16歳の緑野と、前日欄の追記分。@Joyful!!
2003年1月5日 タカラヅカ「16歳のときの緑野の写真見たら、大爆笑した」
と言うのは、ミヤビンスキー。
をい。どーゆー意味だ、それは。
またも1日ずれてます。1月4日、帰阪しているダイコを囲んで、わたしとミジンコとミヤビンスキーの計4人。
「この間うっかり、昔の写真見ちゃったのよね。自分の写真にも笑ったけど、いちばんすごかったのは、緑野だわ。大爆笑」
「失礼だぞ、お前」
「緑野ってば、白のミニスカートなんか穿いてんだよーっ。大笑い」
「それのどこが悪いんだ」
「顔もさあ、『清純っ!!』って絵に描いたよー顔なんだよねー」
「それのどこが笑えるんだ」
「今はこんなに『ヨゴレ』きってるってのにさあ」
「失礼なっっ」
ミヤビンスキーは、本日の集まりの中では、わたしといちばんつきあいが古い。
16歳の緑野を知っているのは、彼女だけだ。
そしてこいつは昔っから、わたしで「遊ぶ」ことを好んでいる。
たとえばだ。
「緑野が万が一結婚して(万が一ってなんだ)、ダーリンとラヴラヴになったとするよ。そんでもって、裸エプロンなんかしちゃったら、どーする?」
……その仮定がすでに、どうをどうつっこんだらいいのか悩むくらいに、問題発言なんだがな。
彼女はさらに言うのだ。
「緑野の裸エプロンだよ? 考えただけで、大爆笑!! 腹の皮がよじれる」
じっさい、腹を叩いてそっくり返って爆笑する。
「ああ、笑いすぎて涙が出てきた。これからあたし、人生つらいとき、死にたくなるよーなとき、思い出すことにするわ。『緑野の裸エプロン』」
言葉にするだけで笑えるよーで、「緑野の裸エプロン」と言うときは、いつも声が震えている。
どんなにつらいときでも、「緑野の裸エプロン」のことを考えさえすれば、大爆笑。ノープロ、ノープロ、強く生きていける!!
……てなふーな、「遊び方」だ。
今回の「16歳の緑野」も、大変ツボに入ったらしい。
「今度見せてあげるよ、16歳の緑野の写真。笑えるから」
と、仲間たちに大推薦。
ええいっ、見せんでいいわ、そんなもの!!
「16のころはそりゃー、キヨラカさ。なんせまだ、ダイコに出会ってないからな」
と、わたし。
「えっ、なんであたしっ?!」
人ごとだと思って涼しい顔をしていたダイコ、あわてる。
「ダイコに会うまで、やほひもコミケも知らなかったからなー」
とわたしが言えば、
「そーいやあたしがはじめてイベントに行ったときも、ダイコに連れていってもらったんだっけ」
とミヤビンスキーもうなずく。
「そっかぁ、みんなダイコに教えられたんだね」
と、ミジンコが天然ぶりを発揮して言う。
「やめてよ、あたしが教えなくても、みんなどこかで開眼していたはずよっっ」
ダイコは往生際悪くわめいているが。
もし17のとき、ダイコに出会っていなければ。
わたしの人生はどのよーなものになっていたのせう?
☆
んで、前日書ききれなかった追記分。
雪組の今回のショー、『Joyful!!』の感想。昨日の欄に書こうとしたら、文字数エラー出ちまったんで、改めてこちらで書き直し。
ショーはたのしかったです。きれいで、かわいかったよみんな。
しいちゃんまでもが、場面を持たせてもらっていることに瞠目。びっくりした。いっぽくんやキムちゃんならべつに「ああ、そうか」と思うんだけどねえ。しいちゃんがそーゆー扱い受けると、おどろくねえ(それでもファン)。
その昔、カリンチョさんが退団したあとの、いっちゃんお披露目公演観たときのことを思い出したよ。
たかちゃんが1場面持たせてもらってるのを観て、「トップの退団って、こういうことなのか」と感心した。
カリンチョさんは、わたしがヅカにハマッたときの、トップさんだ。つまりわたしは、カリンチョ、いっちゃん、ミユさん、タカネくん、トド、タータン、たかこという「順番」しか知らなかった。カリンチョさん、4年トップやってたっけ? つまり4年間、同じパワーバランスの舞台を観続けていたんだ。
その「当たり前」が崩れたのを観て、ものすごーく感慨深かったのをおぼえている。それまでは「トップ退団」ってのは単に、退団するトップさんにもう会えないだけだと思ってたから。
その感慨を、あれから10年以上経って、思い出しますか。この10年ほどの間、多くのトップさんを見送ってきたけど、とくに思い出しはしなかったというのに。
つまりそれくらい、違和感に満ちているんだな、新生雪組。わたしにとって。
ショーがはじまってホッとしたのは事実だ。
芝居の、しかも日本物のコム姫を観ているのはけっこーつらかった。いつものきれいなコム姫を観て、胸をなで下ろした。
しかしショーになってようやく、これが「今」の雪組なんだと認識。芝居ならトップ以外主役のバウがあるし、本公演でも持ち味や役の数によって多少変化がある場合もあるから、誰がどんな番手で出ていてもめずらしいことじゃない。
しかしショーとなると。
番手があからさま、ヅカのスターシステムが前面。
コム姫、トップなんですか!!
