RPG『SIREN』。
2004年4月1日 ゲーム「『九怨』がやりたいよー、やりたいよー、買ってよー」
本日発売の新作ホラーゲームがやりたいわたしは、いつものよーに弟にねだる。
平安時代を舞台としたホラー『九怨』はビジュアルを見る限り、とてもよさそーな感じだ。
しかし弟は、にべもない。
「『街』が終わるまではダメ」
そう。
わたしたちは今、サウンドノベル『街』をプレイ中。エンディングコンプに向けて鋭意努力中。
まあなあ、『街』は一気にやっちゃわないとわけわかんなくなるもんなあ。
「それにしても『九怨』、舞台が平安だってだけで、ゲーム内容ははてしなく『バイオハザード』に近いらしいからなあ」
「それって……ホラーっていうより、アクション?」
「アクションでしょうねえ」
「あたし、できるかな?」
わたしはへっぽこゲーマー。アクションゲームは大の苦手。
一瞬たじろいだが、ここで引き下がってはイカン! 弟の金でゲームがしたいんだー!
「でも、『SIREN』をクリアしたあたしに、こわいものなんかないわっっ」
握り拳で断言っ!
「たしかに。『SIREN』をクリアしたんだから、自信持っていいはずだ(笑)」
弟も納得。
「『SIREN』はえげつないからなあ。未だに、アレをクリアしたって言ったら、尊敬の目で見られるよ」
と、弟。
彼の周囲の人たちは、誰ひとりクリアできていないらしい。てゆーか、最初の志村のマップで脱落している人多数、そもそも最初の竹内のマップで脱落組さえ多数。
そう、あの激むずアクションゲーム。
ホラーだなんて大嘘、ただのアクションゲーだっつの。操作に忙しすぎて、こわがってるヒマなんかあるもんか。
「『静岡』が『クーロンズゲート』に似てる、とかいうのはわかる。『クロックタワー3』が『エコーナイト』に似ているとか。でも、『SIREN』の似ているモノときたら……」
「『メタルギア ソリッド』に、『街』」
「ソレ、ホラーゲームちゃうやん!!」
ほんとに、ひどいゲームだったよ、『SIREN』……。
わたしが『SIREN』をクリアできたのは、ゲームの腕ではなく、忍耐力ゆえにだった……。
死んでも死んでも死んでも(×100)、しつこく再プレイしつづける根気。それだけだ。
発売から丸1ヶ月、100時間ほどプレイしつづけたからな……。ふふふ。遠い目。
「『SIREN』がいちばんおもしろかったときって、屍人の巣のあたりかなあ」
「ああ、あれはわくわくしたねえ」
「今までてんでばらばらだった主人公たちが、ついにひとつのところに集まって……」
「これからクライマックス!という期待感に満ちていたねえ」
「竹内がいちばんかっこよく見えた瞬間だったねえ」
「そうねえ、それがまさか、あんなことになるとはねえ」
「てゆーか、せっかくみんな集まったんだから、みんなでなにかするのかと思ったよ」
だよねえ。
あいつら、パーティ組んだら最強だったんじゃないの?
ひとりずつキャラが立ってる分、スキルもちがうわけだしさ。
「せっかくあんなにたくさん主人公いてさ、なにも皆殺しにしなくても」
「公式に生き残ったのひとりだけだもんなあ。てか、あいつらでロープレ作れねえ?」
RPG版『SIREN』。
ストーリーラインは同じ。
『ロマサガ』シリーズみたいに好きなキャラを主人公に選んでプレイ開始。物語の中で、他のキャラにも出会えるわけだ。
前衛で宮田だの恭也だのがばこぼこ打撃系武器で戦い、後衛で竹内だの名前忘れたケバ女だの拳銃組が戦い、美耶子は回復魔法、牧野は補助魔法なんかどうだ。
狭いところは春海でなきゃ通れないとか、遠くのターゲットを志村で落とさなきゃならないとか。
途中の謎を、それぞれのキャラが得意分野で解いていくとか。医学知識は宮田とか、芸能関係はケバ女とか。オタク関係は依子とか。
「んで、戦闘に勝つたび、勝利のポーズで画面がぐるりと回り、経験値が入る」
「レベルアップして」
「新しい武器や装備品を拾ったり」
マルチエンディングのRPG。
話は盛り上がり、広がっていく。
しかし。
「ところで、知子はどーするよ?」
「ジャージ娘?」
えーと。
「……使えねえ」
「……使えねえ」
小さいキャラというなら、春海で足りるしなー。
理沙と知子は、出てきてもすぐ別れて屍人になっちゃうパターンかな。ひでぇ。
まあ、とにかく。
『九怨』がやりたいわ、弟よ。
早く買ってきてくれえ。(自分の財布を開ける気、まったくナシ)
本日発売の新作ホラーゲームがやりたいわたしは、いつものよーに弟にねだる。
平安時代を舞台としたホラー『九怨』はビジュアルを見る限り、とてもよさそーな感じだ。
しかし弟は、にべもない。
「『街』が終わるまではダメ」
そう。
わたしたちは今、サウンドノベル『街』をプレイ中。エンディングコンプに向けて鋭意努力中。
まあなあ、『街』は一気にやっちゃわないとわけわかんなくなるもんなあ。
「それにしても『九怨』、舞台が平安だってだけで、ゲーム内容ははてしなく『バイオハザード』に近いらしいからなあ」
「それって……ホラーっていうより、アクション?」
「アクションでしょうねえ」
「あたし、できるかな?」
わたしはへっぽこゲーマー。アクションゲームは大の苦手。
一瞬たじろいだが、ここで引き下がってはイカン! 弟の金でゲームがしたいんだー!
