『ビロウ』ふたたび。

 誘われるままに、もう一度映画『ビロウ』を見に行きました。
 ミステリだから、犯人がわかったあとで見てみるのも味があるかな、と。
 たしかに犯人は犯人らしい態度を取っています。こんなにぴりぴりしていたのは、犯人だったからなのね、とか。
 でも、新たな発見などは特になし。
 おどろいたのは、「けっこう覚えている」こと。
 ミステリ……とゆーか、ジャンル的にはホラーな映画なので、幽霊が出るシーンがいっぱいあるんだけど、その幽霊の出るタイミングを、おぼえてるんだわ。あ、ここで出る、と思ったところで出る。たしかここでこうくるよな、と思った通りにくる。
 けっこー覚えてるもんなんだわ。幽霊。
 つーか、あまりにべたべただったからなー、『ビロウ』。出るぞ出るぞ、なところでばかり出るからさー。

 にしても、客少なかった……。

 WHITEちゃん、他にふたり友人を誘い、ふたりともに振られて、最終的にわたしを誘ったらしい。……だってわたし、もう見てるもんな、『ビロウ』。
 その断られたふたりは、ふたりとも『ビロウ』の存在を知らなかったそうな。タイトルすら聞いたことのない映画に誘われても、そりゃ腰はあがらんだろう……。つーか、普段映画を見慣れていない人って、映画を見ること自体大層なんだよね。
 わたしもワゴンさんやきんどーさんに『ビロウ』って映画を見たよ、と言ってみたけど、ふたりとも「聞いたこともない」って言ってたし。
 そんなにマイナーだったのか、『ビロウ』。三番街シネマが封切館だったから、そこそこメジャーだと思うんだけど。

 ホワイトデーの金曜の夜だ、映画館はカップルだらけ。
 女ふたりはわたしたちだけか?(笑)
 『ビロウ』は閑古鳥だったが、映画館自体は若者であふれていたよ。マルチプレックス・シアターなので、ロビーには人がうじゃうじゃ。

 OLのWHITEちゃんがやってくるまでの間、わたしはひとりでお買い物。
 ……また鞄を買ってしまいました……。
 どーしてこうわたし、鞄が好きかな。いつもいつも鞄を買ってしまう。
 夏の有明で持つ鞄はコレです。たっぷりお買い物できるだろー鞄です。
 ……って、毎シーズン買ってるよーな……。
 鞄というアイテムのいちばんの問題点は、「置く場所にこまる」ということなんだよなあ。かさばるからなあ。

 WHITEちゃんに言わせるとわたし今、「ブタな気分」なんだそうです。
 どうも「ブタ」が好きでしょーがないらしい。
 『呪怨』を見に行ったときだっけか、わたし、使いもしないシャープペンの替芯を買ってしまったのよね。高校生以下ならともかく、大人はシャープペンなんか使いませんて。
 それでも買ってしまったのは、おまけのブタのマスコットが欲しかったから。
 ……かわいかったんだわ、それがまた。
 替芯もまあ、わたしゃあと50年は生きる予定だから、半世紀もあれば使い切ることもあるかもしれないしな。
 てなことがあっただけに、WHITEちゃんに言われたのよ。「緑野さん今、『ブタな気分』なのね」って。
 ……ええ。今日買った鞄も、「ブタ柄」なのよ。
drug store’sの小物はわたしには猫にマタタビなのよ。(小物だけっす。drug store’sの服は、見る分には愉快でいいけど、着たいとは思わない。でぶに見えるよね、あのデザイン……。小柄で華奢な人がだぶっと着るにはかわいいだろうけど)

 そうか、ブタな気分か……。何故今になってブタなんだろ……。まさか、自分の姿を投影している……?!(おがくず風呂に行ったとき1.2kg太っていたことにショックを受けた・笑)

 

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