それは、ふたりだけの世界。@ケロちゃんトークショー
2002年10月19日 タカラヅカ 『スターの小部屋』を見て不思議だったこと。
『長すぎた春』(パラフレーズ)の、ワタル医師がケロ記者に金を渡そうとするシーンだ。
練習風景では、ケロの手に金を押しつけてるんだよね。なのに何故か、初日はワタルがケロを抱き寄せて服の中に手を突っ込んでいる。
『スタ小部』の映像だけでもあきらかにちがう2パターンがあるわけだよ、あのシーン。
あと、初日以外の日では、ワタさんてばケロには一切触れずに服のポケットにうまく金だけすべりこませたりしている。
ここの演出はどうしてこんなに変化があるのか。お稽古では手に握らすだけなのに、なんで初日は抱き寄せて服の中をまさぐることになったのか。
聞いてみました。
ケロちゃんのトークショーで。
こーゆー催しでは恒例でしょう、スターさんへの質問コーナーにて。
ケロちゃん、わたしの質問にきょとんとしてました。
つーのもこの人、おぼえてないそーです、初日に抱き寄せられたこと。
ついでに、ワタさんとの密着度がどんどん減っていることも。
まったく無自覚。
あのシーンはワタルくんとのふたりだけの世界。ケロ記者のいちばんの見せ場であるため、毎回緊張で舞い上がっている模様。どーすればいちばんいいか、ワタルくんとふたり、試行錯誤の日々。毎回ちがうことをやっているそうな。
「なんで触らなくなったのか?」
という大意の質問に、ケロちゃんは
「触りたくないってわけじゃない」
と熱弁。
たまたま、触らなくなっているだけなんだそーだ。
んじゃ、わたしの言うべきことはひとつ。
「好きだったんです、あの抱き寄せシーン」
「わかりました、伝えておきます」
伝えるって、ワタさんに? んじゃワタさんまた、ケロちゃんのこと抱きしめて(パラフレーズ)くれるのかしら。
「東京公演の初日をお楽しみに」
と、すかさず対談相手の小山女史。
た、たのしみにしていいのか?! いいのか、ケロ?!
とゆーことで、行ってきました、『千里朝日阪急ビル10周年記念「私と宝塚」講演会』、出演・汐美真帆、対談相手・小山乃里子。
前もって会場に問い合わせたの、席はどうなってるのかって。そしたら先着順の自由席だという。
はあ? タカラヅカだよ? ヅカのスター呼んでおいて、先着順? バカじゃないの、主催者。と、思いました、正直なとこ。
「じゃ、朝から並びに行った方がいいですかね」
とわたしが言うと、電話口の男性はびびった声を出していた。
「そんなことをしなくても、全員坐れます」
誰がそんな話をしている。
「でも先着順ってことは、いい席で見たかったら、死ぬ気で早く来いってことですよね?」
「そ、それは……そういうことになりますけど……」
「んじゃ朝からかなあ」
「あ、あの、あまり早く来られるとこちらも……できればもう少し……」
心配しなくても、朝は星組のチケット発売日だから行かないよ。でもさ、いちおーオドシはかけておくかなと。準備不足で事故があってもいやだからさ。
つーことで、3時に行きました。開演は6時半なんだけど。
もちろん、すでに多くの人が並んでいました。200人限定の催しだから、数はしれているけど。
並ぶことは苦じゃない。ミニパソ持参だったんで、いくらでも時間はつぶせる。原稿書いてればいいわけだし。
……つらかったのは、雰囲気。
そこにいる人、全員知り合い状態。
みんなFCの人っぽかった。来る人来る人顔見知りらしくて、みーんなそれぞれ挨拶しあうわけさ。
わたしだけ。
誰も知り合いがいない。
そりゃそうか。雨の中を3時間も前に並びに来るほどケロが好きなら、ふつーFCに入ってるよな……。
連れのクリスティーナさんは、開場ぎりぎりに現れた。マイペースな彼女に、席取りのために早く来いとは言わなかった。だってわたし、たとえひとりでも席取りしたもの。わたしがしたいのだから、ひとりでするよ。連れをつきあわせようとは思わなかった。クリスティーナさんにはその日予定もあったことだしね。
