彼はキュートか?@閉ざされた森
2003年10月1日 映画 水曜日と映画の日は、ずらしてほしいなあ。
水曜日はレディースデー。1日は映画の日。
そのうえ何故か、梅田ブルクってば同時刻から複数のタイトルを上映、入場はその10分前っていうもんだから、とてもめんどー。
改札開始から映画館に入るための長蛇の列、もちろんたった10分では3つのスクリーン分の客が全員入りきれるわけがない。
上映開始時間になっても、まだ行列さ。
同じ時刻にはじまったのだから、とーぜん終わる時刻もほぼ同じ。
帰りは帰りで、エスカレータに渋滞発生。エスカレータの速度は一定だから、わずか1.5m四方のエスカレータのとエスカレータの踊り場に、やばいくらいの人口密度。
エスカレータしか出口ないんだよねえ?
だったら、スタッフが人員整理しないと、大事故になっても知らないよ?
映画の日以外は、ここまで混むことがないんで、こんなシステムになってるんだろうけど。
とにかく、めちゃくちゃ混んでて大変。
映画の日に映画なんて、見るもんぢゃねえ。
昼間はダイエーの優勝セールに行っていたので(笑)、映画は1本だけ。
『閉ざされた森』、監督ジョン・マクティアナン、出演ジョン・トラボルタ、コニー・ニールセン、サミュエル・L・ジャクソン。
サミュエルおぢさんファンのわたしとWHITEちゃんは、いそいそ見に行ったわけです。
いや、おもしろそうな映画だしな!
サミュエルおぢさんはいい。しかし。
わたし、主演が誰なのか、失念してました。
トラボルタかよ……。
ニコラス・ケイジと並ぶ、苦手俳優だったよ。
スクリーンに大映しになる彼を見て、溜息。ああ、やっぱり好みぢゃない……。
物語は、難解複雑。
ジャングルという「密室」で起きた殺人事件。メンバーは7人、発見されたのは3人。そのうち、死亡が1人、負傷が1人、あとの1人は黙秘中。
生き残った2人がそれぞれ証言をするのだけど、彼らが語る話は、それぞれ別モノ。どちらかが嘘をついている? それとも両方?
「密室」の中でなにが起こったのか。事件の真相は?
『HERO』に続く「藪の中」モノだよ。
人間の「証言」だけを頼りに矛盾を探し、真実を探るの。
なんせ「密室」の中の出来事だから、当事者たち以外に真実は知りようがない。しかも、生き残ったのはふたりだけだし。
そしてこの「証言」が、『HERO』と同じで二転三転するのさ。
もちろん、『HERO』とはぜんぜんちがい、こちらはまっとーなミステリだけどね。映画のジャンルは「サスペンス」と表記されてるね。
アメリカ軍の中で起こったことなので、出てくるのは軍人たち。
トラボルタは捜査官だし。コニー・ニールセンは尋問官だし。
軍服好きの人にはいいかも?(笑)
わたし的には、コニー・ニールセンの軍服姿がいちばんかっこよかった。端正な美貌の女将校すてき。
トラボルタひとりが、むちむちなカラダをふつーのシャツとジーンズに包んでます。……イケてねえ。
噂で聞くほど、わけわかんない話じゃなかった。
『HERO』も「わかんない」と言う人が多くいるわけだから、世の人たちは「藪の中」系の話が苦手なのかな。
事実だと思って見ていたことが、次の瞬間には「それは嘘で、こっちが真実」と二転三転するのがダメなのかも。
ちゃんと見ていれば大丈夫だと思うんだけど……みんな、「映像」には無防備なのね。「映像」で見せられたことは「真実」だと思い込んじゃって、修正が咄嗟にきかないのかしら。
こみいったプロットの話は大好きなので、とてもたのしく鑑賞。
だけど、ラストのどんでん返しはそれほど爽快感がなかった。
今まで積み上げてきたものを全部ひっくり返すラストのどんでん返しで、スカッとさせてくれた最高峰は、最近では『カンパニーマン』だ。
『閉ざされた森』はそこまでは至らず。ちょっと肩すかしっていうか、「ヲイヲイ」的。
まあ、気持ちいい方だからいいけど。
こーゆーネタバレ一切禁止系の映画は、感想書きにくいなあ。
見終わったあと、わたしとWHITEちゃんは、
「コレってつまり、****モノってことよね」
と、ひとことで評したんだけど。コレ、言えないしなあ。
とりあえず、もう一度見たい映画。
真相を知った上でリピートすると、さらにたのしい映画だと思う。
「ソレ、変よね?」的な納得いかない点もいろいろあるしな。誰か説明してくれよー。
最大の疑問は、スタイルズがハーディを呼ばなかったら、どーなっていたのかということだ。結果オーライらしいけど、この最前提がない場合、このミッションはどーオチつける予定だったのよ?
