彼女は不死鳥(笑)@花組全国ツアー初日
2003年10月11日 タカラヅカ 「太陽の塔内部公開」に行けなかった……。
ものすごーく、引きずってます。
特別に思い入れがあるもので。
ので、かなしく花組全ツ初日に行ってきました。
太陽の塔に行ければ、こっちはさばくつもりだったんだが……。
デイジーちゃん、華麗なる復活!!
わたしの友人ズのなかで、もっとも高いテンションを誇るデイジーちゃん。暴走するとぶつかっても止まらないデイジーちゃん。
最近おとなしかった彼女が、花全ツ初日を観終わるなり、完全復活しました。
こわいよ、なにか出てるよ!(笑)
彼女の周りに、ピンクのお花が飛んでいるのが見えます。
「たのしかった! 全ツの回数、増やします!!」
花組東宝が終わってから、ひと月ほどですか?
オサ命の彼女は禁断症状が出ていた模様。ナマの寿美礼サマをその目にして、エンジンがかかったようです。てゆーか、走り出した瞬間にトップスピードにのってます。
おーい、デイジーちゃん、大丈夫かぁ? 舞い上がった足が、地面についてないよー?
とまあ、デイジーちゃんは極端だけど、たのしい舞台でした。ショーは。
芝居?
芝居は……わたしには、わりときつかったっす。
「人材不足」という文字が、アタマを占領して離れなかったよ。
まず、ヒロイン。
これが絶世の美女か……溜息。誰もを虜にする魅力を持つ女か……溜息。
それから、伊達男。
これが百戦錬磨のジゴロか……溜息。誰をも虜にする魅力を持つ男か……溜息。
寿美礼ちゃんひとりが必死になって「主役」をやっていたよーな。
舞台をたったひとりで埋めようとしていたよーな。
ヒロインと2番手が力不足だと、あーゆーことになるのか、と、全国ツアーの穴を目の当たりにした気分。
いや、蘭とむはなー、そもそも4番手なんだから仕方ないっちゃー仕方ないんだが。4番手の坊やにいきなり2番手やらせる方が悪いのかもしれん。
それに蘭とむ、芸風変わっちゃったからねえ。『エンタの神様』以降アイドル化しちゃって、昔の「イケてないけど実力派」だった頃とは別人だからねえ。昔のままなら、もっとチガウ役を作れたんじゃないかと思う。『マノン』のころはよかったよ……遠い目。
小僧でしかない蘭とむは置いておいて、ヒロインはどうよ?
仮にもトップ娘役サマなのになー。
これからあか抜けていくのかしら。
そして、ショー『Cocktail』。
わたしはコレ、チャー様Ver.しか知らないんだよねー。
ムラで観たとき、寿美礼ちゃんの短パン姿に目眩がしたこととか(なんて格好させんのよ! 怒)、チャー様の歌うすさまじいJ-POPに椅子から落ちそうになったことぐらいしか、記憶にないのだわ。あ、あとオカマが絡み合うシーンがあったっけ?
よくおぼえていないことが幸いしたのかどうか、とにかくやたらたのしかった。
『Cocktail』ってこんなショーだっけ? 印象がぜんぜんチガウ。
つーか、すごくたのしかった。
めちゃかっこいいんですけど、みなさん!!
たぶん、新しいシーンだと思うんだけど、あの振り付けは癖になる〜。
ショーが終わったあと、トイレの列に並んでるとき、見知らぬおばさまがその振り付けで踊っていらっしゃいました……。
一緒になって笑っちゃったけど、わかる、気持ちはわかるよ! アレは踊りたくなるよねえ?
デイジーちゃんに「コレを踊ってる人を見たよ」と実際にわたしもやってみたら、彼女も「ああ!」って納得してるし。
プログラム買ってないんで、どこのシーンと名指しはできません……。昔なんかのショーであったんですか? 紳士と淑女の群舞。ひたすらかっこいい……。
寿美礼ちゃんのファンは、心からたのしめますわ……ああ、うっとり。
黒燕尾が美しい人ですね、ほんとに。
たったひとり立つことで、舞台の空間を埋められる人。
そしてなんといっても、あの歌声。
声が好きなんだよなー。とくに、ドスのきいた低い声は最高に好き。
にこにこ笑っているときは「腹の底まで真っ白です!」という善良な青年に見えるし、ほんのちょっと表情をゆがめるだけで「魂の底まで邪悪です」って男に見える。
それがオサ様の魅力。
ショーでは両方をたのしめるからいいんだよなー。
ほらあの、オカマが絡み合うシーン。ここは健在なのね。
チャー様のときはオカマに見えてしまったんだが(チャー様が女性っぽく演じていたからだと思う)、寿美礼ちゃんだとトート様に見えて、
「あら、トート様が新公ルドルフ@みわっちを誘惑しているわ」
と、素直に愉しんでしまった……。邪悪なカオが似合うよなー、寿美礼ちゃん。あ、でもみわっちは受々しすぎていて、わたし的にはNG(笑)。
このショーを観ながらつくづく思ったのは、
「歌えるってことは、強みだ」
ということ。
だって……。
まっつ!!