んで、そこそこの席をGET。
たのしく拝聴しました。
なにしろタイトルが「私と宝塚」。
なにを話すんだろうと思ってたんだけど……。
思いっきり、雑談でした。
次々と脱線しまくる……。
いやあ、いろんなこと話してたなー。
わたし録音とかもしないから、ライヴ一発、その場で聞いておしまい、なのよねー。
印象的だったのは、ケロの一人称が「わたくし」だったことかしらね。ずーっと「わたくし」、ときどき「あたくし」なのよね(笑)。
ゆーひちゃんに誘われて、わかりもしないジャンルのライヴに出かけていく件が愉快でした。小山さんに用意してもらったチケットで、ゆーひはもともとみえちゃんと行くはずだったがみえちゃんの都合がつかなくなり、その場しのぎでケロを誘ったらしい。
待ち合わせ場所に「男が二人立っていたのでおどろいた」と、小山女史。男ふたり……ケロとゆーひね(笑)。
そして、そのジャンルについて知識皆無のケロは小山女史をあきれさせることになった。
……よく行ったな、ケロ……。ゆーひちゃんだから?(笑)
いやこれは、ゆーひに言うべきか、よくケロを誘ったな、ケロだからか? と(笑)。
テレビに音楽、得意料理、『長すぎた春』やファッションショーの裏話、と内容いろいろ。よく喋る。小山女史相手にツッコミまで入れてるしな、ケロ。
FCに入っていないわたしとしては、こういう初心者向けで広く浅い内容がとても助かる。お茶会だと会に継続出席している人用のトークになるからね、もちろん。
んで、最後の10分で、突然質問コーナー。小山さんが機転を利かせたって感じ。
ケロに質問がある人、いたら手を挙げて〜〜。
……挙げてしまいました。はっはっはっ。
公演裏話聞いてて、どーしても聞いてみたくなったのさ〜。
わたしの腐った質問に答えてくれたあと、ケロちゃんはまたしても、「あの役はわたしとワタルさんとさららんで、三角関係なんです」という、いつもの話(笑)をはじめました。舞台袖ではそりゃーもー、熾烈な戦いがあるとかないとか。
「秘密なんで、くわしくは言えないんですけど」……って、そこを聞きたいよ。もう一度質問していいなら、くわしく聞きたかった。
トークショーが終わったあと、クリスティーナさんがつぶやいた。
「わたし、目がおかしいのかな。ケロちゃんがとってもきれいに見えた」
……それがファンの台詞か、おい(笑)。
「安心しろ、わたしもきれいに見えた」
「見えたよねえ?」
「きれいだよねー」
だいたい、テレビ映りが最悪なんだって。あと、写真もな。芸能人としてそれはどうかと思うが。
生はきれいだよね。ね?
めったに人をほめないWHITEちゃんも、この間のファッションショーの出待ちのとき、「美人じゃん」とほめてたし。
クリスティーナさんとは、その昔『アリスの招待状』で共に出待ちをした以来なんだよね、生ケロ。
あのころわたしはビデオ撮りにハマっていたんだよな。はじめて生で見るケロをビデオカメラで追いながら、「ぜんぜんマシだよ!」「ぜんぜんマシ! 思ってたよりぶすじゃない!」と、クリスティーナさんとふたり、超絶失礼なことをつぶやいていた。(そしてそれが、ビデオに残っている……)
だってほら、『大上海』でケロにハマったのはいいけど、家に帰って見た『おとめ』の写真が最悪だったからさ……すげーぶすなんだと覚悟決めて出待ちしたんだもんよ……。もちろん、どんなにぶすだったとしても、わたしたちの愛が冷めることはないという自信のもとでだ。
そんな歴史があるもんだからさ。クリスティーナさんはケロを美しく見てしまう自分の目に疑問を持ったらしい。これがあばたもえくぼというやつなのかと。
安心してくれ、わたしもだ!! あばたもえくぼ上等!!
