思いがけず、ツボを見つけてみたり(笑)。@第90期宝塚音楽学校文化祭
2004年2月23日 タカラヅカ 22日に、宝塚音楽学校文化祭へ行って来ました。
昨年はじめて観て、あまりにたのしかったもんだから、味をしめてしまって。
とはいえ、まさか今年も観られるとは思ってなかったので、下準備一切ナシ。すみれ売りにも行ってなかったし、ネットの噂話すらチェックしてなかった。
だからもー、誰が誰やら(笑)。
わたしが観に行ったのは、22日の昼間の回です。
つか氏の娘さんが挨拶をする回。
お目当てもなにもなく、ただ、「夢に向かってがんばっている若者たち」を眺められればヨシな気持ちでした。彼らの元気を分けてもらいたくて。
ぼーっと観ていただけなんですが……第一部の「セ・マニフィーク」を歌ったふたりが、ものごっつーツボだったんですが、どうしましょう(笑)。
吹き出しそうになって、必死に自重した。
だってさ……「セ・マニフィーク」はいかにもヅカ!って感じのノリノリ曲じゃないですか。腰振ってウインクしながら歌うよーな。
この文化祭でこの曲を歌った男役ふたりも、ソレ系でした。
振り付けもばっちり、派手にキザりながら歌い踊るわけです。
ひとりは「ボクはアイドル!!」ってなあざやかな笑顔。
もうひとりは、能面のよーな顔に、ぎこちない笑みを浮かべ、「必死です!」。
……ツボにはまりました。このコントラストが。
タカラヅカスターとしての役割を心得ている高音パートのかわいこちゃんと、顔面をひきつらせているよーにしか見えない低音パートの無表情男。
芸能界モノの少女マンガに出てきそうなアイドル・ユニットですな。
いいよ君たち、その芸風、いいよ!!(笑)
その他のシーンでも、わたしの席からはマニフィーク・コンビの高音パートのかわいこちゃんばかりがよく見えたので、幕が下りるころにはすっかり彼のファンになってました。てか、いつもいい場所で踊ってるよねえ。
顔だけでいうなら、「この恋は雲の果てまで」を歌った子が好みです。
幕が開いて最初に目がいったのは、この子と、あともうひとりの美貌の男役。
この子は特に美貌だとは思わないけど……顔が好みなのよー。
文化祭は日舞や歌やダンスはそのままだけど、芝居だけはダブルキャストなんだよね。わたしの観た回は、この好みの男は芝居には出ていませんでした。他の回を観ることができたら、この子が主役のお芝居を観られたのにー。残念。
もうひとり、幕開きから釘付けになってしまった、美貌の男役。……歌は苦手なんでしょうか、ソロはありませんでした。ダンスも苦手なんでしょうか、いつも後ろの方にしかいません(笑)。
でも、ものすげー美貌だ。
プログラムの写真でも群を抜いてきれいだが……舞台でもきれーだった。
他はどうだかしらないけど、芝居はうまかったぞ。お笑い担当だったけど、相方さんとふたりして、とてもふつーにお芝居していた。笑いを取っていた。
あの美貌でこれくらいお芝居できれば、いいんじゃないかと。
芝居は荻田浩一作のコスチュームプレイ。長く続いたフランスとスペインの戦争を終わらせるため、両国の王子と王女が結婚することになった。だけどフランス王女はその結婚を嫌って逃げ出してしまう。彼女はジプシーの男に助けられるが……。ええ、お約束ですよ。彼女を助けたジプシー男が、実は結婚相手のスペイン王子だったという。
昨年の正塚晴彦作の芝居(NHKの朝ドラ『てるてる家族』の文化祭で演じられていたよね?)でもそうだったけど、文化祭のお芝居っていうのは、「すべての登場人物にまんべんなく見せ場を」というコンセプトで作ってあるのね。
だからいちおー「主役」は存在するけど、その他の人たちもそれに準ずるぐらいの見せ場がある。ほんとに、「お勉強成果の発表の場」なんだわ。
昨年はソレを知らずに見ていたから、「男」という役名しか持たない純矢ちとせちゃんのことを「脇役? しかしそれにしては出番も台詞も多いし、重要な役だったような???」と混乱したわ。
同じ轍を踏む気はないので、プログラムを開いた段階で、「主役はわかるとして、はて、あとの役はどれがどんなふうにオイシイのかしら」とたのしみに眺めましたのことよ。役名、下に行くほど端役、ってわけじゃないからねえ。
だもんで、上記の「美貌の男役」が、みょーにオイシイ役をやっていた(笑)。主役ではぜんぜんないのに。
彼と、彼の相方の枢機卿役の子はよかったなあ。男役として美しいし、ふつーに演技できていたし。
主役の美男ジプシー@実はスペイン王子役の子は……あー……ビジュアルがきつい……。正直、このビジュアルで超モテモテ男なのは疑問だった。でも、演技はうまかったよね。ダンスもよかったし、ビジュアルではなく実力の人なんだろうな。
