笑えない……。@ケミカル51
2003年2月6日 映画 水曜日は電話をしないでください。
そうお願いしてあるにもかかわらず、わたしの仕事の担当さんは何故か水曜日にかけてくることが多い。
1日ずれているが、2月5日、水曜日のことだ。
水曜日は何故、電話に出られないか。
答えは簡単。
大阪の映画館は水曜日がレディースデー。1000円なのさ。
でもってわたし、水曜日は映画を見ている可能性が高いのよ。
わたしの新しいペンネームが決まりました。
またしても、タカラジェンヌの名前です。
ああ、友人たちに笑われるんだろーなー。前回にひきつづき、だもんなあ。
でも、わたしが決めたわけじゃないもん。
わたしは「緑野ひつじ」にしたかったのよ。なのに担当さんに「真面目に考えろ」って却下されてさ。
仕方なく、5つくらい候補を並べて送ったら、その中で担当が「これにしましょう」と決めてくれたのが、某ジェンヌの名前。
名字は「緑野」のままで、名前だけ某ジェンヌ。
アイタタタ。
殿さんが爆笑する姿が目に浮かぶ……。くそーっ、決めたのはわたしじゃないやいっ。
木っ端作家はペンネームも自由にできないのよう。めそ。「ひつじ」がよかったのに……。
☆
今日は映画を2本見ました。
『ケミカル51』と『呪怨』。
最初に予告を見たのはいつだったかな。
スカートを穿いたサミュエル・L・ジャクソンを見た瞬間「見に行かなければ!」と思った『ケミカル51』。
サミュエルは天才薬剤師。通常の51倍の効力があるドラッグを調合できる、つーんで、アメリカとイギリスのギャングたちが、彼をめぐって大騒動。
サミュエルはイギリスのギャングのチンピラ、ロバート・カーライルと組んで、2000万ドル儲けようとするんだけど……。
予告では、「俺サマが作りたかった映画はコレだ!」ってテロップが出たのよ。
サミュエル・L・ジャクソンっていえば、しぶい演技のおじさん俳優じゃん。その彼が「作りたかった映画」ってゆーんだから、どんなもんじゃろう、と。
……しかも、スカート穿いてるし。
なんなんだそりゃ、って気にも、なるでしょ?
でもって。
サミュエルおじさん、ほんとにコレ、作りたかったの……??
ひとことで言うなら、おもしろくなかったっす。
つーか、わたしの好みからは著しくはずれていた。
クールなんすか、この映画? イケてんすかねえ?
たしかに、とても「オシャレであること」を意識して作られていると思いますけど。
でもなあ、わたしの趣味じゃない。
ユーモアのツボが、ちがいすぎる。
わたし、暴力と汚物では、笑えないの。
お笑いでもあるじゃない、相手をぼこぼこ殴って笑わせるやつ。あれ、ダメなんだわ。暴力は暴力。笑いになんかならない。汚い言葉やモノを使って笑わせるのも、ダメ。幼児向けマンガではよくあるよね、「う○こ!」とか「ち○こ!」とか連呼する系のギャグ。あれ、笑えない。
『ケミカル51』の笑いは、ソレ系でした。
人をばこぼこ殺して、それを笑いにする。簡単に人を傷つけることで、笑わせようとする。
バカなヤツを殴り倒す。バカなヤツをぶっ殺す。……これが「ユーモア」として描かれる。
……ダメだ。
ごめん、わたしの趣味じゃない。
最初にローレンスという男が殺されたときからすでに、ダメだった。
ローレンスっちゅー、いかにも脇役な小物が、主役のロバートの暴走に文句を言う。短気なロバートは手下に「こいつをちょっと黙らせろ」と言いつける。
で、ロバートは仕事に行く際に改めて「ローレンスはどうした、あいつがいないと仕事ができないだろ」と言うんだが、手下はしどろもどろ。
なんでかっちゅーと、そのときはもうローレンス、殺されて車のトランクの中なんだわ。
「黙らせろとは言ったけど、始末しろとは言ってねーぞっ?!」
という笑うシーン。
あの、わたし、笑えません。
ローレンスに電話をかけてきていた、彼の奥さんのこととかが気になって。彼の奥さん、泣くだろうな。傷つくだろうな。……って、物語の最初の部分から、ストーリーとは関係ないところに気が入ってちゃダメでしょう。
万事この調子でさ。
わ、笑えない……。
ドレス姿で教会の鐘楼から狙撃する、女殺し屋は素敵だったけど……それだけだわ……。
ロバート・カーライルは好みです。
チビだけど、顔が好き。わたし、外国人俳優の顔と名前はおぼえられない人なんで、彼のことも「どっかで見たなあ、好きな顔だー」と思って見てた。
そっか、『フル・モンティ』のおっさんだ! 『フル・モンティ』はたのしい映画だったよ。中年男たちのストリップ物語。
なにをやっても受っぽいのがまたポイント高いよな、ロバート・カーライル(笑)。
ま、この映画はポスターのかっこよさと、サミュエルおじさんのスカートだけを記憶しておこう。ほんとに、最初から最後まで、ナチュラルにスカート穿いてた……。
