天下無双とは、かの人のことを言う。@巖流
2003年12月15日 タカラヅカ「おれは出家するよ」
とおっしゃる吉岡清十郎さん(年齢不詳)。人生お祭りの彼は、美貌と剣の才能にあかせて遊び尽くしたので、仏門に入ることに悔いはないそうです。
まちがいなく彼はこれから、行く先々の寺で坊主たちを手玉に取り、淫欲の限りを尽くされるのでしょう。
「女とは遊び尽くしたから、次は男にするよ」
そうおっしゃったのでしょう? 出家ってそーゆー意味でしょ?
いつもこのシーンは、「清十郎、悪……」と心から思うのでした。
ところで、清十郎様の出番、増えてるよねえ?
増えてるというか、のびてるというか。
祇園でのシーン、清十郎様は台詞が終わった直後に暗転、ピンスポが小次郎とアンナだけを照らしていた……よね?
そのつもりで見ていたのに、あ、あれ? いつまでたっても清十郎様の美しいお顔が見えてますけど? アンナの「清十郎様はわたしを好きなわけではありません。ただ、そばに置いておきたいだけ」という台詞を、憂いに満ちた瞳でお聞きになってらっしゃいますが。
……はい、祇園のシーンはわたし、終始清十郎様にオペラあててたもんで。さあここで暗転、次は小次郎を見るわよ、というタイミングが……なんで? この前はここで暗転だったじゃん! どーしていつまでもわたしのオペラグラスは清十郎様をとらえているの?
うれしい……。
たしか彼は、台詞が終わった直後に暗転、スポットを浴びた小次郎とアンナが喋りながら階段を下りているときに、こっそり下手へはけていく、はずだった。
ところがこのシーン、ライトは落ちず(少し暗くなる程度)下手へはけていく清十郎様が全部見えるようになっていた。
アンナの「誰も愛せない男」発言を、無表情に立ち止まって聞いているのよ。
うきゃ〜〜。
清十郎様、萌え〜。
アンナと小次郎が似たもの同士だというなら、アンナと清十郎様も似たもの同士だったと思うのよ。
オランダで生まれ、日本で娼婦をしている天涯孤独のアンナと、世俗を超越した天才剣士清十郎様は、通じるものがあったから惹かれ合ったのでしょう?
ただ、アンナは清十郎様をおそれた。だから彼の思いを拒絶した。「あの方は誰も愛さない」と。小次郎のすがりつく愛は認め、受け止めたくせに、清十郎様の静止した湖面のような愛は気づかないふりをしてスルーした。
もちろんそれは、アンナの欲しい愛ではなかったのだろうけど……てゆーか、ふつうの人間の欲しがる類の愛ではないのだけど……でもそんな見事に「愛というもの自体持っていない人」と断言してまで拒絶しなくても。
おかげで清十郎様、出家しちゃったじゃん! 男に走っちゃったじゃん!(笑)
白鷺にえんえん芸のないダンスをさせるくらいなら、小次郎、アンナ、清十郎様でねっとり舞ってほしかったわ。
アンナを取り合う振りをしながら、清十郎様が軽く小次郎に手を出してくれて、ぜんぜんいいのに。
清十郎様はリバだと思うから、小次郎相手には攻ね。
相手に合わせて、誘い受てみたり、襲い受してみたり、騙し受カマシてみたり、あるいは悪魔のほほえみで容赦なく攻まくったりするのよー。うっとり。
攻モードのときは絶対鬼畜よねー。妖艶に微笑みながら、最悪な真似をするのよー。
武蔵相手だと受よねえ。めちゃくちゃ色っぽく、山猿を手玉にとって欲しいわ。
どっちにしろ、精神面では「総攻」様でしょ?
最強キャラだよね?
