「あんまりDVDばっか買うから、職場でアヤしい人だって思われてるよ、きっと……」

 弟は遠い目をしてそう言う。

 ええ、弟に社販で家電用のDVD−Rをしょっちゅう買ってきてもらってるのですわ。さすがに社販、どこの店で買うより安く手に入るので。

 ふふふ。アンタ絶対、オタクだと思われてるよ。月に何十枚もDVD−Rを買う奴なんて、オタク以外にないって。
 もしくは商売している、ヤバい人?

「姉がオタクなんです、って言っておこう」

 ヲイ。アンタの店に恥ずかしくて顔を出せなくなるから、やめろ。

 メディアが安く手に入るようになったので、昔のビデオテープをがんがんRに焼いていってます。
 捨てるのはなんだかな、しかし保存版としてきちんと残すにはもう画像がかなりやばめ。とりあえず、今現在のこの汚い画像のままストップさせ、これ以上劣化させないことと、保存場所の節約、だけの目的でDVD化。
 おかげでここんとこ、DVDレコーダの稼働率はすごいです。1日のほとんど、わたしが寝ている間さえ、えんえんえんえん、働いているよ……。

「やっぱ『イデオン』ってさ、とんでもない話だったよねえ……」
 と、わたし。

「どっから『イデオン』……」
「いや今、DVDに焼いたとこだからさー。テレビ版全39話と、映画2本立て」
「持ってたんかい、そんなもの」
「持ってたんだねえ。忘れてたけど。テレビ版のラストなんかさ、ほんとに『打ち切りっ!』って感じ、めちゃくちゃな終わり方してるよ。せっかくカララとジョリバがイデの力で無事に戻ってきたのにさ、『そのとき、イデが発現した』で、なにもかもめちゃくちゃに。子どもが積み木のお城を癇性にぶちこわすみたいに」
「同じ打ち切りでも『ガンダム』みたいに、なんとかカタチにすることが不可能だったんだろうなあ」
「うっかりテレビ版見ちゃったら、こりゃ発動篇見るしかないなー、って気になるよ」
「見ながらダビングしてたんかい」
「全部じゃないけどねー」

 そっから話は富野由悠季論になり、何故か平井和正の話にまで流れていく(笑)。

 で、つい、見ちゃったよ、「発動篇」。
 今見ると、ハルルのやるせなさが、好みだなあ……。

 ところでテレビ版の後半、ギジェが仲間になるあたりからは見ながらダビングしてたんだけど。
 コスモってさあ、なんであんなにギジェのこと好きなの?
 周囲が「こいつは敵」という態度で接しているときでも、コスモだけはさりげなーくギジェ擁護。しかもかなり大人な感じで。

 コスモ×ギジェか……。
 子どものころは、考えもしなかったなあ。
 ダラム×ギジェとかは、定番として考えてたけど(笑)。

 ヘタレ男好きなので、もちろんギジェは好きです。彼の転落人生がツボ。

 しかし、『イデオン』を見てると、ゆうきまさみのパロディが頭をよぎってしょーがない……(好きだったなー)。
 
 

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