いちばん笑わせてもらったのが、凄腕の尋問官であるハーディ@トラボルタの「尋問官としての腕を、最初に見せる」ところ。
ハーディを快く思っていない前任の尋問官オズボーン大尉@コニー・ニールセンに、いきなり聞く。
「彼はキュートか?」
密室から生き残ってきた兵士ダンバー@ブライアン・ヴァン・ホルトの外見のことを、オズボーン大尉に聞くの。
「答えるんだ、今から俺が尋問する男は、キュートか?」
このおやぢ、なに言い出すんだ?!
という、オズボーン大尉の顔も愉快です。
相手がキュートな男でないと、尋問しないとか言うつもり?! てゆーか、ジャングルで訓練している肉体派軍人相手に「キュート」? ダンバーくんもとーぜん、分厚い体格のにーちゃんなんですが。
日本とは言葉の感覚がちがうせいでしょう。日本語で「キュートな男」と言うと、ジャニーズ系とかを想像しちゃいますがねー。
相手の顔立ちなどから性格を読むために、まず聞いたらしいんだが、前置きナシで「キュートか?」とくるもんだから、ややこしい(笑)。
オズボーン大尉は半信半疑なまま、その質問を肯定する。
彼は、キュート。
そっかー、ダンバーくんはキュートな男の子なんだー。
めちゃごついにーちゃんだけどなー。
トラボルタがあの油膜の浮いてそーな顔で言うと、とてつもなく濃い台詞だ。
「彼はキュートか?」
水曜日はレディースデー。1日は映画の日。
そのうえ何故か、梅田ブルクってば同時刻から複数のタイトルを上映、入場はその10分前っていうもんだから、とてもめんどー。
改札開始から映画館に入るための長蛇の列、もちろんたった10分では3つのスクリーン分の客が全員入りきれるわけがない。
上映開始時間になっても、まだ行列さ。
同じ時刻にはじまったのだから、とーぜん終わる時刻もほぼ同じ。
帰りは帰りで、エスカレータに渋滞発生。エスカレータの速度は一定だから、わずか1.5m四方のエスカレータのとエスカレータの踊り場に、やばいくらいの人口密度。
エスカレータしか出口ないんだよねえ?
だったら、スタッフが人員整理しないと、大事故になっても知らないよ?
映画の日以外は、ここまで混むことがないんで、こんなシステムになってるんだろうけど。
とにかく、めちゃくちゃ混んでて大変。
映画の日に映画なんて、見るもんぢゃねえ。
昼間はダイエーの優勝セールに行っていたので(笑)、映画は1本だけ。
『閉ざされた森』、監督ジョン・マクティアナン、出演ジョン・トラボルタ、コニー・ニールセン、サミュエル・L・ジャクソン。
サミュエルおぢさんファンのわたしとWHITEちゃんは、いそいそ見に行ったわけです。
いや、おもしろそうな映画だしな!
サミュエルおぢさんはいい。しかし。
わたし、主演が誰なのか、失念してました。
トラボルタかよ……。
ニコラス・ケイジと並ぶ、苦手俳優だったよ。
スクリーンに大映しになる彼を見て、溜息。ああ、やっぱり好みぢゃない……。
物語は、難解複雑。
ジャングルという「密室」で起きた殺人事件。メンバーは7人、発見されたのは3人。そのうち、死亡が1人、負傷が1人、あとの1人は黙秘中。
生き残った2人がそれぞれ証言をするのだけど、彼らが語る話は、それぞれ別モノ。どちらかが嘘をついている? それとも両方?