「でも、『SIREN』をクリアしたあたしに、こわいものなんかないわっっ」
握り拳で断言っ!
「たしかに。『SIREN』をクリアしたんだから、自信持っていいはずだ(笑)」
弟も納得。
「『SIREN』はえげつないからなあ。未だに、アレをクリアしたって言ったら、尊敬の目で見られるよ」
と、弟。
彼の周囲の人たちは、誰ひとりクリアできていないらしい。てゆーか、最初の志村のマップで脱落している人多数、そもそも最初の竹内のマップで脱落組さえ多数。
そう、あの激むずアクションゲーム。
ホラーだなんて大嘘、ただのアクションゲーだっつの。操作に忙しすぎて、こわがってるヒマなんかあるもんか。
「『静岡』が『クーロンズゲート』に似てる、とかいうのはわかる。『クロックタワー3』が『エコーナイト』に似ているとか。でも、『SIREN』の似ているモノときたら……」
「『メタルギア ソリッド』に、『街』」
「ソレ、ホラーゲームちゃうやん!!」
ほんとに、ひどいゲームだったよ、『SIREN』……。
わたしが『SIREN』をクリアできたのは、ゲームの腕ではなく、忍耐力ゆえにだった……。
死んでも死んでも死んでも(×100)、しつこく再プレイしつづける根気。それだけだ。
発売から丸1ヶ月、100時間ほどプレイしつづけたからな……。ふふふ。遠い目。
「『SIREN』がいちばんおもしろかったときって、屍人の巣のあたりかなあ」
「ああ、あれはわくわくしたねえ」
「今までてんでばらばらだった主人公たちが、ついにひとつのところに集まって……」
「これからクライマックス!という期待感に満ちていたねえ」
「竹内がいちばんかっこよく見えた瞬間だったねえ」
「そうねえ、それがまさか、あんなことになるとはねえ」
「てゆーか、せっかくみんな集まったんだから、みんなでなにかするのかと思ったよ」
だよねえ。
あいつら、パーティ組んだら最強だったんじゃないの?
ひとりずつキャラが立ってる分、スキルもちがうわけだしさ。
「せっかくあんなにたくさん主人公いてさ、なにも皆殺しにしなくても」
「公式に生き残ったのひとりだけだもんなあ。てか、あいつらでロープレ作れねえ?」
RPG版『SIREN』。
ストーリーラインは同じ。
『ロマサガ』シリーズみたいに好きなキャラを主人公に選んでプレイ開始。物語の中で、他のキャラにも出会えるわけだ。
前衛で宮田だの恭也だのがばこぼこ打撃系武器で戦い、後衛で竹内だの名前忘れたケバ女だの拳銃組が戦い、美耶子は回復魔法、牧野は補助魔法なんかどうだ。
狭いところは春海でなきゃ通れないとか、遠くのターゲットを志村で落とさなきゃならないとか。
途中の謎を、それぞれのキャラが得意分野で解いていくとか。医学知識は宮田とか、芸能関係はケバ女とか。オタク関係は依子とか。
「んで、戦闘に勝つたび、勝利のポーズで画面がぐるりと回り、経験値が入る」
「レベルアップして」
「新しい武器や装備品を拾ったり」
マルチエンディングのRPG。
話は盛り上がり、広がっていく。
しかし。
「ところで、知子はどーするよ?」
「ジャージ娘?」
えーと。
「……使えねえ」
「……使えねえ」
小さいキャラというなら、春海で足りるしなー。
理沙と知子は、出てきてもすぐ別れて屍人になっちゃうパターンかな。ひでぇ。
まあ、とにかく。
『九怨』がやりたいわ、弟よ。
早く買ってきてくれえ。(自分の財布を開ける気、まったくナシ)
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