ジプシー男の片割れ、女とくっつかない方の役の子が、わりとうまかった。幕が開くとこの子がひとり立っていて、「え、この男が主役の王子様?」と思ったくらいだ(笑)。男役としてのスタイルがいいよね。
フランス使節役の男役と女役、このふたりもまたうまかった。年配役だから難しかったろうに、とても自然。
しかし、あとの男役はもー……。
そーなんだよなあ、歌が下手な子はソロを与えなければいいし、ダンスも後ろで踊らせておけばいいんだろう。
しかし芝居は、わざわざダブルキャストにして全員に「役」を与え、その役にはご丁寧にも「見せ場」がある。
だから、いちばんうまい下手の差が歴然としていたのが、芝居なんだよなあ。
娘役はともかくとして、男役は、数名の子を除いて「まさに学芸会」レベルだった……。
男役ってのはほんと、むずかしいんだなあ。
まずみんな「声」がぜんぜんできてないから、なに言ってんだかわからないし、甲高い女の子の声で男言葉喋って……女子校の演劇部みたいだ……。
衣装の着こなしも大変なんだろう。もたっとしか着られない。コスチュームプレイなだけに、重い重い。せっかくきれいなお衣装なのになー。
娘役はいろいろとうまい子がいて、見ていてたのしかった。
ヒロインの王女様、なんて安定感のあるうまさなの。美人じゃないけど、雰囲気あっていいよね。この子が、つか氏の娘さんかー。
顔に特徴があるので、いったんおぼえてしまうとどこにいてもわかる。てか、優秀な人らしいので、いつもセンターで踊ってるもんなあ。
1部のモダン・ダンスからずっと、しゃきしゃき踊って動いて、気持ちのいい子だ。踊ってるとかっこいーよー。
ジプシーの女頭目もかっこよかったし、もうひとりの惚れっぽいジプシー娘もかわいかった。ブラコン王女さまやった子のはじけっぷりも好き。
ああ、娘役もいろいろオイシイ芝居よねえ……てゆーかオギー、よくもこれだけ詰め込んだな、この短編芝居に。
ひとりずつのチェックができたのはこの第2部まで。
第3部はダンスなので、もー、誰が誰やら。「セ・マニフィーク」のかわいこちゃんとつか氏の娘さん、「この恋は」の好みの顔の男役、美貌の男役、ぐらいだよ、わたしが区別ついたのって。
団体で同じ衣装で踊りまくってくれるから……。
ダンスに見とれていると、顔なんか見てないもんなあ(笑)。
あっ、もう文字数がない。次の欄に続く。
昨年はじめて観て、あまりにたのしかったもんだから、味をしめてしまって。
とはいえ、まさか今年も観られるとは思ってなかったので、下準備一切ナシ。すみれ売りにも行ってなかったし、ネットの噂話すらチェックしてなかった。
だからもー、誰が誰やら(笑)。
わたしが観に行ったのは、22日の昼間の回です。
つか氏の娘さんが挨拶をする回。
お目当てもなにもなく、ただ、「夢に向かってがんばっている若者たち」を眺められればヨシな気持ちでした。彼らの元気を分けてもらいたくて。
ぼーっと観ていただけなんですが……第一部の「セ・マニフィーク」を歌ったふたりが、ものごっつーツボだったんですが、どうしましょう(笑)。
吹き出しそうになって、必死に自重した。
だってさ……「セ・マニフィーク」はいかにもヅカ!って感じのノリノリ曲じゃないですか。腰振ってウインクしながら歌うよーな。
この文化祭でこの曲を歌った男役ふたりも、ソレ系でした。
振り付けもばっちり、派手にキザりながら歌い踊るわけです。
ひとりは「ボクはアイドル!!」ってなあざやかな笑顔。
もうひとりは、能面のよーな顔に、ぎこちない笑みを浮かべ、「必死です!」。
……ツボにはまりました。このコントラストが。
タカラヅカスターとしての役割を心得ている高音パートのかわいこちゃんと、顔面をひきつらせているよーにしか見えない低音パートの無表情男。
芸能界モノの少女マンガに出てきそうなアイドル・ユニットですな。
いいよ君たち、その芸風、いいよ!!(笑)
その他のシーンでも、わたしの席からはマニフィーク・コンビの高音パートのかわいこちゃんばかりがよく見えたので、幕が下りるころにはすっかり彼のファンになってました。てか、いつもいい場所で踊ってるよねえ。
顔だけでいうなら、「この恋は雲の果てまで」を歌った子が好みです。
幕が開いて最初に目がいったのは、この子と、あともうひとりの美貌の男役。
この子は特に美貌だとは思わないけど……顔が好みなのよー。
文化祭は日舞や歌やダンスはそのままだけど、芝居だけはダブルキャストなんだよね。わたしの観た回は、この好みの男は芝居には出ていませんでした。他の回を観ることができたら、この子が主役のお芝居を観られたのにー。残念。