てなことに、今さらおどろいてみたり。
しかも、かしげ2番手ですか!
こんなにこんなに薄いのにっ?!(いや、髪のことじゃなくて)
な、慣れない……。ここはどこ? わたしはいったい、なにを観ているの?
きれいになったなあ、雪組。
きれいで、きらきらしていて、……薄くなったなああ。
ぱすてるぴんくとか、ぺぱーみんとぐりーんとか、らいといえろーとか、そーゆー感じ?
ああ、きれーだわ……。きれーなだけな気もするが……。
落ち着かないのは、3番手がいないことだと思った。
もー、いまいましいスターシステムめ。システム上等!なら、はっきりさせろよ。いっぽくんなんだろ? 彼が3番手なんだよな? だったらなんで、ちゃんと彼を3番手として使わないんだよ。
しいちゃんに気兼ねするなっ!!
スターシステムによって作られた世界なのに、変に「人情」を絡めて変なキャスティングをする。それで作品を壊す。……本末転倒。人情が大切なら、そもそもスターシステムなんてやめちまえ。
トップのコム姫が出て、次の場では2番手のかしげが出て、またコム姫、かしげ、それから合間に3番手のいっぽくんが若手を率いて出て……てなふーに構成するのがお約束。ヅカの伝統。スターシステム。
それが今回、3番手がいない、決めてはいけない、つーんで、なんともはがゆい作り。
コム姫とかしげ、大忙し。ふたりしかいないんだもん、中央に立っていい男役。しい、いっぽ、キムは「平等に」「学年順に」扱わなくてはいけないから、扱いはデリケート。割れ物注意の赤いシールがベタベタ貼ってある。ああ、うざい。
取り立てて新しさのない「どこかで観たよーな」ショーであるだけに、この落ち着きの悪さが気になった。
衣装がどう、音楽がどう、以前の問題。作者がどう、さえ以前だ。劇団の考え方、ってやつだな……作者も苦労が絶えないだろーよ、こんなのって。
あと、個人的にわたし、コム姫とかしげの並びは好きじゃないのさ。3番手不在のうえ、トップと2番手の並びが好きじゃない、とゆーのは、きついなあ。
かしげ……なんであんたはそんなに健康的なの。せっかくせっかく、コム姫と絡んで踊っても、心は冷めるばかり……しくしく。
コムもかしげも、もっとくどい男らしい男の隣に配してください。たのんます。
とにかくきれーで、「とにかく歌います」の音神6人組と、「とにかく踊ります」のコム姫以下組子のみなさんが、とにかくがんばっているショー。
とりあえず、わたしは好き。出演者のひとりずつが好きで、きれーなものが好きだから。
出演者のファンなら、もっと好きになれるだろーし、そうでなければたのしくないレベルの作品だろうさ。
わたしのネックは、ひとりずつが好きでも、並びが好きじゃない、ということなんだよなー。うーん、微妙だ。
「コムちゃん、歌うまくなったねえ」
と、WHITEちゃんが言っていた。
え? そ、そうなの? ……そうかもしれない。でも、わたし。
「ごめん、わたしのアタマの中はハマコ仕様にシフトチェンジされたみたいで。コム姫が歌うたびに、つらくてつらくてしょーがなかった」
かしげはいい。りらちゃんもいい。しいちゃんだって、まだいいさ。ただ、コム姫の歌は……つ、つらい。
どうも今回の公演ではわたし、ずっぽりハマコファンらしい。や、もともと好きだけど、今回は特に。ショーでもハマコばかり見ていたよ。
だもんで、耳もうるさくなってたみたいね。『聖なる星の奇蹟』だっけ? 宙組の。あれで水くんの歌が平気だったこの耳が、なんでコム姫の歌がだめだなんてワガママ言うの。それはやはり、ハマコ仕様になっているせいとしか……。
「とりあえず、もっぺん観てもいいなあ」
「もっぺん観たいねえ」
と、わたしとWHITEちゃんは所詮出演者のファンなのだ。なにを言っても。
つーことで、ショーはよかったです。わたしにとって。
しいちゃんが短いとはいえ1場面もらってるんだ、好きに決まっているだろう(笑)。
と言うのは、ミヤビンスキー。
をい。どーゆー意味だ、それは。
またも1日ずれてます。1月4日、帰阪しているダイコを囲んで、わたしとミジンコとミヤビンスキーの計4人。
「この間うっかり、昔の写真見ちゃったのよね。自分の写真にも笑ったけど、いちばんすごかったのは、緑野だわ。大爆笑」
「失礼だぞ、お前」
「緑野ってば、白のミニスカートなんか穿いてんだよーっ。大笑い」
「それのどこが悪いんだ」