と、またしても『巖流』の話です。
どーせバカみたいに何回も観に行ってるわけだからさ。ストーリーをまともに考えると精神衛生上よくないので、萌えだけに焦点を合わせています。
ステレオタイプでなんの新しさもないとはいえ、清十郎様は萌えキャラだ。
てか、ゆかりちゃんきれー。
齋藤くんのお気に入りなの? 『ヴィンターガルテン』でも、変な使われ方してたよね? 美貌のお稚児さん役。えっ、チガウ? ナチスが異民族の少年を入れるなんて、彼の「顔」が気に入ったからとしか思えなかったんだけど? ストーリー上まったく不必要なキャラとエピソードだったし。
まーなんにせよ、好きな顔だから役付がいいとうれしいなあ。
清十郎様は、『巖流』の収穫のひとつだわ。
そう、『巖流』は、清羅や清十郎様をはじめとして、脇キャラたちが大変オイシイ。
ふつーなら恥ずかしくて描けないよーな、ベっタベタな超俗的なキャラ造形しかしないんだもん、齋藤くん。
少年マンガやアニメ、ゲームで5万回は見たようなキャラとシチュエーション、台詞ばっか。
いろんなとこで見た萌えシーンを、脈絡もなく全部ひとつの作品に詰め込むんだもんなあ。力業だわ。
だから、脇キャラがオイシイ。つぎはぎでしかないから、キャラの書き込みは薄いの、ぺらっぺら。でも「どこかで見た萌えキャラ」だから、薄くてもOK。借り物だけあって、最初から「立ってる」もの。
つーことで、本筋以外も美味しくいただきました。
色男といえば、新免無二斎@みっこちゃん、かっこいー! 渋い、渋いよー。
みっこちゃんもオヤジ系のヒトだから、学年が上がると加速度つけていい男になるよねえ。最近よーやく芸風に学年が追いついてきた感じ……いや、青年役もいいとは思うけど、真にフェロモン垂れ流しになるのはオヤジ役のときだと思うわ。
あれ。
みっこちゃん「も」ってわたし、誰を基準にして語ってるのかしら。ははは。同じ学年で、オヤジ系で、若いときから実年齢より上の役ばっかやって、最近実年齢に学年が追いついてきた人のファンですから(笑)。
あと、賛否両論の出雲の阿国@華美ゆうか、わたしは大好きです(笑)。
だって、かわいいんだもん。
あの笑顔にめろめろ。わーん、かわいいよう。
声や喋り方、歌い方も好きよ。
ただ問題は、同じ声や喋り方、歌い方の娘ばかりを集めてしまったことでしょう。
とくに網タイツの娘ふたり。いらんやろ。
くのいち@花恋吹雪は3人だから耐えられたのよ。5人もいたらうぜえっての。それにまあ、あの3人は実力もあったからなあ(毬丘さんがあの学年でアレをやってたっつーのがすげえよ)。
台詞もまともに喋れないよーな子たちに、ナビゲーターはできませんて。
阿国ひとりをアレ系にして、お菊と三九郎はふつうの芝居ができる人を使うべきだったんじゃあ?
でもってトリオでよし。齋藤くんには主人公に殉ずる義賊が出なきゃダメらしいから、どーしても5人必要ってのなら、タイツ女ふたりは一切喋らさずにお色気ポーズだけとらしとけ。
下手くそが5人もそろってがちゃがちゃやるから、場を壊すだけで一利もなかったのよねえ。
歌い踊ってポーズで暗転、なのに、拍手が一度も起こらないなんて、すごすぎるよ……。
それでもわたし、阿国だけは好きだったよ。
七之助@七風宇海くんもかわいかった。あの見せっぷりのいいすねにくらくら(笑)。
少年時代の小次郎@成花まりんちゃん、うまいー、かわいいー。
利助@彩海早矢もいい感じでバカキャラやってるよね。武蔵に惚れながらも金づるだと思ってるあたりがいい。小悪党はこんなふうにバカでなくっちゃ! かわいいんだけど……えーと、も少しきれいだったり色気があったりしたら、わたしはいろいろたのしかったのにな、武蔵×利助とか、下克上とか……。
文字数足りないので、次の欄につづく。
とおっしゃる吉岡清十郎さん(年齢不詳)。人生お祭りの彼は、美貌と剣の才能にあかせて遊び尽くしたので、仏門に入ることに悔いはないそうです。
まちがいなく彼はこれから、行く先々の寺で坊主たちを手玉に取り、淫欲の限りを尽くされるのでしょう。
「女とは遊び尽くしたから、次は男にするよ」
そうおっしゃったのでしょう? 出家ってそーゆー意味でしょ?
