインかすみまくり。
わたしのなかでは、あのわけわかんねー、とってつけたよーなラストシーンは削除完了。
ヒロイン・ファントムと、そのダーリン・キャリエールの物語ってことで、自己完結させておきます。
その他の感想については、またいずれ。
演目は『ファントム』、あの有名な『オペラ座の怪人』だ。劇団四季の『オペラ座…』とは別物、それでも原作は同じ。
四の五の言う前に、本能のみに従い、叫びます。
樹里×たか、萌え〜〜〜〜っっ!!!
この公演中、もっとも盛り上がったシーンは、ヒロイン・クリスティーヌ@お花様がどうこうとか、ヒロインと主役ファントム@たかちゃんの甘いラヴシーンとかでは、ございませんでした。
いちばんの感動シーンは、銀橋での、ファントム@たかことキャリエール@樹里の抱擁でした。
……拍手、鳴りやまねえ。
てゆーかコレ、ファントムとキャリエールのラヴストーリーだよね? ね?
とにかく最初から、キャリエールはファントムを愛しまくってます。彼がファントムに対し負い目があるからとか、じつは親子だとか、そんな事情をただの言い訳にしてしまうくらい、彼の言動には愛があふれています。
ファントムのキャリエールへの態度もまた、「愛されていることを知った上で冷たくする傲慢な美少年受」めいています。
いやあ、抱腹絶倒。
キャリエールはファントムを愛しているけれど、それを告げることができない。彼に嫌われるのがこわくて、言い出せない。傍観者の立場で見守るだけ。
そしてファントムは、愛に飢えている。誰からも愛されることなどないと、カラダ中トゲだらけになって、他人を傷つけて生きている。そうすることで自分を守るのが精一杯。
そーやって、何年すれちがってきたの、アンタたち。
年齢設定は知らないが、ファントムはまだかなり若いよねえ? 体格がいいから(笑)けっこうまっとーにトシを重ねている大人の男かと思って見てたんだけど、……若いよね? まだ少年の殻を残したままの青年に見えた。20代前半? ほんとに、ハタチをわずかに過ぎたばかり?て感じに思えたよ。彼の純粋さや無理して突っ張っている感じが。
そーすっと、20年ほど、すれちがってきたのね、ファントムとキャリエール。
愛していることを、素直に告げていれば、よかったのに。
別の人生があったはずなのに。
なにが萌えかってあーた、ふたりの互いへの「呼び方」よ。
ファントムはキャリエールのことを「お前」と呼ぶ。父親といってもいいほどトシの離れた壮年の男を、「お前」呼ばわりで、命令形で話すのよ。
キャリエールはファントムのことを「君」と呼ぶ。息子といってもいいほどトシの離れた青年を、「君」と呼んで、仕えている。
ところが。
愛を告げ、両想いになるなり呼び方が変わるのよ!
ファントムは、キャリエールのことを「あなた」と呼ぶ。
キャリエールは、ファントムのことを「お前」と呼ぶ。
そして、抱擁だよ。
ファントムが甘えるようにすがるように、倒れるように、キャリエールの胸に身をあずけ、キャリエールがそれを抱きしめる。
抱きしめるのは、キャリエール。
ファントムは自分から彼の胸に身を寄せても、抱きつきはしないのな。それが、愛され方を知らない少年のようで、せつないのよ……大男なんだけど……キャリエールよりでかいんだけど(笑)、はかなげなのよ、けなげのよ。
で、両想いになったうえで、言うのよ。
ファントムの願いは、キャリエールの手で葬られることだと。
そそそそれ、究極の愛の言葉だよね?
うろたえ。
彼は罪人で、醜くて、歪んでいて、ついでに母の面影を求めた女(ヒロインね)には拒絶され、もうこの世では居場所がない。滅びることが運命ならば、愛する者の手で、てか。
愛の成就は一瞬。
そののちファントムは、悲劇的な結末を迎える。……彼の願い通り。
いやあ……おもしろかったわー。
他の言いたいことが全部ふっとぶくらい、キャリエール×ファントムに萌えた(笑)。お前ら愉快すぎー。
ファントム@たかちゃんは、抜群の美しさ。タカラヅカ1のヴィジュアル系トップスター(笑)の名に恥じない耽美ぶり。彼の場合、顔立ち云々でなく、姿が美しいんだよねえ。演出が多少(?)強引でも力技でもとんでもなくても、ついでに歌が褒め称えられるほどうまくなくても、滑舌が多少アレでも、とりあえず彼が美しいので不問。美貌は七難隠す。
そしてキャリエール@樹里ちゃんときたら。……そのモミアゲはなんですか。出てきた瞬間から髪型のイケてなさに目眩がしたが、仕方ないのか、中年役だから。ああでもたのむよ樹里ちゃん、そのモミアゲやめようよ。つけモミアゲ……フィナーレではふつうだったから、まちがいなくつけモミアゲ、ウイッグ(っていうのか?)だよね、ソレやめよーよー。男ぶりを下げてるよー。
わたしはもともと樹里ちゃんとたかこのカップリングが好きなんですが(『Crossroad』は聖域!)、親子役でラヴシーンカマシてくれるとは、さすがに思ってなかったよ。
しばらくこの萌えだけで生きていけそうです。
銀橋でのラヴシーンを見るためだけに、劇場へ行きます。
樹里×たかがあまりにすごすぎたので、ヒロインかすみまくり。
わたしのなかでは、あのわけわかんねー、とってつけたよーなラストシーンは削除完了。
ヒロイン・ファントムと、そのダーリン・キャリエールの物語ってことで、自己完結させておきます。
その他の感想については、またいずれ。
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