まっつが、すごかったよー。
アンタ、どこのスター様ですか!
ひょっとしてショーでは2番手ですか? ってくらい、歌のシーンになると場をかっさらっていくんですが。
おどろいたわ。
ムラ公演のとき、ちはる兄貴が歌っていた曲を、歌っちゃうなんて。つーかあのキー出しちゃうんですか、小僧っ子のくせに! カオなんかガキ丸出しなのに。
歌えるってのは、強いなあ。
若手の路線系で歌うまい子ってのは、貴重だもんな。このまま育ってくれえ。
お化粧から立ち居振る舞いからキザり方から、オサ様のコピーみたいな彼は、これからどんな大人の男になるのでしょう。たのしみです。
そーいやわたしが彼を個別認識したのが、ムラの『琥珀…』でしたっけなあ。月日の経つのは早いなあ。
歌手であるオサ様とまっつの間に挟まれて、とっても割を食っていたのが蘭とむ……。
普段は、あそこまで彼の歌を「ひどい」とは思わないんだがな。
今回は、彼が歌うたびに「あちゃ」と思った……。
へんだなあ、蘭とむは十分歌うまいと思ってるんだけど……つーかヘタだなんて一度も思ったことないんだけど……今回はソロの多さも災いして、「あちゃ」の連続だった。わたし的に。
最近、ショー作品でたのしい思いをしたことがなかっただけに、意外なほどたのしかった。
人手不足だから、いろんな人が意外な衣装でスターみたいなカオで踊ってるけど、内容はよかったよ。本公演の規模とキャストで観たいくらいだ。
芝居のときは冷静だったのに、ショーが終わるなり、わたしとデイジーちゃんは大喜びさ。
デイジーちゃんは、結局夕方の公演も、さばきで観ることにしていたし。
あ、さばきは適度にありました。本気になればいくらでも良席を探せたと思うよ。デイジーちゃんはF席センターGETして踊りながら劇場に入っていったもん(笑)。
つづく
ものすごーく、引きずってます。
特別に思い入れがあるもので。
ので、かなしく花組全ツ初日に行ってきました。
太陽の塔に行ければ、こっちはさばくつもりだったんだが……。
デイジーちゃん、華麗なる復活!!
わたしの友人ズのなかで、もっとも高いテンションを誇るデイジーちゃん。暴走するとぶつかっても止まらないデイジーちゃん。
最近おとなしかった彼女が、花全ツ初日を観終わるなり、完全復活しました。
こわいよ、なにか出てるよ!(笑)
彼女の周りに、ピンクのお花が飛んでいるのが見えます。
「たのしかった! 全ツの回数、増やします!!」
花組東宝が終わってから、ひと月ほどですか?
オサ命の彼女は禁断症状が出ていた模様。ナマの寿美礼サマをその目にして、エンジンがかかったようです。てゆーか、走り出した瞬間にトップスピードにのってます。
おーい、デイジーちゃん、大丈夫かぁ? 舞い上がった足が、地面についてないよー?
とまあ、デイジーちゃんは極端だけど、たのしい舞台でした。ショーは。
芝居?
芝居は……わたしには、わりときつかったっす。
「人材不足」という文字が、アタマを占領して離れなかったよ。
まず、ヒロイン。
これが絶世の美女か……溜息。誰もを虜にする魅力を持つ女か……溜息。
それから、伊達男。
これが百戦錬磨のジゴロか……溜息。誰をも虜にする魅力を持つ男か……溜息。
寿美礼ちゃんひとりが必死になって「主役」をやっていたよーな。
舞台をたったひとりで埋めようとしていたよーな。
ヒロインと2番手が力不足だと、あーゆーことになるのか、と、全国ツアーの穴を目の当たりにした気分。
いや、蘭とむはなー、そもそも4番手なんだから仕方ないっちゃー仕方ないんだが。4番手の坊やにいきなり2番手やらせる方が悪いのかもしれん。
それに蘭とむ、芸風変わっちゃったからねえ。『エンタの神様』以降アイドル化しちゃって、昔の「イケてないけど実力派」だった頃とは別人だからねえ。昔のままなら、もっとチガウ役を作れたんじゃないかと思う。『マノン』のころはよかったよ……遠い目。
小僧でしかない蘭とむは置いておいて、ヒロインはどうよ?