そしてさらにクリスティーナさんは、ひとこと。
「まさか緑野さん、手を挙げるとは思わなかったよ……」
安心してくれ、わたしだって思わなかった(笑)。
『長すぎた春』(パラフレーズ)の、ワタル医師がケロ記者に金を渡そうとするシーンだ。
練習風景では、ケロの手に金を押しつけてるんだよね。なのに何故か、初日はワタルがケロを抱き寄せて服の中に手を突っ込んでいる。
『スタ小部』の映像だけでもあきらかにちがう2パターンがあるわけだよ、あのシーン。
あと、初日以外の日では、ワタさんてばケロには一切触れずに服のポケットにうまく金だけすべりこませたりしている。
ここの演出はどうしてこんなに変化があるのか。お稽古では手に握らすだけなのに、なんで初日は抱き寄せて服の中をまさぐることになったのか。
聞いてみました。
ケロちゃんのトークショーで。
こーゆー催しでは恒例でしょう、スターさんへの質問コーナーにて。
ケロちゃん、わたしの質問にきょとんとしてました。
つーのもこの人、おぼえてないそーです、初日に抱き寄せられたこと。
ついでに、ワタさんとの密着度がどんどん減っていることも。
まったく無自覚。
あのシーンはワタルくんとのふたりだけの世界。ケロ記者のいちばんの見せ場であるため、毎回緊張で舞い上がっている模様。どーすればいちばんいいか、ワタルくんとふたり、試行錯誤の日々。毎回ちがうことをやっているそうな。
「なんで触らなくなったのか?」
という大意の質問に、ケロちゃんは
「触りたくないってわけじゃない」
と熱弁。
たまたま、触らなくなっているだけなんだそーだ。
んじゃ、わたしの言うべきことはひとつ。
「好きだったんです、あの抱き寄せシーン」
「わかりました、伝えておきます」
伝えるって、ワタさんに? んじゃワタさんまた、ケロちゃんのこと抱きしめて(パラフレーズ)くれるのかしら。
「東京公演の初日をお楽しみに」
と、すかさず対談相手の小山女史。
た、たのしみにしていいのか?! いいのか、ケロ?!
とゆーことで、行ってきました、『千里朝日阪急ビル10周年記念「私と宝塚」講演会』、出演・汐美真帆、対談相手・小山乃里子。
前もって会場に問い合わせたの、席はどうなってるのかって。そしたら先着順の自由席だという。
はあ? タカラヅカだよ? ヅカのスター呼んでおいて、先着順? バカじゃないの、主催者。と、思いました、正直なとこ。
「じゃ、朝から並びに行った方がいいですかね」
とわたしが言うと、電話口の男性はびびった声を出していた。
「そんなことをしなくても、全員坐れます」
誰がそんな話をしている。
「でも先着順ってことは、いい席で見たかったら、死ぬ気で早く来いってことですよね?」
「そ、それは……そういうことになりますけど……」
「んじゃ朝からかなあ」
「あ、あの、あまり早く来られるとこちらも……できればもう少し……」
心配しなくても、朝は星組のチケット発売日だから行かないよ。でもさ、いちおーオドシはかけておくかなと。準備不足で事故があってもいやだからさ。
つーことで、3時に行きました。開演は6時半なんだけど。
もちろん、すでに多くの人が並んでいました。200人限定の催しだから、数はしれているけど。
並ぶことは苦じゃない。ミニパソ持参だったんで、いくらでも時間はつぶせる。原稿書いてればいいわけだし。
……つらかったのは、雰囲気。
そこにいる人、全員知り合い状態。
みんなFCの人っぽかった。来る人来る人顔見知りらしくて、みーんなそれぞれ挨拶しあうわけさ。
わたしだけ。
誰も知り合いがいない。
そりゃそうか。雨の中を3時間も前に並びに来るほどケロが好きなら、ふつーFCに入ってるよな……。
連れのクリスティーナさんは、開場ぎりぎりに現れた。マイペースな彼女に、席取りのために早く来いとは言わなかった。だってわたし、たとえひとりでも席取りしたもの。わたしがしたいのだから、ひとりでするよ。連れをつきあわせようとは思わなかった。クリスティーナさんにはその日予定もあったことだしね。