そうお願いしてあるにもかかわらず、わたしの仕事の担当さんは何故か水曜日にかけてくることが多い。
1日ずれているが、2月5日、水曜日のことだ。
水曜日は何故、電話に出られないか。
答えは簡単。
大阪の映画館は水曜日がレディースデー。1000円なのさ。
でもってわたし、水曜日は映画を見ている可能性が高いのよ。
わたしの新しいペンネームが決まりました。
またしても、タカラジェンヌの名前です。
ああ、友人たちに笑われるんだろーなー。前回にひきつづき、だもんなあ。
でも、わたしが決めたわけじゃないもん。
わたしは「緑野ひつじ」にしたかったのよ。なのに担当さんに「真面目に考えろ」って却下されてさ。
仕方なく、5つくらい候補を並べて送ったら、その中で担当が「これにしましょう」と決めてくれたのが、某ジェンヌの名前。
名字は「緑野」のままで、名前だけ某ジェンヌ。
アイタタタ。
殿さんが爆笑する姿が目に浮かぶ……。くそーっ、決めたのはわたしじゃないやいっ。
木っ端作家はペンネームも自由にできないのよう。めそ。「ひつじ」がよかったのに……。
☆
今日は映画を2本見ました。
『ケミカル51』と『呪怨』。
最初に予告を見たのはいつだったかな。
スカートを穿いたサミュエル・L・ジャクソンを見た瞬間「見に行かなければ!」と思った『ケミカル51』。
サミュエルは天才薬剤師。通常の51倍の効力があるドラッグを調合できる、つーんで、アメリカとイギリスのギャングたちが、彼をめぐって大騒動。
サミュエルはイギリスのギャングのチンピラ、ロバート・カーライルと組んで、2000万ドル儲けようとするんだけど……。
予告では、「俺サマが作りたかった映画はコレだ!」ってテロップが出たのよ。
サミュエル・L・ジャクソンっていえば、しぶい演技のおじさん俳優じゃん。その彼が「作りたかった映画」ってゆーんだから、どんなもんじゃろう、と。
……しかも、スカート穿いてるし。
なんなんだそりゃ、って気にも、なるでしょ?
でもって。
サミュエルおじさん、ほんとにコレ、作りたかったの……??
ひとことで言うなら、おもしろくなかったっす。
つーか、わたしの好みからは著しくはずれていた。
クールなんすか、この映画? イケてんすかねえ?
たしかに、とても「オシャレであること」を意識して作られていると思いますけど。
でもなあ、わたしの趣味じゃない。
ユーモアのツボが、ちがいすぎる。
わたし、暴力と汚物では、笑えないの。
お笑いでもあるじゃない、相手をぼこぼこ殴って笑わせるやつ。あれ、ダメなんだわ。暴力は暴力。笑いになんかならない。汚い言葉やモノを使って笑わせるのも、ダメ。幼児向けマンガではよくあるよね、「う○こ!」とか「ち○こ!」とか連呼する系のギャグ。あれ、笑えない。
『ケミカル51』の笑いは、ソレ系でした。
人をばこぼこ殺して、それを笑いにする。簡単に人を傷つけることで、笑わせようとする。
バカなヤツを殴り倒す。バカなヤツをぶっ殺す。……これが「ユーモア」として描かれる。
……ダメだ。
ごめん、わたしの趣味じゃない。
最初にローレンスという男が殺されたときからすでに、ダメだった。
ローレンスっちゅー、いかにも脇役な小物が、主役のロバートの暴走に文句を言う。短気なロバートは手下に「こいつをちょっと黙らせろ」と言いつける。
で、ロバートは仕事に行く際に改めて「ローレンスはどうした、あいつがいないと仕事ができないだろ」と言うんだが、手下はしどろもどろ。
なんでかっちゅーと、そのときはもうローレンス、殺されて車のトランクの中なんだわ。
「黙らせろとは言ったけど、始末しろとは言ってねーぞっ?!」
という笑うシーン。
あの、わたし、笑えません。
ローレンスに電話をかけてきていた、彼の奥さんのこととかが気になって。彼の奥さん、泣くだろうな。傷つくだろうな。……って、物語の最初の部分から、ストーリーとは関係ないところに気が入ってちゃダメでしょう。
万事この調子でさ。
わ、笑えない……。
ドレス姿で教会の鐘楼から狙撃する、女殺し屋は素敵だったけど……それだけだわ……。
ロバート・カーライルは好みです。
チビだけど、顔が好き。わたし、外国人俳優の顔と名前はおぼえられない人なんで、彼のことも「どっかで見たなあ、好きな顔だー」と思って見てた。
そっか、『フル・モンティ』のおっさんだ! 『フル・モンティ』はたのしい映画だったよ。中年男たちのストリップ物語。
なにをやっても受っぽいのがまたポイント高いよな、ロバート・カーライル(笑)。
ま、この映画はポスターのかっこよさと、サミュエルおじさんのスカートだけを記憶しておこう。ほんとに、最初から最後まで、ナチュラルにスカート穿いてた……。
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