舞台のケロが小さく見えないってのは、バランスが取れてるからなんだろーなー、と、WOWOWの『うたかたの恋』を見ながら思う。(昨日の話題をまだ引きずっているのだ・笑)
 ケロのスタイルがいいとは、特別思ったことがないけれど、たった167cmの身長(トウコやきりやんと同じ身長)で、「顔でかっ」と思わないってことは、身長の割には小顔なんだろー、とか。身長の割に手足が長いんだろー、とか、やはりあのでかい手は好みだよなー、と、いかん、どんどん「うっとりファンモード」で見ているぞっ。

 しかし、マミさんのルドルフ役って、どうよ……。アンドロイドみたいだ……。嘘くせぇ(笑)。
 それはそれで愉快だけど、「『うたかたの恋』のルドルフ」ぢゃねーよーなー、マミさんは。

          ☆

 ひさしぶりに、道に迷った。

 そのときわたしは「タイムスリップ昭和!」と言うべき、淡路の商店街にいた。めったに行かないんだけど、たまにいくと目眩がするほど前世紀。
 目当ての買い物ができず、意気消沈。
 そこへ母からのTEL。
「今どこ? 荷物運ぶの手伝って欲しいんだけど」
「今、淡路。これから帰るとこ」
「じゃあそのままこっちへ寄ってよ、江坂にいるから」
「わかった」
 安請け合いしたはいいが。

 江坂? 江坂だと?

 今いるところから江坂って、どう行けばいいんだ?

 ちなみにわたしは、自転車だ。
 江坂に行くためのいちばんメジャーな橋は、たしか車専用。自転車は通行できない。
 んじゃ別ルートだな。

 別ルートって?
 知らねえよ、そんなもん。
 
 大阪市から隣の吹田市に行くには、大きな川を越えなければならない。淡路から江坂に行くには、JRと阪急の線路を越えなければならない。
 阪急はともかく、JR。
 貨物も通っている、広大な線路群。
 どうやったら渡れるんだ??

 ……迷いました。
 ええ。

 方角のアタリだけつけて走っていたら、謎な場所へ。
 ここはどこーォっ?!

 道を聞こうにも中小工場地帯、土曜日の午後には人っこひとりいやしねえ。
 目の前の広大な線路群を向こう岸に渡るためには、右左どちらへ行けばいいんですか? つーか、何キロ走ったら渡れる道があるの? 行きたい方向に道がありません!!

 ぜえぜえ。

「ずいぶん遅かったわねー。直線コースで言えば近いのに」
 と、ママン。
 懸命にやってきた娘に対して、ボケたことを言ってくれる。
 そうね、地図で見れば大したことないわね。地図に定規で線を引けばね。
 でも現実には道ってもんがあって、それは個人の都合だけでのびていないのよ。
 川と線路を渡るために、どれだけ遠回りしたと思うよ?!

「いい運動になってよかったじゃない。……あ、手袋買ってあげようか?」
 いりません、ママン。180円のカラー軍手なんて。

 またしても母が「自分の自転車だけでは運びきれない」ほど買った、花の苗と土を載せて、母と娘の2台の自転車は、よろよろと紅葉美しい江坂の街を走りました。

 

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