「顔もさあ、『清純っ!!』って絵に描いたよー顔なんだよねー」
「それのどこが笑えるんだ」
「今はこんなに『ヨゴレ』きってるってのにさあ」
「失礼なっっ」
ミヤビンスキーは、本日の集まりの中では、わたしといちばんつきあいが古い。
16歳の緑野を知っているのは、彼女だけだ。
そしてこいつは昔っから、わたしで「遊ぶ」ことを好んでいる。
たとえばだ。
「緑野が万が一結婚して(万が一ってなんだ)、ダーリンとラヴラヴになったとするよ。そんでもって、裸エプロンなんかしちゃったら、どーする?」
……その仮定がすでに、どうをどうつっこんだらいいのか悩むくらいに、問題発言なんだがな。
彼女はさらに言うのだ。
「緑野の裸エプロンだよ? 考えただけで、大爆笑!! 腹の皮がよじれる」
じっさい、腹を叩いてそっくり返って爆笑する。
「ああ、笑いすぎて涙が出てきた。これからあたし、人生つらいとき、死にたくなるよーなとき、思い出すことにするわ。『緑野の裸エプロン』」
言葉にするだけで笑えるよーで、「緑野の裸エプロン」と言うときは、いつも声が震えている。
どんなにつらいときでも、「緑野の裸エプロン」のことを考えさえすれば、大爆笑。ノープロ、ノープロ、強く生きていける!!
……てなふーな、「遊び方」だ。
今回の「16歳の緑野」も、大変ツボに入ったらしい。
「今度見せてあげるよ、16歳の緑野の写真。笑えるから」
と、仲間たちに大推薦。
ええいっ、見せんでいいわ、そんなもの!!
「16のころはそりゃー、キヨラカさ。なんせまだ、ダイコに出会ってないからな」
と、わたし。
「えっ、なんであたしっ?!」
人ごとだと思って涼しい顔をしていたダイコ、あわてる。
「ダイコに会うまで、やほひもコミケも知らなかったからなー」
とわたしが言えば、
「そーいやあたしがはじめてイベントに行ったときも、ダイコに連れていってもらったんだっけ」
とミヤビンスキーもうなずく。
「そっかぁ、みんなダイコに教えられたんだね」
と、ミジンコが天然ぶりを発揮して言う。
「やめてよ、あたしが教えなくても、みんなどこかで開眼していたはずよっっ」
ダイコは往生際悪くわめいているが。
もし17のとき、ダイコに出会っていなければ。
わたしの人生はどのよーなものになっていたのせう?
☆
んで、前日書ききれなかった追記分。
雪組の今回のショー、『Joyful!!』の感想。昨日の欄に書こうとしたら、文字数エラー出ちまったんで、改めてこちらで書き直し。
ショーはたのしかったです。きれいで、かわいかったよみんな。
しいちゃんまでもが、場面を持たせてもらっていることに瞠目。びっくりした。いっぽくんやキムちゃんならべつに「ああ、そうか」と思うんだけどねえ。しいちゃんがそーゆー扱い受けると、おどろくねえ(それでもファン)。
その昔、カリンチョさんが退団したあとの、いっちゃんお披露目公演観たときのことを思い出したよ。
たかちゃんが1場面持たせてもらってるのを観て、「トップの退団って、こういうことなのか」と感心した。
カリンチョさんは、わたしがヅカにハマッたときの、トップさんだ。つまりわたしは、カリンチョ、いっちゃん、ミユさん、タカネくん、トド、タータン、たかこという「順番」しか知らなかった。カリンチョさん、4年トップやってたっけ? つまり4年間、同じパワーバランスの舞台を観続けていたんだ。
その「当たり前」が崩れたのを観て、ものすごーく感慨深かったのをおぼえている。それまでは「トップ退団」ってのは単に、退団するトップさんにもう会えないだけだと思ってたから。
その感慨を、あれから10年以上経って、思い出しますか。この10年ほどの間、多くのトップさんを見送ってきたけど、とくに思い出しはしなかったというのに。
つまりそれくらい、違和感に満ちているんだな、新生雪組。わたしにとって。
ショーがはじまってホッとしたのは事実だ。
芝居の、しかも日本物のコム姫を観ているのはけっこーつらかった。いつものきれいなコム姫を観て、胸をなで下ろした。
しかしショーになってようやく、これが「今」の雪組なんだと認識。芝居ならトップ以外主役のバウがあるし、本公演でも持ち味や役の数によって多少変化がある場合もあるから、誰がどんな番手で出ていてもめずらしいことじゃない。
しかしショーとなると。
番手があからさま、ヅカのスターシステムが前面。
コム姫、トップなんですか!!
