それでも、愛してる。
2002年6月19日 テレビ なんかモーレツに『シャンゼリオン』が見たくなった。
『仮面ライダー龍騎』で、悪のライダーをやっている萩野崇くんを見ていて。
わたしと彼の出会い作品である『シャンゼリオン』が、見たくて見たくてしょーがなくなった。
実はわたし、持ってるのよね、『シャンゼリオン』のビデオ。全話。
友人のオレンジさんが、市販ビデオ全巻買ったんで、それをダビングさせてもらった。市販ビデオ全巻って、たぶん10万くらいしたはず。太っ腹だわ、オレンジさん。
でもそれも昔のこと。
どこにしまってあったかしら、と、捜索の旅に。
よーやく見つけたビデオは、途中まで見てたまんまなんだろーな、巻き戻されていず、とても半端なところで止まっていた。
まあいいや、とそのまま再生。
24話「人生最悪のナンパ」からだった。
ぐはぁっ!!(吐血)
……って感じ(笑)。
いやあ、すごい番組だ。
バカバカしいっちゅーかなんちゅーか……。
わかってはいたよ。
あまりにもショボイ作品だって。
お金をかけられていないのが丸わかりの、着ぐるみ、人形、大昔の特撮テイスト。背後にピアノ線があるんじゃないかって目をこらしてしまう。
放映は1996年。
でもそれ以上に古い感じ。
制作費がほとんどなくて、音声はすべて後録りだと聞いた。
つまり、映像だけ撮って、あとから声を録音する。俳優たちは、まるでアニメや洋画の吹き替えのように、自分の演じている役の声を自分で吹き替えをしたわけだ。
最初に見たとき、「これ、どこの制作? 香港?」と首を傾げたのは、どーみても日本が舞台なのに、香港映画を見ているような違和感があったからだ。
吹き替えだったからなんだ。わかってびっくり。登場人物、口の動きと台詞が微妙にズレてんだもん。そりゃ変だわ。
そして、映画の吹き替えを旬のタレントやアイドルにさせたとき、「声優って商売が別にあるのは、こういうわけなんだ」と納得するよね?
ふつーにテレビで演技を見てる分には平気なのに、「声」だけだと、なんでみんなあんなにヘタかな!
「声」だけで演技するのって、また別の技術なんだよね。
だから、映画の安直なタレント吹き替えは、ヘタすぎて見ていられない。
それと同じさ。
見てられなかったよ、『シャンゼリオン』。
演技、ヘタすぎ。吹き替え最悪。
画面がショボイ上に、演技もだめだとなると……。
さ、さむい。
さむいよー。
でも。
わたしはやっぱり好きだ。
「人生最悪のナンパ」、おもしろかったよ。ネタの隅々までおぼえてるのに、それでもまた笑ってしまった。
ロケで使われた東京のモンスーンカフェに、ごはん食べに行ったよ……遠い目。
特撮に興味のないわたしが、それでも見てしまったのがこの『シャンゼリオン』だ。
昔見た特撮を逆手に取ったような、確信犯的内容。
子どものころに『仮面ライダー』や『ゴレンジャー』を見ていた人なら、爆笑確実。
子ども心に思ってたもの。
なんでショッカーは幼稚園バスを狙うんだろう。なんで総理大臣になって日本を征服しないんだろう。アメリカの大統領になって核戦争を起こさないんだろう。
小学生でも、疑問を持つよなあ。
そしてこの『シャンゼリオン』。
悪役の暗黒騎士ガウザー様は、東京都知事になった。ちゃーんと立候補して、選挙で勝って(笑)。
なんて正しい悪の組織の怪人なんだっ。
とことんギャグで、声をあげて笑わせてくれるのに。
……あの、最終回。
あれはもう、反則でしょ。
不覚にも泣いちゃったよ。
オレンジさんは、あの最終回を見た途端「ビデオ買おう」と思ったそーだ。10万かかったって、ビデオを揃えよう、と。
今までの、バカ丸出しのおちゃらけストーリーが、すべて、最終回で意味を持つ。そうか、あんなにバカバカしかったのは、しあわせで愉快だったのは、こんなに哀しい現実があったからなんだ……。
油断して見ていただけに、テレビの前でガーガー泣いた……。
とことん、裏切ってくれる番組だ。予測不能。
そーいや当時、友人のミジンコくんが、大真面目な顔で聞いてきたな。
「新聞の番組欄に『シャンゼリオン』っていうのがあったんだけど、どんな話?」
特撮だよ。変身ヒーローもの。
「でもね、あたしが見たときのタイトル名、“サバじゃねえ!”だったんだけど。変身ヒーローもので、“サバじゃねえ!”の巻、って、いったいどんな番組??」
爆笑。ウケました。
そ、そーだね、ミジンコくん。ふつーなにかと思うよな、いかにも特撮な番組名の下に「サバじゃねえ!」と書かれてたら。
いや、そーゆー番組だったんだよ。
特撮ヒーローものなのに、「サバじゃねえ!」(笑)。
そして当時。
暁と速水、どっちが受かで悩んだなー。(あ、暗黒騎士ガウザー様こと、黒岩都知事は受。これは迷いナシ)