「密室」の中でなにが起こったのか。事件の真相は?
『HERO』に続く「藪の中」モノだよ。
人間の「証言」だけを頼りに矛盾を探し、真実を探るの。
なんせ「密室」の中の出来事だから、当事者たち以外に真実は知りようがない。しかも、生き残ったのはふたりだけだし。
そしてこの「証言」が、『HERO』と同じで二転三転するのさ。
もちろん、『HERO』とはぜんぜんちがい、こちらはまっとーなミステリだけどね。映画のジャンルは「サスペンス」と表記されてるね。
アメリカ軍の中で起こったことなので、出てくるのは軍人たち。
トラボルタは捜査官だし。コニー・ニールセンは尋問官だし。
軍服好きの人にはいいかも?(笑)
わたし的には、コニー・ニールセンの軍服姿がいちばんかっこよかった。端正な美貌の女将校すてき。
トラボルタひとりが、むちむちなカラダをふつーのシャツとジーンズに包んでます。……イケてねえ。
噂で聞くほど、わけわかんない話じゃなかった。
『HERO』も「わかんない」と言う人が多くいるわけだから、世の人たちは「藪の中」系の話が苦手なのかな。
事実だと思って見ていたことが、次の瞬間には「それは嘘で、こっちが真実」と二転三転するのがダメなのかも。
ちゃんと見ていれば大丈夫だと思うんだけど……みんな、「映像」には無防備なのね。「映像」で見せられたことは「真実」だと思い込んじゃって、修正が咄嗟にきかないのかしら。
こみいったプロットの話は大好きなので、とてもたのしく鑑賞。
だけど、ラストのどんでん返しはそれほど爽快感がなかった。
今まで積み上げてきたものを全部ひっくり返すラストのどんでん返しで、スカッとさせてくれた最高峰は、最近では『カンパニーマン』だ。
『閉ざされた森』はそこまでは至らず。ちょっと肩すかしっていうか、「ヲイヲイ」的。
まあ、気持ちいい方だからいいけど。
こーゆーネタバレ一切禁止系の映画は、感想書きにくいなあ。
見終わったあと、わたしとWHITEちゃんは、
「コレってつまり、****モノってことよね」
と、ひとことで評したんだけど。コレ、言えないしなあ。
とりあえず、もう一度見たい映画。
真相を知った上でリピートすると、さらにたのしい映画だと思う。
「ソレ、変よね?」的な納得いかない点もいろいろあるしな。誰か説明してくれよー。
最大の疑問は、スタイルズがハーディを呼ばなかったら、どーなっていたのかということだ。結果オーライらしいけど、この最前提がない場合、このミッションはどーオチつける予定だったのよ?
いちばん笑わせてもらったのが、凄腕の尋問官であるハーディ@トラボルタの「尋問官としての腕を、最初に見せる」ところ。
ハーディを快く思っていない前任の尋問官オズボーン大尉@コニー・ニールセンに、いきなり聞く。
「彼はキュートか?」
密室から生き残ってきた兵士ダンバー@ブライアン・ヴァン・ホルトの外見のことを、オズボーン大尉に聞くの。
「答えるんだ、今から俺が尋問する男は、キュートか?」
このおやぢ、なに言い出すんだ?!
という、オズボーン大尉の顔も愉快です。
相手がキュートな男でないと、尋問しないとか言うつもり?! てゆーか、ジャングルで訓練している肉体派軍人相手に「キュート」? ダンバーくんもとーぜん、分厚い体格のにーちゃんなんですが。
日本とは言葉の感覚がちがうせいでしょう。日本語で「キュートな男」と言うと、ジャニーズ系とかを想像しちゃいますがねー。
相手の顔立ちなどから性格を読むために、まず聞いたらしいんだが、前置きナシで「キュートか?」とくるもんだから、ややこしい(笑)。
オズボーン大尉は半信半疑なまま、その質問を肯定する。
彼は、キュート。
そっかー、ダンバーくんはキュートな男の子なんだー。
めちゃごついにーちゃんだけどなー。
トラボルタがあの油膜の浮いてそーな顔で言うと、とてつもなく濃い台詞だ。
「彼はキュートか?」
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