てなことに、今さらおどろいてみたり。
しかも、かしげ2番手ですか!
こんなにこんなに薄いのにっ?!(いや、髪のことじゃなくて)
な、慣れない……。ここはどこ? わたしはいったい、なにを観ているの?
きれいになったなあ、雪組。
きれいで、きらきらしていて、……薄くなったなああ。
ぱすてるぴんくとか、ぺぱーみんとぐりーんとか、らいといえろーとか、そーゆー感じ?
ああ、きれーだわ……。きれーなだけな気もするが……。
落ち着かないのは、3番手がいないことだと思った。
もー、いまいましいスターシステムめ。システム上等!なら、はっきりさせろよ。いっぽくんなんだろ? 彼が3番手なんだよな? だったらなんで、ちゃんと彼を3番手として使わないんだよ。
しいちゃんに気兼ねするなっ!!
スターシステムによって作られた世界なのに、変に「人情」を絡めて変なキャスティングをする。それで作品を壊す。……本末転倒。人情が大切なら、そもそもスターシステムなんてやめちまえ。
トップのコム姫が出て、次の場では2番手のかしげが出て、またコム姫、かしげ、それから合間に3番手のいっぽくんが若手を率いて出て……てなふーに構成するのがお約束。ヅカの伝統。スターシステム。
それが今回、3番手がいない、決めてはいけない、つーんで、なんともはがゆい作り。
コム姫とかしげ、大忙し。ふたりしかいないんだもん、中央に立っていい男役。しい、いっぽ、キムは「平等に」「学年順に」扱わなくてはいけないから、扱いはデリケート。割れ物注意の赤いシールがベタベタ貼ってある。ああ、うざい。
取り立てて新しさのない「どこかで観たよーな」ショーであるだけに、この落ち着きの悪さが気になった。
衣装がどう、音楽がどう、以前の問題。作者がどう、さえ以前だ。劇団の考え方、ってやつだな……作者も苦労が絶えないだろーよ、こんなのって。
あと、個人的にわたし、コム姫とかしげの並びは好きじゃないのさ。3番手不在のうえ、トップと2番手の並びが好きじゃない、とゆーのは、きついなあ。
かしげ……なんであんたはそんなに健康的なの。せっかくせっかく、コム姫と絡んで踊っても、心は冷めるばかり……しくしく。
コムもかしげも、もっとくどい男らしい男の隣に配してください。たのんます。
とにかくきれーで、「とにかく歌います」の音神6人組と、「とにかく踊ります」のコム姫以下組子のみなさんが、とにかくがんばっているショー。
とりあえず、わたしは好き。出演者のひとりずつが好きで、きれーなものが好きだから。
出演者のファンなら、もっと好きになれるだろーし、そうでなければたのしくないレベルの作品だろうさ。
わたしのネックは、ひとりずつが好きでも、並びが好きじゃない、ということなんだよなー。うーん、微妙だ。
「コムちゃん、歌うまくなったねえ」
と、WHITEちゃんが言っていた。
え? そ、そうなの? ……そうかもしれない。でも、わたし。
「ごめん、わたしのアタマの中はハマコ仕様にシフトチェンジされたみたいで。コム姫が歌うたびに、つらくてつらくてしょーがなかった」
かしげはいい。りらちゃんもいい。しいちゃんだって、まだいいさ。ただ、コム姫の歌は……つ、つらい。
どうも今回の公演ではわたし、ずっぽりハマコファンらしい。や、もともと好きだけど、今回は特に。ショーでもハマコばかり見ていたよ。
だもんで、耳もうるさくなってたみたいね。『聖なる星の奇蹟』だっけ? 宙組の。あれで水くんの歌が平気だったこの耳が、なんでコム姫の歌がだめだなんてワガママ言うの。それはやはり、ハマコ仕様になっているせいとしか……。
「とりあえず、もっぺん観てもいいなあ」
「もっぺん観たいねえ」
と、わたしとWHITEちゃんは所詮出演者のファンなのだ。なにを言っても。
つーことで、ショーはよかったです。わたしにとって。
しいちゃんが短いとはいえ1場面もらってるんだ、好きに決まっているだろう(笑)。
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