WHITEちゃんが、高校生にまちがえられたらしい。

 某アーティストのライヴに行ったところ、隣の席のお嬢さんに「アタシ高2。アンタは高校何年?」と聞かれたそうな。

 ひゃひゃひゃひゃ。
 高校生か。それはすごいな。
 んで、なんて答えたの? と問えば。

「高3、って言っておいた」

 嘘つき、嘘つき、嘘つき〜〜!!(笑)
 34のくせに。その子の親世代だっつーのに。

 今日、家族の食卓でその話をした。
「思わず『嘘つき〜っ』って叫んじゃったよ(笑)」
 てなふーに言ってると、横で聞いていた弟が。

「それをアンタが言うか」

 ああ? わたしはトシごまかしてないし、高校生にまちがえられることだってありえないぞ?

「性別はまちがえられるくせに」

 いつの話だ、それはっ。

 いつまでもネタにするってことは弟よ、ひょっとしてアンタ、女らしい姉が欲しかったのか? つーか、「姉」とゆーものにドリーム持ってんじゃねーか?
 マンガやドラマに出てくるよーなたおやかな「姉」は、昭和時代の遺物だぞ?

 弟がネタを振ったので、父も母もよろこんでノッてくる。ええいっ、そんなに娘が男に間違えられた話をするのがたのしいかっ。

 だがここで父が、

「娘よ、お前はまだ男にまちがえられただけですんでよかったよ。父の知り合いなんかはな……」

 と話し出した。

 父の友人が、息子と歩いていたときのこと。
「おや、**さん。また奥さん替えたんですか?」
 と、言われた、そうな。

 …………。
 どこをつっこめばいいのだ、その話は。

 その息子くんは、華奢でかわいい、イマドキの男の子だったそーな。
 だから、「女の子」にまちがえられた。

 そればかりか、父親の「奥さん」だと思われた。

「父親と歩いていて、奥さんと呼ばれた青年より、お前はまだマシだろー?」
 と、MY父は言う。

 そりゃ、それよりはマシだがな。
 しかしそんなことよりも。

「『また』ってのがいちばん問題なんじゃないのか、それは?」
「複数回、奥さんを替えているということだよな、それって」
「で、見知らぬ女と歩いていたら、イコール新しい奥さん、と思われるよーな人生を送る中年男……」
 わたしと弟は、ふたりでひそひそ話しました。

 

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