『仮面ライダー龍騎』で、悪のライダーをやっている萩野崇くんを見ていて。
わたしと彼の出会い作品である『シャンゼリオン』が、見たくて見たくてしょーがなくなった。
実はわたし、持ってるのよね、『シャンゼリオン』のビデオ。全話。
友人のオレンジさんが、市販ビデオ全巻買ったんで、それをダビングさせてもらった。市販ビデオ全巻って、たぶん10万くらいしたはず。太っ腹だわ、オレンジさん。
でもそれも昔のこと。
どこにしまってあったかしら、と、捜索の旅に。
よーやく見つけたビデオは、途中まで見てたまんまなんだろーな、巻き戻されていず、とても半端なところで止まっていた。
まあいいや、とそのまま再生。
24話「人生最悪のナンパ」からだった。
ぐはぁっ!!(吐血)
……って感じ(笑)。
いやあ、すごい番組だ。
バカバカしいっちゅーかなんちゅーか……。
わかってはいたよ。
あまりにもショボイ作品だって。
お金をかけられていないのが丸わかりの、着ぐるみ、人形、大昔の特撮テイスト。背後にピアノ線があるんじゃないかって目をこらしてしまう。
放映は1996年。
でもそれ以上に古い感じ。
制作費がほとんどなくて、音声はすべて後録りだと聞いた。
つまり、映像だけ撮って、あとから声を録音する。俳優たちは、まるでアニメや洋画の吹き替えのように、自分の演じている役の声を自分で吹き替えをしたわけだ。
最初に見たとき、「これ、どこの制作? 香港?」と首を傾げたのは、どーみても日本が舞台なのに、香港映画を見ているような違和感があったからだ。
吹き替えだったからなんだ。わかってびっくり。登場人物、口の動きと台詞が微妙にズレてんだもん。そりゃ変だわ。
そして、映画の吹き替えを旬のタレントやアイドルにさせたとき、「声優って商売が別にあるのは、こういうわけなんだ」と納得するよね?
ふつーにテレビで演技を見てる分には平気なのに、「声」だけだと、なんでみんなあんなにヘタかな!
「声」だけで演技するのって、また別の技術なんだよね。
だから、映画の安直なタレント吹き替えは、ヘタすぎて見ていられない。
それと同じさ。
見てられなかったよ、『シャンゼリオン』。
演技、ヘタすぎ。吹き替え最悪。
画面がショボイ上に、演技もだめだとなると……。
さ、さむい。
さむいよー。
でも。
わたしはやっぱり好きだ。
「人生最悪のナンパ」、おもしろかったよ。ネタの隅々までおぼえてるのに、それでもまた笑ってしまった。
ロケで使われた東京のモンスーンカフェに、ごはん食べに行ったよ……遠い目。
特撮に興味のないわたしが、それでも見てしまったのがこの『シャンゼリオン』だ。
昔見た特撮を逆手に取ったような、確信犯的内容。
子どものころに『仮面ライダー』や『ゴレンジャー』を見ていた人なら、爆笑確実。
子ども心に思ってたもの。
なんでショッカーは幼稚園バスを狙うんだろう。なんで総理大臣になって日本を征服しないんだろう。アメリカの大統領になって核戦争を起こさないんだろう。
小学生でも、疑問を持つよなあ。
そしてこの『シャンゼリオン』。
悪役の暗黒騎士ガウザー様は、東京都知事になった。ちゃーんと立候補して、選挙で勝って(笑)。
なんて正しい悪の組織の怪人なんだっ。
とことんギャグで、声をあげて笑わせてくれるのに。
……あの、最終回。
あれはもう、反則でしょ。
不覚にも泣いちゃったよ。
オレンジさんは、あの最終回を見た途端「ビデオ買おう」と思ったそーだ。10万かかったって、ビデオを揃えよう、と。
今までの、バカ丸出しのおちゃらけストーリーが、すべて、最終回で意味を持つ。そうか、あんなにバカバカしかったのは、しあわせで愉快だったのは、こんなに哀しい現実があったからなんだ……。
油断して見ていただけに、テレビの前でガーガー泣いた……。
とことん、裏切ってくれる番組だ。予測不能。
そーいや当時、友人のミジンコくんが、大真面目な顔で聞いてきたな。
「新聞の番組欄に『シャンゼリオン』っていうのがあったんだけど、どんな話?」
特撮だよ。変身ヒーローもの。
「でもね、あたしが見たときのタイトル名、“サバじゃねえ!”だったんだけど。変身ヒーローもので、“サバじゃねえ!”の巻、って、いったいどんな番組??」
爆笑。ウケました。
そ、そーだね、ミジンコくん。ふつーなにかと思うよな、いかにも特撮な番組名の下に「サバじゃねえ!」と書かれてたら。
いや、そーゆー番組だったんだよ。
特撮ヒーローものなのに、「サバじゃねえ!」(笑)。
そして当時。
暁と速水、どっちが受かで悩んだなー。(あ、暗黒騎士ガウザー様こと、黒岩都知事は受。これは迷いナシ)
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