いつもこのシーンは、「清十郎、悪……」と心から思うのでした。
ところで、清十郎様の出番、増えてるよねえ?
増えてるというか、のびてるというか。
祇園でのシーン、清十郎様は台詞が終わった直後に暗転、ピンスポが小次郎とアンナだけを照らしていた……よね?
そのつもりで見ていたのに、あ、あれ? いつまでたっても清十郎様の美しいお顔が見えてますけど? アンナの「清十郎様はわたしを好きなわけではありません。ただ、そばに置いておきたいだけ」という台詞を、憂いに満ちた瞳でお聞きになってらっしゃいますが。
……はい、祇園のシーンはわたし、終始清十郎様にオペラあててたもんで。さあここで暗転、次は小次郎を見るわよ、というタイミングが……なんで? この前はここで暗転だったじゃん! どーしていつまでもわたしのオペラグラスは清十郎様をとらえているの?
うれしい……。
たしか彼は、台詞が終わった直後に暗転、スポットを浴びた小次郎とアンナが喋りながら階段を下りているときに、こっそり下手へはけていく、はずだった。
ところがこのシーン、ライトは落ちず(少し暗くなる程度)下手へはけていく清十郎様が全部見えるようになっていた。
アンナの「誰も愛せない男」発言を、無表情に立ち止まって聞いているのよ。
うきゃ〜〜。
清十郎様、萌え〜。
アンナと小次郎が似たもの同士だというなら、アンナと清十郎様も似たもの同士だったと思うのよ。
オランダで生まれ、日本で娼婦をしている天涯孤独のアンナと、世俗を超越した天才剣士清十郎様は、通じるものがあったから惹かれ合ったのでしょう?
ただ、アンナは清十郎様をおそれた。だから彼の思いを拒絶した。「あの方は誰も愛さない」と。小次郎のすがりつく愛は認め、受け止めたくせに、清十郎様の静止した湖面のような愛は気づかないふりをしてスルーした。
もちろんそれは、アンナの欲しい愛ではなかったのだろうけど……てゆーか、ふつうの人間の欲しがる類の愛ではないのだけど……でもそんな見事に「愛というもの自体持っていない人」と断言してまで拒絶しなくても。
おかげで清十郎様、出家しちゃったじゃん! 男に走っちゃったじゃん!(笑)
白鷺にえんえん芸のないダンスをさせるくらいなら、小次郎、アンナ、清十郎様でねっとり舞ってほしかったわ。
アンナを取り合う振りをしながら、清十郎様が軽く小次郎に手を出してくれて、ぜんぜんいいのに。
清十郎様はリバだと思うから、小次郎相手には攻ね。
相手に合わせて、誘い受てみたり、襲い受してみたり、騙し受カマシてみたり、あるいは悪魔のほほえみで容赦なく攻まくったりするのよー。うっとり。
攻モードのときは絶対鬼畜よねー。妖艶に微笑みながら、最悪な真似をするのよー。
武蔵相手だと受よねえ。めちゃくちゃ色っぽく、山猿を手玉にとって欲しいわ。
どっちにしろ、精神面では「総攻」様でしょ?
最強キャラだよね?