仮にもトップ娘役サマなのになー。
これからあか抜けていくのかしら。
そして、ショー『Cocktail』。
わたしはコレ、チャー様Ver.しか知らないんだよねー。
ムラで観たとき、寿美礼ちゃんの短パン姿に目眩がしたこととか(なんて格好させんのよ! 怒)、チャー様の歌うすさまじいJ-POPに椅子から落ちそうになったことぐらいしか、記憶にないのだわ。あ、あとオカマが絡み合うシーンがあったっけ?
よくおぼえていないことが幸いしたのかどうか、とにかくやたらたのしかった。
『Cocktail』ってこんなショーだっけ? 印象がぜんぜんチガウ。
つーか、すごくたのしかった。
めちゃかっこいいんですけど、みなさん!!
たぶん、新しいシーンだと思うんだけど、あの振り付けは癖になる〜。
ショーが終わったあと、トイレの列に並んでるとき、見知らぬおばさまがその振り付けで踊っていらっしゃいました……。
一緒になって笑っちゃったけど、わかる、気持ちはわかるよ! アレは踊りたくなるよねえ?
デイジーちゃんに「コレを踊ってる人を見たよ」と実際にわたしもやってみたら、彼女も「ああ!」って納得してるし。
プログラム買ってないんで、どこのシーンと名指しはできません……。昔なんかのショーであったんですか? 紳士と淑女の群舞。ひたすらかっこいい……。
寿美礼ちゃんのファンは、心からたのしめますわ……ああ、うっとり。
黒燕尾が美しい人ですね、ほんとに。
たったひとり立つことで、舞台の空間を埋められる人。
そしてなんといっても、あの歌声。
声が好きなんだよなー。とくに、ドスのきいた低い声は最高に好き。
にこにこ笑っているときは「腹の底まで真っ白です!」という善良な青年に見えるし、ほんのちょっと表情をゆがめるだけで「魂の底まで邪悪です」って男に見える。
それがオサ様の魅力。
ショーでは両方をたのしめるからいいんだよなー。
ほらあの、オカマが絡み合うシーン。ここは健在なのね。
チャー様のときはオカマに見えてしまったんだが(チャー様が女性っぽく演じていたからだと思う)、寿美礼ちゃんだとトート様に見えて、
「あら、トート様が新公ルドルフ@みわっちを誘惑しているわ」
と、素直に愉しんでしまった……。邪悪なカオが似合うよなー、寿美礼ちゃん。あ、でもみわっちは受々しすぎていて、わたし的にはNG(笑)。
このショーを観ながらつくづく思ったのは、
「歌えるってことは、強みだ」
ということ。
だって……。
まっつ!!
まっつが、すごかったよー。
アンタ、どこのスター様ですか!
ひょっとしてショーでは2番手ですか? ってくらい、歌のシーンになると場をかっさらっていくんですが。
おどろいたわ。
ムラ公演のとき、ちはる兄貴が歌っていた曲を、歌っちゃうなんて。つーかあのキー出しちゃうんですか、小僧っ子のくせに! カオなんかガキ丸出しなのに。
歌えるってのは、強いなあ。
若手の路線系で歌うまい子ってのは、貴重だもんな。このまま育ってくれえ。
お化粧から立ち居振る舞いからキザり方から、オサ様のコピーみたいな彼は、これからどんな大人の男になるのでしょう。たのしみです。
そーいやわたしが彼を個別認識したのが、ムラの『琥珀…』でしたっけなあ。月日の経つのは早いなあ。
歌手であるオサ様とまっつの間に挟まれて、とっても割を食っていたのが蘭とむ……。
普段は、あそこまで彼の歌を「ひどい」とは思わないんだがな。
今回は、彼が歌うたびに「あちゃ」と思った……。
へんだなあ、蘭とむは十分歌うまいと思ってるんだけど……つーかヘタだなんて一度も思ったことないんだけど……今回はソロの多さも災いして、「あちゃ」の連続だった。わたし的に。
最近、ショー作品でたのしい思いをしたことがなかっただけに、意外なほどたのしかった。
人手不足だから、いろんな人が意外な衣装でスターみたいなカオで踊ってるけど、内容はよかったよ。本公演の規模とキャストで観たいくらいだ。
芝居のときは冷静だったのに、ショーが終わるなり、わたしとデイジーちゃんは大喜びさ。
デイジーちゃんは、結局夕方の公演も、さばきで観ることにしていたし。
あ、さばきは適度にありました。本気になればいくらでも良席を探せたと思うよ。デイジーちゃんはF席センターGETして踊りながら劇場に入っていったもん(笑)。
つづく
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