もうひとり、幕開きから釘付けになってしまった、美貌の男役。……歌は苦手なんでしょうか、ソロはありませんでした。ダンスも苦手なんでしょうか、いつも後ろの方にしかいません(笑)。
でも、ものすげー美貌だ。
プログラムの写真でも群を抜いてきれいだが……舞台でもきれーだった。
他はどうだかしらないけど、芝居はうまかったぞ。お笑い担当だったけど、相方さんとふたりして、とてもふつーにお芝居していた。笑いを取っていた。
あの美貌でこれくらいお芝居できれば、いいんじゃないかと。
芝居は荻田浩一作のコスチュームプレイ。長く続いたフランスとスペインの戦争を終わらせるため、両国の王子と王女が結婚することになった。だけどフランス王女はその結婚を嫌って逃げ出してしまう。彼女はジプシーの男に助けられるが……。ええ、お約束ですよ。彼女を助けたジプシー男が、実は結婚相手のスペイン王子だったという。
昨年の正塚晴彦作の芝居(NHKの朝ドラ『てるてる家族』の文化祭で演じられていたよね?)でもそうだったけど、文化祭のお芝居っていうのは、「すべての登場人物にまんべんなく見せ場を」というコンセプトで作ってあるのね。
だからいちおー「主役」は存在するけど、その他の人たちもそれに準ずるぐらいの見せ場がある。ほんとに、「お勉強成果の発表の場」なんだわ。
昨年はソレを知らずに見ていたから、「男」という役名しか持たない純矢ちとせちゃんのことを「脇役? しかしそれにしては出番も台詞も多いし、重要な役だったような???」と混乱したわ。
同じ轍を踏む気はないので、プログラムを開いた段階で、「主役はわかるとして、はて、あとの役はどれがどんなふうにオイシイのかしら」とたのしみに眺めましたのことよ。役名、下に行くほど端役、ってわけじゃないからねえ。
だもんで、上記の「美貌の男役」が、みょーにオイシイ役をやっていた(笑)。主役ではぜんぜんないのに。
彼と、彼の相方の枢機卿役の子はよかったなあ。男役として美しいし、ふつーに演技できていたし。
主役の美男ジプシー@実はスペイン王子役の子は……あー……ビジュアルがきつい……。正直、このビジュアルで超モテモテ男なのは疑問だった。でも、演技はうまかったよね。ダンスもよかったし、ビジュアルではなく実力の人なんだろうな。
ジプシー男の片割れ、女とくっつかない方の役の子が、わりとうまかった。幕が開くとこの子がひとり立っていて、「え、この男が主役の王子様?」と思ったくらいだ(笑)。男役としてのスタイルがいいよね。
フランス使節役の男役と女役、このふたりもまたうまかった。年配役だから難しかったろうに、とても自然。
しかし、あとの男役はもー……。
そーなんだよなあ、歌が下手な子はソロを与えなければいいし、ダンスも後ろで踊らせておけばいいんだろう。
しかし芝居は、わざわざダブルキャストにして全員に「役」を与え、その役にはご丁寧にも「見せ場」がある。
だから、いちばんうまい下手の差が歴然としていたのが、芝居なんだよなあ。
娘役はともかくとして、男役は、数名の子を除いて「まさに学芸会」レベルだった……。
男役ってのはほんと、むずかしいんだなあ。
まずみんな「声」がぜんぜんできてないから、なに言ってんだかわからないし、甲高い女の子の声で男言葉喋って……女子校の演劇部みたいだ……。
衣装の着こなしも大変なんだろう。もたっとしか着られない。コスチュームプレイなだけに、重い重い。せっかくきれいなお衣装なのになー。
娘役はいろいろとうまい子がいて、見ていてたのしかった。
ヒロインの王女様、なんて安定感のあるうまさなの。美人じゃないけど、雰囲気あっていいよね。この子が、つか氏の娘さんかー。
顔に特徴があるので、いったんおぼえてしまうとどこにいてもわかる。てか、優秀な人らしいので、いつもセンターで踊ってるもんなあ。
1部のモダン・ダンスからずっと、しゃきしゃき踊って動いて、気持ちのいい子だ。踊ってるとかっこいーよー。
ジプシーの女頭目もかっこよかったし、もうひとりの惚れっぽいジプシー娘もかわいかった。ブラコン王女さまやった子のはじけっぷりも好き。
ああ、娘役もいろいろオイシイ芝居よねえ……てゆーかオギー、よくもこれだけ詰め込んだな、この短編芝居に。
ひとりずつのチェックができたのはこの第2部まで。
第3部はダンスなので、もー、誰が誰やら。「セ・マニフィーク」のかわいこちゃんとつか氏の娘さん、「この恋は」の好みの顔の男役、美貌の男役、ぐらいだよ、わたしが区別ついたのって。
団体で同じ衣装で踊りまくってくれるから……。
ダンスに見とれていると、顔なんか見てないもんなあ(笑)。
あっ、もう文字数がない。次の欄に続く。
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