と、またしても『巖流』の話です。
どーせバカみたいに何回も観に行ってるわけだからさ。ストーリーをまともに考えると精神衛生上よくないので、萌えだけに焦点を合わせています。
ステレオタイプでなんの新しさもないとはいえ、清十郎様は萌えキャラだ。
てか、ゆかりちゃんきれー。
齋藤くんのお気に入りなの? 『ヴィンターガルテン』でも、変な使われ方してたよね? 美貌のお稚児さん役。えっ、チガウ? ナチスが異民族の少年を入れるなんて、彼の「顔」が気に入ったからとしか思えなかったんだけど? ストーリー上まったく不必要なキャラとエピソードだったし。
まーなんにせよ、好きな顔だから役付がいいとうれしいなあ。
清十郎様は、『巖流』の収穫のひとつだわ。
そう、『巖流』は、清羅や清十郎様をはじめとして、脇キャラたちが大変オイシイ。
ふつーなら恥ずかしくて描けないよーな、ベっタベタな超俗的なキャラ造形しかしないんだもん、齋藤くん。
少年マンガやアニメ、ゲームで5万回は見たようなキャラとシチュエーション、台詞ばっか。
いろんなとこで見た萌えシーンを、脈絡もなく全部ひとつの作品に詰め込むんだもんなあ。力業だわ。
だから、脇キャラがオイシイ。つぎはぎでしかないから、キャラの書き込みは薄いの、ぺらっぺら。でも「どこかで見た萌えキャラ」だから、薄くてもOK。借り物だけあって、最初から「立ってる」もの。
つーことで、本筋以外も美味しくいただきました。
色男といえば、新免無二斎@みっこちゃん、かっこいー! 渋い、渋いよー。
みっこちゃんもオヤジ系のヒトだから、学年が上がると加速度つけていい男になるよねえ。最近よーやく芸風に学年が追いついてきた感じ……いや、青年役もいいとは思うけど、真にフェロモン垂れ流しになるのはオヤジ役のときだと思うわ。
あれ。
みっこちゃん「も」ってわたし、誰を基準にして語ってるのかしら。ははは。同じ学年で、オヤジ系で、若いときから実年齢より上の役ばっかやって、最近実年齢に学年が追いついてきた人のファンですから(笑)。
あと、賛否両論の出雲の阿国@華美ゆうか、わたしは大好きです(笑)。
だって、かわいいんだもん。
あの笑顔にめろめろ。わーん、かわいいよう。
声や喋り方、歌い方も好きよ。
ただ問題は、同じ声や喋り方、歌い方の娘ばかりを集めてしまったことでしょう。
とくに網タイツの娘ふたり。いらんやろ。
くのいち@花恋吹雪は3人だから耐えられたのよ。5人もいたらうぜえっての。それにまあ、あの3人は実力もあったからなあ(毬丘さんがあの学年でアレをやってたっつーのがすげえよ)。
台詞もまともに喋れないよーな子たちに、ナビゲーターはできませんて。
阿国ひとりをアレ系にして、お菊と三九郎はふつうの芝居ができる人を使うべきだったんじゃあ?
でもってトリオでよし。齋藤くんには主人公に殉ずる義賊が出なきゃダメらしいから、どーしても5人必要ってのなら、タイツ女ふたりは一切喋らさずにお色気ポーズだけとらしとけ。
下手くそが5人もそろってがちゃがちゃやるから、場を壊すだけで一利もなかったのよねえ。
歌い踊ってポーズで暗転、なのに、拍手が一度も起こらないなんて、すごすぎるよ……。
それでもわたし、阿国だけは好きだったよ。
七之助@七風宇海くんもかわいかった。あの見せっぷりのいいすねにくらくら(笑)。
少年時代の小次郎@成花まりんちゃん、うまいー、かわいいー。
利助@彩海早矢もいい感じでバカキャラやってるよね。武蔵に惚れながらも金づるだと思ってるあたりがいい。小悪党はこんなふうにバカでなくっちゃ! かわいいんだけど……えーと、も少しきれいだったり色気があったりしたら、わたしはいろいろたのしかったのにな、武蔵×利助とか、下克上とか……。
文字数足りないので、次の欄につづく。
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