んで、そこそこの席をGET。
たのしく拝聴しました。
なにしろタイトルが「私と宝塚」。
なにを話すんだろうと思ってたんだけど……。
思いっきり、雑談でした。
次々と脱線しまくる……。
いやあ、いろんなこと話してたなー。
わたし録音とかもしないから、ライヴ一発、その場で聞いておしまい、なのよねー。
印象的だったのは、ケロの一人称が「わたくし」だったことかしらね。ずーっと「わたくし」、ときどき「あたくし」なのよね(笑)。
ゆーひちゃんに誘われて、わかりもしないジャンルのライヴに出かけていく件が愉快でした。小山さんに用意してもらったチケットで、ゆーひはもともとみえちゃんと行くはずだったがみえちゃんの都合がつかなくなり、その場しのぎでケロを誘ったらしい。
待ち合わせ場所に「男が二人立っていたのでおどろいた」と、小山女史。男ふたり……ケロとゆーひね(笑)。
そして、そのジャンルについて知識皆無のケロは小山女史をあきれさせることになった。
……よく行ったな、ケロ……。ゆーひちゃんだから?(笑)
いやこれは、ゆーひに言うべきか、よくケロを誘ったな、ケロだからか? と(笑)。
テレビに音楽、得意料理、『長すぎた春』やファッションショーの裏話、と内容いろいろ。よく喋る。小山女史相手にツッコミまで入れてるしな、ケロ。
FCに入っていないわたしとしては、こういう初心者向けで広く浅い内容がとても助かる。お茶会だと会に継続出席している人用のトークになるからね、もちろん。
んで、最後の10分で、突然質問コーナー。小山さんが機転を利かせたって感じ。
ケロに質問がある人、いたら手を挙げて〜〜。
……挙げてしまいました。はっはっはっ。
公演裏話聞いてて、どーしても聞いてみたくなったのさ〜。
わたしの腐った質問に答えてくれたあと、ケロちゃんはまたしても、「あの役はわたしとワタルさんとさららんで、三角関係なんです」という、いつもの話(笑)をはじめました。舞台袖ではそりゃーもー、熾烈な戦いがあるとかないとか。
「秘密なんで、くわしくは言えないんですけど」……って、そこを聞きたいよ。もう一度質問していいなら、くわしく聞きたかった。
トークショーが終わったあと、クリスティーナさんがつぶやいた。
「わたし、目がおかしいのかな。ケロちゃんがとってもきれいに見えた」
……それがファンの台詞か、おい(笑)。
「安心しろ、わたしもきれいに見えた」
「見えたよねえ?」
「きれいだよねー」
だいたい、テレビ映りが最悪なんだって。あと、写真もな。芸能人としてそれはどうかと思うが。
生はきれいだよね。ね?
めったに人をほめないWHITEちゃんも、この間のファッションショーの出待ちのとき、「美人じゃん」とほめてたし。
クリスティーナさんとは、その昔『アリスの招待状』で共に出待ちをした以来なんだよね、生ケロ。
あのころわたしはビデオ撮りにハマっていたんだよな。はじめて生で見るケロをビデオカメラで追いながら、「ぜんぜんマシだよ!」「ぜんぜんマシ! 思ってたよりぶすじゃない!」と、クリスティーナさんとふたり、超絶失礼なことをつぶやいていた。(そしてそれが、ビデオに残っている……)
だってほら、『大上海』でケロにハマったのはいいけど、家に帰って見た『おとめ』の写真が最悪だったからさ……すげーぶすなんだと覚悟決めて出待ちしたんだもんよ……。もちろん、どんなにぶすだったとしても、わたしたちの愛が冷めることはないという自信のもとでだ。
そんな歴史があるもんだからさ。クリスティーナさんはケロを美しく見てしまう自分の目に疑問を持ったらしい。これがあばたもえくぼというやつなのかと。
安心してくれ、わたしもだ!! あばたもえくぼ上等!!
そしてさらにクリスティーナさんは、ひとこと。
「まさか緑野さん、手を挙げるとは思わなかったよ……」
安心してくれ、わたしだって思わなかった(笑)。
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